- 聖岳・兎岳縦走!百間洞山の家南アルプステント泊縦走について
- 南アルプス南部4泊5日テント泊縦走の記録
- 聖岳・兎岳・百間洞山の家縦走の日程・天候・メンバー・アクセス
- コースタイム(聖岳・兎岳縦走!百間洞山の家小屋泊)
- コース・高低差(南アルプス南部4泊5日縦走)
- 山行写真(聖岳・兎岳縦走!百間洞山の家小屋泊)
- 百間洞山の家(宿泊料・水場・トイレ)について
- まとめ
聖岳・兎岳縦走!百間洞山の家南アルプステント泊縦走について
そんな感じで昨日に引き続き、南アルプス南部縦走のパート3は、聖平小屋~小聖岳~前聖岳~奥聖岳~聖岳~兎岳~小兎岳~中盛丸山~百間洞山の家になります!
今回のパート3につきましても、天気予報が大はずれし、想定外の悪天候に阻まれて非常にキツイ一日になりました・・・。
天気予報と私の記憶ほど当てにならないものはないよな~と改めて実感した1日になりました(笑)
あまりにも天気が悪く、写真撮影もままならない感じだったもの、今回の南アルプス南部縦走パート3につきましても、写真少な目でございます・・・。
今回のパート3で歩く聖岳・兎岳周辺も、天気が良いと南アルプスの絶景が広がる縦走路なだけに、勿体無い一日でした。
こんな一日になりました!
南アルプス南部4泊5日テント泊縦走の記録
パート1(スタート)は下記になります!
易老渡から入山して、光岳~光岳小屋でテント泊した記録になります。
パート2(光岳小屋~上河内岳~聖平小屋編)は下記になります!
光岳小屋から出発し、茶臼岳~上河内岳・聖平小屋でテント泊した記録になります。
聖岳・兎岳・百間洞山の家縦走の日程・天候・メンバー・アクセス
登った日:8月13日(水) ~ 8月17日(日)
天 候:8/15(金)霧雨時々猛風雨
メンバー:私と登山仲間3名の計4名
交通手段:往路はパート1に記載
コースタイム(聖岳・兎岳縦走!百間洞山の家小屋泊)
聖平小屋 4:15 → 5:15 小聖岳 5:55 → 7:13 前聖岳 7:20 → 7:35 奥聖岳 7:37 → 7:56 前聖岳 7:59 →9:02 聖兎コル → 10:00 兎岳避難小屋 10:09 → 10:23兎岳 → 11:10 小兎岳 11:12 → 12:20 中盛丸山 12:22 → 12:36 百間洞下降点 → 13:21 百間洞山の家(小屋素泊り)
コース・高低差(南アルプス南部4泊5日縦走)
※パート3(光岳小屋~上河内岳~聖平小屋)で歩いた区間になります!
山行写真(聖岳・兎岳縦走!百間洞山の家小屋泊)
かなり混雑した聖平小屋を後にし、小聖岳を目指します!
今日のルートは、似たような名前が多く、独りで大混乱に陥ってしまいました( ゚Д゚)
なんでか?
そりゃ~今日は「聖岳祭り」だからでございます。
「聖光小屋」から始まり「聖平小屋」、「小聖岳」、「前聖岳」、「奥聖岳」、今回は行きませんでしたが「東聖岳」もあったりと、しまいには「聖書岳でアーメンを唱えたい!!」と思ってしまた誰かさんです(笑)
ちなみに「聖岳はどれなんだ?」と思い調べてみた結果、「奥聖岳(標高3,013m)」が「聖岳」みたいです。
も~「聖」という漢字に飽き飽きしてしまいました( ゚Д゚)
今日こそ「聖人」になれるかな???と、信仰心がアップした瞬間でした(?)
「聖人」よりも「廃人」の方が私にはシックリしてしまうのが悲しい現実です・・・。
小聖岳手前の森林限界付近の道が結構悪く難儀しましたf^_^;
「信じぬ者は滑り落ちる!!」と、天から聞こえてきそうな悪路でございます。
雨もモリモリ降ったんで、非常に滑ります・・・。
大天使ミカエルが降臨しそうな天気になってきました!!
そして、この辺が森林限界かと思われます。
雨は弱いものの、風が強くてかなり寒くなってきました・・・。
お!ついにお出ましか!!!
おっ!!!晴れるよね?晴れてくれますよね??晴れなきゃ嫌よ!!と、神頼みの時間でした(-∧-)
セラフィム(最高級な天使)の降臨か!?と思わされる幻想的な雲海でございました!
ど~でも良い事なんですが、「天使にも階級」があり、全部で「9階級」あります。
「紫色の帽子(大徳)」や「青色の帽子(大仁)」等を被っているかは分かりませんが、天使も階級社会で色々大変そうですよねf^_^;
期待をさせて一気に突き落とす少しS気質な小聖岳でした(>_<)
風が強くて寒くて寒くて大変でした・・・。
8月でこんなに寒いとは思いませんでした。
真冬に来たら、ひと眠りでアッチの世界へ逝けれそうですよね・・・
こんな凄い環境なのに、力強くて咲き乱れておりました!!
「ド根性リンドウ君」の称号を授けたいと思います♡
標高が高い所で咲いているお花は、生命力モリモリなのが伝わってきますよね~
その元気、私にも分けて欲しいな~っと思ってしまいます。
暴風で雨も降ってきましたが、聖岳(前聖岳)を目指します。
こちらが小聖岳~聖岳間にあるガレの痩せ尾根地帯でございます。
ガスガスだったので高度感はなかったんですが、それなりの痩せ尾根で、風が強かったんで滑落しちゃいそうでしたf^_^;
足元要注意の場所でございます!!
ガレの痩せ尾根を過ぎると一気に勾配がキツくなり・・・。
浮石も多い道になりますので、捻挫や転倒に要注意です。
そして、森林限界で風を遮るものが全くないので、暴風にやられて非常に辛い時間でした。
これだけの暴風に曝されながらの登山は今回が初めてで、一番酷いコンディションだったと思います。
グレーな世界でなんだか分からないけど、ここが聖岳(前聖岳)だと思われます!!
本当に辛い急登で終始涙目でした・・・。
満身創痍かつ、全身ビショビショでアレやソレまでスケスケでございました(?)
聖岳は、日本アルプスの最南端にある3,000m峰でございます。
残念な景色ですが、私は聖岳の山容が大好きで、南アルプスの中でも1,2を争う「お気に入りのお山」でございます♡
また天気の良い日を狙って再訪したいと思っているお山の1つでございます。
聖岳の山頂にオモザックをデポし、折角なんで奥聖岳に行ってみました!
幻想的なガスガスの世界に、足取りも軽く逝ってしまいそうでした(?)
突然「万歳三唱」を始め・・・
この悪天が正気を保つことを困難にさせている感じでした(笑)
きっと、目に見えない天使たちが飛び回っているんでしょうね・・・。
私の周りには「アブ」しか飛んでいないんですが・・・
紫色とは、「高貴なお花」ですね~(´∀`*)
高山植物は、本当に色鮮やかですよね~!!
私の笑顔も高山で鍛えたら、「アオヒゲ」もさらに鮮やかになるんでしょうね!!
純白なその姿を私色に染め上げたい♡そんな妄想をしておりました♬
ここは何処だ!?って感じですが、ガスガスなんでどこを歩いてもガスガスで、何処を撮ってもガスガスでございます。
「ガスバスガス爆発のカス!!!」と叫びたいテンションでした(?)
そんな感じで奥聖岳でございます!
山頂標識がないと、何処なんだか分かりませんよね(笑)
折角なんでアップで奥聖岳をパシャリでございます♡
奥聖岳周辺は、高山植物のチングルマの宝庫でモリモリ咲いておりました。
ただ、登山道から少し離れていたので踏み入るわけにもいかず・・・。
晴天の時に歩けると最高だと思います!!
悪天の時は来るもんじゃございません・・・。
こんな感じの痩せ尾根も有ったりで、滑落・転倒に要注意です!
雪がある時期に滑落しちゃうと・・・想像したくもないですね~
聖岳まで戻り、さらに天候が悪化してきたので早々に百間洞山の家を目指しました。
途中にある兎岳避難小屋でございます。
登山者1名が避難?宿泊してました。
少し狭いので素通りしたんですが、この悪天候なら避難小屋でやり過ごすのも1つの判断だったかな~と今更ながら思ったりします。
ただ、悪天の森林限界より上の世界を歩けて良い修行になりましたし、こんな視界の利かない悪天歩きを経験すればどこでも対応できるかな?と思ったり思わなかったりでございます。
暴風の中、よ~やく小兎岳に到着です・・・。
景色もないので、そうそうに百間洞山の家を目指しました。
いや~~本当に寒いです。
夏のアルプスと言えども、防寒装備は必須でございます。
「こんな悪天の中よく来たわね!?」と言っているようなライチョウがいました!
悪天だからこそライチョウを見ることが出来たのかもしれませんよね!
数話いて、可愛い姿をしばし見せてくれました。
も~写真を撮る余裕もなく・・・。
微妙な写真ですが、あの状況でよく撮ったと自分を褒めてあげたい感じですf^_^;
そんな感じで中盛丸山でございます。
どうせなら、「大盛丸山」の方がメタボリックには嬉しい響きでございます(´∀`*)
それにしても、山頂標識がないと、どこも一緒な感じですよね(笑)
山頂に辿り着い喜びが全くない一枚で思わず笑ってしまいました(笑)
「早く百間洞山の家に辿り着きたい!!」ただそれだけでした。
中盛丸山の山頂から急降下が始まります。
ガスガスですが、道が明瞭なのが救いでございます・・・。
こちらが百間洞山下降点になります。
大変目立ちますので、見落としはないかと思われます!
この悪天なんで、大沢岳は諦めました。
幻想的な景色ですな~とは言えない厳しい時間帯でした(>_<)
無の境地で歩いていると、TJAR(トランスジャパンアルプスレース)の参加者とすれ違いました!!
よくもこの悪天でここまで来ましたよね!!
お互い労をねぎらいお別れいたしました!!
※写真の参加者は、7位だか入賞されたみたいです。
よ~やくお花を撮る余裕が・・・。
森林限界から下に入ると一気に風も弱まり歩きいやすくなってきました!
百間洞山の家(宿泊料・水場・トイレ)について
今回お世話になった百間洞山の家の詳細でございます!
前回に引き続き今回も天候があまりにも悪く、写真を撮るどころの騒ぎではなかったので、百間洞山の家HPより引用させてもらいました。
水場につきましては、小屋の前にモリモリと出ております。
冷たく非常に美味しいお水でした!
百間洞山の家で宿泊ですと、約60人泊まれるそうで、1泊2食で9,000円、素泊まりは6,000円になります。
我々が利用した時は、1泊2日で8,500円、素泊まり5,500円でしたので、500円ほど値上がりしてました。
我々が泊まった時は 、素泊まりが4,500円だったので、1,000円値上がりしたみたいです。
小屋の前に小川が流れ、こちらで沐浴し、一緒に汚れた服を水洗いしました!
凄く冷たい水でビックリだったんですが、流石に縦走3日目なんで「獣臭」が凄く大変でしたf^_^;
当初、百間洞山の家でテント泊のつもりだったんですが、凄い悪天のため断念しました。
テント泊料金は、600円/人で、小屋から結構離れていてテント場は狭いです。(20張も張れないような)
こちらでも強者がいて、土砂降りの中、テント泊をしている方が数名おりました(゚Д゚;)
百間洞山の家の中はこんな感じで、こちらも大賑わいでした。
トイレも綺麗で快適でした!!
まとめ
そんな感じで次回パート4(百間洞山の家~赤石岳~荒川小屋~荒川岳~千枚岳~千枚小屋)に続きます!