- 源蔵尾根から檜洞丸・大室山登山!
- 源蔵尾根(神ノ川ヒュッテ)から檜洞丸・大室山登山の日程・天候・メンバー・アクセス・駐車場・地図
- 源蔵尾根から檜洞丸のコース状況
- トイレ・水場(源蔵尾根・檜洞丸・大室山)の状況
- シロヤシオ・ミツバツヅジの開花状況について
- 檜洞丸・大室山登山の装備・登山アイテム
- 源蔵尾根から檜洞丸・大室山のコースタイム・コース標高差
- 神ノ川ヒュッテ~広河原~源蔵尾根入口(取り付き地点)の登山の様子
- 源蔵尾根登山と丹沢シロヤシオとミツバツツジの開花の様子と状況
- 檜洞丸登山とシロヤシオとミツバツツジの様子
- まとめ
源蔵尾根から檜洞丸・大室山登山!
久しぶりに丹沢山塊の中でもチョッと秘境感漂う「源蔵尾根」を歩いてきました!
も~10年近く源蔵尾根は歩いていないもので、全く記憶に残ってなく、なんだか新鮮な気持ちで臨む事ができました!
源蔵尾根の上部の方は「シロヤシオ」や「ミツバツヅジ」の木々が多かったと薄っすらとした記憶の中で残っていたもので、そちらのお花も楽しみに登ってみました!
数年前に、源蔵尾根からも近い「檜洞丸北尾根」を歩いたのですが、ちょうどシロヤシオの当たり年だったもので、ツヅジのお花のトンネル歩きができました。
檜洞丸北尾根で、素晴らしい景色を堪能できたもので、源蔵尾根の期待がモリモリと高まってしまいました。
そんな期待を裏切らない、シロヤシオやミツバツツジのお花のトンネル歩きが出来ました!
分かってはいましたが、登山者とも誰とも会わず静かな時間を源蔵尾根で過ごすことが出来たのも良かった感じです♡
今回も地味に長いので、前編(源蔵尾根)・後編(檜洞丸~大室山)の2部作で行きたいと思います!
こんな1日に(前編)になりました!
源蔵尾根(神ノ川ヒュッテ)から檜洞丸・大室山登山の日程・天候・メンバー・アクセス・駐車場・地図
登山日程:5月12(土) [日帰り]
天 候:晴れ
メンバー:単独
源蔵尾根に登った当日は、シロヤシオを始め、ツヅジの花がとても綺麗でした。
源蔵尾根へのアクセス、駐車場ですが、今回は神ノ川ヒュッテを利用しました。
駐車場として利用した、神ノ川ヒュッテ(源蔵尾根登山口周辺)の地図がこちらになります。
神ノ川ヒュッテまでは、道が狭く荒れている場所もありますので、運転には注意してください。
結構、落石も多いので、雨が降っている時は要注意です。
こちらが神ノ川ヒュッテ前のゲート付近にある駐車スペースになります。
時々、駐車違反の取締りで、警察が巡回に来る事があるそうです。
(特にツヅジ・紅葉の季節は要注意)
神ノ川ヒュッテに有料の駐車場(300円/日)がありますので、そちらに停めた方が安心です。
神ノ川ヒュッテの小屋番さんがいない場合は、建物の入口付近に、お金を入れるところがありますので、そちらで支払えばOKです!
※料金ボックスは、非常に目立ちますので、行けば直ぐに分かると思います。
源蔵尾根から檜洞丸のコース状況
後述する山行写真のほうで源蔵尾根の取り付き地点等のコースについて詳しく記載したいと思います。
源蔵尾根は、標高1,300m位までは樹林帯の急登で悶絶します。
登山ルートが少し分かり難く、枝尾根もありますので、地形図・コンパスが必須です。
特に「下り」で源蔵尾根を使う場合はルートに要注意です。
必要最小限のマーキングしかありませんが、踏み跡は下部ほど明瞭です。
しかしながら、コース全体で危ないところも少ないので、道迷いさえしなければ、源蔵尾根の完歩は難しいことはないと思います。
トイレ・水場(源蔵尾根・檜洞丸・大室山)の状況


そして登山をする上で重要なのが水場とトイレですよね!
今回登山した山域ですと、神ノ川ヒュッテに水場・トイレがあります。
神ノ川ヒュッテのゲートの近くにも(写真左の小屋が公衆トイレ)があります。
紙もモリモリありますが、こちらのトイレは冬季閉鎖になりますので注意してください。
写真右が、檜洞丸の山頂直下にある「青ヶ岳山荘」のところにある有料の公衆トイレになります。(100円/回)
大室山周辺のトイレ・水場につきましては、後編で記載したいと思います。
シロヤシオ・ミツバツヅジの開花状況について
5月12日現在、檜洞丸・大室山の標高1,300m前後でシロヤシオ・ミツバツヅジが満開を迎えておりました。
5月20日前後になると、檜洞丸の山頂周辺のシロヤシオ・ミツバツヅジが満開を迎えると思います。
既に標高1,000m付近のシロヤシオ・ミツバツヅジの花が散ってましたので、例年よりもかなり早く咲いて早く散ってしまうと思われます!
丹沢の春を告げるシロヤシオ・ミツバツツジのお花ですので、ぜひ、満開の時期に檜洞丸・大室山へ登山していただけたらな~と思っております。
丹沢のシロヤシオ・ミツバツヅジは、1年毎に「当たり年」になると言われておりますが、今年は中々綺麗だと思います!
檜洞丸・大室山登山の装備・登山アイテム
水 3.6L(余り 0.3L)
貧乏セット(おにぎり2個、カップラーメン1個)、ゼリー1個、チョコレート70g、飴玉10個、柿の種2袋、コーヒーセット一式(粉20g)
ヘッドライト、予備電池、ダブルストック、日焼け止め、薄手の手袋、カップ、ガスバーナー、コンパス、着替え(シャツ)、熊鈴、地形図、その他諸々
源蔵尾根から檜洞丸・大室山へ登山したときに使用した、登山装備・登山アイテムになります!
檜洞丸・大室山の稜線上に、水場がありませんので、飲料水は多めに持参しました。
かなり日差しが強いので、日焼け止めを登山の装備に追加する事をお勧め致します。
また、源蔵尾根、檜洞丸・大室山周辺は、ツキノワグマの生息域ですので、熊鈴の携行をお勧め致します。
源蔵尾根から檜洞丸・大室山のコースタイム・コース標高差
神ノ川ヒュッテゲート前登山口 6:39 → 6:46 矢駄尾根登山口 → 6:50 孫右衛門谷ゲート → 7:18 広河原入口 7:21 → 8:03 源蔵尾根 → 8:53 源蔵尾根下降点 → 9:29 青ヶ岳山荘 → 9:33 檜洞丸
源蔵尾根から檜洞丸登山のコースタイムになります。
神ノ川ヒュッテから源蔵尾根の取り付き地点がある広河原入口まで、林道歩きが長く地味に時間が掛かります。
こちらが、前編で歩いた神ノ川ヒュッテ~源蔵尾根~檜洞丸の登山ルートと標高差になります!
源蔵尾根の取り付き地点と、檜洞丸への稜線との合流直下の痩せ尾根箇所が核心かと思います。
標高差をみると、源蔵尾根の斜度はきつくない感じに思えてしまいますが、現実は「涙なくしては語れないルート」になります(笑)
神ノ川ヒュッテ~広河原~源蔵尾根入口(取り付き地点)の登山の様子
檜洞丸周辺で咲き乱れる、シロヤシオを目当てに「源蔵尾根」を使って山登りを楽しみたいと思います!
神ノ川ヒュッテからモリモリ林道歩いていくと、姫次方面にいたる「風巻尾根」への入口が左手に見えてきます。
風巻尾根は、「丹沢三大急登の1つ」として言われてますが、結構な急登でゲッソリしてしまいます。
風巻尾根につきましては、こちらで記事にしてますので、良かったらご参考にしていみてください!
神ノ川ヒュッテから広河原までの間にある滝でございます!
丹沢山塊の中でも、この辺はかなり山深い所になりますので、自然が雄大で豊かです!
滝にうたれて「アオヒゲ真理教」をさらにパワーアップさせたいな~と思ってしまった瞬間でした!
「アオヒゲ真理教」を開山してだいぶ経つのですが、未だに女性信者の獲得が出来ておりません。
お布施も集まらないし、も~閉山を考えないといけませんよね(笑)
あの山はなんだっけ?と、考え込んでしまった瞬間でした。
も~閉山モードですので、山に関心がなくなってきました(笑)
新緑がとても綺麗で、広河原までの林道歩きも苦になりません!
嘘を申しました。
やっぱりゲッソリロードの時間になりました・・・。
広河原まで、やっぱり遠いですね~
藤の花が咲いてました!
藤の花が咲く頃が、田植えの時期の目安になりますので、モリモリ行きたいところですね!
立派な建造物にビックリしてしまいます。
税金の無駄だよな~と思ってしまいますよね・・・。
よ~~やくお目当ての広河原でございます。
ここから河原方面に進むと、源蔵尾根の入口があります。
源蔵尾根がある広河原周辺は、昔原生林が広がる綺麗な森だったそうです。
台風の影響で木々がほぼ全滅してしまったそうですが、現在再生途中だそうです。
「地蔵尾根」と今回の「源蔵尾根」は、「熟練者コース」であると記載がありました。
「夜の床では熟練者」と自称しているのですが、登山の方は「半熟登山者」ですので、記載内容にビビッてしまいました。


先ほどの看板から河原のほうへ進むと、左の写真の分岐が見えてきます。
左の踏み跡(東)に進むと「地蔵尾根」方面になります。
源蔵尾根は右の踏み跡(西)へ進みます。
右へ進むと藪漕ぎチックな感じのルート(右の写真)になりますが、踏み跡は明瞭です。
少し進むとこちらの砂防ダムへ出れます。
対岸に渡ると地蔵尾根の入口があるのですが、少し分かり難いです。
対岸へ渡り、赤矢印のような感じに源蔵尾根のルートがついてますのでご参考にしてください。
砂防ダムを渡ったら左(東)方面に注目してください!
源蔵尾根に向かって砂防ダムを渡っている所です。
写真に写っている砂防ダムではないので要注意です!
雨で増水すると渡渉できなくなります。
源蔵尾根や地蔵尾根を使う場合は、数日前の天気にも注意を払ってください!
無事に源蔵尾根の入口を見つけることが出来ました。
も~10年近く前に源蔵尾根を歩いた以来なので、記憶が全く残ってなく、周辺をウロウロしてしまいました。
源蔵尾根登山と丹沢シロヤシオとミツバツツジの開花の様子と状況
源蔵尾根は、うっそうとした樹林帯歩きが続きますが、それでも新緑が綺麗で空気が美味しいです!
大きなブナの木も多く、豊かな自然が源蔵尾根には残っております!
源蔵尾根を登りで使うと迷う事はないのですが、下りで使うと分かりにくい箇所があります。
登って来た所を振り返って撮ったのですが、分かり難いですよね!?
ここは右手のほうに進んでいきます。
マーキングも乏しいので、源蔵尾根を「下り」で歩く時は注意してください。
標高が上がるにつれてミツバツヅジのお花がモリモリになってきました!
丹沢最高峰の蛭ヶ岳が見えてきました!
源蔵尾根から見る蛭ヶ岳は新鮮ですよね!
源蔵尾根は、歩く登山者が少ないので、静かで最高です!
そして非常に山深い所です。
これなら大声で歌っても大丈夫ですね(笑)
ただ、源蔵尾根は上部に行くほどアップダウンがモリモリになってきます。
ロープの個所が多くなってきました。
痩せ尾根が続くな~と思うと、今度はガラガラの岩地帯があったりと源蔵尾根は変化に富んでおります。
この付近は、踏み跡が不明瞭ですので、登山道のルートに注意してください!
よ~~やく丹沢名物のシロヤシオが出てきました!
素晴らしい純白ですが、私の笑顔と良い勝負ですね~(?)
アップでシロヤシオを撮ると、残念ながら少し黄ばんでますが、ま~私の歯と比べれば可愛いものですね(?)
歯を見せながら大笑いすると、飴色に炒めた溜息のような色合いなもので、女性の前では笑えませんね~(?)
何だか分からなくなってきましたが、段々と痩せ尾根箇所が多くなってきます。
源蔵尾根は、危ない所はありませんが、油断すると滑落してしまう場所がありますので要注意です!
私も危うく「さようなら~!」に、なるところでした(>_<)
それにしてもツツジが満開でとても綺麗です♡
シロヤシオがトンネルのように咲き乱れ源蔵尾根を華やかにしてくれてました!
少し高度感がある、こんな感じの痩せ尾根箇所も源蔵尾根にはあったりします。
新緑で崖が見えてませんが、結構落ちると痛そうでした。
さらに進むとこんな崩壊地もあったりします。
この周辺もルートが不明瞭なので、下りで源蔵尾根を使う場合は要注意です!
地形図とコンパスは持って行った方が良いかと思います!
時々蛭ヶ岳の雄姿を見ることが出来るのが源蔵尾根の良いところですね!
源蔵尾根から見る蛭ヶ岳の山容がとても素敵ですね!!
金山谷乗越付近に出るはずなのですが、なかなかの急登が続き、全然到着できません(>_<)
ツツジのお花のトンネルがあるからこそ正気を保つことが出来ますが、何もないと発狂してしまうと思います(笑)
も~ツツジの花は、お腹いっぱい(>_<)てな時間帯でした。
それにしても源蔵尾根の上部はシロヤシオの木々が多いです!
檜洞丸北尾根よりは少ないものの、シロヤシオの季節に歩くとお花が綺麗で良い時間になるかと思います!
思いのほか急登が続き、ロープのある斜面が多くなってきました。
技術的には全然難しくないのですが、最後の最後まで急登が続く感じですね・・・。
源蔵尾根は、シロヤシオよりもミツバツツジの方が多いような気が致します!
モリモリとアオヒゲに受粉しちゃいました♡
きっと、青紫色のアオヒゲな赤ちゃんが生えてくる事でしょう・・・☆彡
急登が終わったと思ったら、今度は痩せ尾根歩きでございます。
左側が崩壊地になっているので、足元注意です!
振り返っての一枚です!
雨で濡れている時に歩きたくない区間ですね~・・・。
なかなか極悪な源蔵さんでした!
よ~~~やく源蔵尾根から丹沢主稜縦走路と合流しました!
神ノ川ヒュッテから地味に遠かった・・・。
源蔵尾根の入口(降下点)の所に、道標がぶら下がっておりました。
「おね」くらい漢字で書いて欲しかった・・・(笑)
檜洞丸登山とシロヤシオとミツバツツジの様子
檜洞丸へ向かっていくと、シロヤシオパラダイスになってました!!
目指す檜洞丸でございます!
新緑が眩しいですよね~!!
こちらは同角ノ頭ですね。
久しく登っていないので、ぼちぼち出没したいですね!
檜洞丸の道のりもシロヤシオがモリモリ咲いていて、なかなか足が進みません!
シロヤシオの花を見ると、丹沢も山開きだな~と思ってしまいます。
※丹沢山塊は5月20日前後に山開きすることが多いです。
なんだかストレスがモリモリ発散されていく美しい景色が広がっておりました!
檜洞丸を目指していくと、モジャモジャ地帯になりました!
これが全て「元気出る薬」の原料だったらテンションアップしますが、現実は・・・
鹿も食べませんからね~
蛭ヶ岳から続く丹沢主脈縦走路の山並みでございます!
歩いてきた源蔵尾根は見えてませんね。
そんな地味地味な源蔵尾根が、なんだか愛おしくなってきました(笑)
ブルーハウスの青ヶ岳山荘が見えてきました。
ここまで来れば、目指す檜洞丸の山頂もすぐそこでございます!!


そんな感じで青ヶ岳山荘になります。
むかし、檜洞丸の事を「青ヶ岳」と呼ばれていたそうです。
青ヶ岳山荘からも素晴らしい景色が広がっております!
青ヶ岳山荘を後にし、少し登れば本日の最高峰である檜洞丸の山頂に到着でございます!
檜洞丸の標高は1,601mですので、結構高いですよね!
多くの登山者が檜洞丸の山頂で休んでいました!
まとめ
檜洞丸や源蔵尾根のシロヤシオ・ミツバツヅジのお花のトンネルに癒された前半戦でした!
源蔵尾根は、取り付き地点から暫くの間は、植林地帯の急登が続き、メンタルが蝕まれる感じになりますが、そこを乗り越えれば至福のシロヤシオ、ミツバツツジのお花ロードを満喫できると思います!
登りで源蔵尾根を使う場合は、特段難しい場所はありませんが、下りで使うとルートが少しわかりにくいと思います。
痩せ尾根歩きもありますので、出来たら単独では使わず、登山経験者と一緒に行かれる事をお勧めいたします!!
そんな感じで次回後編に続きます!
大室山・檜洞丸・鐘撞山!犬越路避難小屋・神ノ川ヒュッテを周回した後編の記事になります!
檜洞丸から大室山の稜線に生えているシロヤシオ・ミツバツヅジがとても綺麗で、源蔵尾根とは違った良さがありました!