- 仙ノ倉山・平標山登山と赤湯温泉テント泊(谷川岳~万太郎山~苗場山)の詳細について
- 万太郎山~仙ノ倉山~平標山~赤湯温泉への登山のコースタイム・コース・標高差
- 大障子避難小屋から大障子ノ頭・万太郎山登山とルートの様子
- 仙ノ倉山登山と越路避難小屋・エビス大黒ノ頭避難小屋のお花の様子
- 平標山登山とルートと松手山コースの様子
- 赤湯温泉のルートの様子と鷹ノ巣峠について
- まとめ
仙ノ倉山・平標山登山と赤湯温泉テント泊(谷川岳~万太郎山~苗場山)の詳細について
前回に引き続き、今回も谷川岳から苗場山へ登山した時の事を書いていきたいと思います!
今回の中編は、大障子避難小屋から出発して、万太郎山~エビス大黒ノ頭~仙ノ倉山~平標山~松手山~赤湯温泉山口館でテント泊でございます!
今回の谷川岳縦走+苗場山への山行で一番の長丁場になります!
高山植物で有名な仙ノ倉山・平標山への登山を楽しみにしていたのですが、天候が少し微妙でちょっと残念な感じになりました。
しかしながら、仙ノ倉山から平標山への稜線の雰囲気が非常に良く、天気が良いと最高の天空縦走路を満喫できるんだろうな~と思ってしまいました。
そんな仙ノ倉山、平標山ですが、例年6月中旬位から高山植物が見頃になるそうです。
また、今回の谷川岳~苗場山登山の楽しみの1つにしていたのが赤湯温泉になります!
「秘湯」と名高い赤湯温泉になるのですが、車で行くことが出来ず、山道を徒歩でしかアクセスできないという、なんとも野趣あふれる温泉施設になります。
仙ノ倉山・平標山登山で疲れた体を赤湯温泉で癒そうと張り切って進んだのですが、思いのほか距離とアップダウンがあり違う意味で悶絶してしまいました。
谷川岳主脈縦走路のアップダウンをモリモリで、なんだか凄い1日になったのですが、こんな仙ノ倉山・平標山・赤湯温泉での1日になりました。
そしてこちらが前編で歩きました谷川連峰主脈縦走+苗場山登山の記事になります!
土合駅から出発し、谷川連峰主脈縦走路である、谷川岳~大障子避難小屋で1泊した記事になります。
そしてこちらが仙ノ倉山・平標山・赤湯温泉でテント泊をした時の登山の詳細になります!
日 程:7月13日(土) ~ 2013年07月15日(月)
天 候:7月14日AM 雨/ガス/強風 PM 曇/晴れ
メンバー:私含めて3名
交通手段:前編と後編に記載
装 備:後編に記載。
残ながら、仙ノ倉山・平標山・赤湯温泉への登山は天気が悪く、小雨の中でのテント泊縦走となりました。
万太郎山~仙ノ倉山~平標山~赤湯温泉への登山のコースタイム・コース・標高差
大障子避難小屋 5:03 → 5:19 大障子ノ頭 → 6:32 万太郎山 6:39 → 7:26 越路避難小屋 7:30 → 7:53 毛渡乗越 8:00 → 9:39 エビス大黒ノ頭 9:46 → 10:18 エビス大黒避難小屋(昼食) 10:59 → 11:36 仙ノ倉山 → 12:37 平標山 12:43 → 13:48 松手山 13:55 → 15:17 平標山登山口 15:22 → 15:42 赤湯温泉登山口 → 17:01 赤湯林道終点 → 18:02 鷹ノ巣峠 18:06 → 18:40 赤湯温泉山口館(幕営)
こちらが大障子避難小屋から出発し、谷川連峰主脈縦走路上にあります万太郎山~仙ノ倉山~平標山~赤湯温泉への登山のコースタイムになります!
コースタイムの通り、今宵のお宿である赤湯温泉に19時前に到着しました。
薄暗い中での登山となりまして、チョット危ない感じになりました。
明るいうちに赤湯温泉へ辿り着くためには、大障子避難小屋を4時頃出発するか、仙ノ倉山の手前にありますエビス大黒避難小屋で宿泊かになります。
エビス大黒避難小屋は、水場が無いのネックになります。
テント泊装備を担いで谷川岳から苗場山を目指すのは、中々の苦行になりますので、コースタイムは余裕を持って臨んでください!
2泊3日にこだわらなくても良いと思います!
そしてこちらが万太郎山~仙ノ倉山~平標山~赤湯温泉のコース・標高差になります!
青色の所が、中編で歩いた谷川岳から苗場山の区間である、万太郎山~仙ノ倉山~平標山~赤湯温泉のルートになります。
標高地図の通り、仙ノ倉山・平標山まで小さなアップダウンが続き、赤湯温泉まで一気に標高を下げていきます。
赤湯温泉から苗場山への登り返しがえげつないのですが、そちらは後編で書きたいと思います。
赤湯温泉周辺が地味に悪路で、白目を剥いてしまいました・・・。
大障子避難小屋から大障子ノ頭・万太郎山登山とルートの様子
谷川岳から苗場山を目指した登山初日の夜の様子になります!
こちらは大障子避難小屋での夕食でございます!
なんだか凄く豪華なディナーになりました(´∀`*)
食材をモリモリ荷揚げしてくれて感謝でございます(-∧-)
食後のデザートは、Happy Birthdayでした♡
この数日後、私、誕生日だったもので、わざわざ用意してくれました!
重いのに、申し訳ございませんでしたm(__)m
軽くて薄い「現金」で良かったのに~(笑)
いや、薄いと悲しいんで、「帯封された現金」で良かったのに~♬に、訂正します(笑)
そんな感じで翌朝の大障子避難小屋からの谷川連邦主脈縦走路の様子です。
右に見える大きなお山が谷川岳ですね!
仙ノ倉山・平標山への登山の期待値が上がる景色ですよね~!
大障子避難小屋から見る越後湯沢駅の方でございます!
幻想的な谷川の夜明けですね~(´∀`*)
小出俣山方面でございます!
アッチも歩いてみたいもんですね~
それにしても、スカッと晴れて欲しいんですが、なんだか微妙な雲が出てきました・・・。
万太郎山・仙ノ倉山を目指しスタートすると、イワカガミが何本か咲いておりました!
花びらの質感が「木綿のパンツ」みたいで可愛いですよね!
木綿のパンツと聞くと、何故か女子高生を連想してしまいます。
何故???(笑)
大障子避難小屋から少し登れば万太郎山の手前にある大障子ノ頭になります。
この辺から雨が降り出してきました。
「雨も滴る良い男!」になれそうな予感がしました!!
時々ガスの切れ間があるものの・・・。
梅雨明けの快晴を狙っていたんですが、まだ梅雨が開ききれてませんね~・・・。
大障子ノ頭からの万太郎山~仙ノ倉山方面の景色になります!
天気が悪いですが、こんな幻想的な天空縦走路歩きが出来ました!
今なら「自称仙人」になれそうな予感がいたします(´∀`*)
チラチラ見えているのが苗場山なら最高なのですが、アレは万太郎山?仙ノ倉山でしょうかね!?
行いが悪いと、強制的に閉店になってしまいます。
中々扱いが難しいからこそ、デレデレの時に可愛いく感じることが出来るんでしょうね!
なんだかクマが出てきそうな雰囲気ですよね~~
谷川岳周辺も、熊の生息数が多そうですから注意しないと危ないですよね~!
いや~開放的な谷川岳の縦走路でございます(´∀`*)
万太郎山山でアップダウンが多いものの、こんなフラットな所もあったりして飽きませんね~
天国街道が終わろうとしております・・・。
見たくない万太郎山への急登の景色が広がっているのは気のせいでしょうか・・・。
あのピークが万太郎山ですね~!!
笹の草原が山頂まで続いているんですね~
谷川岳と大障子ノ頭の夢のコラボとなりました!
谷川岳は、本当に綺麗で雄大ですよね~♪
万太郎山直下でニッコウキスゲのお出迎えがありました!
青空が欲しいところですが、天気だけはどうにもなりませんからね~~
なんだか日本にいるとは思えない万太郎山からの景色でございます!
稜線フェチには涎が出ちゃう景色ですよね(笑)
谷川岳~苗場山縦走は最高ですね!!
雨に濡れてシットリとした感じがオジサンの心を鷲掴みにしました。
「濡れる」と言う言葉に何故か激しく感じてしまうのは何故でしょうかね!?
万太郎山周辺は、お花が多いですね~
万太郎山だと思っていたピークが吾策新道との分岐でした・・。
偽ピークで精神的にやれてしまいました・・・。
精神が崩壊していたあたりだと思われます(笑)
あのお山は、日白山方面ですかね!?
悟策jr.じゃないわよね???と、話し掛けたところ万太郎山の山頂でした!!
いや~ここまで遠かった・・・。
仙ノ倉山まで思いやられます・・・。
仙ノ倉山登山と越路避難小屋・エビス大黒ノ頭避難小屋のお花の様子
万太郎山の山頂から見る仙ノ倉山~平標山の稜線でございます!
谷川連峰が一望ですね!
それにしても、アップダウンが多いような・・・。
仙ノ倉山を目指し進んで行くと雲海チックになってきました!!
今なら、雲の上も歩けるはずです!!(?)
凄い谷川の景色ですね!
幻想的だ~(´∀`*)
目まぐるしく天気が変わりますが、先を急ごうと思います!
今日は、「名湯赤湯温泉」まで行きたいので、時間的にキツイ行程でございます。
仙ノ倉山への途中、痩せ尾根もあったりしますが、道はそれほど悪くないです!
人間がいないんで、とても静かな時間でした。
仙ノ倉山への縦走路上に、ニッコウキスゲが結構咲いていて、目を楽しませてくれます!
谷川連峰は、本当に花が多いですね!
こんなお花の大歓迎を受けるとは思ってもいなかったです!!
最盛期は、谷川岳主脈縦走路は、見事な花景色になるんでしょうね~♬
仙ノ倉山への縦走路は、本当にお花が多いです!
こちらも薄い紫色の可憐な花をモリモリ咲かせておりました!!
名前が分かりませんが、美しいものには名前なんて要りません!(?)
仙ノ倉山を目指しさらに進んでいくと、越路避難小屋がありました。
越路避難小屋の定員7名前後で、テントは1張り張れるかな~って感じでした!
中も狭く暗いので、越路避難小屋に泊るのはちょっと勇気がいりそうでした。
越路避難小屋から仙ノ倉山を目指して登っていくと、今度は「黄泉の国に繋がる稜線!」ってな感じになってきました。
ガスガスな谷川連峰主脈縦走路も悪くないですね~~
機嫌が良くなると、素敵な景色を見せてくれる優しさもあったりします!
ホント、ツンデレですよね~(´∀`*)
そんなギャップに弱いおじさんでございます。
エビス大黒ノ頭の直下になると、凄い岸壁の景色になりました!!
ここで滑落してしまうと、「さような~」になってしまいますねf^_^;
「谷川の風」にならないように気を付けないとですね~~
エビス大黒ノ頭への登り道で、昼間っから熱いプレーを見せつけてくれました。
後も良いけど、最後は前からお願いします♡(?)
そしてフィニッシュはお腹へ♡ですかね!?
私が参戦すると、ゴキブリみたいな子供がモリモリ産まれて困るよな~っと色々妄想に忙しい時間帯でした。
そんな感じでエビス大黒ノ頭の山頂でございます!
エビス大黒ノ頭の山頂まで幾つも偽ピークがあり、精神的に参ってしまう感じです。
何個か現実逃避できる妄想を用意しておくことをお勧めいたします!
スカッと晴れてくれるとありがたいんですけどね~・・・
晴れたり時々雨が降ったり忙しい天候でした。
それでもエビス大黒ノ頭の景色の良さは伝わりますよね!
エビス大黒ノ頭の山頂から仙ノ倉山方面に少し進むとエビス大黒ノ頭避難小屋があります。
エビス大黒ノ頭避難小屋は、定員3名ですが、ホント狭く少し汚いです。
あまりお勧めは致しません。
エビス大黒ノ頭避難小屋周辺の平地は、テントは2張りかな~って感じの広さですね。
こちらもトイレ・水場はありませんので注意です!
エビス大黒ノ頭避難小屋周辺もお花がモリモリでした!
エビス大黒ノ頭避難小屋から仙ノ倉山周辺の登山道もお花畑が点在しておりました!
花が咲き乱れ、高山植物好きにはたまらないでしょうね~(´∀`*)
エビス大黒ノ頭避難小屋からのきつい登りをこなすと、よ~~やく仙ノ倉山に到着です!
仙ノ倉山の標高は2,026mになります!
谷川連峰では、最高峰になります!
ここまで本当に遠かった・・・。
時間も時間なので、仙ノ倉山の山頂は貸し切りでした。
平標山登山とルートと松手山コースの様子
正面に見えているのが平標山ですかね!?
アッチも天気が微妙そうですね~~
仙ノ倉山から平標山へのルートは、木道が整備されていて歩きやすかったです!
も~少し早い時期だと、仙ノ倉山~平標山の縦走路にチングルマがモリモリ咲き乱れて綺麗なんですけどね~~
今までのアップダウンが嘘のような緩やかな仙ノ倉山~平標山の稜線歩きになりました。
このルートを快晴の中歩けたら最高でしょうね~~
この仙ノ倉山~平標山のルートが、谷川岳縦走の1つのクライマックスですよね!
仙ノ倉山~平標山のルート上のチングルマは終わってましたが、ハクサンイチゲが最盛期でした!!
こっちも可愛いく綺麗な花ですよね!
仙ノ倉山からモリモリ歩いていくと、平標山に到着しました。
平標山の標高は1,983mになります!
天気が良いと、展望が良さそうな山頂でした。
平標山の山頂から、それなりに景色を見れたんで、有難い限りでした。
ここまで来て、真っ白な世界だと悲しくなっちゃいますからね~~
あっちは苗場山ですかね!?
時間もアレなので、平標山の松手山コースで赤湯温泉を目指したいと思います!
このコースも大変雰囲気が良い感じでした!
平標山からは、結構な急坂を転がりながら落ちていくと松手山になりました。
赤湯温泉に行きたいので、「元橋」の方に進んでいきます!
赤湯温泉のルートの様子と鷹ノ巣峠について
平標山から下山し、本橋バス停近くまで行くと、今夜のお宿の「赤湯温泉山口館」の入口が国道17号線沿いにあります。
車止めより2時間と言うことは、ここからだとさらに時間が掛かるという事ですよね・・・。
ただ今の時刻が15:40過ぎなんで・・・
考えたくもないですね~~
赤湯温泉までは、整備はされているものの、も~登山の領域だと思います。
このルートは、歩きやすい靴でお越しください。
かなりガチな感じでした。
「アオヒゲブルー」な感じの川の色でございます(´∀`*)
赤湯温泉の成分がしみ込んでいるんでしょうかね!?
血行が良くなり、毛根が喜んでしまいますね~♡
これ以上毛深くなると「アウストラロピテクス」に進化してしまいそうです(笑)
林道終点から先は、完璧な登山道になります。
かなりの急登をこなし、よ~やく鷹ノ巣峠でございます。
鷹ノ巣峠から赤湯温泉は、ここからさらに45分・・・。
名前に負けない秘湯っぷりですね~~
ここから先は、かなり急な下りになります。
暗いと非常に危ないので、私達みたいに変な時間には歩かないようにしてください。
滑落しそうな場所がありますので、注意してくださいね!
そんな感じで、よ~~~やく赤湯温泉山口館に到着できました!
まとめ
仙ノ倉山・平標山の景色にウットリの連続だったのですが、思いのほかアップダウンが強烈で、かなり大変な登山になりました。
ど~みても、行程に無理がありましたよね(笑)
また、赤湯温泉のどこにテントを張ったのか、幕営料についても知りたい方がいるんじゃないかな~っと思います。
そちらの赤湯温泉の詳細につきましては、次回に記載したいと思います。
そんな感じで谷川岳からのテント泊縦走の最終日である苗場山登山につきましては、次回、後編に続きます!!
赤湯温泉から苗場山を登山した後編の記事になります!
苗場山の和田小屋まで縦走したのですが、中々ヤンチャな道のりでした・・・。