- 円山木ノ頭南東尾根から弁天杉へ登山した経緯
- 円山木ノ頭南東尾根登山の日程・天候・メンバー・登山装備・登山アイテム
- 円山木ノ頭南東尾根から弁天杉のコース状況
- コースタイム・コース標高差(塩水橋~円山木ノ頭~弁天杉~丹沢山)
- 塩水橋(丹沢山登山)へのアクセス・駐車場・水場・トイレ・登山口付近地図
- 塩水橋から弁天杉、円山木ノ頭南東尾根取付地点の様子
- 円山木ノ頭南東尾根登山の様子とコースの状況
- 円山木ノ頭から太礼ノ頭(西峰)、丹沢山登山の様子
- 登山のまとめ
円山木ノ頭南東尾根から弁天杉へ登山した経緯
今年の登山納めとして、地元の丹沢山塊に出没してきました!
大晦日の天気が良ければ珍しく小屋泊でもしようかと思っていたのですが、今回は見送る事にし、日帰り登山に切り替えて登ってみる事にしました!
丹沢山塊も、一般登山道はホボ歩き尽くしているので、「久しぶりにマニアックなルートで攻めるか!」となり、円山木ノ頭南東尾根から弁天杉周辺を絡めて登ってみる事にしました。
秘境感漂う円山木ノ頭南東尾根を使い弁天杉・蛭ヶ岳へ縦走出来て思い出深い感じになりました。
天候にも恵まれ、素晴らしい山納めな1日になったのですが、今回も地味に長いので、前・後編の2部作で行きたいと思います!
今年も残りわずかですので、年を跨いでしまう事をお許しくださいf^_^;
そんな感じで前編は、塩水橋スタートし、弁天杉付近~円山木ノ頭南東尾根~円山木ノ頭(中峰)~太礼ノ頭~丹沢山(みやま山荘)への縦走登山になります!
円山木ノ頭南東尾根は、バリエーションルートになりますので、登山初心の方は、安易に利用しないでください!
そんな感じでこんな前編になりました!
円山木ノ頭南東尾根登山の日程・天候・メンバー・登山装備・登山アイテム
登った日:2017年12月30日(土) [日帰り]
天 候:晴れ
メンバー:単独
こちらが今回円山木ノ頭南東尾根を使った登山の装備・登山アイテムになります!
水 1.5L(余り 0.3L)
お湯(テルモス) 0.5L(余り 0.0L)
貧乏セット(カップラーメン、チキンラーメンミニ、おにぎり2個)、チョコレート100g、飴玉10個、柿の種1袋、コーヒーセット一式(粉20g)、コムラナイト
ヘッドライト、予備電池、ダブルストック、手袋(薄手・厚手)、カップ、アルコールストーブ一式(燃料90ml使用)、バラクラバ、クマ鈴、地形図、コンパス、その他諸々
円山木ノ頭南東尾根は、尾根が広い所もありますので、悪天候の時は利用しないほうが無難です。
バリエーションルートになりますので、地形図とコンパスは必須装備になります!
円山木ノ頭南東尾根から弁天杉のコース状況
今回のルートで積雪・凍結はありませんでした。
円山木ノ頭南東尾根は、「Vルート(バリエーションルート)」ですので、コース上に案内等はありません。
こちらの写真は、国技地理院からの引用ですが、円山木ノ頭南東尾根のルートは赤線になります。
ワサビ沢を渡渉し対岸に渡ると、直ぐに管理道の入口があります。
東丹沢のランボマークツリーである「弁天杉」に行く場合も同じルートになります。
下記「山行写真」でも記載しますが、管理道をそのまま進むと違う方向に行ってしまいます。
途中から管理道から離れ、尾根を直登してひたすら登っていくと丹沢三峰の1つである円山木ノ頭(中峰:標高1,360m)に到着します。
要所要所にマーキングのリボンがあるので、円山木ノ頭南東尾根を登りで使えば迷うようなことはないと思いますが、下りで利用する場合は、枝尾根があったりするので少し厄介です。
円山木ノ頭南東尾根を登りで利用する場合は、左側(西)を意識しながら歩くとルートが見つけやすいと思います。
行けば「左側」の意味が分かるかと思います!
コースタイム・コース標高差(塩水橋~円山木ノ頭~弁天杉~丹沢山)
塩水橋 6:54 → 7:29 ワサビ沢出会 → 7:43 弁天杉分岐 → 8:51 円山木ノ頭 8:54 → 9:11 太礼ノ頭 → 9:23 瀬戸沢ノ頭 9:25 → 9:48 みやま山荘 → 9:49丹沢山
前編で歩いた、円山木ノ頭南東尾根から弁天杉、丹沢山登山のコースタイムになります!
円山木ノ頭南東尾根は、バリエーションルートになりますので、昭文社山と高原地図にはコースタイムの記載がありません。
登山のコースタイムの参考になれば幸いです。
前編で歩いた区間(塩水橋~円山木ノ頭南東尾根~円山木ノ頭(中峰)~瀬戸沢ノ頭(西峰)~丹沢山)のルートと標高差になります!
塩水橋から円山木ノ頭(中峰)まで、標高差の通り永遠と急登が続きます。
コースも分かり難い所がありますので注意してください。
塩水橋(丹沢山登山)へのアクセス・駐車場・水場・トイレ・登山口付近地図
バイクを駐輪した塩水橋付近の地図になります。
ここまで凍結箇所がアチコチにありましたので、「冬タイヤ」でお越しください。
路肩に駐車スペースがありますが、「駐車禁止」の看板がありましたので・・・。
塩水橋へは、公共交通機関がありませんので、自家用車や車でのアクセスになります。
塩水橋を秦野方面に進むと「札掛」とう場所がありまして、そちらに無料の駐車場があります。
そして塩水橋付近のトイレ・水場情報ですが、両方とも登山口近くにはありません。
トイレは丹沢山の「みやま山荘」近くの公衆トイレ(有料100円)しかありませんので、
塩水橋のだいぶ手前にある宮ヶ瀬ビジターセンターで済ましてください。
また、今回の区間には、水場はありません。
塩水橋から弁天杉、円山木ノ頭南東尾根取付地点の様子
こちらが塩水橋付近のゲートになります!
ここから丹沢山などへ至る登山道が始まります。
塩水橋周辺の路肩に駐車可能ですが、「駐車禁止」の看板がありましたので・・・。
ゲートを潜り進んで行くと、丹沢山へ至る「堂平」と「天王寺尾根」への分岐になります。
今回は、円山木ノ頭南東尾根を歩くので、写真右側へ進んで行きます。
地味に急な林道を歩いていくと、右手に大木が杉の木が見えてきます!
こちらが東丹沢のランドマークツリーと言っても過言ではない「弁天杉」になります。
西丹沢の「箒杉」がとても有名ですが、こちらの弁天杉も負けておりません!!
箒杉と比べると、弁天杉の方が生えている場所が悪く、メジャーじゃないですよね~
アクセスが悪いので、弁天杉だけを見にくるのもアレですしね~・・・。
更に登っていくと「ワサビ沢出合」とかかれたポールが右手に見えてきます。
カーブミラーが目印なのですが、ここから舗装路を離れます。
この周辺については、「後編」に動画を添付しますので、そちらでご確認ください。
こんな感じの道を進んで行きます。
なんだかクマが出そうな雰囲気がモリモリですよね~
丹沢もクマの生息地域ですので、要注意ですよね!
※丹沢の熊は冬眠しませんので、通年注意が必要です。
踏み跡を進んで行くと、左手に登山道が見えてきます。
こちらを進むと「堂平」にある「雨量観測所」付近に出る事が出来ます。
先ほどの林道をそのまま進むと同じ所に出るのですが、こちらから登ったほうが時短になります。
しかし、急登ですので、体力の消耗はこちらの方が激しいです。
私はいつも林道から堂平へ行き丹沢山を目指す事が多いです。
円山木ノ頭南東尾根と弁天杉に行く場合は、先ほどの登山道分岐から1、2分上流に進むと右手にワサビ沢へ下りられる踏み跡が見えてきます。
こちらの写真が、弁天杉への渡渉ポイントになります。
水量が多いので、「ドボン♪」しないように注意してください。
赤丸付近にマーキングが見えますので、渡渉したら赤矢印方面に進んで行きます。
※直ぐ踏み跡あります。
渡渉し、取付地点の写真になります。
九十九折に標高を上げていく感じの管理道になります。
落ち葉が深いのですが、それでもしっかりとした管理道です!
ゲートを潜ると杉の植林地帯になります。
程なくして分岐があります。
青矢印方面に進むと弁天杉へ至ります。
円山木ノ頭南東尾根を登る場合は、赤矢印の管理道を暫く進んで行きます。
弁天杉は、昔よく来た場所なので、今回寄らなかったのですが、こちらのブログを始めてからは行ってなかったので、ネタの1つとして寄っても良かったな~と後悔している最中です(笑)
円山木ノ頭南東尾根は、利用価値が結構高い尾根になりますので、また今度使った時に弁天杉へ寄ってみたいと思います!
円山木ノ頭南東尾根登山の様子とコースの状況
管理道を離れ、途中から尾根を直登します。
直登するタイミングが難しいのですが、なんとなくこの辺かな?と思しき場所がありますので、そこは感の見せ所かと思います!
円山木ノ頭南東尾根を直登していくと、左手に鹿柵が見えてきますので、それに沿って登っていきます。
上の写真は振り返っての物になるのですが、下りで利用の場合、赤丸のマーキングが見えたら右方面に進みます。
進むと右手に鹿柵が見えてきますので、あとはモリモリ下れば管理道と合流できまます。
円山木ノ頭南東尾根は、弁天杉以外にも巨木が多く静かな空間が広がります。
とても静かで癒されます(´∀`*)
今年最後の登山に相応しい「地味地味な感じ」が私らしいですよね(笑)
杉の植林地帯を抜けると、明るい広葉樹の森が広がります。
落ち葉もふかふかでテンション上がった時間帯でした!
ブナ林が広がる素敵な尾根道です!
新緑や紅葉の時期は、特に美しいですので円山木ノ頭南東尾根はお勧めですよ!
ただ、ブナの木が多いので、その実を目当てにクマも多そうですよね~
今回、クマの痕跡は見つかりませんでしたが、丹沢三峰も時々クマの目撃がありますので要注意です。
※隣の天王寺尾根では、数年前にクマと遭遇して怪我をされた登山者がいます。
円山木ノ頭(中峰)に近づいてくると、尾根の斜度がキツクなってきます・・・。
いや~~近いようで遠いです・・・。
無名ノ頭(左)と本間ノ頭(右)が見えてきました!
いや~丹沢三峰もゲッソリするほどのアップダウンの連続ですよね~・・・。
今回の円山木ノ頭南東尾根と同じVルートになりますが、本間ノ頭南東尾根を使うと、塩水橋を起点にして周回できるので面白いコースになるかと思います!
丹沢マニアックルートの1つである、本間ノ頭南東尾根を使って登山した時の記録になります!
円山木ノ頭(中峰)の直下が、これまた急登で・・・。
薄っすらと踏み跡もあり、マーキングもそれなりにありました。
急登を登りきると、こちらに飛び出しました!
円山木ノ頭から太礼ノ頭(西峰)、丹沢山登山の様子
飛び出した所が円山木ノ頭(標高1,360m)になります!
丹沢三峰の「中峰」になります。
逆から円山木ノ頭南東尾根を下る場合は、少し藪っぽいですが、赤矢印方面から取付きます。
目指す蛭ヶ岳が見えてきました!
まだまだ遠いですね~・・・。
そして、丹沢主脈縦走路の稜線が寒そうですね~・・・。
木のモザイクがモリモリですが、見えているピークが円山木ノ頭になります。
右手に延びている尾根が、先ほど登ってきた「南東尾根」になります。
地味に登ると太礼ノ頭(西峰)になります!
あまりピークの感じがしない太礼ノ頭(西峰)です。
西峰から丹沢山までは癒しの尾根道になります!
この木道が見えてくると、目指す丹沢山は近いです!
登山口の塩水橋への分岐が途中にあります。
天王寺尾根や堂平から一般登山道で登ったほうが、早くて楽なんですけどね・・・。
Mな性癖なもので、困ってしまいます(笑)
大山も綺麗に見えました!
今日は、凄い登山者の数でしょうね~~
そんな感じで丹沢山みやま山荘です!
昨日は、そこそこの宿泊者数だったみたいです。
右手に見えている小さな建物が公衆トイレ(有料100円)になります。
みやま山荘付近の気温が-7度でした。
いや~~寒いですね・・・。
明け方はもっと寒かったのでしょうね~・・・。
ちなみに宮ヶ瀬湖周辺の気温が-4度でした。
防寒対策が必須ですね!
よっ!富士山!日本一!!
丹沢山から見る富士山は極上ですね!!
登山者がほとんどいないので、丹沢山の山頂を独り占めしちゃいました!!
登り納めに相応しい、丹沢山からの富士山の景色を見れて大満足です(´∀`*)
アップの富士山の写真です。
ピントが甘くて申し訳ないのですが、やはり今年は富士山の積雪量が少ないですよね~
登山道(夏道)が見えてますしね~・・・。
丹沢山塊も、去年と比べると積雪量が少ないですからね~
厳しい寒さですが、それに比例して雪の量が増えていないのが不思議ですよね。
丹沢山からの南アルプスの景色でございます!
アッチは、雪が多いような・・・
それにしても風が強くて寒い丹沢の山頂でした・・・。
登山のまとめ
久しぶりに歩いた円山木ノ頭南東尾根と弁天杉付近ですが、数年前と全然変わってなくて色々と記憶が蘇ってきた時間になりました。
多分、円山木ノ頭南東尾根と弁天杉は、6年ぶりの再訪かと思われ、その当時の事を思い出しながらの楽しい山行になりました。
円山木ノ頭南東尾根や弁天杉も良いのですが、如何せん、少しアプローチが長いのがネックですよね~・・・。
そんな感じで、次回後編に続きます!
そして、本年も残り僅かになりましたが、非常にくだらない当ブログに足を運んでくださり、本当にありがとうございました。
2018年も精力的に記事の更新に励んで行きたいと考えておりますので、本年同様、来年も生暖かい眼差しで読んでいただけたら幸いです。
来年もよろしくお願い致します!
2018年は、今年以上に良い年にしたいものですよね!