- 犬越路トンネル・ヤタ尾根を使って檜洞丸登山について
- 犬越路トンネル・ヤタ尾根・檜洞丸登山の日程・天候・メンバー・アクセス
- コースタイム・コース標高差(大笄~ヤタ尾根~犬越路トンネル)
- 大笄からヤタ尾根・檜洞丸の登山の様子
- 犬越路トンネルの様子と周辺の写真
- まとめ
犬越路トンネル・ヤタ尾根を使って檜洞丸登山について
前回に引き続き、犬越路トンネル・ヤタ尾根・大笄南西尾根を歩いた記録を書きたいと思います!
犬越路トンネルは、「犬越路隧道(いぬごえじずいどう)」が正式名称になるのですが、あまり聞いた事がないですよね。
丹沢登山をしてますと、「犬越路避難小屋」のイメージが強いですが、そちらの真下付近に長い長いトンネルがあります。
調べてみると、犬越路トンネルは全長約800mほどありまして、1970年(昭和45年)に開通したそうです。
しかし、犬越路トンネルは落石や崩落が多く、現在は「許可車両のみ」通行が許されております。
犬越路トンネルのだいぶ手前に頑丈なゲートがありますので、バイクの通過は難しいと思います。
しかし、自転車ですとゲートを通過する事が出来ますので、今回も1台のタイヤの跡が雪に残されておりました。
前回、ヤタ尾根を使った時も自転車の方が通ってましたので、犬越路トンネルはサイクリストにとってはメジャーなコースなのかもしれません。
しかし、登山者にとっては、あまり馴染みがない犬越路トンネルですよねf^_^;
ま~1度は話のネタになると思い犬越路トンネルは歩きたいな~と思っていたので、今回は願ったり叶ったりでございました!
そんな感じで、こんな犬越路トンネル・ヤタ尾根・檜洞丸登山の後半戦になりました!!
前編の大笄南西尾根の記事
西丹沢自然教室から入山し、大笄南西尾根から大笄までの登山記事になります!
ヤタ尾根・犬越路トンネルの動画
上記写真を押すと今回歩いた大笄南西尾根・ヤタ尾根・犬越路トンネルの登山の動画が観られます!
短い登山の動画ですが、大笄南西尾根・ヤタ尾根・犬越路トンネルの雰囲気が伝わるかと思いますので、良かったらご参考にしてみて下さい!
犬越路トンネル・ヤタ尾根・檜洞丸登山の日程・天候・メンバー・アクセス
登った日:12月09日(土) [日帰り]
天 候:晴れのち曇
メンバー:私含めて2人
交通手段:アクセス等は、前編に記載!
犬越路トンネル・ヤタ尾根から桧洞丸への登山ですと、神之川ヒュッテを起点にしても良いかな~と思います!
ま~アクセスの良さは、神之川ヒュッテよりも西丹沢自然教室の方が全然良いです。
コースタイム・コース標高差(大笄~ヤタ尾根~犬越路トンネル)
大笄 11:17 → 11:21 ヤタ尾根分岐 12:01 → 13:01 林道出合 → 13:44 犬越路トンネル 13:47 → 14:02 富士見橋 14:51 → 16:00 ツツジ新道入口 → 16:07西丹沢ビジターセンター
今回の歩いた犬越路トンネル・ヤタ尾根・檜洞丸登山のコースタイムになります!
前編で歩いた大笄南西尾根で体力・気力を使いすぎ、だいぶゆっくり歩いております。
こちらのコースタイムは、あまり参考にならないかもですので、眺める程度にしてください!
後編で歩いた大笄南西尾根~大笄~ヤタ尾根~犬越路トンネルの登山ルートと標高差になります!
標高差の通り、ヤタ尾根の下りがとても急です。
犬越路トンネルは、平坦な道のりですので、距離だけ長いものの、負荷は少ないです。
大笄からヤタ尾根・檜洞丸の登山の様子
雪が積もっていて何だか分かりませんが、こちらが大笄南西尾根を登りきった場所になります。
大笄のピークよりも犬越路避難小屋方面に進んだ場所に出た感じでした。
こちらが登ってきた大笄南西尾根の取り付き地点の様子です。
薄っすら踏み跡はあるものの、付近にマーキングなどはありませんでした。
下りで使う場合、取り付き地点が非常に変わりずらいと思います。
右手に見えているピークが大笄になります。
稜線上から見ると、あまりハッキリとしないピークですが、下界から見上げると大笄は迫力のある山容をしてますよね!
お日柄もよろしいようで・・・♡
ここで2人とも滑落したら、ある意味面白いですよね(笑)
「難所の大笄南西尾根を踏破したのに、何故かここで滑落!」てな感じで新聞に載り、「あいつら大馬鹿野郎だな」と言われてしまうのでしょうね~~
私はあり得ますが、相方様はヘボくないので念のため!
見事に山頂がガスガスは富士山の景色を見る事に成功しました!
雨・ガス男である私ですので、ある意味「いつもの出来事」な感じでした。
右手に見えているのが大室山、左手の奥に見えているのが道志山塊の盟主「御正体山」でございます。
道志山塊も歩いていないのでボチボチ行きたいですね~てか、行きたいところが多いものの、お金と時間と体力が追いつきません(>_<)
それにしても西丹沢も山深いですね~
中央の尾根が、前編で取り上げが大笄南西尾根になります。
大笄直下の激急登が災いし、登山道の整備がされなかったのだと思います。
あそこさえ危なくなければ雰囲気も良いコースになるだけに勿体無いです。
少し登れば熊笹ノ峰が見えてきました。
西丹沢の盟主である檜洞丸は、熊笹ノ峰、ヤタ尾根に隠れて見えてませんね~
今日は天気も良いですし、多くのハイカーで賑やかでしょうね~~
大笄のピーク付近にある踏み跡になります。
大笄南西尾根は、2ルートある感じで、我々が歩いたルートと、こちらに出るルートがあるみたいです。
コースに名前がついているか分かりませんが、多分、「大笄南南西尾根」が正解でしょうかね!?(笑)
※話ですと「モアイ岩」なるものがあるみたいです。
色々な妄想を大笄でしていると、富士山にかかった雲が晴れてきました!
いや~富士山を見れないと思っていただけに、これだけ見えれば十分でございます!!
写真の真ん中付近に「山中湖」が見えてますね!
そんな感じで「ヤタ尾根分岐」でございます。
ヤタ尾根分岐の近くにベンチがあるのですが、風が強くて寒いので、一段下で昼飯にしました!
犬越路トンネルへの期待が高まります!
元気があれば檜洞丸へ登山したかったのですが、大笄南西尾根歩きで消耗してしまい、登る気力がありませんでした。
ヤタ尾根分岐から檜洞丸へは、それほど距離もないんですけどね。
貧乏セットで腹も膨れたので、檜洞丸登山を諦めヤタ尾根で犬越路トンネル・神之川ヒュッテ方面に下りていきます。
矢田尾根も、かなり雪が降ったみたいで、結構積っておりました。
アイゼン使えばよいものの、結局、使いませんでした。
それにしても、ヤタ尾根は急坂でございます・・・。
神ヒュッテから檜洞丸までの標高差が、約1,000mほどあります。
登りでは使いたいくない、ヤタ尾根でございますf^_^;
冬の日差しは弱いものの、照らされるだけで少し暖かくなります。
山ガールが後ろから抱きしめてくれれば、冷え切ったハートも温まるのでしょうけどね~(´∀`*)
そんな貧乏神みたいな山ガールは居るわけないですよね~(笑)
スキー・スノボーはできないのですが、なんだかヤタ尾根で滑り落ちたい気分になってきました(?)
トリプルアクセルは難しいですが、トリプルブレーキはなんとかなりそうな予感が♡
モザイクがモリモリですが、ヤタ尾根から丹沢最高峰の蛭ヶ岳のお姿が見えてきました!
蛭ヶ岳もだいぶ雪が積もってますね~
多くの登山者が白目になりながら登っているんでしょうね~(´∀`*)
ヤタ尾根を振り返ると、神の思し召しがモリモリ降り注いでおりました(?)
木々のモザイク越しに大笄が見えてますね!
犬越路トンネルまで地味に遠いです・・・。
モリモリ下り、よ~やく林道に出ました。
神之川ヒュッテへ行く場合は、正面やや左側(北側)にあるこちらから下っていきます。
ヤタ尾根もクマの出没が多い山域ですので、クマ鈴などで対策することをお勧めします!
こちらの階段がヤタ尾根の取り付き地点です。
この辺は日陰ですので、雪がモリモリ残ってました。
この林道を使って犬越路トンネルを目指します!
犬越路トンネルの様子と周辺の写真
林道から犬越路トンネルを目指していくと、正面に大室山が綺麗に見えました!!
大室山も本当に大きなお山ですよね~
大室山の南尾根も未踏ですので、何かの機会に登ってみたいですね~
大室山周辺も、クマが出るのでバリエーションルートを歩くのはちょっと怖いですね~・・・。
ま~「クマが怖くて登山が出来るか!」なんですけどね・・・f^_^;
我々よりも先に、車と自転車が1台ずつ犬越路トンネルを通ったみたいです!
それにしても雪で真っ白でございます・・・。
この時期に雪道歩きを丹沢で出来るとは思いませんでした。
今年は雪が多くなりそうな予感がしますよね~
先日登った丹沢三大急登の1つ「風巻尾根」と風巻ノ頭でございます!
今回の大笄南西尾根の方が「三大急登」に相応しいかな~と思います。
内容的には、「地蔵尾根」よりも急登で岩場も面白いと思います!
犬越路トンネルへ向かっていると、左手に意味深な木の梯子がありました・・・。
なんだか無性に「バリエーションルート」の臭いがしてきました♡
地図を見た限り、小笄にピーク周辺に出られそうでした。
いや~なんだか血が騒ぎますね!!
真ん中の稜線が道志山塊で、奥が奥多摩の山並みですね!
アッチも雪が積もったのでしょうかね!?
暫く林道を歩いていくと、犬越路トンネルのゲートが見えてきます。
今日はゲートが開いてましたが、西丹沢方面は閉ってましたので、許可車両しかと通れません。
こちらが今回の山行のデザートである「犬越路トンネル」になります!」
長いこと丹沢の山を歩いてますが、今回初めて犬越路トンネルを歩くことになりました!
なかなか犬越路トンネルを歩こうと思う登山愛好家も少ないですよね~
犬越路トンネルを通らず、さらに進むと犬越路避難小屋近くに出られる登山道があるみたいです。
今回登り口を確認しませんでしたが、稜線上にある犬越路避難小屋近くで犬越路トンネルへの道標を見たことがあります。
そんな感じで犬越路トンネルの内部でございます!
冷たい風が強烈に吹き抜け、とても寒かったです(>_<)
かなり寒いので、犬越路トンネルを通過する時は、防寒対策を忘れずにしてください!
そして、電灯は点いてませんので、天気が悪い時はヘッドライトがあると重宝するかもしれません。
神奈川の心霊スポットである、山神トンネルのように、何か聞こえたり見えたりしなければ良いな~と思ったのですが、そちらは杞憂に終わりました。
そんな感じで犬越路トンネルを抜けた地点の写真になります!
思った以上に綺麗なトンネルでした!
登山中に、山の神トンネル付近で起きた不思議な体験談です。
信じるかどうかは貴方次第です!!
犬越路トンネルを満喫したところで、西丹沢自然教室へ戻りたいと思います!
雪があって、地味に良く滑り、滑り落ちてしまった誰かさんでございます(笑)
途中にあった東屋でございます。
も~久しく使ってないんだろうな~てな感じの朽ち果て具合でした。
中々ここでピクニックしようとは思いませんよねf^_^;
さらに林道を下っていくと、分岐になります。
西丹沢自然教室は赤矢印方面(右)へ進みます。
青矢印方面に進むと、前編で登場した「赤丸地点」に至ります。
真ん中の尾根が大笄南西尾根いなります。
奥の尾根が石棚山稜ですね!
よ~やく林道歩きが終了です!
西丹沢自然教室へは赤矢印方面(左)に進みます。
右に行くと「用木沢」方面になります。
そんな感じで西丹沢自然教室に戻ってきました!
林道・舗装路歩きが長かったですが、積雪があったおかげでクッションになり、思いのほか足裏が痛くならずにすみました。
犬越路トンネルを歩くなら、雪が少しある時期の方が都合が良いかも知れません。
12月9日の西丹沢自然教室周辺の気温になります。
朝の7:30の気温が、マイナス4度だったみたいです。
日の入りの時間も早く、かなり冷え込みますので、防寒対策をしっかりして楽しい山登りの時間にしてください!
まとめ
も~16:00前後になると、山の中は薄暗くなりますので、日没にも注意ですよね!
暗い登山道歩きは道間違いに繋がりますし、そこから滑落事故も起きやすくなりますしね。
それにしても、今回の大笄南西尾根と犬越路トンネル歩きはなかなか面白かったです!
丹沢バリエーションルートに興味がある方は、天候の確認と装備をしっかりしてからアスレチック登山道を楽しんでください!
ヤタ尾根歩きと一緒に檜洞丸北尾根ルートもおすすめです!
檜洞丸北尾根は、丹沢バリエーションルートの1つですが、シロヤシオ、ミツバツツジが見事な尾根になります!
良かったら登山の参考にしてみてください!