アオヒゲ危機一髪♪ 樽の中身は何だろう!?

登山とキャンプ、写真撮影が大好きな「自称爽やかなオジサン」のアウトドアブログです。

七面山~山伏へ日帰りピストン!表参道~敬慎院~大崩れ~希望峰~八紘嶺(前編)

この記事をシェアする

七面山富士山

 

 

七面山から山伏へ日帰りピストンについて

毎日雨で嫌になってしまいますよね~

 

お盆休みは家に籠って「アメニー」を猿のような動きをしながらゴロゴロ過ごす日々でした(?)

 

「アメニー」が何だかは口が裂けても言えないんですが、今日は、近年稀に見ぬほど悶絶した「七面山から山伏へ日帰りピストン」をした登山の記録を書きたいと思います!

 

七面山は、法華経信仰の聖地の山として有名ですが、標高が1,989mで、登山口の標高が500m前後ですので1,500mひたすら登らないといけません。

 

さらに目指す山伏(やんぶし)は、標高2,014mとさらに高く、七面山の山頂からアップダウンの連続のコースになっておりまして、今回の山行の累積標高(上り)は約3,020mになっております。

 

急登で有名な甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根が標高差約2,200mなので、七面山から山伏へ日帰りピストンは遥かにきついコースになります。

 

今までの山登りの人生で、5本の指に入る辛さでございました。

※日帰り登山に限ります。

 

七面山・山伏登山は、地味に長いので、前・後編の2部作で行きたいと思います!

 

思った以上に七面山・山伏が遠く、悶絶の1日になりました!

 

七面山から山伏へ日帰りピストンの日程・天候・メンバー・アクセス 

登った日:8月03日(日) [日帰り]

天  候:曇り時々薄日

メンバー:単独

交通手段:七面山登山口(1丁目)付近の駐車場にバイクを駐輪。(無料)

少し狭いので、明浄院付近の川沿いの所がお勧めです。

※七面山裏参道(神通坊)の入口付近には駐車場がありませんのでご注意下さい。

 

 

七面山から山伏へ日帰り登山の登山装備

水 5.0L(0.8L持参、登りの36丁目0.5L、50丁目で3.7L補給。余り 0.0L) おにぎり他3個、チョコ160g、飴玉20個、ヘッドライト、予備電池、熊鈴、日焼け止め、トイレットペーパー1/5消費、ダブルストック、虫除けスプレー、その他諸々

※裏参道ほどではないですが、表参道にもヤマビルがでますので、暑い時期はヒル除けがあると良いかも知れません。

 

コースタイム(表参道~敬慎院~七面山~希望峰~八紘嶺)

名浄院 5:59 → 6:25 中適坊 6:28 → 7:14 晴雲坊 7:18 → 7:41 敬慎院 7:48 → 8:14 七面山 8:19 → 8:32 希望峰 8:35 → 9:07 P1,964m峰 9:10 → 10:02 八紘嶺

※七面山は、身延山と違ってロープウェーがありません。

 

知残口から七面山まで急登が続きますので、コースタイムに余裕を持たせて計画してください!

 

コース・高低差(表参道~敬慎院~七面山~希望峰~八紘嶺)

コース・高低差(表参道~敬慎院~七面山~希望峰~八紘嶺)

 表参道~敬慎院~七面山~希望峰~八紘嶺

前編で歩いた七面山表参道~敬慎院~七面山山頂~希望峰~八紘嶺の区間になります!

 

七面山と聞いてもあまりピンッ♬っと来ない方も多いと思いますので、地図を添付いたします!

 

< 七面山周辺地図 >

 

七面山から山伏まで非常に長いルートであることが地図から分かるかと思います!

 

七面山・山伏日帰りピストンは、エスケープルートも乏しく、あまりおすすめできない登山コースになります。

 

山行写真(表参道~敬慎院~七面山~希望峰~八紘嶺)

本栖湖から朝焼けの富士山

 よっ!富士山!!

七面山へ向かう途中にある「本栖湖」から朝焼けの富士山でございます!

綺麗ですよね~(´∀`*)

このまま本栖湖へ入水し、「生贄」になりたかった瞬間でした(?)

富士五湖は、本当に富士山の眺望が綺麗で、お気に入りでございます♡

 

 

七面山の登山口表参道

 バイクをブンブン飛ばし、こちらが七面山の登山口である「表参道」でございます!

銘浄院のが近くに駐車場があり、写真右手にも15台くらいは停めれます。

春木川沿いの駐車場の方が広いんですが、この入口まで地味に歩きます。

 

 

七面山表参道にある中適坊

 こちらが七面山表参道にある中適坊でございます!

いきなり急登が続くんですが、道は非常に良く歩きやすいです!

こちらで飲み物を買うことが出来ます!

 

 

七面山の山頂約半分の25丁目

 キツイ登りが延々と続き、よ~約半分の25丁目に辿り着けました。

敬慎院が50丁目になり、七面山の山頂はさらに上にあります。

表記はありませんが、七面山の山頂で、だいたい60丁目位じゃないかな~と勝手に思っております(笑)

 

 

約半分の25丁目展望が開ける場所

 よ~やく展望が開ける場所がありました!

曇ってますが、これはこれで綺麗ですよね!

コッチ方面は、御坂山塊になりますかね~

 

 

何度でも初心に戻れる七面山

「何度でも初心に戻れる七面山」

この言葉が胸に響きます。

慣れやマンネリが一番危険ですからね~

私も初心に帰って深剃り5枚羽から3枚羽に戻し、アオヒゲの光沢を取り戻したいと思います!

 

 

36丁目にある晴雲坊の水場

 こちらが36丁目にある晴雲坊の水場になります!

冷たくて大変美味しいお水で、ベンチもあるので休憩に最適です。

こちらでもスポーツドリンク等を購入することが出来ます。

七面山の表参道は、良い具合に「坊」が途中にあり、水場やトイレが使えるので大変便利だと思います!

 

 

46丁目七面山和光門

 46丁目にある七面山和光門でございます!

ここまで来ると傾斜も緩くなり、歩きやすくなってきます。

ただ、ここまで来るのが本当にキツイです・・・。

 

 

富士山のお姿

 よっ!富士山!!

なんとか七面山から富士山のお姿を見ることに成功しました!

 

 

曇り空なのに雲海

 曇り空なのに雲海も広がっているという、なんとも珍しい天気ですよね!

 

 

富士山の右側に鎮座愛鷹山

 富士山の右側に鎮座しているのが愛鷹山ですね!

霧氷が綺麗でとても印象深いお山なんですが、久しく登ってないのでまた行きたいですね!

 

 

49丁目にある随身門

 こちらが49丁目にある随身門になります。

ご来光遥拝所になっておりまして、多くの方がここからのご来光を目当てに宿坊に泊まるそうです。

富士山の景色も綺麗なので、とても素晴らしいご来光を見ることが出来ると思います!

この門をくぐると、目の前に七面山敬慎院があります。

七面山が法華経信仰の聖地となったのは、1274年と大変古く、日蓮聖人が身延山に入山されて以来とのことです。

敬慎院には、身延山を守護する鎮守神として七面大明神が祀られているそうです。

 

 

敬慎院から七面山山頂へ至る登山道

 敬慎院から七面山山頂へ至る登山道を登っていきます!

落葉松がとても綺麗で、秋の紅葉シーズンは素晴らしいと思います!!

そして、登山者が全くいないのでとても静かな山歩きが出来ます。

 

大崩れ(ナナイタガレ

 こちらが「大崩れ(ナナイタガレ)」になります。

七面山を語るには、ここは外せませんよね!

凄くダイナミックに崩れていて大迫力でした!!

才能が有れば、ここでアクション映画を撮影したいな~と思える崩れっぷりです。

 

 

富士山方面が綺麗

 見事に崩れているので、七面山から富士山方面が綺麗に見えます!

なんだかデビルが降臨しそうな天気ですが、これはこれで嫌いじゃない風景です。

 

 

七面山の山頂

 地味な急登をこなすと、よ~やくお目当ての七面山の山頂でございます!

樹林に囲まれていて展望は全くありません。

ただ、聖地なだけあって独特の雰囲気がある山頂でした。

 

 

七面山の山頂周辺の様子

 七面山の山頂周辺の様子です!

とても静かで癒しの空間でした(´∀`*) 

さ~目指す山伏までまだまだ遠いですが、モリモリと頑張りたいと思います!!

 

 

七面山から八紘嶺へ至る稜線

 七面山から八紘嶺・山伏へ至るこの稜線が雰囲気が良く大好きなんですよね~♡

クマが出そうで怖い感じなのですが、とても静かで癒されます!

 

 

希望峰からの展望

七面山の山頂から近くの所にある「希望峰」からの展望でございます!

 山梨百名山の笊ヶ岳方面の景色が見えてきました!

日帰りで笊ヶ岳に登ったことがあるのですが、あの急登は思い出すだけでも吐き気が・・・。

 

www.aohigetozan.com

※良かったら笊ヶ岳日帰り登山の参考にしてみてください!

 

 

南アルプスの名峰聖岳

南アルプスの名峰聖岳もお姿を見せてくれました!

悪天の中、南アルプス南部縦走した日が懐かしいですね~

 

 

希望峰は、噂通り景色が良い所

 希望峰は、噂通り景色が良い所でした!

南アルプスも一望でき、富士山も間近に見ることが出来ます!

七面山まで登ったら、是非こちらの希望峰まで足を延ばしてみてください!

お勧めのピークですよ!

 

 

f:id:aohige0718:20170814220934j:plain

 生きる希望が無くなる山伏までの道のりが見えました・・・。

左の奥に見えているのが山伏山頂なのですが、かなり遠くにある景色で急速に萎えました・・・。

山伏の姿は見なかった事にしたかったです・・・。

 

 

雲が無ければ最高の景色

 雲が無ければ最高の景色なんでしょうけどね~・・・。

ま~雨が降らないだけマシですけどね・・・。

 

 

P1,964m峰八紘嶺まで、1時間45分の道のり

 かなりキツイアップダウンをこなすと、P1,964m峰になりました。

ここから八紘嶺まで、1時間45分の道のりだそうです・・・。

この情報も見なかったとにしたかったですf^_^; 

予想していたよりも八紘嶺・山伏へのルートは、キツイ尾根道でございます・・・。

 

 

キノコがモリモリ

 も~笑って駆け抜けるしかない!!と、思い、危うく口に入れてしまいそうになったキノコがモリモリ生えてました。

食べたらきっと人生が楽しいものになりそうですよね(笑)

 

 

四ノ池ビバーク適地

 ここはなんざんす???って感じですが、四ノ池という場所になります。

「池」らしいですが、枯れていて水を得ることはできません。

四ノ池は、ビバーク適地で、テント数張り幕営が可能です。

ここで1泊して翌日八紘嶺へ行かれる方が多いみたいです。

 

 

四ノ池からがさらに急登

 四ノ池からがさらに急登になり、「なんで私はこんな辛い目に遭わないとイカンのだ!?」と自問自答していると八紘嶺の頂が見えました。

年齢を重ねたせいか、辛い目に有っている時間が心地良くなってきたのは、何かの病気なんでしょうかね!?(笑)

 

まとめ

そんな感じで次回後編(八紘嶺~五色ノ頭~大谷嶺~山伏)に続きます!

 

八紘嶺から山伏までは、更に悶絶するルートの連続で、ゲッソリになった一日でした。

 

www.aohigetozan.com

 後編で歩いた七面山・山伏ピストンの記事になります!

 

www.aohigetozan.com

梅雨の晴れ間を狙って七面山・八紘嶺に登った時の記事になります!

イワカガミや富士山が綺麗で癒しの1日になりました!

敬慎院の宿泊についても書いてますので、良かったら参考にしてみてください。