- 前回書いたスズメバチの記事
- スズメバチの餌とアナフィラキーショックと死亡者数について
- 日本の自殺者数とスズメバチとの関係について
- スズメバチの餌と毒針について
- ポイズンリムーバーで応急処置の重要性について
- スズメバチは益虫か?それとも害虫?
前回のスズメバチの話の続編を書こうと思ったら、北アルプスの焼岳で噴火(噴気)があり、思わずそちらを先に記事にしてしまいましたf^_^;
上高地もお盆休みは凄い賑わいになりますが、今年は天候が不順が影響して客足も鈍っているんじゃないでしょうかね~・・・。
そんな感じで話をスズメバチの恐怖に戻したいと思います!
前回書いたスズメバチの記事
スズメバチの生息している標高と、駆除料金の相場について書いた記事になります!
北アルプス焼岳の噴火の記事はこちらでございます!
スズメバチの餌とアナフィラキーショックと死亡者数について
毎年必ずと言って良いほどスズメバチに刺されて怪我をした、アナフィラキーショック(アレルギー症状)でお亡くなりになってしまったとニュースでやっておりますよね。
スズメバチに刺されて年間30人前後お亡くなりになっているので、なかなか侮れない相手でございます。
そんな殺人蜂でもあるスズメバチなんですが、成虫と幼虫で食べているエサが違います。
成虫も幼虫も甘い樹液や花粉を食べているイメージがありますよね~。
スズメバチの成虫は、巣にいる幼虫が分泌する液を餌にしております。
それ以外ですと、樹液や花の蜜なども吸うみたいですが、やはり大好物はスズメバチの幼虫が出す分泌液みたいです。
スズメバチの成虫は、肉食か?草食か?と言うと、草食ですよね!
この点は、チョット意外ですよね~!!
そしてスズメバチの幼虫はと言うと、バリバリの肉食になります。
スズメバチの成虫が、ミツバチの巣や昆虫を襲ったりするのは、幼虫の餌を狩るためでございます。
蜜蜂の場合、脚に花粉ボール(赤丸の黄色い玉)を付けて飛んでいる光景を見た事が有るかと思いますが、スズメバチの場合、花粉ではなく捕まえた昆虫を細かく砕き唾液で丸めた物になりますので、微笑ましい絵になりませんよねf^_^;
むしろ、あの塊が肉団子だと思うと、スズメバチに恐怖を覚えてしまいます・・・。
そんな肉食の幼虫のために、餌を見つけては狩りをして巣まで運んでいるスズメバチの成虫なのですが、前編で触れた例の看護師さんが興味深い話をしてくれました。
ここから内容が少し微妙ですので、その点、ご了承ください。
日本の自殺者数とスズメバチとの関係について
そんな感じ話が大きく変わるのですが、我が国の自殺者数は、世界を見ても大変多い感じです。
こちら最新の自殺者数の速報値なのですが、平成28年で21,764人という多くの方が自ら命を絶ちました。
自殺者を都道府県別でみると、一番多いのが東京都で、逆に一番少ないのが鳥取県になります。
私が住む神奈川県も、東京都に次ぐ多さ(日本で2番名)でございました。
人口に比例する部分もあると思いますが、それでも多いですよね~・・・。
1日に換算すると、全国で約60人が自殺している計算になりますので、この多さは異常ですよね・・・。
色々なやり方で自ら命を絶っていると思われますが、前編で登場した現役看護師さんが見聞きしたのは、山中で首を吊って・・・の話になります。
秋頃だったそうなのですが、まだまだ残暑も厳しい時期だったそうです。
40代の男性で、市街地から比較的近い裏山で事に及んで果ててしまったそうです。
理由は定かではないのですが、体調が思わしくなかったみたいで、それを苦にしたのではないかと言われていたそうです。
市街地から近い裏山と言っても、あまり人が通る所ではなく、丸2日以上発見されなかったみたいです。
こ~蒸し暑いと流石に腐敗も進み・・・てな感じだったそうですが、それでも原形は留めていたそうです。
たまたま犬の散歩をしていた方が発見し、消防に連絡したみたいですが、犬が急に吠え出し、その現場近くに向かって走り出したのがキッカケけだと後から聞いたみたいです。
もしかすると、嗅覚が凄い犬ですので、何かを感じ取ったんでしょうね~。
連絡を受けた消防と警察が、遺体の回収に向かうと、ハエと一緒にスズメバチが多く群がっていて、その死骸を餌としていたそうです。
何匹ものスズメバチが、鋭い顎を使って食いちぎり、それを丸めて自分達の巣に持ち帰っていたそうです。
ど~も事に及んだ場所から近くの所にスズメバチの巣が有ったみたいで、臭いを感じ取ったスズメバチが・・・と思われます。
多くのスズメバチが群がっていたので、まずは近くに有るスズメバチの巣の駆除から開始し、それから収容になったそうですが、大変な時間と労力が掛ったそうです。
なんだかその現場を想像するだけでもかなり微妙ですよね・・・。
多分、臭いも相当なものだったんじゃないかな~と想像してしまいました。
その看護師さんが担当?した訳ではないので、実際とは多少違うんじゃないのかな~と思うものの、それでもスズメバチはクマと一緒で「森の掃除屋」として君臨している生き物ですので、人の遺体を餌にすることは自然の摂理からすると、至って普通の事ですよね。
そにに肉が転がっていれば、それが人間だろうか他の動物だろうが関係ないですしね。
ちなみに、スズメバチの幼虫の大好物は、上述した昆虫を始め、カエルやネズミ等の小動物の死骸も該当いたします。
その看護師さんが語った言葉で、今でも頭に残っているのですが、
「綺麗な死に方なんって無い。病気で死ぬのも悲惨だけど、『最後までやりきった!』と満足な顔で逝く人も少なからずいる。私はそっちになりたい。」
私もソッチになりたいな~と、その時は思ったんですが、いつの間にか「オネーちゃんのお腹の上で逝きたい♡」と方針が変わり、やっぱり煩悩の塊だった誰かさんです(笑)
スズメバチの餌と毒針について
それにしても、まさか自分がスズメバチの餌になるとは思っていなかったでしょうね~・・・。
登山愛好家にとっても、滑落・遭難し、誰にも発見されず残念な結果になってしまうと、もしかしたらスズメバチや獣の餌になってしまいますよね~・・・。
個人的には、「最後は山の塵になりたい」と思っていたのですが、その話を聞いてからは、もし、遭難しても意地でも家に帰ってやる!!!と思うようになりました。
やっぱり、腹の上か、畳の上で最期を迎えたいですよね♡
山の中で、鳥が一ヵ所に多くかたまっていると、「死骸」があると言われておりますが、スズメバチが多くたかっている場所は要注意かも知れませんよね。
非常に肉食なスズメバチですが、私の蒙古斑の勢いが大せいだった頃にスズメバチに刺された時は、どぶ川で「ザリガニ釣り」をしていた時でした。
何故、スズメバチが近くにいたのか???って感じですが、実はエサに「干しイカ」を使っていたからです。
スズメバチの幼虫は、イカも大好物らしく、それを狙った成虫が近づいたところに私がいたものだから・・・てな感じで刺されてしまった感じです。
ミツバチは、一度相手に刺すと針がちぎれてしまい、その拍子で死んでしまうんですが、 スズメバチは、何度も毒針を刺すことができます。
何度も毒針を刺せるので、それが死亡事故の遠因になっていたりします。
ちなみに、スズメバチの針は産卵管ですので、メスしか刺しません。
私の産卵管は大きいので・・・(以下自粛)
ポイズンリムーバーで応急処置の重要性について
え~・・・ハチに 刺されると非常に辛い痛みが走り、患部が腫れてかゆみを伴う場合もあります。
スズメバチの死亡時事故の原因でもある「アナフィラキシーショック」というアレルギー反応によって急激に容態が悪化することもあります。
いかに早く患部から毒を抜くかがカギにになりますので、ポイズンリムーバーがあると応急処置がスムーズに出来ます。
ポイズンリムーバーあ、登山やアウトドアには必須なアイテムになりますので、1つ持っていると重宝するかと思います!
ポイズンリムーバーは、ハチの毒針・毒液以外にも、蛇やアブ、ムカデにも使えますし、ヤマビルに吸われた時も、こちらを使って患部を吸い取ればダラダラ出血を抑えることが出来ます。
※ヤマビルは、血を吸う前に血が固まりにくくする酵素を患部に出します。良かったらご参考にしてみてください!
スズメバチは益虫か?それとも害虫?
これだけ書くと「蜂は悪者」と思われてしまいますが、それは誤りで、花の受粉を助けたり、害虫などを食べてくれる「益虫」でございます。
生活圏外でしたら、やたら目ったらスズメバチを駆除はせず、優しい気持ちで見つめて欲しいな~と私は思います。
特にミツバチは性格も穏やかですし、農家にとっては大事な益虫になります。
上述してます通り、ミツバチは毒針を刺すと、自分も死んでしまいますので、よっぽど刺激を与えない限り、やたらめったら刺してくることはありません。
スズメバチがこれほど肉色である事に驚ろかされてしまったのですが、これからの時期は活動が活発で非常に攻撃的になりますので、刺されないように注意してください!