- 苗場山登山と赤湯温泉、苗場山自然体験交流センターについて
- 苗場山登山の詳細とアクセス・テント泊装備
- 苗場山登山のコースタイム・ルート・標高差(赤湯温泉~苗場山自然体験交流センター~和田小屋)
- 赤湯温泉山口館の詳細(テント泊・宿泊料金・温泉(混浴)・水場・トイレ)
- 昌次新道から苗場山登山とルートの様子
- 雷清水・ 神楽ヶ峰登山と苗場山のお花について
- 祓川コースで和田小屋下山の様子
- まとめ
苗場山登山と赤湯温泉、苗場山自然体験交流センターについて
今日も、中編に引き続き谷川連峰主脈縦走から苗場山登山した続きを書きたいと思います!
今回は、秘湯赤湯温泉でテント泊をしたのですが、そちらについても記載したいと思います!
ちなみに後編である今回は、赤湯温泉山口館から苗場山の山頂を目指し、昌次新道~シラビソ廊下~苗場山~苗場山自然体験交流センター~雷清水~神楽ヶ峰~股すり岩~和田小屋まで縦走しております!
前編、中編で登山をしました谷川連峰主脈縦走路もかなりハードな行程でしたが、最終日の苗場山縦走登山を思う存分楽しむ事が出来ました!
最終回ですので、赤湯温泉山口館の詳細や、今回の装備等も記載したいと思います。
また、誤解をされてるとアレなので少し触れますが、苗場山の山頂付近でテントを張ることは出来ません。
苗場山の登山の起点になる「苗場山自然体験交流センター」ですが、そちらもテント泊は出来ません。
しかしながら、苗場山自然体験交流センターは宿泊が可能ですので、苗場山をじっくり味わいたい登山者におすすめです!
ちなみに苗場山自然体験交流センターの宿泊料金は、1泊2食で9,000円、素泊まり6,500円になっております。
苗場山自然体験交流センターの宿泊は、事前予約が必要ですので、その点注意して下さい!
※2020年の営業につきましては、新型コロナウイルの影響で、当面の間休館になっております。
そんな感じで、苗場山登山に移らせていただきます!!
まずは、苗場山を目指し前編で歩きました谷川連峰主脈テント泊縦走の記事がこちらになります!
土合駅から出発し、谷川岳~大障子避難小屋で1泊した記事になります!
そしてこちらが谷川岳主脈縦走路上にあります仙ノ倉山・平標山への登山について書いた中編記事になります!
大障子避難小屋から出発し、万太郎山~仙ノ倉山~平標山~赤湯温泉でテント泊した中編の記事になります!
苗場山登山の詳細とアクセス・テント泊装備
こちらが今回の苗場山登山の詳細とアクセス、テント泊装備にります!
登った日:7月13日(土) ~ 7月15日(月)
天 候:7月15日AM 曇/雨 PM 雨/ガス/強風
メンバー:私含めて3名
交通手段:<帰りのアクセス>
苗場山から下山した和田小屋からタクシーでJR越後湯沢駅へ向かいました。
和田小屋からのタクシー料金は約6,000円になります。
※和田小屋に公衆電話と自動販売機があります。
JR越後湯沢駅 21:09発 大宮駅 22:02着 5,460円
JR大宮駅から在来線に乗り継ぎ自宅最寄り駅に辿り着く
苗場山の和田小屋ですと、アクセスの拠点になる越後湯沢駅まで比較的近いので、帰りが楽かと思います。
タクシー料金がネックですが、ある程度下山が遅れても帰れますので安心です。
携帯の電波が届くところについたら和田小屋まで来るように依頼しても良いかもしれません。
そしてこちらが苗場山登山+赤湯温泉脈テント泊の装備になります!
<テント泊装備の重量は約20kg>
水2.5Lスタート。(記載水場にて1.0L随時補給)、スポーツ飲料1.0Lスタート(粉末で作成。)
ロールパン1袋(6個で250g)、菓子パン 3個、チョコレート 3袋約400g、ココアスティック他 4本80g、飴玉 2袋140g、アクエリアス粉末 1L用(3袋150g)、焼き鳥缶2個(200g)、レトルト味噌汁 4袋80g、干し梅 180g、キクラゲ 20g、ワカメ 30g、乾燥エビ 20g、アルファー米 5袋(500g)、インスタントラーメン他 2袋(約200g)、スープパスタ 3個(135g)、魚肉ニョイボー 4袋(200g)、牛丼・カレー他レトルト 540g
テント1.33kgテントマット 180g、ボトムシート 170g、寝袋 570g
プリムスガス缶 大1缶、小1缶(大:1/5消費。小:未使用)
トイレットペーパー1ロール半、ウエットティッシュ、焼き網、細引き、エアー枕、サーマレストSサイズ、ザックカバー、オパンティー 色は内緒♪、着替え(Tシャツ3枚、半袖1枚、半ズボン1枚、靴下2枚)、タオル2枚、合羽、バーナー、コッヘル、ダブルストック、ライト、ヘッドライト、予備電池、予備バッテリー(カメラ)、熊鈴、耳栓、歯ブラシ、消臭スプレー、虫よけスプレー、日焼けスプレー、サングラス、ヒゲ剃り一式、プラティパス 2L用2個、1L用1個、簡易トイレ、胃薬・頭痛薬・コンタクト、その他諸々
赤湯温泉から苗場山~和田小屋までは、アブ・ブヨなどの吸血する虫が多く、非常に悩まされました!
こちらの記事で「虫除け」について書いてますので、良かったらご参考にしてみて下さい!
日焼け止めと虫除けが1つのセットになったアイテムも紹介してますので、荷物の軽量化に繋がると思います!
苗場山登山のコースタイム・ルート・標高差(赤湯温泉~苗場山自然体験交流センター~和田小屋)
赤湯温泉山口館 5:38 → 6:22 赤倉山分岐 6:29 → 8:03 水場 8:08 → 8:52 フクベノ平 8:59 → 9:42 7合半(昼食) 10:27 → 11:31 深穴岩 11:37 → 12:18 シラビソ廊下 12:23 → 13:12 苗場山山頂台地(9合半) → 13:56 苗場山(苗場山自然体験交流センター) → 15:06 お花畑 15:11 → 15:21 岩清水(水場) 15:27 → 15:52 神楽ヶ峰 15:59 → 16:14 股すり岩 → 16:18 小松原分岐 → 17:58 6合目 18:01 → 18:24 和田小屋
こちらが苗場山登山のコースタイムになります。
赤湯温泉からだいぶ時間がかかってしまい、苗場山の山頂にあります苗場山自然体験交流センターまで7時間もかかりました。
赤湯温泉~苗場山までのコースタイムは、約4~5時間ですので、テント泊装備で登るとこれくらい掛かってしまうと思います。
苗場山の下山口である和田小屋の到着が18:30頃ですので、日没ギリギリでした。
余裕をもって登山をするなら、赤湯温泉を4:30頃出発しないと微妙かなと思います。
そしてこちらが赤湯温泉から苗場山~和田小屋までのルート・標高差の地図になります!
今回の谷川連峰主脈縦走路+苗場山登山のルート・標高差になります!
赤湯温泉が30km前後の所にありますので、苗場山への登り斜面が結構急であることが分かりますよね。
標高差以上の辛さであって苗場山登山の時間になりました・・・。
そして青い所が後編で歩いた赤湯温泉から出発し、苗場山~和田小屋までの区間になります。
赤湯温泉山口館の詳細(テント泊・宿泊料金・温泉(混浴)・水場・トイレ)
今回お世話になった、赤湯温泉山口館のテント泊・宿泊料金・温泉(混浴)・水場・トイレ等の詳細について記載したいと思います!
まずは、赤湯温泉の宿泊料金がこちらになります!
2017年のシーズンの営業について、こんな記載がありました!
※上記2枚は、赤湯温泉山口館より引用
補強工事の影響で、今年の宿泊はかなり混むのではないかと予想されます。
※2018年8月1日加筆
赤湯温泉の補強工事は終了し、通常の営業に戻っております。
そして、利用料金に記載のない赤湯温泉の幕営料(テント泊)は、500円になります。
名目は「入浴料」と言うことになっておりまして、500円の中に「テント泊料金」+「入浴料」+「水場・トイレ使用料」が含まれております。
赤湯温泉では、公にテント泊の営業をしている訳ではなので、設営場所も特に整備されている訳ではありません。
赤湯温泉の幕営地(テント場)につきましては、下記地形図の「赤丸」の場所になります。
赤湯温泉周辺に、4張り程度テントを張れるスペースがあります。
公にやっている訳ではないんですが、赤湯温泉山口館さんにテント泊をしたいと伝えると、上記の値段で快く受けれてくれました。
「河原で勝手にテント泊をする方が多くて困っている。」と言ってましたので、最低限のマナーは守りたいところですよね。
赤湯温泉の温泉は、泉質がとても素晴らしく、縦走の疲れが一気に吹き飛ぶほどでした!!
「秘湯赤湯温泉山口館」お勧めでございます!!
こちらの姉妹サイトで、赤湯温泉について詳細に書いてますので、良かったら参考にしてみて下さい!
そしてこちらが赤湯温泉の水場になります。
トイレは屋内にあるんですが、「勝手に使ってください」との事でした。
赤湯温泉山口館さんは、「山小屋」ですので、21:00頃には消灯になり、ヘッドライトが必須です。
私は、ヘッドライトを点けながら温泉を堪能しちゃいました♡
赤湯温泉は、一部「混浴風呂」なので、ウフフフ♡と待っていたものの、「暴れん棒」になる事は・・・(涙)
昌次新道から苗場山登山とルートの様子
赤湯温泉の脇を流れる清津川が本当に綺麗でした!
赤湯温泉山口館は、この川沿いにあるので、川と言ったになりながら暴れん棒に変身することが出来ます(?)
さ~昌次新道の入口目指して進みたいと思います!
苗場山へは、赤湯温泉山口館の上流にあるこちらの鉄橋を渡ります。
この鉄橋周辺は、地味に高度感があり、足場の悪い場所がありますので、注意してください!
河原には定期的にマーキングがあるので、道迷いはないかと思います。
それにしても虫が凄く、虫除けスプレーを持ってきて大正解でした!
結構な急登をこなすと、赤倉山登山道の入口があります。
ここから一度、河原へ下り、再度鉄橋を渡ると苗場山登山の拠点になる「昌次新道」の入口になります。
昌次新道から苗場山を目指して登っていくと、よ~やく青空が出てきました!!
テント泊縦走3日目にして、よ~やく晴天か!?と思ったのもつかの間、徐々に天気が悪くなり・・・。
昌次新道は、地味~~な感じの坂をひたすら苗場山を目指して登ると途中に水場が有ります。
若干、水量は少ない感じですが冷たくて美味しかったです!
ここは、枯れる事は無さそうなので、昌次新道を利用する場合、当てにしても大丈夫だと思います。
昌次新道の水場付近でキモ可愛いギンリュウソウが、ニョキニョキしておりました!
私のキモさと良い勝負なんで、アオヒゲのプライドにかけて負けていられん!と強く思いました( ̄O ̄)ノ
イブキジャコウソウですかね!?
それにしても、昌次新道の水場を過ぎてから更に「アブ」が凄く、非常にうっとおしい感じになってきました。
それだけ水が綺麗なんでしょうけど、この時期は「虫対策」が必須です!!
防虫ネットや虫よけスプレーが無いと、かなり厳しい時間になると思います。
アウトドアの日焼け対策と虫除けが1つになった便利アイテムの記事になります!
コスパもよい日焼け止め・虫除けですので、良かったらご参考にしてみてください!
昌次新道の途中から、オモザックを担いでいる身にはキツイ鎖場が有りました・・・。
かなり長い鎖場で、ここは修行感がモリモリでした( ゚Д゚)
ここまで来ると苗場山の山頂も近いです!
この苗場山のトラバースも良く滑り、求めていないスリルを存分に味わうことが出来ました( ゚Д゚)
お尻に隠れたブラックホールが急成長したところで(?)よ~やく「苗場山山頂台地」に辿り着けました(´∀`*)
山頂台地だけ聞くと、ここが頂上なのか、それとも偽ピークなのか、良く分からんですよね~~
「1升まであと少し!」って事だけは伝わりますけどね(笑)
昌次新道は、なんて開放的な場所なんでしょう♡
遠くまで真っ白な世界を見渡せるわ♡
ルン♬ルン♬ってな感じになったような、ならないような・・・f^_^;
それにしも苗場山の山頂ってどこなんでしょうかね!?
おとぎ話に出てくる「魔女が住む森」に似ているよな~っと「アオヒゲ姫」は感じてしまいました♡
一度眠りにつくと、翌朝にはアオヒゲがボーボーになる強力な呪いをかけれている「アオヒゲ姫」でございます。
この呪いを解くには、「6枚刃の王子様」の濃厚なジレットが必要だと思います。
「剃れてなーい☆彡」と叫び、二人の毛根の絆が深まったとさ。
これでめでたしめでたし\(^o^)/って、何の物語なんでしょうかね?(笑)
天気が悪いですが、苗場山の池塘が良い感じでした!
なんだか「棚田」みたいで、妙に田植えをやりたい衝動がモリモリになりました。
勿論、米の名前は近くのカッサ湖からとって「カッサ米」で決まりですよね!
なんだか「カッパライ米」みたいに聞こえるんで、自主規制しておきます(?)
なんだか良く分からなくなってきましたが、凄い肉厚でした♡
「海苔弁当」のオカズにありそうな感じですよね!って、伝わりませんよね。このイメージ(笑)
なんと!も~終わっていると思っていた「チングルマ」が苗場山の山頂付近で生き残っておりました!!!
いや~これが見れて、私は幸せ者でございます♡
海苔弁当のオカズだけでは満足できない体なんです♬
頭がお花畑一色になっていると、苗場山の登山道が氷河地帯になりました。
「なんじゃこりゃ!!」と、松田さんみたいに叫んでしまった誰かさんでございます。
Gパンは似合わないんで、「アオヒゲ刑事」と呼んでもらいましょうかね?
非常に滑り、軽アイゼンないと突破できない感じでした。
この時期でも、こんなに雪(氷)が苗場山には残っているとは思いませんでした。
流石、豪雪地帯なだけありますよね~~
途中に、ケルンがありました!
「山頂台地」と言うだけあって、苗場山はだだっ広い地形なので、こんなガスの時には非常に助かります!!
私も、若い山ガール達の力強い灯火になりたいな~っと思いました(?)
今回の縦走の目玉である、「苗場山山頂」でございます。
ここまで本当に遠かったです。
でも、谷川岳から無事に縦走出来て嬉しかったですね~~
これで谷川連峰主脈テント泊縦走+苗場山登山の1つの区切りになりました!
この山頂近くに苗場山自然体験交流センターがあります。
雷清水・ 神楽ヶ峰登山と苗場山のお花について
時間もだいぶ押しているので雷清水・ 神楽ヶ峰を目指したと思います!
こちらが雷清水の途中にある「お花畑」でございます。
この辺までは、快適な苗場山の登山道だったんですが・・・
苗場山の「お花畑」の名前に恥じぬモリモリでした!
毒々しい感じにも見えますが、ユリの花がとても綺麗ですよね!
妖艶な美しさと言うべきでしょうかね!?
私が「舞」を披露している時とそっくりな感じでした(?)
お花畑が有ったピークを振り返っての苗場山の山頂方面の1枚です!
幻想的な景色ですよね~(´∀`*) って、3日間、ズ~~っとこんな感じなんですけどね(苦笑)
こちらが苗場山の雷清水の水場でございます!
水量乏しい感じでしたが冷たくて美味しい水でした!
雷オコシと一緒に飲めば、「タブル雷様」になれると思います!
雷清水から更に進み、神楽ヶ峰直下は、イワカガミのお花の宝庫でモリモリ咲いておりました!
珍しい純白のイワカガミが咲いておりました♡
「純白」と言う響きが何故か大好きな誰かさんです!!
苗場山の山頂付近は、本当にお花が多いです!
よ~~~やく神楽ヶ峰でございます。
この辺もアブが凄く、ゲッソリしてきました・・・。
この時期に苗場山を登山する場合、虫除けスプレーが必須です!
祓川コースで和田小屋下山の様子
こちらが祓川コースの分岐付近にあります股スリスリ岩でございます!
今日は気前よく、「スリ」を1つ多く記載しております!!
確かに気持ちが良い岩場かも知れません!
「イワ二ー」をするには、最高の舞台だと思います!
時間があれば小松原コースで下山を考えていたんですが、チョット絶望的なんで、素直に苗場山から祓川コースで和田小屋を目指しました!
素直になったのは良いんですが、祓川コースでの和田小屋まで下りが非常に長く、あまり好きな「和田さん」ではなかったです。
祓川コースの途中から、「カッパライ米」の聖地「カッサ湖(田代湖)」が見えてきました!
ここから和田小屋までが非常に遠かっです・・・。
やっとの事で和田小屋に到着です!
いや~~ここまで本当に遠かった(>_<)
和田小屋には自動販売機とトイレがありました。
中々雰囲気の良い小屋で、いつか泊まってみたいな~って感じでした。
まとめ
今回、2泊3日のテント泊で念願の谷川連峰主脈縦走と、赤湯温泉を絡めて苗場山も登れて大満足な行程でした!
これで天気が良ければ10点満点なんですが、そ~簡単に満点をくれないのが山登りですよね。
谷川連峰主脈縦走路は、多くの避難小屋があるので安心感がありますが、水が1ヵ所しかなく、トイレもないのがネックですよね。
※今回「簡易トイレ」を持参しました。
中々キツイ行程ですが、お花も多く、都会では見えない雄大な景色が広がっておりますので、非常にお勧めなルートでございます!
また、季節を変え、晴天の日を狙って苗場山・谷川岳を歩いてみたいな~っと思っております!
谷川岳に苗場山。
本当に良いお山でした!!
苗場山からも良く見えていた谷川岳馬蹄形テント泊縦走をした時の記事になります!
谷川岳の雲海が素晴らしく、忘れられない1泊2日の登山になりました!