- 巻機山登山!谷川~巻機山上越国境稜線縦走について
- 巻機山登山・アクセスの詳細と上越国境稜線(巻機山国境稜線)テント泊の記事
- 巻機山登山のコースタイムと上越国境稜線縦走(谷川~巻機山国境稜線)のコース・標高差(牛首山~巻機山登山口)
- 上越国境稜線・巻機山国境稜線テント泊縦走の登山装備
- 上越国境稜線から牛首山縦走登山とルートとテント泊の様子
- 巻機山登山と谷川~巻機山国境稜線ゴール地点の様子
- 巻機山下山の様子
- まとめ
巻機山登山!谷川~巻機山上越国境稜線縦走について
上越国境稜線縦走について書いてきましたが、今回は巻機山登山について書いてみたいと思います!
今回で谷川~巻機山の上越国境稜線縦走登山は最終回でございます!
今回登った巻機山は、「まきはたやま」と読むのですが、新潟県、群馬県の二県にまたが日本百名山に選ばれている名山になります!
巻機山の標高は、1,967mと中級山岳に該当しますが、それでもアルプスと同じ位雄大な景色を堪能させてくれます!
そんな感じで、谷川岳の土合駅からスタートし、よ~やく今回のゴール地点である巻機山へのアタックになるのですが、山頂近くの牛首山から広がる上越の山々の展望が素晴らしく、フィナーレを飾るには最高の舞台となりました!
巻機山の山頂から歩いてきた上越国境稜線縦走を眺めていると、なんとも言えない達成感と安堵が入り混じる不思議な感覚に包まれました。
巻機山周辺は、日本屈指の豪雪地帯になるのですので、冬の時期は天候が安定せず、登山には不向きな日が多いのですが、今回の上越国境稜線縦走は本当に天候に恵まれました。
テント泊での縦走になりますので、天候が悪化すると停滞となり、居住環境もよくないのでストレスになっちゃいますからね。
天候が崩れると、上越国境稜線縦走は逃げ場が乏しく、数日間テントの中で停滞もありえますので、なかなか怖いルートですからね。
そんな感じで、巻機山登山と、谷川岳~巻機山国境稜線縦走の続きに移らせていただきます!
巻機山登山・アクセスの詳細と上越国境稜線(巻機山国境稜線)テント泊の記事
こちらが巻機山登山の最初の一歩である、土合駅~白毛門~笠ヶ岳避難小屋付近でテント泊した前編の記事になります。
土合駅までのアクセスが非常に悪く、地上までの長い階段に苦しめられました。
白毛門、笠ヶ岳からみる谷川岳の景色が素晴らしかったです。
巻機山登山の2日目の記事になります!
上越国境稜線縦走の核心部になります、笠ヶ岳避難小屋から朝日岳~ジャンションピーク~檜倉山~柄沢山へのテント泊縦走の様子になります。
谷川~巻機山国境稜線の美しくも厳しいルートを思う存分楽しんだ1日になりました。
そしてこちらが上越国境稜線(谷川~巻機山国境稜線)の登山の詳細になります!
登った日:4月12日(土) ~ 4月14日(月)
天 候:全行程快晴!
メンバー:私とMさん
アクセス復路:
沢口集落バス停(巻機山登山口付近)から六日町へ上越線で越後湯沢。上越新幹線で大宮へアクセスし、そこから鈍行列車で帰路
この時期は、巻機山登山口までバスは運休となっております。
沢口集落バス停までは、本数が少ないもののバスが出ておりますので、巻機山登山のアクセスに使えます。
巻機山登山のコースタイムと上越国境稜線縦走(谷川~巻機山国境稜線)のコース・標高差(牛首山~巻機山登山口)
幕営地点 6:15 → 7:43 牛首山 → 8:10巻機山 8:52 → 11:19米子沢堤防付近11:43 → 12:20巻機山冬期登山口 → 13:46沢口バス停
こちらが巻機山登山のコースタイムになります。
幕営した米子頭山付近(谷川~巻機山国境稜線)から巻機山まで3時間弱のコースタイムになりました。
巻機山の近くに牛首山という景色の良いピークがありますので、ぜひ、一緒に登ってみて下さい!
牛首山から歩いてきた上越国境稜線縦走路がとても綺麗に見えました。
巻機山の下山は、雪が多くて夏道は出てませんでしたが、多くの登山者のトレースがありまして、迷うようなことはありませんでした。
そしてこちらが谷川~巻機山国境稜線(上越国境稜線縦走路)のルートと標高差になります!
谷川~巻機山国境稜線のコースと、後編で歩いた牛首山~巻機山~巻機山登山口までのルート・標高差になります!
上越国境稜線縦走路も、ここまでくると巻機山まで近いですよね。
距離で言うと17km前後の地点からスタートになりますので、アップダウンも小さく、下山メインになるのですが、巻機山登山口からバス停がある沢口集落までの舗装路歩きが長くて辛かったです。
上越国境稜線・巻機山国境稜線テント泊縦走の登山装備
折角ですので、今回の上越国境稜線・巻機山国境稜線テント泊縦走の登山装備を記載したいと思います!
ザック75L、テント一式約2kg(ペグは持って行かず)、マット、サーマレストSサイズ 約400g、寝袋570g、ダブルストック、ピッケル、12本爪アイゼン、地形図
残雪期に上越国境稜線・巻機山国境稜線を縦走する場合は、12本爪アイゼン、ピッケルは必須です。
その年の雪解け具合にもよりますが、ワカン、スノーシューがあると安心だと思います。
食糧関係のテント泊装備
水:初日3.5L、2日目3.0L、3日目1.8L
ガス:プリムスハイパワーガス( IP-500T) 半分程残りました。
※雪から7L程水を作り、米を2回炊き、それなりに調理等で使いました。
使用時間にもよりますが、予備なしで3泊は十分持つと思われます。
ビール850ml、焼酎300ml、生卵4個、玉ねぎ1個、魚肉ソーセージ4本、生米3合(約350g)、惣菜パン5個、ハンバーグ(レトルト)2個(250g)、プルコギ春雨(レトルト) 1袋(220g)、カレー(レトルト) 1袋(220g)、インスタントラーメン 2袋(約200g)、アルファー米 1袋(100g)、チョコ、飴、梅干し、柿の種(約500g)、調味料 ごま油・醤油・塩・胡椒・砂糖(少量ずつ)
シングルバーナー、メスティン(TR-210) 、コッヘル、フライパン、ナイフ、まな板、フライパン返し
着替え、その他
長袖1枚、オパンティ1枚(色は秘密)、 靴下2枚、セーター1枚、テントシューズ、ダウン(上下)、バラクラバ、合羽、手袋(厚手・薄手)ヘッドライト、予備電池、予備バッテリー(カメラ)、歯ブラシ、胃薬、頭痛薬、コンタクト、日焼け止め、トイレットペーパー 2ロール(1.7ロール使用)
その他諸々
※上越国境稜線縦走路には、きわどい所もありますので、ザイルがあると安心です。
上越国境稜線から牛首山縦走登山とルートとテント泊の様子
明日で上越国境稜線テント泊縦走の最終日・・・
今日がテント泊最後の晩餐です!
生卵が割れてなくホッと致しました!!
Mさんが「カニ玉」を作ってくれるそうです。
カニ缶を地味にアピールしている辺りが貧乏民の悪い習性ですよね(笑)
こんな事をしている内は、諭吉様が私の財布に遊びに来るわけないですよね・・・
何はともあれ無事に山食ができました!!お見事!!
テント泊縦走の楽しみは、やっぱり食事ですからね~!
私のスリーピングマット(黄色いやつ)に色々な汁が飛び散り、凸凹に入り込んでしまい、カ二玉の洗礼を受けてしまいました。
グリーピースが凹の中に入っているのを見つけた時は、あまりの悲しさに小躍りしてしまいました(涙)
テント泊の楽しみに「魚沼」を持ってくるあたりが憎いですよね~
そして、テントの中が荷物でゴチャゴチャしていて生活感が溢れてますよね~~
それでも、グリーピースのご恩は一生忘れません(-∧-)
「ありがとう。コンニャロー!」と、叫んであげたかったです(笑)
あと、私は熱燗よりも冷酒派であることを伝え忘れてしまいました。
やっぱり、日本酒は寒い環境でも冷に限ると思います!
隣に眠るオジサンのイビキを子守唄にグウスカピー♬な夜でした!
そして、今日も最高の天気になりました(´∀`*)
巻機山への最終日も、天候に問題なさそうですね!!
さ~牛首山・巻機山まであと少し!
一本頑張りますか!!
上越国境稜線縦走を楽しみながら歩きたいと思います!
誰も居ないこの巻機山国境稜線縦走の景色を二人占めできて、本当に来て良かったな~~っとシミジミ感じました。
見渡す限り雪山しかありません。
テント張った上越国境稜線の縦走路を振り返っている図です。
何だかんだでだいぶ歩いてきましたね~~
初日に登った谷川岳方面の「白毛門」は、も~見えませんね。
と、思ったけどジャンクションピークと朝日岳はチラチラ見えてますね!
今回の巻機山へ至る上越国境稜線縦走は、雪がそこそこ締まっていて歩き易く、大変助かりました!
天気といい、本当にラッキーでした。
新雪や腐った雪だとツボ足歩きになり、相当苦労すると思います!
ワカン、スノーシューが必須になると思います。
否が応でも目線に入ってくる上越オールスターズです!
越後駒ヶ岳等も未踏なので、登ってみたいですね~!
素晴らしい山並に惚れてしまいます♡
景色が良すぎて牛首山まで全然辿り着けません(笑)
越後三山ですかね!?
アッチも登りたいんですけどね~~
来年こそは行ってみたいもんです!
よ~やく牛首山の稜線が見えてきました!
右のピークが牛首山かと思われます!
ついにここまで来ましたか~!!っとテンションもゴリゴリ上昇中な感じになりました!
上越国境稜線の1つのシンボルである牛首山の山頂(三角点 )になります。。
3日間本当にお疲れ様でした。
テント泊縦走の苦労が報われた瞬間でした!
牛首山の山頂からは、あまりの上越の景色の美しさに、お互い無口になってしまいました。
東北地方も、登ってみたいお山ばかりで困ってしまいます。
巻機山登山と谷川~巻機山国境稜線ゴール地点の様子
谷川~巻機山国境稜線は、本当に極上の稜線ですね~♡
さ~目指す巻機山まであと少しです。
ジックリ味わいながら歩きたいですね。
巻機山に着いた~~!!!!
いや~ここまで遠かった(>_<)
山頂プレートもない地味地味な感じの頂きですが、本当に嬉しかったです!
最近でもないのですが、巻機山の山頂にプレートが設置されたました。
日本百名山ですし、何か山頂にあると登山した苦労が報われインスタ映えしますしね!
巻機山の山頂から、今まで歩いてきた上越国境稜線縦走ルート(谷川~巻機山)が見渡せました!
って事は、今まで歩いて来たルートから巻機山が見えていたって事ですよね!?
どれが巻機山か、結局今も分からずじまいでございます!?
こんなんで良くここまで来れたな!って感じですよねf^_^;
巻機山の山頂はこんな感じです。
谷川~巻機山国境稜線ゴール地点になります。
無雪期は、山頂周辺は高山植物の宝庫で、池塘もあって風光明媚なところになるそうです。
テント泊装備のオモザックも本当にお疲れさまでした。
臭い旅の相棒ですんで、労わってあげんとですよね!
それにしても巻機山は素晴らしい展望でございます!!
迫力が有りますよね~!
上越の山は、本当に立派な山容をしたものが多いです!
標高が2,000m前後とは思えない重厚感があります♬
Mさん、巻機山で何を想う!?
谷川~巻機山国境稜線のゴールを味わっているんでしょうね。
さ~名残惜しいですが、そろそろ巻機山から下山でございます。
この辺、山スキーの方が結構多く賑やかでした。
巻機山下山の様子
巻機山から下山していると、避難小屋周辺に良い仕事がありました!
やっぱり雪山テント泊にはスコップが必須ですよね!
私も買おうかな~~
でも、あんまり冬山やらないからな~~・・・
ちなみにこの周辺に巻機山の避難小屋と水場があるのですが、全て雪に埋もれてました。
巻機山周辺は、豪雪地帯ですからね~・・・。
わざわざ「ニセ」がつく「ニセ巻機山」です!
逆から来ると、ここが山頂だと思って最後の気力を振り渋るんでしょうね~~
着いたと思ったら「ニセ」か~・・・
怒り狂う登山者の顔がチラチラ想像出来ちゃいました!
こんな穏やかに日に山に登れて我々は幸せ者です♡
上越国境稜線縦走路を見ながら優雅な下山となりました。
も~言葉が見つかりません。
日本じゃないみたいです。
巻機山から尻セードーで滑り落ちていくMさんです。
そんな姿に微笑みながら冷めた目で見つめておりました(笑)
巻機山周辺は、最高の天然のスキー場ですよね~(´∀`*)
なんか分からんですが好きな絵でございます。
この時間、結構登山者が巻機山に登って行きました。
多分、アレが巻機山の山頂だと思っている事でしょう・・・
怒り狂う姿を見てニヤニヤしたかったな~(笑)
アッチの尾根も歩いてみたいな~って思いながら下っていきました。
残雪期は、アッチ(天狗岩方面?)は確か下山禁止だったと思います。
あのモッコリと自己主張しているのが天狗岩です!
夏場、アッチから巻機山へ登ってみたいもんですね~~
よ~やく巻機山の登山口に下山し、そこから長い舗装路歩きになります。
よ~~~やく沢口バス停まで辿り着けました・・・。
ここまで遠かった・・・。
途中で温泉に寄り、登山で冷えた体を癒してみました!
帰りの新幹線で上越国境稜線縦走谷川岳~巻機山縦走の祝杯をあげちゃいました♡
まとめ
とても思い出深い上越国境稜線での3日間になりました。
独りだったら、多分歩けなかったと思います。
また機会を作って、巻機山を目指し谷川~巻機山国境稜線を歩てみたいな~っと思っております!
季節や天候によって難しさが変わってきますが、「稜線フェチ」の方には是非、巻機山を目指して上越国境稜線歩いてもらいたい!そんな感じの良いコースでした!
今年は雪がモリモリ降るんでしょうかね~~~
低山で修行を積み、また何処かで少し難しい積雪期バリエーションルートに挑戦出来たらな~って思っている今日この頃でした。
谷川連峰主脈縦走+苗場山へテント泊縦走した時の記事になります!
巻機山国境稜線縦走とは違った面白さがあった苗場山までの登山の記録になります!
西黒尾根から谷川岳馬蹄形テント泊縦走した時の記事になります!
谷川~巻機山国境稜線から見えていた谷川岳馬蹄形縦走路をテント担いで縦走しました。
西黒尾根は、日本三大急登になってまして、凄い破壊力でした(涙)