- 大菩薩・牛ノ寝通りから扇山縦走の経緯
- 大菩薩・牛ノ寝通りから扇山縦走の天候・メンバー・アクセス・駐車場
- 大菩薩・牛ノ寝通りから扇山縦走登山(大菩薩嶺~鶴寝山)のコース状況・水場・トイレ
- 大菩薩・牛ノ寝通りから扇山縦走の登山装備について
- 大菩薩嶺~大菩薩峠~牛ノ寝通り~榧ノ尾山~大マテイ山~鶴寝山のコースタイム・ルート・標高差
- 大菩薩登山口~丸川峠・丸川荘~大菩薩嶺登山と桜の様子
- 大菩薩峠~石丸峠~牛ノ寝通り~榧ノ尾山縦走登山の様子
- 牛ノ寝通りから大マテイ山~鶴寝山~松姫峠縦走登山の様子
- まとめ
大菩薩・牛ノ寝通りから扇山縦走の経緯
ぼちぼち登山シーズンの到来ですよね! 積雪がある時期は、登山をやらない方が多いですが、低山~2000m峰でしたら、雪を気にする必要がなくなり、装備も減らせますしね!
これから登山者が増えてくる時期ですが、今日は、登山初心者も楽しめる「大菩薩」、「牛ノ寝通り」を絡めて「扇山」まで日帰り縦走した時の記録を書きたいと思います!
大菩薩嶺は、季節を問わず出没しているのですが、今回は未踏だった権現山周辺を絡めて山歩きを楽しんできました。
特に「奈良倉山~権現山」周辺は、なかなか出没する機会がなく、長いこと空白区間だったので、今回歩けて良かった感じです。
奈良倉山~権現山でエスケープすると、バスの時間に間に合わないと、結構な距離を駅まで歩かなければならず、それならば・・・と、扇山を絡めてJR鳥沢駅まで歩いた感じです。
今回も地味に長いので、前・後編の2部作で行きたいと思います!
前編は、大菩薩登山口(裂石)から大菩薩嶺~丸川荘~大菩薩峠~石丸峠(牛ノ寝通り)~榧ノ尾山~大マテイ山~鶴寝山~松姫峠にになります!
こんな1日になりました!
大菩薩・牛ノ寝通りから扇山縦走の天候・メンバー・アクセス・駐車場
登った日:4月16日(土) [日帰り]
天 候:晴れ時々曇り
メンバー:単独
こちらが今回の大菩薩・牛ノ寝登山の天候・メンバーになります!
春らしい陽気の一日になりました!
そして、大菩薩登山口へのアクセス・駐車場・登山口付近地図がこちらになります!
<行きのアクセス>
JR鳥沢駅の入口付近にバイクを駐輪
駐輪の料金は無料です。
そこそこ広いスペースがありますが、車は無料では駐車できません。
JR鳥沢駅 5:43発 JR塩山駅 6:21着 669円
JR塩山駅 6:40発 大菩薩登山口バス停 7:03着 300円(ICカード利用可能)
大こちらが菩薩登山口周辺の地図になります!
大菩薩登山口バス停付近に、「大菩薩の湯(日帰り温泉)」がありますので、登山の帰りにお勧めでございます!
大菩薩・牛ノ寝通りから扇山縦走登山(大菩薩嶺~鶴寝山)のコース状況・水場・トイレ
大菩薩・牛ノ寝通りから扇山縦走のコースの詳細状況になりますが、全ルート踏み跡明瞭で危ない箇所もありません。
強いて言えば、裂石周辺の登山道で、時々クマの出没があります。
大菩薩を含む奥秩父にも熊が生息してますので、これからの時期は要注意です。
石丸峠から牛ノ寝通り(榧ノ尾山~大マテイ山~鶴寝山)は、気持ちの良い尾根歩きが出来ますので、新緑・紅葉の時期の縦走登山は特にお勧めでございます!
そして、大菩薩周辺のトイレ・水場の状況は、こんな感じになっております!
- 大菩薩登山口バス停付近に2ヵ所トイレがあります(無料)
- 丸川荘にトイレがあります(有料)
- 大菩薩峠付近に公衆トイレがあります(無料)
大菩薩登山口バス停周辺に水場はありませんが、上日川峠のロッヂ長兵衛に水場があります。
また、丸川壮、大菩薩峠周辺の小屋で購入可能ですし、牛ノ寝通りの「荷渡し場」への巻き道に「水場」があるみたいですが、そちらは未確認です。
大菩薩・牛ノ寝通りから扇山縦走の登山装備について
水3.0L(余り 0.1L。)
貧乏セット(カップラーメン、米150g)、チョコレート70g、飴玉15個、柿の種2袋
アルコールストーブ、防風、スノーピークチタンシングルマグ 450、450用蓋、メタノール80ml(60ml消費)、フォーク、ヘッドライト、予備電池、ダブルストック、手袋(厚手・薄手)、サングラス、日焼け止め、クマ鈴、トイレットペーパー2/5使用、その他諸々
大菩薩・牛ノ寝通りから扇山縦走の登山装備がこちらになります!
大菩薩の稜線と、牛ノ寝通りには水場が乏しいので、少し多めに水を装備しました。
普段は、ガスバーナーを登山で持って行くことが多いのですが、今回は軽量化に重きをおきまして、アルコールストーブを装備して登山に臨みました。
大菩薩から扇山への縦走は、非常に長丁場になりますので、水の量と、荷物の軽量化がとても大切だと思います。
大菩薩嶺~大菩薩峠~牛ノ寝通り~榧ノ尾山~大マテイ山~鶴寝山のコースタイム・ルート・標高差
大菩薩峠登山口(裂石) 7:03 → 7:09 雲峰寺駐車場 7:10 → 7:20 裂石ゲート前駐車場 → 8:20 丸川荘(丸川峠) 8:26 → 9:16 大菩薩嶺 9:21 → 9:25 雷岩 → 9:31 神部岩 → 9:38 賽ノ河原 → 9:47 大菩薩峠 9:50 → 9:57 熊沢山 9:59 → 10:07 石丸峠 → 10:17 米代(長峰分岐) 10:19 → 10:28 玉蝶山 → 10:47 榧ノ尾山(川入・ホンゴウ) 11:17 → 11:54 ショナメ → 12:02 大ダワ(棚倉) 12:03 → 12:10 大マテイ山 12:12 → 12:26 山沢入りのヌタ(小菅の湯方面分岐) → 12:40 鶴寝山 → 12:51 松姫峠
こちらが大菩薩嶺~大菩薩峠~牛ノ寝通り~榧ノ尾山~大マテイ山~鶴寝山までのコースタイムになります!
大菩薩峠登山口から大菩薩嶺山頂まで急登が続きますので、コースタイムは甘めに設定したほうが良いかと思います!
石丸峠から牛ノ寝通りが始まりますが、アップダウンは少ないものの、距離が長いので、こちらもコースタイムに余裕を持たせたほうが良いかと思います。
時間が微妙なら、扇山へ縦走はあきらめ、小菅の方に下山するのもアリかと思います。
そしてこちらが、大菩薩嶺~大菩薩峠~牛ノ寝通り~榧ノ尾山~大マテイ山~鶴寝山へのルート・標高差になります!
前編で歩いた登山のルートになるのですが、大菩薩から扇山までは、やはり長いですよね~
標高差の地図の通り、大菩薩嶺まで急登が続き、石丸峠から結構下るので、膝や足に負担が多くなります。
しかしながら、牛ノ寝通り周辺の雄大な自然を満喫できるルートになります!
大菩薩登山口~丸川峠・丸川荘~大菩薩嶺登山と桜の様子
今日は、大菩薩登山口バス停からスタートです!
後ろに見えている建物が公衆トイレになります。
丸川峠(丸川荘)、大菩薩、牛ノ寝通り、扇山を経由してJR鳥沢駅まで縦走したいと思います!
大菩薩登山口バス停付近の桜の様子です!
今回は、丸川峠を経由して大菩薩嶺へ登りたいと思います!
大菩薩峠登山口バス停周辺は、すでに標高が高いので、都内や神奈川県の桜が散ったくらいに開花することが多いです。
※2週間くらい遅いイメージになります。
今年は少し開花状況が違ったみたいですけどね。
いや~~朝から桜の花の素晴らしい景色でございます!
も~お花見も済んだことですし、家に帰りましょうかね!?(笑)
山梨県にもよ~やく春が来た!てな感じの桜の景色でした!
大菩薩の湯を絡めて、裂石地区の桜を鑑賞するのも良いかな~と思います!
綺麗な桜だな~と思ったらツツジが既に満開を迎えておりました!
優しい口づけをしてお別れしました(?)
こちらが丸川峠入口になる駐車場になります。
丸川峠へは、赤矢印の方に進みます。
20台前後は駐車可能ですが、トイレがありませんので要注意です!
先ほどの、大菩薩登山口バス停付近のトイレをご利用ください!
丸川峠まで癒しの尾根道の個所もあるのですが、打首獄門のような急登も結構長いです。
どっちがよいですか?と、聞かれたら、迷わず「打首獄門でお願いします♡」とニヤニヤしながら答えてしまう誰かさんです(?)
白目になりながらも、よ~~やく丸川峠でございます!
正面の小屋が「丸川荘」になります。
丸川荘の名物は、美味しい珈琲と手作りのお鍋になります!
非常に作りこまれた鍋を売ってますので、興味がある方は小屋で確認してみて下さい!
非常に薄っすらですが、丸川荘からの富士山の眺めになります!
天気が良いと、丸川峠から綺麗で大きな富士山を見ることが出来ます!!
ひいて富士山を撮ってみたのですが、思いが伝わらず、モヤモヤ感だけが残った1枚になりました(>_<)
丸川荘から綺麗な富士山が見たかったです・・・。
丸川峠から大菩薩嶺に登っていくと、甲府市街を一望できました!
丸川荘からも近いので、宿泊したら甲府の夜景を見れると思います!
丸川荘から大菩薩嶺への登山道の様子です!
奥秩父らしい森が広がってました。
上日川峠から大菩薩嶺を目指すと、登山者が多くて賑やかですが、丸川峠から登ると人も少ないので静かな時間を過ごすことが出来ると思います!
丸川峠から大菩薩嶺までは、北斜面になりますので、遅い時期まで凍結や雪が残っております。
今回もガチガチに凍っていて、得意の「イナバウアー」を披露してしまいました・・・。
5月くらいまでは、軽アイゼンがあると安心かも知れません。
凍結に苦しめられながらも日本百名山でもあり山梨百名山でもある大菩薩嶺(標高2,056.9m)に到着でございます!
大菩薩嶺周辺は、樹林帯のため展望はありません。
そんな地味なお姿に、無性に興奮してしまいます(?)
大菩薩峠~石丸峠~牛ノ寝通り~榧ノ尾山縦走登山の様子
展望もないので大菩薩嶺を早々に後にし、雷岩を目指すと、西の方に「大菩薩湖」がみてきました。
ちなみに大菩薩湖は、「人工湖」になります。
大菩薩から大菩薩峠へ進んでいくと、甲府市街を一望できました!
ここの夜景を二人で見たら、きっと恋が生まれるでしょうね(笑)
「ニャンニャンロード」と名付けたいですね~(´∀`*)
大菩薩登山の醍醐味ともいえる、天空縦走路歩きでございます!
大菩薩周辺は、開放的な稜線ですよね!
登山道も整備されてますので、大菩薩嶺~大菩薩峠までも危険な所は少ないです。
ただ、地味に滑る岩場があるので、転倒に気を付けて下さい!
振り返っての大菩薩嶺になります!
笹原の展望が気持ち良いですよね~!!
段ボールでしゅ~~~っと滑り落ちて滑落したいですね(笑)
大菩薩に来たら忘れてはいけない場所が「大菩薩峠」になります。
小説の舞台になった場所ですが、なんの小説だか忘れてしまった誰かさんでございます。
ちなみに「菩薩様」は、神様の位?らしいですね。
救いを求めて、仏教について勉強してみようかと思った時間帯でした。
大菩薩峠から少し登ると熊沢山になります。
熊沢山から石丸峠、天狗棚山の景色になります!
雄大な景色ですよね~
熊沢山からの景色になります!
小金沢山方面も綺麗に見えました!
アッチの縦走路もまた歩きたいものですね~!
紅葉の時期に大菩薩嶺から小金沢山・黒岳・竜門狭へ縦走した記録になります!
良かったら登山のご参考にしてみて下さい!
振り返っての熊沢山でございます!
こちらも笹原が気持ちの良い場所になります!!!
ぼちぼちパンダが出没してくるのではないかと思ってしまいました(笑)
さ~前半のメインディッシュである「牛ノ寝通り」のスタートになります!
なぜ、「牛ノ寝通り」と名前が付いたかと申しますと、牛が寝ている姿は、背中が平らになり、だだっ広い感じになるので、それにちなんで「牛ノ寝」とついたと言われております。
牛ノ寝通りを歩いてみると分かるのですが、確かに平らな区間が永遠と続き、だだっ広い尾根をしております。
振り返っての南大菩薩への縦走路になります!
小金沢嶺にも久しく行ってないので、ぼちぼち行きたいですね!
最近、バリエーションルートから「破線ルート」に昇格した「長峰」への縦走路分岐になります!
こちらも面白コースなのですが、枝尾根が多く道間違いを連発してしまいました。
牛ノ寝通りから雁ヶ腹摺、黒岳、大峰、長峰へ縦走した時の記録になります!
中々面白い縦走コースになりますので、良かったらご参考にしてみて下さい!
モーモー言いたくなるような長い長い牛ノ寝通りですよね~~
扇山まで終わりが見えませんよね~・・・。
私の貧乏生活と一緒で、先が見えません・・・。
牛ノ寝通りを歩いていくと、ピークらしくない榧ノ尾山に到着となりました!
腹も減ったので、榧ノ尾山で昼飯にしてみました。
いつもの貧乏セットです。
よ~やく「生めんタイプ」のカップラーメンを食べれるくらいのお金持ちになりました(涙)
欲を言えば、柿Pを3袋食べれるくらいのお金持ちになりたいです(涙)
榧ノ尾山はとても静かで、長いこと休憩したのですが、全く登山者が来ませんでした。
牛ノ寝通りから大マテイ山~鶴寝山~松姫峠縦走登山の様子
牛ノ寝通りは、登山者も少なくアップダウンも控えめで、足腰の弱いオジサンに優しい縦走路です!
牛ノ寝通りは、新緑の季節もお勧めでございます!
さ~大マテイ山を目指して進みたいと思います!
牛ノ寝通りを松姫峠へ進んでいくと、なんだこれ???っと、思うこちらが「棚倉小屋跡」になります。
潰れる前に1度泊まってみたかったですね~~
残念です。
49番永遠のクロマティを彷彿とさせる「大マテイ山(標高1,409m)」になります!
大マテイ山って、なかなか面白い名前ですよね!
私の場合ですと、なんでしょうかね~~・・・
「青マテイ」がシックリ来る感じでしょうかね(笑)
大マテイ山から直ぐの所に「鶴寝山(標高1,368m)があります。
4月下旬頃から、鶴寝山周辺に自生する「二リンソウ」の花を求めて多くのハイカーで賑わいます。
鶴寝山は、今回も凄い登山者の数でゲッソリしてしまいました(>_<)
大マテイ山とは大違いでした。
鶴寝山を後にし、ダラダラ下っていくと、松姫峠になりました。
松姫峠の右側に見える建物がトイレになります!
まとめ
「背番号49番は永久に不滅です。」でお馴染みの(?)、クロマティみたいな名前の大マテイ山あたりで既に体力が底をつき、松姫峠で「月に帰ろうかな」と思ってしまった誰かさんです。
ただ、「松」ではなく「竹」でないと話が進まないよな!?と、思いながら後半戦に続きます!
権現山、扇山に到着した時の喜びは言葉にならないものでした。
そして、ゴールの鳥沢駅につい時には、目の前にヒヨコがピヨ♪ピヨ♪ピヨ♪ピヨ♪と、グルグル廻る現象に見舞われました。
ストリートファイターではないですが、マウンテンファイターになれた縦走でした(?)
なんだか良く分かりませんが、大菩薩登山口周辺の桜に癒され、大菩薩峠から見る甲府市街の景色も良く、中々楽し前半戦の縦走登山になりました。
そんな感じで扇山縦走登山は、後編に続きます!
大菩薩嶺、大菩薩峠を経て、奈良倉山・扇山まで縦走した後編の記録になります!