- 和名倉山登山と二瀬尾根から将監小屋泊について
- 和名倉山・二瀬尾根登山の日程・天候・メンバー・アクセス・駐車場
- 二瀬尾根のコース状況とトイレ・水場
- 和名倉山登山のコースタイム・ルート・標高差(秩父湖~二瀬尾根~吹上ノ頭)
- 二瀬尾根の入口(取り付き地点)から造林小屋の水場の登山道の様子
- 和名倉山登山と二瀬分岐・ルートの様子
- 川又分岐から八百平~吹上ノ頭までの登山の様子について
- 和名倉山登山のまとめ
和名倉山登山と二瀬尾根から将監小屋泊について
久しぶりにテント泊で山登りに行った時の記事を書きたいと思います!
今回の山域の舞台は、奥秩父と奥多摩の境付近に鎮座する「和名倉山(白石山)」というお山が主戦場でございます!
つい最近まで知らなかったのですが、和名倉山は日本二百名山にも選ばれてい名峰になります!
名峰のわりには和名倉山に訪れる登山者は少ないみたいで、静かな山歩きが出来る感じです!
今回の縦走は、秩父湖から出発し、二瀬尾根経由で和名倉山~将監小屋泊~飛龍山~雲取山~三峯神社の計画でございます!
二瀬尾根も、中々ハードなコースでして、テント泊装備だったこともあり、白目タイムになってしまいました。
それでも、静かな奥秩父の山々を縦走出来て満足度の高い和名倉山登山の時間になりました!
今回宿泊した将監小屋も、水場とても美味しく、とても快適な時間になりました。
そんな感じで、こんな2日間の登山になりました!
和名倉山・二瀬尾根登山の日程・天候・メンバー・アクセス・駐車場
登った日:12月14日〜 12月15日(日)
天 候:12月14日晴れのち曇り
メンバー:私含めて4人
こちらが今回の和名倉山、二瀬尾根登山の日程、天候、メンバーになります。
今回は、4人パーティーで二瀬尾根を歩いたので、寂しい思いはしませんでした。
二瀬尾根から和名倉山を目指す登山者は少ないので、単独登山の場合は、慎重に楽しんでください!
また、12月になると、天候が良いと放射冷却で寒さが厳しくなりますので、防寒対策が必須になります。
そして、今夏の和名倉山登山のアクセス・駐車場・登山口付近地図がこちらになります!
今回は、秩父湖畔の荒川ふれあいログハウスにバイクを駐輪しました!
車・バイク共に無料です。
山梨県のみ雁坂トンネル経由で来たのですが、道を間違えてしまいました。
案内が少ないので、登山口周辺は、非常に道が分かりにくいです。
また、公共交通機関でのアクセスが結構大変で、最寄り駅が三峰口になります。
三峯神社への路線バスがありますので、そちらでアクセスすることが可能ですが、時間が遅いので、二瀬尾根経由で和名倉山、将監小屋泊ですと、日没に間に合わないかもしれません。
二瀬尾根のコース状況とトイレ・水場
和名倉山登山で利用した二瀬尾根のコースですが、駐車場がある、荒川ふれあいログハウスにトイレがあります。
また、水場につきましては、水量乏しいものの、二瀬尾根のコース上にある造林御屋跡地で湧いていて水を得ることが出来ます。
とても冷たくて美味しい水でした!
和名倉山分岐から八百平の間に水場が有るみたいですが、今回は積雪が深く、見つけることができませんでした。
そして肝心の二瀬尾根のコース状況ですが、埼大山寮の近くから吊橋を渡って対岸に渡るのですが、その吊橋の手前に危険箇所がありますので注意してください!
道が崩れていて滑落する危険性があります。
こちらで登山者が滑落し、死亡事故が発生したそうです。
吊橋を渡ってからも、踏み跡明瞭で迷うことはなく、射板跡地から造林小屋跡までは気持ちの良い林道歩きが続きます!
造林小屋跡の水場から和名倉山へのルートが、若干分かりにくいです。
和名倉山登山のコースタイム・ルート・標高差(秩父湖~二瀬尾根~吹上ノ頭)
秩父湖 6:40 → 埼大山寮 → 9:20 反射板跡地 9:22 → 10:08 造林小屋跡 → 10:13 水場 10:30 → 12:50 北ノタル 13:14 → 13:37 二瀬分岐(ザックデポ) 13:40 → 13:55 和名倉山 14:03 → 14:15 二瀬分岐 → 14:24 川又分岐 → 14:50 八百平 → 15:50 吹上ノ頭
こちらが秩父湖~二瀬尾根~和名倉山~吹上ノ頭までの、コースタイムになります。
二瀬尾根を使って和名倉山の山頂まで、7時間かかっております。
テント泊装備であるのもありますが、思った以上にコースタイムが掛かりますので、日没が早い時期で二瀬尾根を利用する場合は、注意してください。
そしてこちらが、今回の和名倉山登山のルートと標高差の地図になります!
前編で歩いた登山ルートになりまして、秩父湖から和名倉山を経由して吹上ノ頭までになります!
二瀬尾根からの将監小屋までが非常に遠かった・・・。
二瀬尾根の入口(取り付き地点)から造林小屋の水場の登山道の様子
今日は皆様と秩父湖で集合しました。
今回は、二瀬尾根から和名倉山を経由して将監小屋でテント泊縦走でございます!
ま~この時期(12月)ですので、登山者は少ないでしょうね~
将監小屋は、「冬季小屋」もありますし、水場も水量豊富で冬場も枯れないのが助かります!
そして、今回の記録の写真は、私のではない山仲間が撮ったのも含まれてますので、先に一言付け加えたいと思います!!
「権利関係」に煩い方ではないと思っているのですが、一応念のためです。
埼大山寮の脇から二瀬尾根の取り付き地点があり、和名倉山方面にルートが延びているのですが、土砂が崩れいていて、非常に危ないです。
滑落すると、高さからして助からないと思います。
過去に、二瀬尾根の取り付き地点で滑落死亡事故が起きている場所です。
細心の注意を払って進んでください!!
行けばすぐにわかると思いますが、シャレになりません!!!
そこを過ぎるとこちらの吊橋が見えてきます、対岸に渡ります。
あとは危ないところはございません!
二瀬尾根の吊橋を渡った後は、マーキングも沢山ありますし、踏み跡も明瞭でそれなりに整備された登山道でした!
初っ端の吊橋までのトラバースが一番の難所ですね~
登山道と言うよりは「林道」とあまり変わらない感じの二瀬尾根でした。
二瀬尾根と言うよりは「偽尾根」なのかもしれません(笑)
なんだかよくわからない写真ですが、こちらが二瀬尾根を進んでいくと現れる「造林小屋跡」付近にある水場になります!
水量は少ないですが、それでも冷たくておいしいお水でした!
造林小屋があったくらいですので、この辺はビバーク適地です。
ここから埼大山寮までは、コースタイムで2時間チョットですので、時間次第ですかね。
二瀬尾根を和名倉山目指して登っていくと、雲取山方面が見えてきました!
明日はあっちまで進み、登山口まで戻る計画です。
結構な距離なので、無事に戻れるか心配ですね~・・・。
秩父市街が綺麗に見えてました!
二瀬尾根からも綺麗な夜景が見れそうですね~(´∀`*)
和名倉山登山と二瀬分岐・ルートの様子
二瀬尾根から和名倉山を目指し更に進んでいくと、段々とルート上に雪が出てきました・・・。
いや~テント装備はやっぱり重いですね~・・・。
既に腰砕けな感じの誰かさんでした・・・。
皆様とても健脚で、私の事なんてお構いなしに進んでいきます・・・。
その冷たい感じ、結構刺激的なんですよね~(´∀`*)
和名倉山に近づいてくると、奥秩父らしい樹相になってきました。
雪の時期もなんだか新鮮ですね!
ただ、登山道が良く分からず、ルートを失いそうになりましたので、積雪期の和名倉山登山は要注意でございます。
北のタルを越えてこちらが「二瀬分岐」でございます。
「偽分岐」ではないので、間違わないように!(笑)
二瀬分岐に重ザックをデポして空身で和名倉山(白石山)を目指したいと思います!
二瀬分岐からは、更に静かなルートになってまして、モリモリと日頃のストレスが蒸発するような感覚でした。
やっぱり、時々山に入らないと癒されない体になってしまったみたいです♡
二瀬分岐から少し進むと、一気に景色が開ける場所があります!
いや~開放的な雰囲気に、鼻歌にも力が入ってしまいます!!!
「宇宙人が着陸してこないかな?」と、思ってしまったのは内緒ですよ♡
ま~私も扇風機の前で大声出すのが好きなので、ある意味宇宙人なのかもしれませんけどね(笑)
和名倉山の山頂まで、怪しげな三人が先行します。
クマがいないかドキドキしちゃいますね~!
二瀬尾根分岐だか、この辺だったか忘れたのですが、シッカリとしたクマの足跡が残っておりました。
宇宙人よりもクマの方が心配ですよね~
そんな感じで和名倉山(白石山)の山頂でございます!
和名倉山の標高は2,036mですので、明日登る雲取山(標高2,017m)よりも高い感じです。
次に訪れるのはいつなのかわからないので、和名倉山の三角点も撮ってみました。
現在、三角点に興味はないのですが、将来分からないですからね~
意外と三角点マニアも多いですからね~!
皆様も、地味地味な和名倉山の山頂を満喫しておりました!
周囲は樹林帯なので、景色は全く見えません!!
輪になって宇宙人を呼ぶには最高の舞台だと思います(?)
奥秩父の山が見えてますね!
あっちは雁坂小屋方面でしょうかね~
雁坂小屋の営業が再開したら、また遊びに行きたいですね~
雁坂小屋の小屋締めの時にテント泊した時の記事になります!
雁坂小屋の小屋番さんの引退セレモニーに参加した時の様子になります。
山の隙間から大好きな富士山が見えておりました!!
いや~そのチラリズムな感じがたまりませんね~(´∀`*)
見えそうで見えない感じが、オジサン心をくすぐりますね~♡
川又分岐から八百平~吹上ノ頭までの登山の様子について
二瀬分岐から川又分岐を過ぎ八百平周辺の写真になります!
二瀬分岐と川又分岐の真ん中付近に「水場」があるみたいですが、雪が深くよく分かりませんでした。
川又分岐も、ルートがいまいち分かり難い感じでした。
うわ~~八百平も良い景色ですね~(´∀`*)
正面に見えているお山は唐松尾山ですかね!
唐松尾山周辺もクマの出没が多い地域ですので注意してください!
右奥に見えている山並みが奥秩父主脈縦走路ですね!
今年のGWは、また奥秩父主脈縦走路でもテント泊で縦走しようかな~と思っているような思ってないような・・・。
二瀬尾根は、登山道が狭い箇所があるものの、景色がも良くて気持ちの良い縦走路でした!
雪がいやらしく積もっているので、滑落に要注意な感じでした!
右側は切れ落ちているので、滑落すると「さようなら~」になってしまいます。
それにしても奥秩父の山並みがとても綺麗で足が進みません。
こんな景色が待っているとは思ってもみませんでした!
いや~和名倉山周辺は本当に雰囲気が良いですね!
山座同定をしなかったのでアレですが、見えているお山は笠取山でしょうかね!?
笠取山も好きな一座なので、ぼちぼちテント泊に行きたいですね~
3月くらいまでなら、登山者も少なくて静かでよさそうですしね。
和名倉山方面から見る唐松尾山がとても新鮮でした!
こんな美しい山容をしているのですね~!!
惚れてしまいました♡
あまりにもピークが多く、どの山なのかは、も~どうでも良くなりました(笑)
人生、諦めと妥協が大事ですからね!
も~勘弁してください!てな感じの山深い景色でした。
直ぐに山座同定出来る登山者になりたいものですよね~!
八ヶ岳でしょうかね!?
なんだか疲れが吹き飛ぶ雄大さでした!
言葉になりませんね~
吹上ノ頭までのルートは、本当に展望が良いです!
あの山の名前は何なのかは、お願いだから聞かないでください(笑)
きっと、素敵な山だと思います!(適当)
誰か登っている登山者はいるのでしょうかね!?
もしかすると、アッチから私の事を見つめている山ガールがいるのかも知れませんよね。
優しい笑顔で何時もいようと心に決めた瞬間でした☆彡
吹上ノ頭を目指し登っても登っても小さなピークがモリモリ出てきます。
雪も地味に深く、体力を削り取っていきます。
ノートレースだったのですが、道はそれなりに分かりやすかったです。
尾根を外さなければコースは問題ない感じでした。
吹上ノ頭までは、雪と岩のミック地帯が地味に滑って怖かったです。
この辺はそこそこ高さもあるので、滑って落ちると怪我しちゃいますね~
これ以上、雪が深いとアウトな感じでした。
奥秩父も積雪がモリモリ地帯ですので、時間にゆとりを持った行動を心掛けたいですよね!
吹上ノ頭の直下になるのですが、登っても登っても先が見えてきません・・・。
こんなにアップダウンがあるとは予想外でした・・・。
急登をこなすと、吹上ノ頭になりました。
吹上ノ頭からの写真なのですが、嫌なピークが正面に見えてますね~・・・。
日没前に将監小屋にたどり着けるのか!?と、段々不安になってきました・・・。
ただ、吹上ノ頭周辺は、天気が良いと南アルプスの景色がとても良いそうです!
今回は雲が多く見えずで残念でした・・・。
和名倉山登山のまとめ
前から登ってみたかった和名倉山ですが、アクセスが非常に悪い場所に位置しているのがネックですよね!
今回、我々が登った秩父方面から二瀬尾根を使って早朝にアプローチするならば、日帰りで「和名倉山ピストン」も可能かと思いますが、バス等の公共交通を使って登る場合は、時間切れになってしまう可能性が高いです。
奥秩父の将監小屋を起点にして、和名倉山を目指すのが無理がなくて良いかな~と思います!
登山者も少なく、展望が素晴らしく緑豊かな森歩きが出来ますのでお勧めです!
その分、ツキノワグマの出没が怖いのですけどね~・・・・。
和名倉山周辺にもクマが生息してますので、十分注意して下さい!
そんな感じで次回後編に続きます!
後編は、将監小屋泊から奥秩父縦走路を歩いて竜喰山~大常木山~雲取山~三峯神社になるのですが、非常に長い1日になりました・・・。
後編で歩いた竜喰山~大常木山~飛龍山~雲取山~三峯神社への縦走登山の記事になります!