アオヒゲ危機一髪♪ 樽の中身は何だろう!?

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甲武信小屋でテント泊!木賊山~甲武信ヶ岳~金峰山~瑞牆山奥秩父縦走(前編)

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甲武信ヶ岳

 

 

 

甲武信小屋でテント泊!奥秩父縦走について

天気が良すぎて暑過ぎる毎日ですが、久しぶりにテント担いで奥秩父の山々を縦走してきました!

 

奥秩父の山々は、「第二のホームグランド」と思うくらい、好きな山域であり、良く出没しているエリアになります。

 

今回、「ソロテント泊デビュー」の方と一緒にテント泊縦走したのですが、「ソロテント泊」が初めてなだけで、技術も知識も豊富な方なので、逆に良い勉強になりました!

 

真新しいいテントを見ると、私の物欲を刺激し、シコシコと欲しくなってしまったのですが、それにしても奥秩父の山はとても蒸し暑く、そして虫が多くてモリモリ悩まされた3日間でした。

 

しかしながら、虫が多いのは分かっていたので、色々な虫除けアイテムを駆使しながら奥秩父の山へ突撃し、被害を最小限にする事が出来たのが収穫でした。

 

お盆休みのテント泊縦走の練習になった奥秩父での3日間だったのですが、今回も地味に長いので「前・中・後」の3部作で書いてみたいと思います。

 

特に、テント泊縦走者の目線で水場・トイレ・テント場情報も絡めながら書いてみたいと思います!

 

前編は、道の駅みとみから名峰甲武信ヶ岳の山頂近くで営んでいる「甲武信小屋」までになります!

 

こんな甲武信小屋までの登山の1日になりました!

 

甲武信小屋テント泊の動画(道の駅みとみ~木賊山)と登山日程・天候

登山日程:7月13日(金)~7月15日(日)

天  候:晴れのち曇り

 

この時期の奥秩父は非常に蒸し暑く、水の消費が激しく大変でした。

 

標高が上がっても蒸し暑く、甲武信小屋まで辿り着くのに苦労しました。

 

また、午後から天候が悪くなり、雨が降りそうでチョット嫌な感じでした。

 

奥秩父は、夕方になりますと天候が悪化することが多いので要注意です!

 

そして、甲武信小屋テント泊の動画(道の駅みとみ~木賊山)がこちらになります!

 

上記写真を押すと、今回の前編で歩いた道の駅みとみ~木賊山~甲武信小屋までの動画を観ることが出来ます!

 

甲武信小屋からの朝焼けが素晴らしく、重いテント泊装備で登ってきた苦労が実る景色でした!

 

良かったら甲武信小屋のテント泊の参考になれば幸いです!

 

甲武信小屋(道の駅みとみ)へのアクセス・駐車場・地図

 

こちらが今回甲武信小屋へのアクセスの起点にした道の駅みとみ周辺の地図になります。

 

道の駅みとみは、山梨市駅からバスが出てまして、公共交通機関でアクセスが可能です。

 

<行きのアクセス>

山梨市民バス

山梨市駅 9:12発 道の駅みとみ 10:09着 900円

※パスモ等のICカード払いはできません。

 

自家用車で甲武信小屋を目指す場合は、道の駅みとみの駐車場を利用できます。

 

西沢渓谷入口付近にも、無料・有料駐車場があります。

 

季節にもよりますが、新緑・紅葉の時期は大混雑しますので、道の駅みとみに駐車した方が無難だと思います。

 

 

道の駅みとみ~木賊山~甲武信小屋のコース状況

道の駅みとみ~木賊山~甲武信小屋のコース状況ですが、今回は、テント泊装備かつ、数日前から雨が結構降っていた事を勘案し、渡渉のない「徳ちゃん新道」を使って甲武信小屋を目指しました!

 

道の駅みとみ~木賊山まで、危険な場所はありませんが、ひたすら急登でございます。

 

甲武新小屋までコース上に水場・トイレはありません。

 

虫がとても多いので、虫除けグッツが必須です。

 

また、標高2,200m付近(木賊山周辺)でコース上にシャクナゲの花が咲いてました。

 

この時期まで花が残っていて驚いてしまいました。

 

甲武信小屋まで、変化に富んだコースですので、比較的飽きずに登れるものの、急登が続くので白目・泡吹きの刑になるかな~と思います!!

 

甲武信ヶ岳登山のトイレ・水場の状況

道の駅みとみトイレ
徳ちゃん新道トイレ

 左の写真が、道の駅みとみになります。

こちらにトイレと水場(水道)があります。

道の駅みとみの水場は、写真に写っている軽自動車の正面やや右手にあります。

右の写真が、徳ちゃん新道入口付近にある最終トイレになります。

ここのトイレは、冬季でも閉鎖されません。

 

甲武信小屋(テント泊)の宿泊料金・トイレ・水場について

甲武信小屋全景

こちらが今回のテント泊でお世話になった甲武信ヶ岳の山頂付近にある「甲武信小屋」になります。

 

味がある山小屋で、ファンが多い事でも有名です!

 

甲武信小屋のトイレは写真右手にあります。

 

甲武信小屋の素泊まり料金は、5,500円、1泊2食で8,100円になっております。

 

甲武信小屋水場
甲武信小屋水場料金表

甲武信小屋の水場につきましては「有料」となっておりまして、1L/50円となっております。

 

左の写真が甲武信小屋の水場になってまして、24時間利用可能です。

 

右手のペットボトルにお金を入れてから給水するやりかたになってます。

 ※甲武信小屋から約300m下ったところに水場(無料)があります。

 

甲武信小屋のテント場

甲武信小屋のテント場の様子になります。

 

甲武信小屋のテント泊料金は1,000円/張り人です。

内訳:テントサイト料1張り500円+1人500円 

 

甲武信小屋のテント場は、テント30張前後可能ですが、週末は凄い混雑になります。

 

テント場の周りが木々に囲まれていて風の影響を受けにくく、フラットな場所も多いので幕営するには最高のところになります。

 

コースタイム・ルート・標高差(道の駅みとみ~木賊山~甲武信小屋)

道の駅みとみ 10:22 → 10:44 近丸新道登山口 → 10:49 徳ちゃん新道登山口 10:52 → 15:01 戸渡尾根分岐 15:02 → 15:06 木賊山 15:09 → 15:21 甲武信小屋

 

道の駅みとみ~木賊山~甲武信小屋までのコースタイムがこちらになります!

 

コースタイムの通り、甲武信小屋まで結構時間が掛かります。

 

テント泊装備であったのでアレですが、日帰り登山でも結構時間が掛かりますので、コースタイムを甘めに設定したほうが良いかと思います。

 

そしてこちらが、甲武信小屋までのルート・標高差の地図になります!

 

コース・標高差(奥秩父縦走テント泊)

 コース・標高差(道の駅みとみ~木賊山~甲武信小屋)

前編で歩いた甲武信小屋までの登山ルート・標高差の地図になります!

道の駅みとみから徳ちゃん新道を使って木賊山~甲武信小屋までになります!

 

 

道の駅みとみから徳ちゃん新道・甲武信ヶ岳登山口までの様子

道の駅みとみ全景

 今日は久しぶりのテント泊縦走でございます!

5月の双門の滝・弥山(奈良県)を縦走した以来の重ザックですが、既に腰砕けでございます・・・。

そんな感じで道の駅みとみから甲武信ヶ岳(甲武信小屋)目指して出発です!

 

 

西沢山荘

 道の駅みとみからモリモリと西沢渓谷を目指していくと、こちらの建物(西沢山荘)が見えてきます。

途中に「近丸新道」の入口が右手にあるのですが、今回使った「徳ちゃん新道」は更に進んだ所にあります。

 

 

徳ちゃん新道入口看板甲武信ヶ岳の登山口

 徳ちゃん新道入口には、立派な看板が設置されてました。

こちらが甲武信ヶ岳の登山口になります。

さ~甲武信小屋(甲武信ヶ岳)を目指して登りたいと思います!!

 

徳ちゃん新道のコースの状況と登山の様子

徳ちゃん新道樹林帯

徳ちゃん新道は、登山口から甲武信小屋までほぼ樹林帯歩きになります。

緑が好きな方には最高の登山道ですが、展望がないので飽きてしまう方の方が多いかもですね~

 

 

徳ちゃん新道急登

 徳ちゃん新道は、樹林帯の急登が続きますので、甲武信小屋まで言葉数が激減してしまいます(笑)

ま~無言になりながらお経でも唱えましょうかね?

 

 

樹林徳ちゃん新道

 それにしても蒸し暑く、樹林帯歩きの為風が吹かないので更に熱がこもり・・・。

私のVラインも「殿のご乱心」のような熱を帯びてきました(?)

 

 

鶏冠尾根景色

 徳ちゃん新道を登っていくと、Vルートの「鶏冠尾根」が見えてきました!

鶏冠尾根もヤンチャな感じのルートですが、また登りたいですね~

 

 

甲武信小屋ルート岩地帯

 暫く登っていくと、こんな感じの岩地帯もあります。

基本、甲武信小屋まで危ない所はありませんが、油断大敵ですからね!

 

 

近丸新道と徳ちゃん新道の分岐点

 モリモリ登り、よ~やく近丸新道と徳ちゃん新道の分岐点に到着です。

いや~暑い!!

 

 

甲武信小屋ルート上の根っこ

 いや~~根っこが凄い!!

漢方薬に使えませんかね?(笑)

 

木賊山登山とコースの状況

富士山黒金山景色

 よっ!富士山!日本一!!

この時期には珍しく富士山が綺麗に見えました!

右手に見えている山は「黒金山」ですね!

木賊山へのコースは、景色が良くて癒されるところが多いです。

 

 

木賊山付近から富士山のアップ

 富士山のアップでございます!

も~雪が全然ありませんね~

富士山に雪がないと、何だか変な感じがしますよね。

 

 

木賊山シャクナゲの花

 なんと!木賊山に近づくとコース上にシャクナゲの花が咲いてました!

 

 

シャクナゲの花アップ

 この時期にシャクナゲの花が咲いているとは思わずラッキーでした!!

今年は寒いんだか暑いんだか良く分かりませんね~

 

 

奥秩父縦走路北奥千丈岳方面

 明日歩く金峰山へと至る奥秩父縦走路方面です!

奥に見える高い山が「北奥千丈岳」になりまして、奥秩父最高峰になります。

 

 

アップの北奥千丈岳

 アップの北奥千丈岳になります!

男前ですよね~!

まるで「勝負の日」の私のようです(笑)

 

 

富士山と広瀬湖風景

 振り返ると富士山と、広瀬湖がみえてきました!

この景色を見ると、甲武信ヶ岳を登っているだな~と思わせてくれます。

 

 

アップの広瀬湖

 アップの広瀬湖になります!

スタートした「道の駅みとみ」も見えてますね!

ここまで遠かった・・・。

そしてまだ蒸し暑く、虫も多いですね~

甲武信小屋までまだまだ遠く、なんだか急速に萎えてきました・・・。

 

 

富士山のシルエット

 夏の空に富士山のシルエットが絵になります!

アッチからこっちを見ている登山者がいるんでしょうね~

油断して鼻くそ掘っているとバレてしまいますね(笑)

 

 

戸渡尾根破風山木賊山分岐点

 戸渡尾根(今まで歩いていた登山道)と破風山・木賊山への分岐点になります。

 ここまで来ると、木賊山・甲武信小屋もあと少しでございます・・・。

 

 

木賊山登山道

 今回は木賊山を巻かずに登りたいと思います!

 いや~フラットなコースで、体も軽いです!!

 

 

鶏冠山(鶏冠尾根)の入口

 木賊山(甲武信ヶ岳)を目指していくと、先ほど見えていた鶏冠山(鶏冠尾根)の入口がありました。

多分、ここから入ると藪が凄いので、も~少し木賊山の山頂方面からの方が良いと思います。

 

 

奥秩父の森

 奥秩父らしい森が広がっております。

私、こんな感じの森が大好きだったりします。

 

 

木賊山(標高2,468.6m)山頂

 よ~~やく本日最高点の木賊山(標高2,468.6m)になります!

盗賊が出てきそうな感じの木賊山ですが、見ての通り展望はありません。

 

 

シャクナゲ満開

 木賊山の山頂は、展望はありませんが、シャクナゲの花が出迎えてくれました!

 

 

シャクナゲ群落お花満開

 こんなにモリモリとシャクナゲの花が咲いているとは夢にも思いませんでした。

もしかして、あまりの急登に耐え切れず、いつの間にかあの世に召されてしまったのでしょうかね(笑)

 

甲武信小屋までの登山の様子とテント設営について

木賊山から甲武信ヶ岳の眺め

 現実に戻った素晴らしい甲武信ヶ岳の眺めでございます!

木賊山から見る甲武信ヶ岳が大好きでございます!

 

 

金峰山と五丈石景色

 木賊山から遠くに金峰山と五丈石が見えました!

今回のテント泊縦走のクライマックス地点でございます。

かなり遠くて景色を見ているだけで泡を吹いてしまいました(苦笑)

 

 

国師ヶ岳金峰山景色

 甲武信小屋付近からの奥秩父主脈縦走路でございます。

手前に見えているのが国師ヶ岳で奥にそびえ立っているのが金峰山です。

瑞牆山は見えてませんが、何度見ても遠いですね~(>_<)

口から吹き出す泡が赤く染まってきました(?)

 

 

甲武信ヶ岳のアップ

 甲武信ヶ岳のアップでございます!

道の駅みとみから見ると、木賊山を甲武信ヶ岳と間違えてしまう方が多いみたいですが、実は見えていないというオチでございます。

ここまで来ないと甲武信ヶ岳は見えないという事です!

 

 

甲武信小屋建物

 そんな感じで、今宵のお宿である甲武信小屋に到着です!!

水も美味しくトイレも綺麗でおすすめの山小屋でございます!

 

 

甲武信小屋のテント場とテント

 平日なだけあって、甲武信小屋のテント場はマイルドな空気に包まれておりました。

やっぱり、テント泊するなら空いている平日に限りますね!

 のんびりゆっくとテントの設営をしてみました!

 

 

テント泊山飯

テント泊で忘れていけないのは「山飯」ですよね!

今日は甲武信小屋の外で焼肉だ!!

 

 

テント泊山飯肉を焼く前

 も~この肉を焼く前の写真だけで白米4合は食べれますよね(笑)

大変美味しい晩御飯になりました!

 

 

甲武信小屋夕暮れ

 甲武信小屋まで急登の連続で蒸し暑く、虫とも仲良くなれた1日でした。

そんな辛い時間も、こんな夕暮れの景色を見せてくれると一気に忘れてしまいますよね。

やっぱり、山の時間って嫌な事を忘れさせてくれますよね~

 

まとめ

テント泊装備で徳ちゃん新道を登るのは、かなりの重労働になりますが、木賊山から見える甲武信ヶ岳や、国師ヶ岳・金峰山の景色とても綺麗で疲れが一気に吹き飛びました!

 

甲武信小屋に着くと、疲れが一気に押し寄せ、吹き飛んだアレがブーメランの如く戻ってきてビックリしました。

 

そんな「疲労マジック」が起こる甲武信小屋での1日になりました(?)

 

なんだか良く分からない例えですが、気持ちが伝われば十分でございます!

 

てな感じで次回中編に続きます!

 

www.aohigetozan.com

 

今回の奥秩父主脈縦走の核心部になる区間でございます。

 

金峰山・国師ヶ岳・北奥千丈岳を縦走し、大日小屋でテント泊をした、長い1日になりました。