アオヒゲ危機一髪♪ 樽の中身は何だろう!?

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南アルプス南部縦走!光岳~聖岳~赤石岳~荒川岳(易老渡~光岳小屋編) パート1

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南アルプス南部

 

 

南アルプス南部縦走!光岳~聖岳~赤石岳~荒川岳(易老渡~光岳)について

お盆休みも見えてきた時期ですが、長期の休暇を利用して、4泊5日で南アルプス南部に鎮座する、イザルヶ岳・光岳・聖岳・茶臼岳・上河内岳・兎岳・赤石岳・荒川岳(荒川三山)にテント泊で縦走した記録を書いていきたいと思います!

 

少し古い記録ですので、2018年度版として最新の情報で記載しております。

 

 南アルプス南部のお山として光岳が有名ですが、それ以上にアクセスが悪いお山で、色んな意味で登り難いお山だったりします。

 

「易老渡」から入山したんですが、そこに辿り着くのに移動だけで1日掛かりましたf^_^; 

 

登山口に辿り着くまでに相当疲れちゃう感じなんですが、それ以外にも盛沢山な縦走になりまして、色んな意味において忘れられない山行となりました。

 

パート2~最終章にかけて、「ご愁傷様です(-∧-) 」と声を掛けてくれるんじゃないかな~と思われる内容になっております。

 

そんな感じでかなり長いので、読み難くなってしまい申し訳ございませんが、全部で5話で行きたいと思います!

 

こんな初日になりました!

 

南アルプス南部縦走の日程・天候・メンバー・アクセス

登った日:8月13日(水) ~ 8月17日(日)

天   候:8月13日(水) 晴れ曇り夜雨

メンバー:私と登山仲間3名の計4名

交通手段:<往路>

 

新宿駅~飯田駅(高速バスを利用 4,110円 移動時間は約4時間半)

 

飯田駅~かぐらの湯(信南バスを利用 700円 移動時間は約90分)

信南バス時刻表

 

かぐらの湯~聖光小屋(ジャンボタクシーを利用 18,540円+迎車代1,000円)

かぐらの湯の営業時間は、AM10:00~PM9:00(受付終了 PM8:30)になっており、定休日は毎週木曜日(祝日の場合は営業)です。

入浴料金は、大人620円・小人310円で、こちらで入浴後、聖光小屋へ向かいました。

※天龍観光タクシーを利用 電話番号 0260-36-2205

 

聖光小屋 幕営料金は500円/泊で、40張前後張れます。

 ※聖光小屋は、2018年も営業休止中です。

 

※易老渡周辺の駐車場は、林道の落石・崩落で通行止めになることが多いので要注意です。

 

 

南アルプス南部縦走のコースタイム聖光小屋~光岳~光岳小屋)

8月12日(火)は、移動のみ

東京新宿(高速バス) ~ 飯田駅(バス)~ かぐらの湯(入浴・タクシー) - 聖光小屋(幕営)

8月13日(水)

聖光小屋 4:00 → 5:25 易老渡(駐車場・登山口) → 6:11 面平 6:15 → 9:38 易老岳 9:45 → 10:57 三吉平 → 12:44 光岳小屋(幕営) 13:21 → 13:35光岳 13:40 → 13:48 光石 13:55 → 14:05 光岳 14:07 → 14:23 光岳小屋(休憩・夕食) 17:52 → 18:08 イザルヶ岳 18:30 → 18:44 光岳小屋(テント泊)

 

南アルプス光岳~聖岳~赤石岳~荒川岳縦走のコース・高低差

南アルプス光岳~聖岳~赤石岳~荒川岳縦走のコース・高低差

今回歩いたルートは、こんな所にあります!

 

易老渡から入山し、光岳~聖岳~赤石岳~荒川岳~椹島ロッヂ

南アルプスの南部を縦走するルートで、易老渡から入山し、光岳~聖岳~赤石岳~荒川岳~椹島ロッヂへ下山する全長60kmほどの道のりになります!

 

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 パート1で歩いた区間になります!光岳・光石・イザルガ岳をピストンしてます。

 

 

山行写真(易老渡~聖光小屋~光岳~光岳小屋)

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 一日かけてよ~やく聖光小屋に辿り着けました・・・。

途中、道が崩落していて、ギリギリなんとか通れた感じでした。

テント泊は大丈夫だったんですが、小屋泊はしてないようでした。

※2017年も聖光小屋は営業しておりません。

 

 

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 小屋で飼われている犬がお出迎えしてくれました!

我々以外にも数張テント泊の方がおりました。

綺麗なトイレと水道もあり、東屋もあってそこで食事もとれて至れり尽くせりな感じでした。

聖光小屋が営業している時に来れてラッキーでした。

 

 

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 一晩明けて、聖光小屋から少し離れた所にある「易老渡」の登山口でございます。

この近くに30台前後停めれる駐車場があります。

さ~光岳小屋目指して進みたいと思います!!

 

 

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 いきなり凄い急登が続き、よ~やく「面平」で一本入れている所でございます。

多分、この周辺で「ヤマビル」に襲われてしまい、足の血を吸われてしまいました(>_<)

南アルプスでも、この界隈はヤマビルが居ますので十分注意してください!

 

www.aohigetozan.com

 ※良かったらご参考にしてみてください!

 

 

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 あまりにも立派なサイズに、素直に負けを認めた瞬間でした(?)

こんだけ大きくて先っちょもイボイボだと、女性は嬉しいでしょうね~♡

何を言っているかは、私自身、良く分かってないんですけどね(笑)

 

 

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よっ!聖岳!!!

凄く雄大で綺麗な山容をしておりますよね~(´∀`*) 

後日、あの頂に登るのか~っと思うと、テンションも上がってきました!!

 

 

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一気にテンションが下がる地味に長い登り道に悶絶しました・・・。

 

 

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 も~登山しているのか、岩登りしているのか分からない感じでした(>_<)

4泊5日の装備を担いでこの急登は、かなり「ドM指数」が高めでございます!!

 

 

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 悶絶に悶絶を重ね、よ~やく易老岳に到着できました・・・。

本当に、ここまでキツイです!!

出発地点の易老渡(標高880m)からこちらの易老岳(標高2,354m)までの標高差が約1,500mありますので、納得のドM指数ですよね~・・・。

 

 

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 易老岳周辺は、こんな感じの可愛いお花がモリモリ咲いてました!

かなり極悪な登りでしたが、少し癒された時間帯でした。

 

 

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 こんな感じのフラットな道のりがしばし続きます!

南アルプスらしい景色が広がっておりました。

そして、南アルプス南部は、本当に人が少なくて静かです。

 

 

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 中央アルプス方面の視界が開けました!

かなり山深い所ですよね~~

南アルプス南部は、アプローチが本当に大変なんで、その影響で人も少ないんでしょうね。

 

 

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 光岳小屋まで、こんな感じの道のりが続くと信じて疑わなかったんですが、そんな軟なことが許されるはずもなく、徐々に南アルプス南部の極悪な姿がチラチラと見えてきます・・・。

 

 

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 何ヵ所か崩壊地があり、視界が開けて景色を見ることが出来ます!

ルートを間違えると、アッと言う間に道が分からなくなり遭難しちゃいそうなほど山深いですよね~・・・。

 

 

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 それにしても木々が本当に大きいです!!

巨木の宝庫で、人の手が全然入ってない事が良く分かりました。

私のゴールデンヒィンガーの出番もなさそうですね~~(?)

 

 

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 濡れ場が有ったんで、もしかしたらゴールデンヒィンガーの出番が有ったのかも知れません(?)

 

 

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「三吉平」を過ぎると、ゴーロの谷筋歩きになります。

非常に歩き難いうえに、永遠と道のりが続く感じで、思った以上に体力・気力を消耗してしまいました。

「釣りキチ三平」の海賊版みたいな名前の三吉平ですが、静高平までは非常ににキツイ登りになります。

 

 

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 谷筋にはお花畑が点在していて、トリカブトが特に多かったです。

「そんなに辛いなら、一本行っとく!?」と、言っているような感じでした(?)

 

 

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 名前は存じ上げませんが、とりあえず優しい口づけをして親愛の証といたしました♡

 

 

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 白目になりながら登っていくと、聖岳ですかね!?なんだか凄いお姿を見せてくれました!!

雲海と呼ぶべきか、ガスガスと呼ぶべきか迷ってしまいますが、幻想的で嫌いじゃない景色でございます(´∀`*) 

 

 

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 谷筋を登っていくと、登山道のわきに水場があります。

非常に冷たくて美味しいお水で、「がぶ飲み君」になってしまいました!

光岳小屋の水場は、少し離れた所にあるので、こちらで明日の朝までの分を汲みました。

 

 

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 一気に荷物が増えて、精神が逝ってしまったみたいです(笑)

真ん中に見えている建物が、目指す「光岳小屋」でございます。

この周辺が、静高平になりまして、名前の通り静かで平らな感じで、非常に雰囲気が良いところでございます。

 

 

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 天気が地味に悪いですが、景色も良くて足取りも軽くなってきます!

 

 

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 明日歩く縦走路も見えてきました!

いや~~アップダウンが強烈そうですね・・・。

 

 

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 聖岳方面も、とても神秘的でした!

奥に見えているのが「赤石岳」、「荒川岳」方面ですね!

 

 

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 光岳小屋でテント泊の受付をし、空身で光岳に登ってみました!

この界隈が、日本最南端のハイマツ群生地になるそうです。

光岳小屋から光岳までは、だいたい10分くらいの道のりでした。

 

 

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 池口岳、加加森山方面ですかね!?

南アルプスの南部の展望が大変素晴らしかったです!!

池口岳より南部は、激藪ルートみたいですが、いつの日かテント泊で縦走出来たらな~っと思っております。

しかし、かなり大変そうなんで仕事しているうちは難しいかな~・・・。

 

 

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 光岳と言ったら忘れてはならない「光石」ですよね!

よ~やく登ることが出来てワクワクの時間帯でした!!!

 

 

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 近くにいたオニーさんに撮ってもらいました!

ここに辿り着くのに、家を出て40時間近くかかりました・・・。

南アルプスの南部は、本当に遠いです・・・。

ここに再訪する事は・・・当分先の話でしょうね~・・・。

 

 

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 光石と南アルプス南部の展望でございます!

この景色を見たくてここまで来たと言っても過言じゃないですね!!

景色を見てしまうと、「あの先の道はどうなっているんだろう?」と思ってしまうのが私の悪い癖でございますf^_^; 

 

 

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 も~来ないかも?と思っているので、飽きずにもう一枚!(笑)

寸又峡にある「寸又三山」や「大無間山」にもいつか登ってみたいですね~(´∀`*) 

 

 

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 素敵な景色と好奇心を掻き立てる、素晴らしい光石でした!

 

 

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 光岳に戻る途中にある、池口岳方面の分岐になります。

薄っすらですが踏み跡があり、マーキングも有りました。

今度行っちゃう!?(笑)

 

 

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 なかなか来れないお山なんで、アップで撮ってみました!

「光岳」は、「ひかりだけ」ではなく「てかりだけ」と呼びます。

「テクテク♪テクテク♪テカリダケ♬」と、歌いたくなってしまいますよね(笑)

 

 

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テーマソングも出来た所で、光岳小屋に戻り、夕飯を食べた後に「イザルヶ岳」に登ってみる事にしました。

中央右手のモッコリとしているお山が「イザルヶ岳」でございます。

 

 

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 青薙山方面が見えてきました!

 

 

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 左が聖岳、右が上河内岳ですね~(´∀`*) 

両方とも山容がとても美しいですよね!!

 

 

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 やはり聖岳はデカいですよね!!

こんなまじかに見えれて、私は幸せ者でございます♡

 

 

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 なんと!私が愛して止まない富士山も姿を見せてくれました!!!

光岳周辺からも、富士山が見えるんですね!てか、かなり近くに有って驚きました。

 

 

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 聖岳に負けないように爽やかさを演出してみたんですが、「芸人根性」が抜けなくて、ついつい「ヤー!!」とやってしまいます(?)

 

 

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 光岳小屋からイザルヶ岳までは、だいたい20分くらいの道のりです。

 

 

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 そんな感じでイザルヶ岳の山頂でございます!

「見ざる、イザル、聞かざる」と言ってしまいたくなるのはなんざんしょ?

 

 

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 イザルヶ岳は、360度の大展望でした!!

あのお山はなんざんしょ?八ヶ岳?それとも中央アルプス???てな感じですが、とにかく景色が素晴らしいです!!

是非、光岳と一緒に登って欲しいお山でございます( ̄O ̄)ノ

 

 

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こんな聖岳の姿を見せてくれます!!

ず~~~っと見入っていられる景色でした。

 

 

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 富士山も本当に綺麗でした!

アノ山頂から、私の雄姿を眺めている山ガールがモリモリなんでしょうね~♡

黄色い声援にこたえて、「濃い目の投げキッス」を放り投げておきました♬

 

 

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 この聖岳と上河内岳のコラボレーションがお気に入りですね~(´∀`*) 

南アルプス南部縦走の期待が高まってしまいます!!

 

 

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 南の方は、雲海チックになってきました。

 

 

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 黄昏る後ろに見えるが光岳小屋です。

その先に見えるモッコリが光岳でございます。

とても静かで癖になる山塊でございます。

 

 

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 さ~イザルヶ岳を堪能したところで、光岳小屋に戻りたいと思います!

ちなみに、静高平周辺は、テント泊禁止になっております。

幕営適地な感じですが、小屋も近いのでこの辺で張るのは止めましょう!

 

 

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 こちらが光岳小屋でございます。

手前の建屋がトイレで、左奥に見えているのがテント場になります。

20張前後がやっとかな~てな感じで、大変狭いテント場になります。

 テント泊料金は、400円/泊になります。

 

まとめ

そんな感じで次回パート2(光岳小屋~易老岳~希望峰~茶臼岳~上河内岳~聖平小屋)に続きます。

色々な意味で、非常に辛い縦走になりました・・・。

 

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