- 塔ノ岳で遭遇した登山道具の盗難、置き引きについて
- 昼食の時に起こった盗難、置き引き騒ぎについて
- ガスバーナーが無くなってしまった経緯
- 盗難に遭った登山道具のお値段
- テント泊、キャンプ地での盗難、置き引き事件について
- 登山中の盗難、置き引き被害に遭わない対策と予防のまとめ
塔ノ岳で遭遇した登山道具の盗難、置き引きについて
今日は、山頂で遭遇した登山中の盗難、置き引き事件について書いてみたいと思います!
今回はテント泊の時ではないのですが、日帰り登山中に、とある山頂で昼飯を食べていた時の話でございます。
「とある山」だとアレですので、正確に書くと神奈川県の丹沢山塊に鎮座する「塔ノ岳」での出来事です。
塔ノ岳の場所はこちらになります!
丹沢山塊塔ノ岳の地図
関東近郊の方ならご存知かもしれませんが、こちらの塔ノ岳の山頂は展望が素晴らしく、公共交通でもアクセスが良好なもので、年中大賑わいなお山でございます。
私は神奈川県在住なもので、何度も塔ノ岳には登っているのですが、「何処のお山に行くか迷った時」や、「時間がなくてコースを調べるのが面倒な時」にとても重宝している感じです。
丹沢山塊は、「私のホームグランド」と勝手に思っているのですが、この「勝手知ったる安心感」は言葉にならないものがあります。
その日は少し寒いものの富士山の景色にも恵まれ、天気も良かったので大勢の登山者がニコニコしながら山頂で昼飯を食べておりました。
私も負けじと「貧乏セット(昼食)」をニヤニヤしながら食べていたのですが、山頂で食べるご飯はやっぱり格別ですよね!
どんなに貧相な食事でも、美味しくなるのが山の魅力ですよね~(´∀`*)
昼食の時に起こった盗難、置き引き騒ぎについて
あまりにも貧相な「貧乏セット」なもので、多くの登山者の目に触れるのは嫌だな~っと思い、コソコソと食べていた時でございます。
後ろから同年代と思しき登山者が話し掛けてきました。
「すみません。そこに置いてあったバーナー知りませんか?」
「バーナー!?」
「はい、EPEのガスバーナーなのですが、緑色のガスボンベを付けたバーナーなのですけど・・・」
「う~分かんないですね~~・・・。ガスバーナーは見てないです。」
話しかけてきた登山者の右手には食材が入った袋を持っていたので、昼飯を作ろうとしていた事を察したのですが、肝心の「ガスバーナー」が無くなってしまったみたいです。
最初、風が少しあったせいか「バーカー」と聞こえ、
「なんだと!この野郎!!ニャロメ~!!表に出ろ!!って、既に表か・・・。」
と、思ってしまった自分が情けなかったです(苦笑)
ガスバーナーを捜しているだけで、私の事を疑っているような感じではなかったんのですが、念の為、私のイワタニ製のバーナーをチラチラ見せておきました。
私はこちらのプリムスP-153バーナーを普段愛用しております!
プリムスP-153バーナーのメンテナンスのやり方なども書いてますので、良かったらご参考にしてみてください!
私の右隣に座っていた登山者にも同じような事を聞いていましたが、やっぱりガスバーナーが見つからないみたいで・・・。
その後も食材を持ちながら、他の登山者が使ってるバーナーを見ながらウロウロ探しておりました。
10分位経ったんでしょうかね。
ガッカリとした姿で私から少し離れた後ろの方に戻ってきました。
まさに「首を垂れている」と言う言葉がピッタリなほど、背中から負のオーラがモリモリな感じでした・・・。
私の「ジックリ炒めた飴色のタメ息」に匹敵するほどの邪悪なオーラでしたf^_^;
なんだか可愛そうになり、彼に話しかけてみました。
「ガスバーナー見つかりました?」
「いや~無いんですよ・・・何処にいっちゃったんだろ・・・」
「そ~ですか・・・火がないとご飯食えないでしょ。ガス缶、微妙に残っているから、バーナー貸すんで使いきって。」
と、話してみました。
最初は遠慮してましたが、残ったガスを全部使い切り、無事に食事を摂ることができたみたいです。
「悪いのでガス代を払いたい」
と、ゴチャゴチャ言ってましたが、「ガス缶を(持って帰って)捨ててくればソレで良いですよ。」と伝え、そこで別れる事になりました。
ガスバーナーが無くなってしまった経緯
事の顛末を聞くと、昼飯を作る前に、山小屋のトイレを借りに行った間にガスバーナーを盗られちゃったみたいです。
※塔ノ岳山頂に有料のトイレがあります。
トイレが混んでいたみたいですが、それでも時間にして10分は掛かってないと言っておりました。
「直ぐに戻るし、盗られないだろう」
と思っていたようでした。
私の座っていた場所から結構近かったのですが、残念ながら気づきませんでした。
てか、キョロキョロしながら食事はとりませんよね!
可愛い山ガールが近くに居たら、また違った行動をとっていたかもしれませんが、その時は年季の入ったおじさんしか周りに居なかったもので・・・(笑)
悪意があって彼の道具を盗んだのか、それとも間違って持っていってしまったのか分かりませんが、高価で大事な装備がなくなってしまうのは痛いですよね~
出来るだけ荷物を軽くしたいと思うのが登山だと思いますので、「ワザワザ重い物を盗むかな~!?」、「間違って持って行っちゃうこともないよな~!?」っと思えただけに、衝撃的な感じでした。
盗難に遭った登山道具のお値段
私は使った事が無いので、EPIのガスバーナーの正確な値段がお幾らなのか分からないのですが、それでもガス缶とコッヘル、バーナーのセットで15,000円前後はするんじゃないんでしょうかね~!?
ちなじに盗難に遭った登山者は、バーナーとコッヘル(鍋)、ガス缶が無くなったそうです。
本来なら買わなくても良い登山道具を、こんな理由で再購入するのは本当に嫌ですよね~
長年使っている山道具なら、愛着もあるでしょうから尚更辛いですよねf^_^;
ツイツイ私も「盗まれる物もないし」と思い、荷物を置いてその場から離れてしまうことがあるのですが、「短い時間でも、こんな窃盗、置き引き事件が山でもあるんだ~」っと思い、以後気をつけているところです。
周りに人がいるからと言って、犯罪の抑止力にはあまりならないのかも知れませんよね。
どんな時も油断していはいけない事が、今回の盗難、置き引き事件で良く分かりました。
テント泊、キャンプ地での盗難、置き引き事件について
前回書いた「アイゼンの盗難」に引き続き、こんな日帰り登山中の窃盗被害?の現場に出くわしました。
奥秩父主脈縦走路をテント泊で縦走中に遭遇した盗難騒ぎについて書いた記事になります!
良かったらご参考にしてみてください!
登山中の盗難、置き引き被害に遭わない対策と予防のまとめ
山小屋泊の場合でも、登山靴を間違って履いていかれたとか、ストックを盗まれた、乾燥室で乾かしていたレインウエアが無くなったとか話をよく聞きますので、大事な装備は目の届く所に保管する事が重要ですよね!
鍵のかかるロッカーなんて山にはないので、窃盗被害に遭わない対策と予防は、自分でシッカリと管理するしかないですよね!
私自身は登山道具を山行中に盗まれた事は無いのですが、今までの盗難騒ぎを見てきた経験上、嫌な思いをしたくはないので、人が多い所で休憩する時は最新の注意をしております。
ま~山道具は盗まれたくないんですが、「私の心」を盗んでくれる素敵な山ガールがそこら辺に転がっていてくれたら最高なんですけどね(笑)
座布団を何枚か貰えそうだな~って感じですが、登山をしていると、熊やマムシ、スズメバチ等も怖いですが、忘れちゃいけない一番怖い存在は「人間」だと思います。
山を愛する人間に、悪い奴がいるのは悲しい話ですが、皆様も十分登山道具の管理には注意して楽しい時間を過ごしてください!!
登山中のデポや、登山アイテムの盗難予防に役に立つアイテムを記事にしてみました!良かったらご参考にしてみてください!