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地蔵尾根・姫次・袖平山登山!丹沢屈指の難ルート特集!(前編)

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地蔵尾根紅葉

 

 

丹沢屈指の難ルート地蔵尾根について

丹沢山塊の中でも「難ルート」として名高い「地蔵尾根」を使って山登りしてきました!

 

姫次の落葉松の紅葉も、この時期は素晴らしい景色が広がりますが、そちらもお目手の1つにした感じです。

 

地蔵尾根は、「破線ルート」扱いになっておりまして、「一般登山道」のように歩き易く整備された登山道ではございません。

 

「破線ルート」と言うより「Vルート(バリエーションルート)」の方がシックリくるような道のりなのですが、滑落すると「さような~」になってしまうような場所もあったりと、地蔵尾根は侮れないコースでございます。

 

丹沢山塊の登山道の中でも、「破線ルート」や「Vルート」で上位に入るようなコースなのが「地蔵尾根」でございます。

 

山と高原地図でも「登りでの利用」を勧めてますが、地蔵尾根を下りで使うのは私もお勧めいたしません。

 

地蔵尾根は、滑落すると谷底まで止まらない急斜面もアリ、歩く登山者も少ないので、遭難しても助けがなかなか来ないと思います。

 

暑い時期なら山中で動けなくなってもアレですが、寒い時期ですと致命傷になってしまいます。

 

そんな地蔵尾根ですが、今回は岩登りの師匠であるGさん、Fさんとご一緒させていただき、晩秋の丹沢をのんびり周回してきました!

 

紅葉前線がだいぶ下がっていたのが印象的だったのですが、今回も地味に長いので前・後編の2部作でいきたいと思います!

 

前編は、「地蔵尾根」にスポットを当てて写真多めに記載したいと思います!

 

後編は、丹沢三大急登の1つに数えられている「風巻尾根」にスポットを当てたいと思います!

 

こんな地蔵尾根・姫次・袖平山登山の1日になりました!

 

 

地蔵尾根・姫次・袖平山登山の日程・天候・メンバー・駐車場

登った日:11月12日(日) [日帰り]

天  候:晴れのち曇

メンバー:私含めて3名

交通手段:神ノ川ヒュッテ前にあるゲート前にバイクを駐輪。

※神ノ川ヒュッテに駐車出来ます。300円/日

トイレ:神ノ川ヒュッテ近くに公衆トイレがあります。(無料)

 

今回登った地蔵尾根、姫次、袖平山登山の起点になるのが神之川ヒュッテですが、桧洞丸や大室山登山にも使えますので、非常に便利でございます!

 

しかしながら、神之川ヒュッテは、公共交通機関では行けれないので、そこがネックになります。

 

コースタイム・登山コース標高差(地蔵尾根・姫次・袖平山)

神ノ川ヒュッテゲート前登山口 7:09 → 7:17 矢駄尾根登山口 → 7:24 孫右衛門谷ゲート(仮) → 8:03 広河原入口 8:06 → 8:19 岩水沢出合 8:30 → 9:00 馬酔木平 9:01 → 10:21 地蔵尾根 10:22 → 10:50 地蔵岳(地蔵ノ頭) 10:52 → 11:44 地蔵平道標

 

今回の地蔵尾根・姫次・袖平山登山のコースタイムになります!

 

神之川ヒュッテから地蔵尾根まで、結構コースタイムが掛かりますので、余裕を持った計画で臨んでください!

 

特に雨の降った後ですと、川が増水し徒渉に時間が掛かってしまうと思います。

 

登山のコース・標高差(神ノ川ヒュッテ~姫次~袖平山)

神ノ川ヒュッテ~地蔵尾根の登山ルート

 こちらが前編で歩いた神ノ川ヒュッテ~地蔵尾根の登山ルート・コース標高差になります!

 

標高差のとおり、地蔵尾根は急登が続き白目になるルートになります!

 

地蔵尾根、姫次、袖平山登山の周回の場合、ルートの距離こそ短いですが、難ルートなだけあって達成感がモリモリになる登山コースだと思います!

 

< 登山口がある神ノ川ヒュッテ付近の地図 >

 地蔵尾根・姫次・袖平山登山の起点になる神ノ川ヒュッテの地図になります!

 

駐車場・トイレもあるので登山するのに便利です!

 

 

地蔵尾根登山の様子と登山口(取付地点)までの写真

屈指の難ルート地蔵尾根を登る

今日は、3人で丹沢屈指の難ルート地蔵尾根を登りたいと思います!

ま~「難ルート」と言っても、ザイルも必要ありませんし、山登りに慣れた方なら難しくないコースです。

 

 

地蔵尾根の登山口(取付地点)へ向かう途中の滝

地蔵尾根の登山口(取付地点)へ向かう途中に綺麗な滝が見えてきました!

お二方は、ど~やって滝を登るかを一生懸命考えておりました。

多分、山登りというよりも沢登りをしたかったんでしょうね~(笑)

岩登りが大好きなお二方なので、納得な会話の内容でした!

 

 

神ノ川ヒュッテ周辺の紅葉

神ノ川ヒュッテ周辺の紅葉が旬を迎えておりました!

いや~とても綺麗でした!

今月末には散ってしまいそうですね~・・・。

 

 

素敵なお山

名前を忘れてしまった素敵なお山が鎮座しておりました(笑)

(笑) ← を付ければすべて許されると思っている誰かさんでございます。

世の中そんなに甘くないですよね~~

 

 

神ノ川の紅葉

神ノ川の紅葉が良い感じに色付いておりました!!

 

 

神ノ川の山腹の紅葉

地味に高度感ある林道歩きになるのですが、それでも山腹の紅葉に癒されました!

標高1,000m前後が紅葉の見頃で、それ以上になると落葉している木が多かったです。

も~山の上は初冬の雰囲気がモリモリでした。

 

 

風巻尾根袖平山

後で下ってくる「風巻尾根」です!

左のモッコリが風巻ノ頭で、右のピークが袖平山になります。

風巻尾根は、「丹沢三大急登の1つ」に数えられている尾根になります。

昔「登り」で使ったことがあるのですが、白目指数が非常に高い尾根歩きになりました。

こちらについては、後編で取り上げたいと思います!

 

 

風巻尾根袖平山紅葉

赤い色を見ると、ついつい飛び込んでしまいたくなるのは、何かの病気ですかね?(笑)

 

 

神ノ川も雰囲気が良く秘境感溢れる所

 上の方が落葉しておりますが、それでも川のそばの紅葉が見頃でした!

神ノ川も雰囲気が良くて、秘境感溢れる所ですよね~!

 

広河原地蔵尾根降下地点

犬越路方面に林道を進んでいくと、こちらの看板が左手に見えてきます。

こちらが「広河原」への降下地点になります。

真っすぐ進むと右手(西)に進む踏み跡があるのですが、そちらは「源蔵尾根」「檜洞丸北尾根」への踏み跡ですので、地蔵尾根に行く場合は左手に進みます。

 

 

地蔵尾根階段

真っすぐ行くと途中で行き止まりな感じになりますので、そこを左手に進むと写真に写る階段が見えてきます。

苔が滑るので注意してください!

 

 

アザミ

 スーパーマリオの土管から火を噴くあいつにそっくりですね(笑)

 

 

蔵尾根の入口付近砂防ダムの写真

振り返っての地蔵尾根の入口付近の写真です。

階段を下りると写真に写る砂防ダムがありますので、右岸(上流を見て左手)に進む(渡渉)感じになります。

 

 

地蔵尾根の取付地点南方向

広河原に降り立った写真です。

地蔵尾根の取付き地点は、降り立ったら右手(南方向)に進んでいきます!

 

 

地蔵尾根の取付地点石がゴロゴロ

 石がゴロゴロしていて歩き難いです・・・。

お金落ちていないかな?と、集中して歩いていた時間帯でした(笑)

 

 

地蔵尾根のマーキング

 上流に進むと左手に地蔵尾根のマーキングが見えてきます。

右岸(上流を見て左)に行かなければならないのですが、地味に増水していて石伝いに渡るのが難しく・・・。

 

 

地蔵尾根徒渉

脚がも~少し長ければ・・と、後悔の嵐でした(>_<)

水が綺麗なのが救いなのですが、残念ながら待っていた「桃」流れてきませんでした・・・。

 

 

地蔵尾根の取付地点(登山口)

こちらが地蔵尾根の取付地点(登山口)です!

これでもか!!!ってくらいマーキングがモリモリ施されておりました。

多分、気分はクリスマスだったんでしょうね~(?)

 

 丹沢屈指の難ルート!地蔵尾根・地蔵岳・地蔵平登山の様子

丹沢屈指の難ルート地蔵尾根・地蔵岳・地蔵平登山道

地蔵尾根は、いきなり急登でお出迎えしてくれます!

心臓に生えた毛が一気に抜けますので要注意です!!

 

 

地蔵尾根を示す看板

入口にあった地蔵尾根を示す看板です!

「尾根」の漢字が出てこなかったんでしょうね~・・・。

その気持ち、痛いほど良く分かります!!(笑)

 

 

地蔵尾根丹沢屈指の難ルート

地蔵尾根は、かなり急な道なのですが、ロープもしっかりと設置されてますので、アスレチック感覚で登ることが出来ます!

 いや~丹沢屈指の難ルートに相応しい感じになってきました!

 

 

地蔵尾根で怖いのが落石

そして地蔵尾根で怖いのが「落石」になります。

非常に不安定な岩が多く、チョットした衝撃で直ぐに落石をおこしてしまいます。

落石を「貰わない!」、「与えない!」精神で登りたい箇所でございます!

 

 

地蔵尾根浮石

写真だと伝わらないと思うのですが、地蔵尾根はかなりの急登でございます。

そして浮石が多くて歩き難いです。

 

 

地蔵尾根滑落注意

落ち葉が堆積した所のトラバースもあったりで、油断なりません!

写真だとアレですが、滑落すると下まで(川)落ちてしまいそうな箇所があります。

落石もそうですが、地蔵尾根は滑落にも十分注意して登ってください!

 

 

地蔵尾根破線ルート

 似たような景色が続きますが、急登ですのでモリモリと標高を稼げるのが救いですね~

地蔵尾根は、破線ルートですが、かなり険しいので「Vルート」でも良いような気がするのは私だけでしょうかね!?

 

 

馬酔木平地蔵尾根の核心部

よ~~やく馬酔木平らに到着しました!

ここまでくれば丹沢屈指の難ルート地蔵尾根の核心部は終了です!!

一息するにはちょうど良い平地なので、休憩にお勧めでございます!!

 

 

地蔵尾根の紅葉も美しい

地蔵尾根の紅葉も美しく、ウットリ♡の連続でした(´∀`*) 

 

 

地蔵ノ頭を目指し進む

地蔵ノ頭を目指して進むと、落ち葉が滑っていやらしい箇所が出てきます。

 

 

滑落注意斜面

滑落しても死ぬ事はなさそうですが、それでも痛そうだな~と思える斜面でした。

単独だと、チョットした怪我でも遭難しちゃいますので気を付けないとですよね!

 

 

地蔵岳周辺のピーク謎の剣

地蔵岳周辺のピークにある謎の剣でございます!

地蔵尾根の名物と呼んでも良い剣なのですが、なんでここにあるのでしょうかね!?

非常に謎に包まれた剣でございます・・・。

ちなみに抜く事が出来るのですが、「変なおじさん」や「デビル」が出てきても怖いので、チャンと元の場所に刺しておいてくださいね!(笑)

 

 

地蔵岳から地蔵平を目指していくと痩せ尾根

地蔵岳から地蔵平を目指していくと痩せ尾根があったりします。

高度感もそこそこあるので、チびらないように気を付けてください!

 

 

地蔵平姫次や袖平山が見えている

 地蔵平が本当に遠いです・・・。

登っても登っても急登が待ち構えております(>_<)

地蔵尾根、恐るべしですね~・・・。

丹沢屈指の難ルートと呼んでも良いような気が私は致します。

それにしても、チラチラと姫次や袖平山が見えているのが救いですね~

 

 

大室山

そして振り返ると威風堂々とした大室山のお姿が見えました!

 

 

桧洞丸北尾根

木々のモザイクが邪魔ですが、桧洞丸も見えております!

あの尾根が桧洞丸北尾根ですね!

シロヤシオの時期に北尾根を登ったのですが、登山者も少なく最高の尾根道でした!

 

 

地蔵平見頃な紅葉

地蔵平に近づくにつれて見頃な紅葉も多くなってきました。

やはり日当たりとか関係しているんでしょうね~

 

 

地蔵平にある地蔵尾根の案内道標

よ~~~やく地蔵平にある地蔵尾根の案内になります!

一応「上級者向け」と書かれておりますが、下りで地蔵尾根を使うのはお勧めしません!!

この周辺は、少し尾根が広いので、こちらの道標を探すのに苦労するかもしれません。

やはり、登りで地蔵尾根は使ってほしいですね~

 

 

丹沢主脈縦走路

藪を漕がなくても丹沢主脈縦走路に行けるのですが、敢えて突撃して尾根通しで進んでみました!

 

 

雰囲気の良いブナ林

すると、こんな感じの雰囲気の良いブナ林がお出迎えしてくれました!!

いや~紅葉の時に来たかったですね~・・・。

地蔵平周辺も、紅葉スポットですからね~(´∀`*) 

 

 

地蔵平昼食

下の方から登山者の声が聞こえてきました。

ぼちぼち昼飯時なので、こちらの尾根で貧乏タイム(昼食)にしてみました!

 

 

落葉した木々青空

落葉した木々も青空があると絵になりますよね~!

丹沢も、本格的な冬の到来ですね~・・・。

 

 

コーヒー淹れて飲み

 風が冷たくてアレでしたが、コーヒー淹れて飲みながら、色々なお話が出来ました!

お二方は、「上級登山者」でもあり「変態(気味)登山者」ですので、知らない話を色々聞けて勉強になります!

私もお二方のような「変態気味登山者」になれたらな~と思っているような思っていないような・・・(笑)

 

まとめ

スリリングな地蔵尾根を無事に歩けて安堵いたしました!

 

丹沢の登山ルートの中では屈指の難ルートかな~と思いますが、登山になれた方なら難しくはないと思います。

 

記事にも書いてますが、地蔵尾根は下りで使うと更に難易度がアップしますので、その点ご注意ください!

 

 そんな感じで次回後編に続きます!

 

紅葉が綺麗で、前編とは打って変わってのノンビリ癒された後半戦でした!!

 

www.aohigetozan.com

 風巻尾根、姫次、袖平山登山の続きの記事になります!

こちらも紅葉が素晴らしく、癒しの登山になりました!!