- 笹尾根縦走!高尾山から奥多摩湖について
- 笹尾根縦走のアクセス・駐車場・登山口付近地図
- 笹尾根縦走(高尾駅~高尾山~陣馬山)のコース、トイレ、水場の状況
- 高尾山~城山~景信山~陣馬山のコースタイム、コース・標高差
- 笹尾根日帰り縦走高尾山口駅~稲荷山コース~高尾山登山とルートの詳細
- 陣馬山まで笹尾根縦走登山!ルートの詳細
- まとめ
笹尾根縦走!高尾山から奥多摩湖について
奥多摩ロング山行で有名なのが「ハセツネ」かな~と思いますが、「登山」というよりは「トレイルランニング(トレラン)」が正解で、あまり登山者が日帰りで歩くルートではないですよね。
ハセツネコースにつきましては、私は日帰りで歩いた事はないのですが(私の実力では、日帰りは無理だと思ってます)、「笹尾根日帰り縦走」ならなんとかなりそうだなと思い歩いてきました!
あまり聞きなれない「笹尾根」ですが、ルートにつきましては高尾山から陣馬山を経由して、三頭山、奥多摩湖へ至る42km前後の尾根(コース)になります。
今回歩いたルートである「笹尾根」は、ギリギリ日帰りできる距離になりますので、「ロング山行愛好家」にお勧めしたいコースでございます!
個人的には「日帰り登山」の定義は「日の出」から「日の入り」までの登山の事を言うのではないかな~と思っているのですが、この辺は色々なご意見がありそうですよね。
登山の鉄則は、「明るいうちに下山すること」ですので、暗闇の中を歩く登山は控えたほうが良いのではないかと思っております。
残念ながら今回の山行は、日没後に奥多摩湖へ下山になってしまったのですが、「ギリギリ笹尾根日帰り縦走達成」として認めてもらえるかしら!?と、思っている感じです。
そんな感じで今回の笹尾根日帰り縦走も長いので、前・後編の2部作で行きたいと思います!
前編は、高尾山から入山し、笹尾根を縦走して陣馬山までになります!
桜がとても綺麗な笹尾根の縦走になりましたが、陣馬山に着いた頃には体力が微妙な状況となり・・・。
どのタイミングでエスケープするか悩んでいた時間帯でもありました。
今回縦走した登山の詳細はこちらになります!
登った日:4月29日
天 候:晴れのち曇り
メンバー:単独
暑すぎず寒すぎずで長距離縦走するにはもってこいの気温でした!
笹尾根縦走のアクセス・駐車場・登山口付近地図
今回笹尾根を使って奥多摩湖まで縦走するのに利用した駐車場や登山口付近について書きたいと思います。
こちらは、高尾山口駅周辺の地図になりまして、高尾山口駅(京王線)までバイクで行きました。
自転車、バイク(125CCまで)は、京王線の線路下に無料駐輪場があります。
車の駐車は、1000円/日の有料駐車場が多かったです。
高尾山周辺は、観光地ですので、変な時間に車で行くと駐車できない場合もありますので注意してください!
高尾山から奥多摩湖を目指す場合、公共交通機関を利用した方が楽なのですが、スタートの時間がお遅くなるのがネックになります。
少しでも早く縦走をスタートさせたいと思いますので、スタート地点である高尾山には自家用車でアクセスするのが良いかな~と思います。
笹尾根縦走(高尾駅~高尾山~陣馬山)のコース、トイレ、水場の状況
高尾山から陣馬山までのコースは、登山道も明瞭で山小屋もあり、安心して歩ける区間になります。
しかし、今回使った高尾山の「稲荷山コース」は、本格的な登山道になります。
ただ、 高尾駅から奥多摩湖を目指す登山者なら、問題になるような危ない箇所はありません。
高尾山を目指す登山初心者の方には稲荷山コースは注意すべきルートかなと思います。
高尾山から陣馬山までのコース状況につきましては、下記記事の方で詳しく書いてますので、良かったらご参考にしてみて下さい!
高尾駅から高尾山、陣馬山まで登山をした時の記事になります!
そして笹尾根縦走で気になるのがトイレ、水場の状況だと思います。
まずはトイレの状況ですが、高尾山の山頂付近にトイレが複数ありますし、陣馬山までの各所にある山小屋付近にもありますので、非常に便利です。
陣馬山までは、トイレは気にしなくても大丈夫なほど豊富です。
また、水場の状況ですが、高尾山の山頂に「水道(水場)」がありますので、そこで給水可能です。
自動販売機もあります、山小屋も豊富なので、前編の笹尾根の区間は、給水に困らないと思います。
水場の状況を踏まえて笹尾根縦走に臨んだのですが、使用した登山装備・登山アイテムについても触れたいと思います!
水 3.0L(2.0L持参、日原峠水場で1L補充、余り 0.0L)
スポーツ飲料 1.0L(1.0L持参、余り 0.0L)
コーラ0.5L(内、0.5L消費)
貧乏セット(菓子パン4個)、チョコレート120g
ヘッドライト、予備電池、ダブルストック、手袋、カップ、コンパス、着替え(シャツ)、熊鈴、地形図、コンパス、その他諸々
日原峠水場については、笹尾根縦走の後編で触れたいと思います!
奥多摩湖まで42kmありますので、それなりに水を消費した1日になりました。
高尾山~城山~景信山~陣馬山のコースタイム、コース・標高差
高尾山口駅 5:03 → 5:57 高尾山 6:06 → 6:32 一丁平 → 6:44 城山 6:50 → 7:02 小仏峠 → 7:24 景信山 7:34 → 8:04 堂所山 → 8:25 明王峠 8:29 → 8:56 陣馬山
こちらは、今回の笹尾根縦走(高尾山~城山~景信山~陣馬山)のコースタイムになります!
登山口であります高尾山口駅から陣馬山まで、約4時間のコースタイムでした。
日没までに奥多摩湖へたどり着きたい場合は、このコースタイムでギリギリアウトです。
陣馬山に8時頃に到着していないと、コースタイムに余裕はないと思ったほうが無難だと思います。
そしてこちらが笹尾根日帰り縦走で歩いたコース・標高差になります!
前編で歩いた高尾山~陣馬山~奥多摩湖のコースと標高差になります!
標高差の地図の通り、高尾山から陣馬山までもこまかなアップダウンが連続するので、骨が折れる区間になります。
最後の最後に三頭山(笹尾根最高峰)が控えている点で、白目指数が高いですよね(笑)
笹尾根日帰り縦走高尾山口駅~稲荷山コース~高尾山登山とルートの詳細
京王高尾山口駅から笹尾根日帰り縦走のスタートです!
この時間は、まだ登山者や観光客が少なく快適そのものでした!
今回は数ある高尾山への登山ルートの1つである「稲荷山コース」で高尾山の山頂を目指します!
稲荷山コースは、一般的な登山道ですが、それほど危ない所はありません。
今日の無事を祈りつつ、先を目指しました!
稲荷山コースは、木の根っこや岩場もありますが、ま~普通の登山道だと思います。
舗装路歩くよりも、足やヒザの負担が少なく快調でございます!
稲荷山コースの名物である「木の根っこの階段」でございます。
名物なのかどうかは分かりませんが、高尾山にお越しの際には、稲荷山コースで山頂を目指すのも山登りな感じがして楽しいと思います!
巻き道から行きたいところですが、今日は全て巻かずに奥多摩湖までの42kmを目指したいと思います!
高尾山に近づくと、綺麗な朝日になりました!
今日は良い事が有りそうな予感が・・・
いや、今日は悶絶な1日になりそうな予感が・・・
そして、この予感は的中することに・・・。
稲荷山コースは、道標もモリモリ有りますので、高尾山頂まで迷う事はありません!
東京とは思えない緑の美しさでございます!
高尾山には色んな登山コースが用意されております!
自分のペースで高尾の自然を満喫してください!
今回の稲荷山コースは、高尾山登山におすすめですよ!
そんな感じで高尾山に到着でございます!
天気が良いと正面に丹沢山塊と富士山が見えるのですが、なんだかガスなんだか雲なんだか分からない景色が広がっておりました・・・。
高尾山にある綺麗な水場でございます!
高尾山に登る時は、こちらの山頂の水場を当てにして登ってます。
ここ以外にも数か所水道がありますので、給水するのに便利です!
特に笹尾根日帰り縦走者にとっては、荷物をここまで減らせる貴重な水場になりますので、上手く利用して下さい。
なんだか清々しい景色が高尾山から広がってました。
低山とはいえ、高尾山は自然がモリモリで良いお山ですよね!
高尾山の山頂にもトイレがあるので助かります。
段々とガスが晴れてきました!
そんな感じで高尾山からの富士山です!
よっ!富士山!日本一!!
高尾山から一丁平を目指していると、途中に紅葉台のトイレがありました。
高尾山周辺はトイレが多くて助かりますよね~
陣馬山まで笹尾根縦走登山!ルートの詳細
高尾山から陣馬山を目指して笹尾根を縦走したいと思います!
写真だとアレですが、笹尾根縦走路の桜の木々が良い感じででした!
そして、朝早いので登山者が少ないのも嬉しい限りです!
私の雄姿を山ガールに見てもらいたい気持ちもありますが、既に香ばしい臭いを放ってますので、遠慮したいと思います(?)
シャガの花でございます!
綺麗ですね~!
こんな感じの服を着た女性と仲良くなりたいです(?)
笹尾根を縦走していると、 一丁平からの富士山の景色になりました!
正面に見える丹沢山塊がとても綺麗ですよね!
大山から丹沢表尾根方面でしょうかね。
高尾山から丹沢山も近いようで結構遠いですよね。
今度、高尾山から丹沢主脈縦走でもしてみようかしら!?
何度見ても富士山が綺麗です!
若干、モヤモヤな感じの写真になってしまったのが残念です。
そんな感じで一丁平でございます。
「ハラタイラさんに一丁点!」
と、叫びたくなる場所でございます(?)
え~・・・笹尾根街道から城山を目指します!
それにしても桜が綺麗でした。
今年の桜はどうでしょうかね!?
例年、高尾山周辺の桜は、GW頃見頃を迎えるのですが、今年は早いでしょうね~
山桜が本当に綺麗でした!
ソメイヨシノとはまた違った美しさがありますよね!
赤い桜?が美しいです!
名前が分かりませんが、どちらかというと「花言葉」を知りたい感じですね。
ヒマワリが「いつも君を見ている」でしたけ?
こちらは「いつもそっぽ向いている」かもしれませんね(笑)
モリモリと笹尾根を進み城山でございます!
城山の山頂も桜が多く植わっているので、お花見に最高の所になります!
毎年楽しみにしている城山の桜の巨木でございます。
ここでお花見したいですね~~
城山の山頂は、私しかいなく貸切でした♡
桜は日本人の心ですよね!
「遠山の金さん」みたいになれるよう、努力したいと思います!
城山の桜を満喫したところで、景信山、陣馬山を目指します!
陣馬山まで7.8kmでございます。
この情報は、精神衛生上見ない方が良いかも知れませんよね・・・。
笹尾根を進んで行くと、ベンチが沢山ある売店跡地?で展望が開けます!
そこからの富士山と相模湖でございます!!
笹尾根は樹林帯歩きが長いので、展望があるところが貴重でございます。
特に後半戦の笹尾根歩きは、展望が本当にない(少ない)ですからね~・・・。
私が敬愛する明治天皇の碑がありました。
私が敬愛するタヌキの置物がありました。
こちらが渋滞情報でお馴染みの小仏峠でございます!
下の道路はそろそろ渋滞かな!?
まさか、渋滞している道路の上に、こんなタヌキの置物があるとは夢にも思いませんよね~
杉林がとても綺麗でした。
木漏れ日というか、陰と陽が個人的に好きだったりします。
桜がとても綺麗で、見つけると足が止まってしまいます・・・。
あまり時間がないのですが、せかせか進んでも面白くもないですからね。
三頭山の山頂で同じセリフを言えるかというと、全く言えませんね・・・。
この頃はまだ余裕がありました(笑)
笹尾根縦走路には桜がかなり多く生えているので、咲いている時期に当たると最高の登山が出来ますよ!
中央高速が谷間に見えております!
高尾山周辺を歩いているとは思えない景色ですよね!
この時期の笹尾根縦走は春を感じられますし、素敵な景色の連続でございます!
毒々しい?可愛い?お花がモリモリ咲いてました!
私がハエなら迷わず吸い付きます!(笑)
高尾山と言ったらスミレの花が名物ですからね!
将来娘が生まれたらスミレちゃんにしようかしら!?
色々と妄想していると、景信山(景信茶屋)に到着です!
多くの机がありますが、「青空教室」ではないので、間違わないように!
今まで歩いてきた高尾山方面の笹尾根を一望できます!
低山とは思えない雄大な景色ですよね~
富士山の景色と相模湖とのコラボでございます!
景信山も景色が良いです!
景信山周辺も、桜がとても綺麗でした!
さ~陣馬山を目指して進みたいと思います!
笹尾根歩きの中でもこの辺は良い道です!
ただ、なかなか陣馬山に辿り着けません・・・。
マムシ草かな!?
油売りから私も始めようかな!?と、思った瞬間でした(?)
明王峠からの富士山の景色になります!
段々と富士山が大きくなってきましたね~
明王峠の売店も開店準備中でした!
陽気も良いですし、今日は、登山者で大賑わいになるでしょうね~
明王峠といったら、こちらの豆桜ですよね!
小さくて可愛いお花ですよね!!
明王峠は、桜の季節に陣馬山と併せて訪れて欲しい場所でございます!
陣馬山直下からの日本一です!
陣馬山周辺も山深いですよね~
陣馬山のお馴染みのオブジェでございます!
そそり立つ白いニョイボーですよね~
今回は面倒臭いのでモザイクで処理はしませんでした。
これだけ立派なものを、私も装備したいですね~
陣馬山は、かながわ景勝地50選に選ばれているそうです。
何度も陣馬山へは登ってましたが、つい最近まで知りませんでした!
まとめ
高尾山から陣馬山までの尾根を「笹尾根」と呼ぶのかどうか怪しい感じですが、桜がとても綺麗で平和な山歩きだった前半戦でございます。
しかし、既に疲労の色が隠せず、この時は奥多摩湖は難しいだろうな~と思っておりました。
そして、陣馬山から三頭山までの道のりが今回の長い長い核心部でございます。
碑
笹尾根42kmの怖さを思う存分味わった後半戦に続きます・・・。
陣馬山から笹尾根を縦走し奥多摩湖を目指した42km日帰り登山の後半戦の記事になります!