アオヒゲ危機一髪♪ 樽の中身は何だろう!?

登山とキャンプ、写真撮影が大好きな「自称爽やかなオジサン」のアウトドアブログです。

雁坂峠の滑落事故に思う事&エバーニュー6本爪軽アイゼンレビュー

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雁坂峠

 

 

 

雁坂峠の滑落事故について

元旦だというのに、日本三大峠の1つである、雁坂峠の近くで悲しい滑落事故が有ったみたいですね。

 

特に救助に向かった方の二次遭難は、本当に悲しい出来事でございます。

 

他にも、富士山や北アルプスでも事故が有ったみたいですが、お亡くなりになった方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

  

今年は例年に比べ天候がマズマズな感じなので、遭難・滑落事故は少ないんじゃないかな~っと思っていたんですが、とても残念ですね。

 

自分自身、技術がない事は重々承知しておりますので、この時期の山歩きは非常に気を遣います。

 

自分の技術と体力を判断し、登れる山と登れない山の見極めが、厳冬期登山の一番大事なところだと思っております。

 

今回の雁坂峠の滑落事故は、多分、小屋の水場である「豆焼沢」の近くで起きたんじゃないかな~っと推測しております。

 

 

雁坂小屋

数年前の写真なんですが、雁坂小屋の小屋締め(11月末頃)の時の様子です。

まだ、この時期は雁坂峠周辺に雪はありません。

多分、今年もこの時期は積雪は無かったんじゃないでしょうかね~

 

 

雁坂小屋水場

 雁坂小屋から樺避難小屋へ5分位進むと谷側に水場あります。

小屋締めすると、この水場は使えなくなるかと思います。

※凍結しちゃうと思います。

 

 

豆焼沢

さらに樺避難小屋の方に進むと、例の「豆焼沢」があり、沢の上に雁坂小屋の水場の設備があります。

 

とても美味しい水で、私はここの大ファンなのですが、この周辺の登山道は沢水の影響でガチガチに凍結してしまうので、冬場はアイゼンがないと通れません。

 

北斜面で日が当たらないので、11月末でも所々凍っているのが分かるかと思います。

 

谷側はかなりキレ落ちているので、多分、滑落事故はこの周辺だったんだろうな~っと雁坂峠の滑落事故のニュースを聞いて想像しちゃいました。

 

ここに限らず、積雪や凍結があると「イヤらしいだろうな~」って箇所があるので、この時期はテント泊装備では通らないようにしております。

※ただ、技術がないだけなんですけどね。

 

雁坂小屋のブログを観て、年末年始は営業しているのを確認していたので、こちらの雁坂小屋か笠取小屋にテン泊で年越しでもしようかと考えていたので、このニュースを聞いて大変ビックリしてしまいました!

 

腰痛のお陰?で行くのを止めたんですが、もしかしたら私もアソコに居たかも知れんな~っと思うと・・・。

 

いつ、どこで、何が起こるか分からないのが登山の怖さですよね~~

 

自分も気を付けないとな~っと思い知らされたニュースでした!

 

 

 

滑落事故の防止に6本爪軽アイゼンが必須

ホント、凍結は怖いよね~って感じですが、私が住む神奈川の寒さの底は、例年お正月を過ぎた中旬から下旬あたりかな~って思っているのですが、今年は結構暖かな日が続いておりますよね~!

 

お陰で灯油の消費量が少なくて大助かりなんですが、このまま冬が終わってくれると良いんですけどね~~

 

ま~今年はそんなに甘く終わる事はないんじゃないかな~っと予想しております。

 

私の予想は当たらないことで有名なんでアレですが、南関東の低山と言えども、そろそろ滑落事故の防止に「6本爪軽アイゼンくらいは装備しておかないと怖い時期に突入ですよね~

 

雪や凍結があっても、登りならさほど気になりませんが「下り」だと、も~ツルツル滑ってアイゼンないと危なくてしょうがないですよね!

 

凍結した場所で滑って怪我する場面は、大抵「下り」で起きますので、チョッとの凍結でも油断してはいけませんよね!

 

滑って怪我だけで済めば良いですが、冒頭のような滑落事故が起きてしまうと取り返しがつかない事態になってしまいますからね。

 

色々なメーカーから「6本爪軽アイゼン」が発売されておりますが、今日は私が愛用してるアイテムのレビューを記載したいと思います!

 

エバーニュー6本爪軽アイゼンについて

 

エバニューの6本爪軽アイゼンの値段ですが、4,800円(購入当時)でした。

 

H29年1月2日現在、5,053円と値上がりしてました。(Amazonさん調べ)


エバニューの6本爪軽アイゼンのサイズですが、全長:15cm、重さがLサイズ 520g(Lサイズに合う靴のサイズは、25.0~28.0cm)になります。

※Sサイズもありまして、そっちは500gになります。主に女性用です。

 

 

エバニューの6本爪軽アイゼン

見ての通りボロボロなのですが、エバニューの6本爪軽アイゼンを購入して既に7年目に突入しております!

結構ヘビーに使っているのに全然壊れませんので、耐久性は問題なしだと思います!

ここまで使えば元は取りましたよね~(・ω・)ノ

 

 

アイゼンの裏側

 アイゼンの裏側はこんな感じです!

かなりボロボロですが、まだまだ使えます!

 

こちらを買う前は、4本爪アイゼンを使用していたんですが、歩ている時の安定性が悪く、また、氷面の刺さりが悪く、滑ってこけた事が何度も有ったので6本爪に買い替えました。

 

6本爪あると、非常に安定性が良く、氷の箇所も問題なく歩く事が出来ます!

個人的には、4本爪を買う位なら6本爪アイゼンをお勧めいたします!!

 

 

雪団子にはなりません

 黄色のスノープレートが中々の優れもので、足の裏に雪がつかず、雪団子にはなりません!

 

また、バックルを締めつけて靴に装着するんですが、その操作が非常にしやすく、手袋つけていても問題なく装備できます。

 

エバーニュー6本爪軽アイゼンの寿命は、「脱着ベルトが切れた時」だと思います。

 

ガシガシと氷に食い込み、滑り止めを発揮しますので、森林限界より下ならコレで問題なく歩けるかと思います!

 

12本爪アイゼンと比べると、こちらは半分以下の重さなので、ついつい使用頻度が多くなってしまいます!

 

ただ、デメリットもありますので、そちらも記載したいと思います!

 

?

エバーニュー6本爪軽アイゼンのデメリット

重登山靴には装備できません。

ベルトの長さの関係で「軽登山靴」しか装備できないと思います。

 

トレッキングシューズ~標高2,000m前後の山を歩く前提の「軽登山靴」を対象にしていると思われます。

 

軽アイゼン全般に言える事ですが、持っている靴に合わない可能性があるので、気になる方は登山靴持参のうえ、登山用品店で購入するのが確実です。

 

ただ、本格的な登山靴でなければ、アイゼンの横幅も自分で調整出来ますので、だいだいの登山靴に装着できると思っております。

 

スノープレートを別途購入できない。

壊れたり、落として無くしたりした時に売っているのかな?と思い探したんですが、ネット上で見つける事が出来ませんでした。

 

メーカーホームページにも記載がないので、多分、購入できないと思います。

 

スノープレートがないと、雪がモリモリくっ付いて足の裏が雪だるまになってしまい、非常に煩わしくなると思います。

 

上述しましたが、ベルトが切れた時とスノープレートが壊れた時(無くなった時)が、こちらの商品の寿命だと思っております。

 

その時は、素直に新しいのを買ってね!って事なんでしょうね・・・

 

こちらを購入する前に迷ったのがこちらになります!

 

チェーンスパイクも軽量でお勧めです!

 購入当時、まだ出始めのアイテムだったと記憶しているんですが、非常に軽い(400g前後)のと着脱が楽そうなところに惹かれてだいぶ悩みました。

 

結局、シッカリ滑り止めになるものを買おうと思い、少し値段が高いですが6本爪アイゼンに致しました。

 

現在は、こちらの6本爪と12本爪のアイゼンを状況に応じて使い分けております。

 

も~少し寒くなり雪も多くなるとエエんですが、この時期の山は、凍結箇所短かったりして脱着の判断がなかなか難しいかと思いますが、それでもコースの状況を判断して、装備しないと危ないですよね。

 

なだらかな登山道で凍結していても滑ってコケて怪我だけで済むかと思いますが、切り立った断崖の近くで滑ってしまうとシャレでは済みませんからね~

 

まとめ

一番良いのは「冬山登山はやらない」だと思いますが、それでも登る登山者にとっては、命を守るためにも足元の装備は油断なくシッカリとしたものを選択したいですよね!

 

装備があっても使いこなせなければ意味がありませんし、アイゼンの爪をズボンに引っかけて転倒したりもありますから、アイゼン歩行の練習をよくしてから臨むことも必要ですよね!

 

冬山は、危ないとは思いつつ、雪山の魅力を知ってしまうと中々やめる事は出来ません。

 

自己責任とよく言われますが、事故が起きたら「自己責任」だけでは済まされませんから、その事を肝に銘じて行かないとですよね。

 

 私もまだまだ修行足りませんので、低山の雪山で練習してから、少しずつステップアップを図っていきたいな~っと思っております!