アオヒゲ危機一髪♪ 樽の中身は何だろう!?

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ユーシン渓谷・弁当沢ノ頭から丹沢日帰り登山!玄倉~蛭ヶ岳~檜洞丸

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ユーシン渓谷

 

 

ユーシン渓谷・弁当沢ノ頭から丹沢日帰り登山について

今回は、丹沢山塊でも歩くことが少ないかな~と思われる「ユーシン渓谷・弁当沢ノ頭」経由で蛭ヶ岳(丹沢最高峰)と檜洞丸へ縦走した記録を書いてみたいと思います!

 

最近有名になった「ユーシン渓谷」を久しぶりに歩こうと思い、ルートに組み込んだのですが、寒々しいながらも「ユーシンブルー」を見ることが出来、中々楽しい1日でした!

 

「ユーシンブルー」は、丹沢の澄みきった沢水と、鉱物・日の光の影響で水の色がブルーに見える現象なのですが、訪れる度に違った姿を見せてくれるので、毎回新鮮な感動があったりします。

 

個人的には、紅葉の季節も良いのですが、新緑とユーシンブルーのコラボが好きな感じです。

 

緑とブルーの景色に、何度も心を奪われてしまったのが記憶に残っております。

 

妙な名前だよな~と前々から思っていたユーシン渓谷の「ユーシン」ですが、漢字で書くと「湧津」や「涌深」と記載されているものがあります。

 

昔の行政表示は「涌深」になっているそうで、こちらが正解のような気もしますが、ま~無難に「ユーシン」が良いのかも知れませんよね!

 

そんな感じで、今回のルートは、丹沢湖の近くにある玄倉ゲート前~ユーシンロッヂ分岐~熊ノ木沢~弁当沢ノ頭~鬼ヶ岩~蛭ヶ岳~臼ヶ岳~檜洞丸~石棚山稜~玄倉ゲート前駐車場になります! こんな1日になりました!

 

 

ユーシン渓谷・弁当沢ノ頭の日程・天候・メンバー・登山装備・登山アイテム

登った日:12月27日[日帰り]

天  候:快晴!

メンバー:単独

 

ユーシン渓谷・弁当沢ノ頭登山で使用した登山装備・登山アイテムがこちらになります!

 

水 1.5L(余り 0.4L)

お湯(テルモス) 0.5L(余り 0.0L)

コッヘル・カップ245g(コッヘル175g、カップ70g)

 

貧乏セット(カツ丼、コンポタージュ(粉末))、チョコレート80g、飴玉15個(レモン飴)、柿の種1袋、コーヒーセット一式(粉20g)

 

ヘッドライト、予備電池、12本爪アイゼン、ダブルストック、手袋(薄手・厚手)、バラクラバ、地形図、コンパス、その他諸々

 

寒い時期ですので、水の消費が少なく荷物を軽くできて良かったです。

 

弁当沢ノ頭から蛭ヶ岳・檜洞丸は標高が高いので、アイゼンなどの装備を忘れない様にしてください。

 

日が沈むと一気に寒くなりますので、防寒装備も必須です!

 

ユーシン渓谷・弁当沢ノ頭のコース状況

玄倉林道(駐車場)ゲート~ユーシン~ユーシンロッヂ~弁当沢ノ頭~棚沢ノ頭

玄倉林道からは、美しいユーシン渓谷を見ながらジワジワと標高を上げていきます。

何箇所か電灯のないトンネルがありますので、ヘッドランプが必要です。

また、目の前に拳くらいの落石が落ちてきて危機一髪でした。

脆い岩肌が多いので、落石に注意して下さい。

熊ノ木沢から弁当沢ノ頭~棚沢ノ頭までは一部ルートが不鮮明です。

地形図等有れば便利かも知れません。

 

棚沢ノ頭~蛭ヶ岳~檜洞丸~石棚山

蛭ヶ岳から檜洞丸への下りに鎖場があります。

この時期は、棚沢ノ頭~蛭ヶ岳~檜洞丸~石棚山間は凍結する場所が多いので、6本爪程度のアイゼンを持っていった方が安全です。

また、かなり冷えますので防寒対策も必須です!

 

石棚山~西丹沢県民の森

箒沢公園の分岐から先は、落ち葉が多くコースが不鮮明です。
石棚山からは急斜面の連続ですので、滑落・転倒に注意して下さい! 

道迷いしやすい場所もありますので、怪しい所は、必ず地図でルートを確認してください!

遭難・道迷いが起きるのは、下山中が多いです。

石棚山~西丹沢県民の森は、歩く登山者も少ないので、要注意コースです。

 

コースタイム・コース標高差(玄倉~ユーシン渓谷~弁当沢ノ頭~蛭ヶ岳~檜洞丸)

玄倉林道ゲート 7:04 → 7:42 玄倉ダム 8:18 → 8:38 熊木沢出合 8:42 → 9:33 弁当沢ノ頭 9:36 → 10:20 棚沢ノ頭 10:22 → 10:33 鬼ヶ岩 → 10:52 蛭ヶ岳 11:30 → 12:16 臼ヶ岳 12:19 → 13:29 青ヶ岳山荘 13:31 → 13:33 檜洞丸 13:46 → 13:50 ツツジ新道・石棚山稜分岐 → 14:13 テシロノ頭(手白頭) → 14:33 石棚山(デシチノ頭) → 15:26 西丹沢県民の森駐車場 15:31 → 15:55 小川谷出合(白井平) → 15:55 玄倉林道ゲート

 

今回歩いたユーシン渓谷・弁当沢ノ頭を始め、蛭ヶ岳・檜洞丸登山のコースタイムになります!

 

玄倉を7時頃出発できれば、日没前に下山できると思います!

 

コース・標高差(玄倉~ユーシン渓谷~弁当沢ノ頭~蛭ヶ岳~檜洞丸)

今回歩いたユーシン渓谷・弁当沢ノ頭・蛭ヶ岳・檜洞丸の登山コースと標高差になります!

 

ユーシン渓谷の林道歩きが地味に長く、標高差の通り 弁当ノ沢からが急登(8km地点)になり、白目指数が高いです!!

 

蛭ヶ岳・檜洞丸間も、アップダウンが連続しますので、体力勝負のルートになります。

 

ユーシン渓谷周辺の駐車場・トイレ・玄倉付近地図

玄倉林道ゲート手前の駐車場にバイクを駐輪しました。

 

40台前後は停めれる広さになります。

 

玄倉ゲート付近に水場・トイレはありませんので、玄黒バス停のトイレか、道の駅山北で済ませてください。

 

ユーシンロッヂ、蛭ヶ岳山荘(有料)、青ヶ岳山荘(有料)にトイレがありますが、水場はありません。

 

 

ユーシン渓谷・ユーシンブルー・弁当沢ノ頭日帰り登山の様子

 玄倉林道ゲート前からユーシン渓谷経由で弁当ノ沢・蛭ヶ岳・檜洞丸登山

 今日は、玄倉林道ゲート前からユーシン渓谷経由で弁当ノ沢・蛭ヶ岳・檜洞丸へ日帰りで登りたいと思います!

 

 

玄倉からユーシン渓谷は結構長い林道歩き

玄倉からユーシン渓谷は結構長い林道歩きになります。

道は悪くないのですが、落石が結構あるので要注意です!!

ユーシン渓谷は、新緑・紅葉の時期が特に素晴らしい景色になるのですが、この時期は寒々しいだけでした・・・。

 

 

青崩第一洞門

青崩第一洞門でございます!

立派なトンネルが多いものの、真っ暗な所もあるので、ヘッドランプが必要なところもあります。

ユーシン渓谷にお化けはいないと思いますので安心して下さい!(笑)

 

 

玄倉ダム

 こちらが玄倉ダムになります!

寒々しい景色ですが、水の色が「ユーシンブルー」になってますね!!

 

 

ユーシンブルー

 いや~このユーシンブルーを目当てに多くの方がユーシン渓谷に足を運んでいるそうです!

確かに、こんな素晴らしいユーシンブルーを見る事が出来るなら、ついつい来ちゃいますよね!

入浴剤の新しい種類に「ユーシンブルー」を追加して欲しいものですよね(笑)

 

 

ユーシンロッヂ方面素掘りのトンネル

さらにユーシンロッヂ方面に進んで行くと、こんな感じの素掘りのトンネルがあります。

手作り感が半端ないトンネルですよね~・・・。

どれぐらいの歳月をかけて掘ったトンネルなんでしょうね!?

 

 

山神峠へ続く登山道

 未踏の山神峠への登山道でございます!

だいぶ荒れておりますが、こちらは山神峠へ続く登山道なのですが、アチコチ崩壊していて、かなり痺れるルートになってしまったそうです。

滑落事故も起きてますので、山神峠・伊勢沢ノ頭方面に行く場合は、細心の注意を払ってください!

そして、ここで結構大きな落石が目の前に落ちてきビックリいたしました・・・。

 

www.aohigetozan.com

過去にあった登山中の落石体験になります!あの時は本当に怖かった・・・。

 

 

ユーシンロッヂへの分岐

 さらにユーシン渓谷を進んで行くと、ユーシンロッヂへの分岐になりました。

ユーシンロッヂは、現在営業中止中ですが、避難小屋として利用ができます。

施設内に公衆電話とトイレもあります。

大石山へ登る場合は、ユーシンロッヂの裏側に道が続きます。

今日は、弁当沢ノ頭経由で登りたいので、さらに塔ノ岳方面へ進んで行きます!

 

 

熊ノ木沢

 こちらが「熊ノ木沢」にある脚立と橋になります。

対岸に行くと・・・

 

 

大きな蛭ヶ岳南陵

 こんな大きな蛭ヶ岳を拝めることが出来ます!

このままあアノ頂まで登る事が出来るのですが、結構な急登で骨が折れる感じです。

蛭ヶ岳南陵は、Vルート(バリエーションルート)ですので、道が不明瞭ですが、中々面白コースですよ!

 

www.aohigetozan.com

 蛭ヶ岳南陵を登った時の記録になります!

丹沢山塊から見た富士山の夕焼けに癒されました!

 

 

弁当沢ノ頭への取り付き地点

こちらが弁当沢ノ頭への取り付き地点になります!

弁当沢ノ頭へは、赤矢印方面に登っていきます。

先ほどの脚立の橋を渡って蛭ヶ岳方面に進むとこちらが右手に見えてきます。

 

 

弁当沢ノ頭まで急登

 弁当沢ノ頭まで、急登が続きます・・・。

丹沢の山は、本当に急な斜面が多いですよね~・・・。

毎回「親の仇をとられる」ほどの急登に悶絶しております(>_<)

 

 

弁当沢ノ頭まで樹林帯歩き

 弁当沢ノ頭まで樹林帯歩きなのですが、時々左手に蛭ヶ岳の雄姿を拝む事ができます!

蛭ヶ岳も絵になるお山ですよね~~(´∀`*) 

 

 

弁当沢ノ頭から富士山

 よっ!日本一!!

富士山も絵になるお山でございます♡

 

 

アップの富士山

 アップの富士山です!

お正月の年賀状に使えそうですよね(笑)

ぼちぼち書かないとな~と思いつつ「ブログの読者1名限定に生年賀状プレゼント」とかやったら応募ありますかね!?

「不幸の手紙は勘弁してくれ!」、「象形文字は読めないっす!」とか、反響がありそうですよね(笑)

 

 

弁当沢ノ頭傾斜が緩んできます

弁当沢ノ頭に近づくと、段々傾斜が緩んできます!

いや~あまりの急登に、魂が抜けるところでした・・。

 

 

弁当沢ノ頭

 なんだか分からない平地ですが、こちらが弁当沢ノ頭になります!

山名プレートもなく、いつの間にか通り過ぎてしまうと思います。

 

 

弁当沢ノ頭から見る蛭ヶ岳

振り返っての蛭ヶ岳でございます!

弁当沢ノ頭から見る蛭ヶ岳も絵になりますね!

 

 

弁当沢ノ頭から見西丹沢の山並みと富士山

 そして弁当沢ノ頭付近から見る富士山も極上な味わいです!!

いや~西丹沢の山並みと富士山のコラボが素晴らしいです!

 

 

弁当沢ノ頭を過ぎるとイバラ

弁当沢ノ頭を過ぎると、悪夢が再び・・・てな感じで急登が始まります・・・。

チクチクするイバラがモリモリ自生しているので、「大仁田さん」の「有刺鉄線バトル」を彷彿とさせるルートになります!

 

 

真鶴半島や伊豆半島

 真ん中付近に見える島が大島でございます!

真鶴半島や伊豆半島も見えてますね!!

 

 

丹沢主脈縦走路

 イバラを潜り抜け、よ~やく丹沢主脈縦走路に合流しました!

いや~ここまで遠かった・・・。

 

 蛭ヶ岳・檜洞丸日帰り登山の様子

蛭ヶ岳と鬼ヶ岩のコラボレーション

 忘れちゃいけない鬼ヶ岩からの1枚です!

蛭ヶ岳と鬼ヶ岩のコラボレーションは、丹沢主脈縦走路の1つの楽しみですよね!

 

 

丹沢主脈縦走路富士山も本当に美しかった

 富士山も本当に美しかったです!

いや~最高ですね~(´∀`*) 

 

 

丹沢三峰宮ヶ瀬湖

 丹沢山兄弟(丹沢三峰)も綺麗に見えました!

左奥に宮ヶ瀬湖も見えてますね!

 

 

歩いてきた稜線

歩いてきた稜線でございます!

大好きな縦走路の1つでございます!!

神奈川にあるとは思えない雄大な景色ですよね~

 

 

丹沢山塊最高峰(神奈川最高峰)の蛭ヶ岳

 そんな感じで丹沢山塊最高峰(神奈川最高峰)の蛭ヶ岳でございます!

蛭ヶ岳の山頂から綺麗な富士山を見るのは久しぶりでございます!

蛭ヶ岳に昼頃到着すると、だいたいガスガスで見えないことが多いです。

 

 

蛭ヶ岳からの南アルプス

 蛭ヶ岳からの南アルプスでございましす!

右のピークから北岳・間ノ岳・農鳥岳ですね!

真っ白でとても綺麗でした♡

 

 

甲斐駒ヶ岳~鋸岳

 アッチは甲斐駒ヶ岳方面ですね!

来年こそ、甲斐駒ヶ岳~鋸岳を登りたいものです!

 

 

目指す檜洞丸

 いや~富士山がとても綺麗です!!

手前に見えるお山が目指す檜洞丸でございます。

アップダウンが強烈なルートですので、今から冷や汗が出てきてしまいます・・・。

 

 

蛭ヶ岳の山頂でカツ丼

 蛭ヶ岳の山頂で、カチカチのカツ丼を楽しんでみました。

肉が固いのか、それとも凍っているのか・・・。

米も「ホシイイ(糒)」な感じで、戦時中を振り返ってしまいました(?)

 

 

蛭ヶ岳から檜洞丸へ進みたい

 さ~消化不良中ですが、蛭ヶ岳から檜洞丸へ進みたいと思います!

 

 

臼ヶ岳付近からの蛭ヶ岳の写真

 臼ヶ岳付近からの蛭ヶ岳の写真です!

絵になるお山ですよね~~

アレぐらい私もカッコ良くなりたいものですね~

 

 

源蔵尾根」の取り付き地点

 檜洞丸へ進んでいくと、「源蔵尾根」の取り付き地点が右手に見えてきます。

現在、こちらの看板はありません。

マーキングがモリモリあるので、注意していれば気付くかと思います!

 

 

青ヶ岳山荘

 嫌になってしまうほどの急登をこなすと、よ~やく檜洞丸山頂直下にある「青ヶ岳山荘」でございます!

昔、檜洞丸の事を「青ヶ岳」と呼んでいた事から、この名前にしたのでしょうね~

 

 

檜洞丸の山頂

 青ヶ岳山荘から少し登れば檜洞丸の山頂でございます!

青ヶ岳山荘に公衆トイレがありますので、檜洞丸の山頂でヤバイ時は活用して下さい!

 

 

檜洞丸からの富士山の景色

 檜洞丸からの富士山の景色でございます!

蛭ヶ岳から見る富士山よりも、距離が近いので大きく見えます。

 

石棚山から玄倉登山の様子

石棚山から玄倉登山

 この木道がお気に入りだったりです!

春の新緑、秋の紅葉の時期の美しさは格別でございます!!

 さ~石棚山を目指したいと思います!

 

 

ユーシン経由で下山

 最初、ユーシン経由で下山しようかと思ったのですが、同格ノ頭・大石山を登るのがいやだな~と思い、箒沢方面(石棚山)から下山する事にしました!

 

 

石棚山稜

 石棚山稜をモリモリ進み、こちらの分岐で玄倉へ下りたいと思います!

 

 

石棚山付近

 雰囲気の良い稜線を進んでいくと、こちら(石棚山付近)で尾根がどん詰まりになります。

青丸方面にルートがありますので、左側へは進まないようにしてください。

※微妙に踏み跡がアリ惑わされてしまいます。

 

 

石棚山周辺は足元が悪く

 石棚山周辺は足元が悪く、かなりの急坂ですので滑落しないようにして下さい!

この付近は、天然林が多く、秋の紅葉がとても綺麗な場所なのでお勧めですよ!

 

www.aohigetozan.com

紅葉の季節に石棚山周辺を訪れた時の記録になります!

 

 

西丹沢ミツマタの群生

 西丹沢と言うと「ミツマタ」の群生が多いですが、この界隈も結構多く、春になると黄色いお花がモリモリになって絵になる感じです。

 

 

トイレ

 モリモリ下り、よ~やく林道に到着できました!

この付近にトイレがあります。

 

 

玄倉ゲート前に駐車場

そんな感じで無事に玄倉ゲート前に駐車場に戻ってきました!

ユーシン渓谷からの弁当沢ノ頭を使っての丹沢一周は、中々ハードでございました・・・。

 

登山のまとめ

 今回のコースは、丹沢の中でも美しい渓谷である「ユーシン渓谷」と、これまた丹沢の中でも綺麗な美林が残る「弁当沢ノ頭」を両方楽しめる感じです!

 

しかし、林道歩きが長いのと、弁当沢ノ頭の急登、蛭ヶ岳~檜洞丸間の悶絶箇所があるので、かなり骨が折れるタフなコースになります。

 

日没が早い時期ですと、真っ暗の中を下山する羽目になりますので、その点注意を要します。

 

丹沢きっての美渓谷をノンビリ歩きながら神奈川の屋根を歩くのも良いかな~と思います!

 

モリモリ歩きたい方にお勧めな日帰り登山のルートでございます!