- 北岳・間ノ岳・農鳥岳白峰三山縦走について
- 南アルプス4泊5日テント泊の記録
- 北岳・間ノ岳・農鳥岳白峰三山縦走のコースタイム(南アルプス4泊5日テント泊)
- 南アルプス4泊5日テント泊の装備
- 北岳・間ノ岳・農鳥岳白峰三山縦走のアクセス
- コースタイム(北岳・間ノ岳・農鳥岳白峰三山縦走)
- 北岳・間ノ岳・農鳥岳白峰三山縦走のコース・標高差(南アルプス4泊5日テント泊)
- 北岳・間ノ岳・農鳥岳白峰三山縦走の山行写真
- まとめ
北岳・間ノ岳・農鳥岳白峰三山縦走について
早いもので、南アルプスを4泊5日テント泊で、鳳凰三山・甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳・北岳・間ノ岳・農鳥岳を縦走した記録も今日で最後でございます。
書いていくうちに、南アルプスを縦走した記憶がモリモリと蘇り、なんだか非常に懐かしくなってしまいました。
そんな感じで、今回の最終回は、農鳥小屋~間ノ岳~中白根山~北岳山荘~北岳(白峰三山)~北岳肩ノ小屋~広河原バス停を歩いた記録になります。
こんな最終回になりました!
南アルプス4泊5日テント泊の記録
パート1の山行記録(夜叉神峠~鳳凰三山~高嶺~白鳳峠~早川尾根小屋)
夜叉神峠から入山し~鳳凰三山~高嶺~白鳳峠~早川尾根小屋で幕営の記録になります。
パート2の山行記録(早川尾根小屋~アサヨ峰~栗沢山~甲斐駒ヶ岳~仙水小屋)
早川尾根小屋から出発し、アサヨ峰~栗沢山~甲斐駒ヶ岳~仙水小屋で幕営した記録になります。
パート3の山行記録(仙丈ヶ岳・仙塩尾根縦走両俣小屋泊)
仙水小屋を出発し、長衛小屋~小仙丈ヶ岳~仙丈ヶ岳~大仙丈ヶ岳~仙塩尾根で伊那荒倉岳~幕営適地の高望池~独標~横川岳~~野呂川越~両俣小屋を歩いた記録になります!
パート4の山行記録(農鳥岳・農鳥親父・農鳥小屋泊)
両俣小屋~野呂川越~三峰岳~三国平~西農鳥岳~農鳥岳~農鳥小屋と農鳥オヤジについての記録になります!
北岳・間ノ岳・農鳥岳白峰三山縦走のコースタイム(南アルプス4泊5日テント泊)
登った日:8月10日(土) ~ 8月14日(水)
天 候 :8月14日(水) AM快晴 PM曇
メンバー:単独
南アルプス4泊5日テント泊の装備
ロールパン2袋(12個で480g)、菓子パン3個、チョコレート2袋約350g、コーンポタージュ4本80g、ココアスティック他4本80g、飴玉2袋140g、アクエリアス粉末1L用(4袋200g) 、レトルト味噌汁4袋80g、乾物(キクラゲ・ワカメ・海老) 60g 、アルファカ米6袋(600g)、インスタントラーメン他4袋(約450g) 、スープパスタ4個(160g)、 ミックスナッツ180g 魚肉ニョイボー4袋(200g)、 豚丼・ハヤシライスレトルト360g
バーナー、プリムスガス缶大1缶(大:3/5消費。)
テント1.33kg テントマット180g 、ボトムシート170g 、寝袋570g、 エアー枕、 サーマレストSサイズ、着替え(Tシャツ3枚、長袖1枚、靴下1枚、オパンティーの色は内緒♪)
合羽、コッヘル ダブルストック 、ヘッドライト、予備電池、予備バッテリー(カメラ)
、熊鈴、耳栓、歯ブラシ、消臭スプレー、日焼け止め、胃薬、頭痛薬、コンタクト 、その他諸々
北岳・間ノ岳・農鳥岳白峰三山縦走のアクセス
広河原バス停 15:10発甲府行き 15:56 夜叉人峠バス停着 920円 (山梨交通㈱時刻表・料金)
※2017年の南アルプス広河原・奈良田・芦安・甲府駅方面のバスの詳細です!
※時刻表
コースタイム(北岳・間ノ岳・農鳥岳白峰三山縦走)
農鳥小屋 5:42 → 7:05 間ノ岳 7:13 → 8:04 中白根山 8:06 → 8:29 北岳山荘(昼食) 8:46 → 9:56 北岳 10:15 → 10:37 北岳肩ノ小屋 → 11:01 小太郎山尾根分岐11:05 → 12:28 大樺沢二俣 12:36 → 14:39 広河原バス停
北岳・間ノ岳・農鳥岳白峰三山縦走のコース・標高差(南アルプス4泊5日テント泊)
※本編で歩いた農鳥小屋~間ノ岳~中白根山~北岳山荘~北岳(白峰三山)~北岳肩ノ小屋~広河原バス停の記録になります
北岳・間ノ岳・農鳥岳白峰三山縦走の山行写真
農鳥小屋のテント場からのご来光でございます!
言葉にならないですね~~
色々ありまして(酸欠?)、体調が悪くなってしまったんですが、寝たら完全復活いたしました!!
テント内の調理は、本当に気を付けないとイカンな~と思わされた出来事でした。
下記記事で詳しく書いてますので、良かったらご参考にしてみてください!
こっちは間ノ岳の山頂かな!?
何だかんだで、今回の4泊5日のテント泊は、一度も雨に濡れることはございませんでした!!
夏は、大気が状態が不安定なことが多いですが、本当にラッキーでした!
余りの美しさに、ず~~~~っと見入ってしまいました。
色々と言われている農鳥小屋ですが、ここのテント場からの景色は、本当に素晴らしいです!!
間ノ岳・農鳥岳に挟まれているという、なんとも贅沢な場所に農鳥小屋は有るんでしょうね~!
私がテントを張った付近からの間ノ岳の景色でございます!
天気が良ければ、間ノ岳の雄姿をこんな間近からいつまでも見ることが出来ます!
そして、右手のザックを背負っている方が、時々一緒に山登りをしているkさんでございます。
今回の縦走でお知り合いになり、その後も連絡を取ってお付き合いをさせていただいております!
最近ご無沙汰なんですが、元気にしてますかね~~
近々連絡してみようかしら♡
山には不思議な縁がゴロゴロ転がっております。
最高の景色を見ながら食べたモーニングセットが、とても貧乏くさい味で、久しぶりにビックリしました(笑)
今日で5日ぶりに街に下山できるので、よ~やくまともな食事にありつけますね~!
下山した時って、生物とカツ丼が食べたくなりますよね~~
あと、おねーちゃんもか!?(?)
農鳥親父に別れを告げ、後ろ髪を引かれながら農鳥小屋を後にしました。
間ノ岳を登ってる途中に農鳥岳方面を振り返ると、こんな開放的な景色が広がっておりました!!
農鳥岳も山容が素晴らしいお山ですよね!!
また、機会を作って農鳥岳を登りたいです!
※白峰南嶺から農鳥岳を登った記録になります!良かったらご参考にしてみてください!
間ノ岳の登山道も非常によく整備されておりました!
マーキングも豊富で、農鳥親父の管理が行き届いてますね~♬
濃霧の時でも、間ノ岳⇔農鳥小屋間は、迷うような事はないんじゃないかな~と思われます。
もしかすると、小屋から望遠鏡で私の雄姿を見ているかもしれないと思うと、背中に冷たいものが流れます(笑)
農鳥親父は、油断ならないですからね~・・・。
結構な急登をこなすと、よ~やく間ノ岳山頂でございます!!
いや~~流石に標高3,000mを越してくると、酸素が薄く感じます。
ヒーヒーフーのリズムで乗り切るしかないですね~(´∀`*) /p>
きっと、元気な飴色で臭いタメ息で、周りの登山者の迷惑になるんでしょうけどね(笑)
間ノ岳からの北岳方面の展望でございます!!
北岳の迫力が凄く、ビビってしまいました・・・。
数日前に歩いた、鳳凰三山も綺麗に見えてますね~!!
間ノ岳からの農鳥岳方面の景色になります!
左のお山が農鳥岳で、真ん中やや右にピークが塩見岳です。
どちらも3,000m峰ですが、それを見下ろす形になっております。
間ノ岳の高さが良く分かる時間帯でした。
よっ!富士山!!
富士山も綺麗に見えました!
アッチの山頂から、コッチを見ている登山者も多いんでしょうね!!
白峰三山縦走は、日本の標高が高いトップ3を見ることが出来る、お得な天空縦走コースですよね(´∀`*)
あの岩頭が三峰岳かと思われます!
三峰岳から見た間ノ岳は、非常に大きく悶絶しそうな急登に見えたんですが、逆から見るとなんだか三峰岳が可愛らしく見えますよね(笑)
今度、間ノ岳~三峰岳を歩いてみたいもんです。
北岳・鳳凰三山、そして後ろに八ヶ岳がチラチラ見えてますね!
それにしても、登山者がかなり多く、白峰三山の人気が凄いことが良く分かりました!
間ノ岳~北岳の稜線は、日本で一番長い標高3,000m区間になります。
この稜線が、正真正銘の「天空縦走路」ですよね!
最後の頂を北岳にしたのは、この天空縦走路を間ノ岳から歩いて向かいたかったからでございます。
このコースにして大正解でした♡
こんな美しくも迫力のある北岳を見ながら進めるのは、本当に贅沢だと思います!
ただ、あの急登を登るのかな~~と思うと、急速に萎えてしまって中々立ち上がることが難しい感じになるんですけどねf^_^;
間ノ岳から地味なアップダウンを繰り返し、よ~やく中白根山でございます!
北岳・間ノ岳に挟まれていなかったら、中白根山はもっとメジャーで人気のあるお山になれたんでしょうけどね~~
3,000m峰なのに、不遇な山の1つですよね。
ちなみに、中白根山は、3,055mなんで、農鳥岳(3,025.9m)よりも標高が高いです。
かなり冷や飯喰わされてますよね~~
皆様、中白根山に登った時は、忘れずに慰めてあげてください(笑)
中白根山から振り返ってみた間ノ岳です!
こっちから見た間ノ岳は、なかなか綺麗な山容をしてますよね!
ガスが沸いてきましたが、なんとか富士山を見ることが出来ました!
下界は、かなり暑いんでしょうね~~
この涼しい環境に慣れてしまうと、下界の暑さが恐ろしいです・・・。
モリモリ進んでいくと、北岳山荘になりました。
夏季のシーズンは、昭和大学の診察所が北岳山荘内にあるので、安心して南アルプスを縦走できますよね!
北岳山荘のテント場も広いものの(80張前後)かなり混み合います。
気になる北岳山荘のテント泊料金は800円です。
そして、北岳山荘は、夏山シーズンになると非常に混み合い、1枚の布団に3人とかザラでございますf^_^;
通路も歩けない状態になるので、週末の宿泊はお勧めしません。
八本歯の分岐を過ぎ、北岳の山頂を目指して登っている所です。
滑落すると、大怪我しそうな箇所もありますので、浮石に注意しながら登ってください!
痩せ尾根の箇所も有ったりと、中々痺れる所もあります。
色々ありましたが、最後の頂である北岳に立つことが出来ました。
荷物も重く、北岳まで長く辛い行程でしたが、この達成感と感動は自分の大事な財産になっております。
甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、鳳凰三山が本当に綺麗でした!!
数日前に悶絶した仙丈ヶ岳と仙塩尾根の景色でございます!
アッチからコッチの北岳を見ていたんだよな~っと感慨深くなってしました。
仙塩尾根、本当に長くてきつかったよな~と、シミジミしちゃいました。
よ~~~やく北岳に着いた!!!
全身ボロボロだー!!!
山頂に着いた時の感動は、一生忘れないと思います。
人生観が、本当に変わりました。
南アルプス縦走の初日に悶絶した鳳凰三山も優しい感じで出迎えてくれました。
アッチからコッチを見ていたんですからね~
北岳に辿り着けないだろうと思いながら鳳凰三山の稜線を歩いてましたからね~
北岳から南アルプスの景色でございます!
あの尾根を下って行くのね~~と確認できたものの、あまりにもルートが長く、ドン引きしてしまった誰かさんでございますf^_^;
足に出来たお豆さんが、も~良い具合に煮えていて、パンパン♬弾けそうなんですが・・・。
北岳も、信仰のお山なんですね~!
ここまでよく運びましたよね~
そして、北岳の山頂は、凄い登山者の数で人間嫌いな私にとっては、かなり辛い時間帯になってきました・・・。
忘れちゃいけない北岳の三角点をタッチし、下山したいと思います。
あんだけ登るのが嫌だな~っと思っていた北岳ですが、イザ、下山となると寂しい気持ちになってしまいました。
北岳からの中白根山~間ノ岳の稜線の景色です!
この白峰三山の景色とも見納めですね。
南アルプス縦走が終わろうとしております・・・。
そんな感じで、バス停のある広河原へ下山したいと思います!
途中、3日目にお世話になった、両俣小屋へ至る分岐があります。
それなりに道は明瞭でした。
歩いてみたいコースの1つでございます。
岩がゴツゴツする下りをこなしていくと、北岳肩ノ小屋に着地しました!
浮石が多いので、滑落に要注意です!
北岳肩ノ小屋のテント泊料金は、600円(北岳山荘よりも安いです)で、水場は小屋から下って15分前後にあります。(小屋で購入すると100円/L)
北岳肩ノ小屋は、標高3,000mのテント場になるんですが、日本でも数少ない立地でございます。
その影響もあり、毎年強風でテントが吹き飛ばされてしまう事が発生しているそうです。
テント設営に慣れていない方は、小屋泊の方が無難かもしれません。
北岳肩ノ小屋から少し進んだところに「小太郎山分岐」があります。
山梨百名山を集めているもので、今年のどこかで小太郎山に行きたいな~と思っております。
分岐から往復3時間ほどの道のりで、Vルートで野呂川に出られるみたいです。
ピストンかな~っと思いつつ、早々に登りたいですね~(´∀`*)
北岳から(左のピーク)だいぶ下りてきましたね~・・・。
登りは白目ですが、下りは黒目に復活しますよね!(?)
この辺で、トレランのお兄さんと仲良くなり、暫く一緒に下山しました。
色々話したんですが、既に何を話したか覚えておりません(笑)
見事なスキンヘッドが印象的で、私も丸めてみようかと思った事だけ覚えております!
そんな感じで右俣コースで北岳から下山しました!
この年も残雪が多く落石が多発してました。
今年も(2017年)、雨が少ない影響で残雪が解けず、かなりの積雪が残っているそうです。
下りの場合、軽アイゼンは不可、12爪アイゼン・ピッケル装備が必要だそうです!
落石もかなり多いみたいなんで、ヘルメットがあると良いかもしれませんね!
行かれる方は、暫く気を付けてください!
大樺沢二俣の分岐でございます!
こちらに綺麗なバイオトイレが設置されております。
多くの方がこちらで休憩していたんですが、日陰がなくかなり暑かったです・・・。
右俣の雪渓で全身クールダウンしたかった感じでした!
大樺沢沿いを進んでいきます!
少し道が有れている箇所もありますが、案内も豊富で道迷いはないと思います!
お疲れ様~♡と、言っているようでした!
お花も多く、沢沿いのルートなんで吹き抜ける風が心地良かったです(´∀`*)
南アルプス縦走のゴール地点、広河原バス停でございます!
正面のインフォメーションでバスのチケットを買う訳ではなく、バス停で待っていると関係者が来て発売されるスタイルでした。
広河原バス停から夜叉神峠登山口バス停までバスで行き、そこからバイクで岐路に着きました。
夜叉神峠登山口バス停までの料金は、840円になります。
まとめ
4泊5日のテント泊で南アルプスの縦走をした感想は、どの山もデカくアップダウンがえげつないな~って感じでした。
特に、仙丈ヶ岳~農鳥岳までの区間にある仙塩尾根が本当に長くキツかったです。
ま~どのお山も大変だったんですけどねf^_^;
クマ出没と滑落・遭難に気を付けて、楽しい山の時間をおくってください!!
キツイ行程ですが、感動と達成感は保証します!!
少しでも、南アルプステント泊縦走のお役にたてば幸いです!