アオヒゲ危機一髪♪ 樽の中身は何だろう!?

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登山と写真撮影が大好きな「自称爽やかなオジサン」の登山ブログです。

滑落した人が目の前に落ちてきた!秋の西沢渓谷滑落事故と救助の顛末(後編)

滑落事故

 

 

秋の西沢渓谷滑落事故と滑落現場について

無駄に引っ張ってしまい申し訳ございませんm(__)m

 

前回(前編)の西沢渓谷での滑落事故の顛末の続きになります!

 

前編の滑落した人が目の前に落ちてき話がこちらになります!

 

www.aohigetozan.com

今回の滑落事故の年月を調べたら、2008年10月中旬の出来事でした。

 

そして、こちらが滑落現場周辺の西沢渓谷の地形図・ハイキングコースになります!

 

地形図内の赤丸が私達で、紫色の星周辺が滑落地点になりまして、矢印の感じに登山者が滑って落ちてきました。

 

滑落現場周辺の西沢渓谷の地形図・ハイキングコース

 

前編で10年位前と記載してますが、正確には8年前の出来事ですので、訂正いたします。

 

この西沢渓谷での滑落事故につきましては、も~時効だと思いますし、読んでいただければ分かると思いますが、あまり良い内容でもなく、思い出したくないのもあって今まで書きませんでした。

 

 

西沢渓谷の写真

今回の舞台になった、新緑の頃の西沢渓谷の写真になります。

 

とても美しい滝が多くあり、西沢渓谷は大好きな渓谷なのですが、この日は最悪な気分になりました。

 

 

滑落した人が目の前に落ちてきたので救助要請をした時のやり取り

前編で書いた通り、滑落した人が目の前に落ちてきたので、救助要請をしようと携帯電話で警察・消防に連絡を取ろうとしたものの圏外で連絡がつかず・・・。

 

仕方がなく、滑落事故現場から西沢渓谷の登山口へ進んでいくと、50代~60代位のご夫婦の登山者?(格好からすると観光客かも?)が向かってきたので、滑落事故の顛末を説明し携帯電話を貸してもらえないか尋ねました。

 

すると、

 

「なんでお前に貸さなければらないんだ。不注意で滑って落ちたのが悪いんだろ。仲間ならお前が何とかしろ。」

 

と、凄い剣幕で怒鳴ってくるではないですか。

 

まさか、そんな事を言われるとは思わず、かなり驚いてしまいました。

 

こいつにお願いしても埒があかないと思い、

 

「私の仲間ではない。無理なら結構です!」

 

と、怒鳴ってしまいましたf^_^;

 

今思うと、私も頼んでおきながら「大人気ない」ですよね・・・


若気の至りってやつですね~~。


隣に居た奥さんが、小さな声で謝ってきましたけど、ま~貴方も同罪ですかね。

 

 

「なんで滑落した人間と関係ない私がこんな目に遭わなければならんのだ。」

 

と、思いながら走り続け、次に会った方は

 

「携帯忘れた。」

 

その次の人は、

 

「他人に貸したくない。」


との事で、冷たい連中ばかりでした。

 

その後も何人かと登山者とすれ違ったのですが、も~頼むのも面倒なので・・・

 

よ~やく西沢渓谷の登山口付近にある「お土産屋さん」に着き、事情を説明すると、

 

「なんだよ。また事故かよ。いい加減にして欲しいんだよな~。迷惑なんだよ。」

 

と、またまた冷たい対応でしたf^_^;

 

ただ、「固定電話」を貸してくれたので、その点は有難かったです。

 

119番通報すると、既に救助の連絡がされておりました。

 

その時は分からなかったのですが、残って看病していた同僚の話から勘案すると、に携帯電話を貸してくれなかったと思われる人物が、先に警察・消防に通報したみたいです。

※ボーダーフォンだったかな。珍しくそっちは電波が繋がったみたいです。

 

私は「第2通報者」と言うことで、同じ滑落事故なのか?、違う事故なのか?を確かめないといけないとの事で、名前住所、事故の状況、滑落者との関係などを根掘り葉掘り聞かれました。

 

やり取りをした結果、

 

「救助ヘリが向かっている。地上からも向かっているが、街から遠いのでとても時間が掛かる。」

 

との回答でした。

 

警察・消防と連絡がついたので、滑落現場に戻ることにしたのですが、水もお金もなく、喉がカラカラで死ぬ思いで帰還しました。

 

桂事故現場から往復2時間の道のりを水なしで歩くのは、ちょっと難しいですよね。

 

事故現場に戻る途中に救助のヘリコプターが到着し、木々の隙間から滑落した女性を引き上げているのが見えたのでホッと致しました。

 

ヘリコプターとは言え、滑落事故の通報を受けてから1時間以上経ってからの到着なので、山の中で事故が起こると、直ぐには救助が来ないことが分かりますよね。

 

滑落し、怪我してから2時間以上は経っているので、緊急を要する場合は手遅れになりますよね。

 

滑落事故現場付近に戻ると、救助ヘリコプターから降りて来た隊員と、ご家族の方、第一通報者と思しき3人で色々と話をしてました。

 

滑落した女性と一緒に歩いていた方が、2人(両親?)居て、もう1人は付き添いの為、怪我した女性と一緒にヘリコプターに乗ったそうです。

 

家族と思われる方が、しきりに第一通報者と思しき人に頭を下げ、「ありがとう、ありがとう」と感謝している姿が見えました。

 

3人がいる所へ行こうかと思ったのですが、今まで看病し、一部始終を見ていた同僚も蚊帳の外だったので、

 

「時間もアレだし、も~行こう。」

 

となり、合流する事はしませんでした。

 

歩き出そうとすると、1人のおばちゃんが家族の方に向かって叫びました。

 

「ねーねーあなた、この方(私の事)は登山口まで走って連絡しに行ってくれたのに、お礼も無いの?」

 

結局、滝の音で聞こえなかったみたいで、お礼のひとつもありませんでした。

 

ま~何も無くて良いのですが、骨折り損のなんちゃらでございます。

 

同僚の方も、お礼の1つもなかったそうです。

 

通報するなら、なんであの時携帯電話を私に貸してくれなかったんだろ?

 

未だに答えが出ません。

 

ま~私の事を「不審者」とでも思ったのかも知れませんね。

 

毎朝、鏡に映る自分の姿を見ては「絶望」しているので、その気持ち、分からんでもないのですが・・・(苦笑)

 

その後、先に進み昼飯を食べていると、さっきのおばちゃんが追いつき、私達に話し掛けてきました。

 

「あなた達が一番の功労者なのに、誰も分かってないわよね・・・私は褒めてあげるから。これ、食べて。」

 

小さなチョコと袋に入ったお煎餅をいただきました。

 

嬉しかったな~♡

 

も~少しアレなら惚れてしまったと思います(笑)

 

同僚の話だと、このおばちゃん、事故現場から少し先の所を歩いていたものの、凄い悲鳴が聞こえ、引き返してくる途中に、私の走り出す後姿を見ていたそうです。
※おばちゃんの携帯電話も圏外で繋がらず。

 

 

滑落した人の怪我の具合と滑落原因について

結局、「2次通報者」だったこともあり、消防や警察等から後日問い合わせも無く、そのまま終了となりました。

 

次の日?だかに、地元の新聞にこの滑落事故が載ったそうですが、も~興味も無く読むことはしませんでした。

 

そんな感じなんで、滑落した女性の怪我の具合も分かりません。

 

滑落の原因は、写真撮影に夢中になり、登山道を踏み外して滑って落ちてしまったそうです。

 

その当時、滑落があった場所の斜面側に手すりやロープが付いてなかったのですが、現在はシッカリ設置してあるので、事故後に設けたのだと思われます。

 

私も写真撮影が好きなもので、夢中になってしまう気持ちが痛いほど分かるのですが、歩きながら撮影したり、崖の近くで撮影中に体勢を崩して滑落事故を起こした事例もありますから注意が必要ですよね。

 

今回は、滝壺の近くで木々がなく、救助のヘリコプターが現場まで簡単に近づけて収容できたからこそ早かったですが、それが上手くいかなかったら事態はさらに深刻だったと思います。

 

我々が現場から立ち去る直前に、街から駆け付けた救急隊員が到着したので、ヘリコプターが駄目だったら病院まで何時間かかったか想像できません。

 

この女性、滑落事故に遭われて災難だったと思いますが、もし、あの時勢い余って滝壺に落ちてしまっていたならば、さらに深刻な状況だったと思うので、その点はラッキーでしたよね。

 

2次災害になりますので、あの流れの早い滝壺に飛び込んで、救助しようとは思わなかったと思います。

 

結局、この影響で我々の行程もかなり遅れてしまい、1日の計画が全てくるってしまいました。

 

滑落事故の救助のお手伝いをして思ったこと

私は、「人間嫌い」と公言しているのですが、今回の件が1つのキッカケです。

 

他人なんて当てにできませんし、世間は思った以上に冷たいもんです。

 

「山好きに悪い人はいない」とかよく聞きますが、とんでもない!!

 

全てとは言いませんが、一定の割合で悪い人間がいるのが登山者です。

 

お土産屋さんの対応もそうですが、地元の方は冷めた目で我々登山者を見ております。

 

西沢渓谷は、入念に登山道に鎖やロープが設置されているので、それだけ事故が多いんだと思います。

 

普段、山歩きをしない観光客も来るところですから、ま~想像できますよね。

 

今回の滑落事故の救助のお手伝いをして思ったことが、

 

「何かトラブルがあっても自分で対応できるスキルと体力を身につけよう。」

 

と、心に誓いました。

 

山登りをしている方にとっては当たり前の話ですが、あの当時の私にはその気持ちがありませんでした。

 

 

「自己完結できる装備と知識(技術)と体力が、貴方にはありますか?」

 

私にとっても耳が痛い問いかけなのですが、啓発をこめて書かせていただきました。

 

少しでも滑落事故が減って、登山者のイメージが良くなって欲しいよな~って願わずに入られない今日この頃です。

 

も~滑落事故現場で救助のお手伝いはしたくありませんが、また現場にかち合ってしまったならば、面倒臭いことは重々承知で駆けつけてしまうと思います。

 

困っている人が目の前にいるのに、手を差し伸べない、そんな冷たい人間にはなりたくないです。

 

今回、冷たい対応をした貴方達。

 

将来、貴方が「滑落事故の主役」にならないと本気で思っておりますか?

 

不運にも滑落事故の主役になった時、周りの人間が誰も助けてくれなかったら、貴方はどのように思いますか?

 

事故に遭いたいと思っている人なんて一人もいません。

 

「困った時はお互い様!」の精神を忘れたくないもんですよね!

 

まとめ

 とても後味の悪い、西沢渓谷での滑落事故の顛末でした。

 

長々とした記事を最後まで読んでくださり、誠にありがとうございました。

 

滑落事故を始め、山岳遭難などによって起こりうるリスクについて色々と記事にしておりますので、良かったらご参考にしてみて下さい!

 

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