- メスティンを蒸し器として山ごはんについて!
- メスティンの大きさ・重さについて
- メスティンに合うバット(網)の大きさについて
- 蒸し料理の作り方と調理のコツについて
- メスティンで蒸してみる!蒸し時間の目安について
- メスティンで燻製料理は出来るのか!?
- ラージメスティンについて
- ラージメスティンに合うバット(網)の大きさについて
- まとめ
メスティンを蒸し器として山ごはんについて!
テント泊が好きな私なのですが、山ごはんの調理に大活躍しているメスティンについて書いてみたいと思います!
メスティンは、スウェーデン発祥の「トランギア」というメーカーの商品になるのですが、炊飯などの調理器具として汎用性が高く、1つ持っていると、登山・アウトドアの料理の幅を大きく広げてくれるアイテムになります!
どうでも良い事ですが、「炊飯」という文字を見ると「炒飯」と読んでしまうのですが、本格的にヤバイ感じですかね?(笑)
焼豚みたいな腹回りなので、炊飯を正しく読めなくても仕方ないですよね・・・。
え~・・・メスティンの素材につきましては、熱伝導率が高いアルミニウム製になっている事もあり、火力が均一に食材に入るので、美味しく作ることが出来ます!
シングルガスバーナーですと、どうしても火力が弱いですが、アルミニウム製のメスティンを使えば、その弱点を補ってくれる感じになります。
テント泊の場合、荷物の兼ね合いもあって、重量も軽く保存が利いて嵩張らない物を選ぶことになりますので、どうしても似たような料理になってしまいますよね~
当初、メスティンを使って生米から炊飯をしようと思い購入したのですが、折角、熱伝導率も良い調理器具ですので、何かに応用できないかな~と、前から考えておりました。
「登山・アウトドアブログをやっているのに、いつも『貧乏セット』ばかり載せていて恥ずかしくないのか?」
「料理が出来る男はモテルらしいぞ!(イケメンに限る)」
「料理本の印税は、結構大きいらしいぞ!」
この辺が脳裏を駆け巡り、メスティンで山ご飯・・・というよりは、自身の利己的な考えに則り、真剣に考えてみた次第です(笑)
結局、ボキャブラリーがないもので、「料理本」は早々に諦め、私にも出来そうな
「蒸し料理をメスティンでやってみよう!」
となり、メスティンを使って蒸し料理が出来る道具を揃えてみることにしました!
そんな感じでメスティンを蒸し器として使った調理の仕方と、ちょっとしたコツについて書いてみたいと思います!
また、メスティンは、大きさが2つ(ラージメスティン)ありますので、そちらについて触れていきたいと思います!
メスティンの大きさ・重さについて
こちらがテント泊の山ごはんで大活躍中の、メスティンになります!
1人~2人ぶんの山ごはんの調理で使うなら、TR-210の大きさがベストだと思います!
メスティンは、テント泊の調理器具として持って行くことが多いと思いますが、気になる重量は150gと軽量です。
メスティンのサイズにつきましては、横17cm、高さ6.2cm、奥行き9.5cmになります。
大きさのイメージ的には、ペヤングソース焼きそばのカップと同じくらいになります。
容量につきまして750mlになりまして、炊飯用に使う時のお米の量の目安は、1.8合になります。
経験上、メスティンを使って2合まで炊飯する事は可能なのですが、どうしてもお米の対流が上手くいかなず、炊きムラの個所が出てしまいます。
メスティンを使って美味しいお米を炊きたい場合は、1.5合が個人的にお勧めのお米の量になります!
こちらの記事で、メスティンを使って生米から炊飯するコツや、無洗米、米ぬかについて書いてますので、良かったらご参考にしてみて下さい!
メスティンに合うバット(網)の大きさについて
こちらがメスティンを虫量を作るに必要なバット(網)になります!
バットの大きさにつきましては、横が15.8cm、縦が8.6cmになります。
上述しているメスティンTR-210で使う場合は、この「長バットアミ18型」がベストになりますので、大きさを間違わないようにしてください!
ちなみに、バットの重量は30gですので、メスティンと併せて180gになります。
ま~登山で持って行く許容範囲の重さですよね!
ここで1つ注意点になるのですが、こちらのバットはステンレス製になるのですが、強度が地味に弱いです。
力が加わると変形する恐れがありますので、パッキングには注意してください。
無難に、メスティンの中にバットを収納する事をお勧めいたします。
こちらがメスティンの中にバットを仕込んだところになります!
大きさが調度良く、トランギアの正規品ではないかと思ってしまうほどピッタリのサイズになります!
何度も書きますが、型番を間違えると入りませんので、「長バットアミ18型」を購入してくださいね!
※トランギアでは、メスティン用のバットを発売しておりません。
これでメスティンを使って蒸し料理の準備が完了でございます!
メスティン本体とバットの2つだけ購入すればOKですので、誰でも簡単に山飯のレパートリーを増やすことが出来ますよね!
折角なので、蒸し料理を山ごはんで作ってみたいと思います!
蒸し料理の作り方と調理のコツについて
今回の山ご飯は、蒸し器がないとなかなか山の中では作れない「小籠包」に挑戦したいと思います!
小さい龍を包んで「小籠包」になりますが、私の龍は小さくはないような・・・
私の奥底に潜んでいる龍は、皮に包まれておらず、肉がむき出しなのですが、そんな姿に惚れてしまう山ガールを随時募集しております!
蒸されていないのに、何故かいつも「ホカホカ」な感じなのですが、ついつい「包」という漢字を見ると、アッチの皮を連想してしまう誰かさんでございます。
え~この話に需要はなさそうなので、早々に蒸し料理に移らせて頂きます!
まず、メスティンにバットをセットし、水を入れます。
沸騰すると、ボコボコ煮立ったお湯が小籠包などの食材のお尻に当たってしまい、煮崩れしますので、バットから3mmほど下までにしてください!
くれぐれもバットより上まで水を入れないよう注意してください!
皮が破けて暴発し、あの時の様な「あちゃ~~・・・。」な感じなってしまいます・・・。
小籠包ですと、メスティンで6個まで調理可能です!
蒸し料理の定番「シューマイ」ですと、大きさにもよりますが、やはり6個が美味しく蒸せる限界かな~と思います。
中華まん(肉まん・アンマン等)は、大きさにもよりますが2つが限界です。
また、どうしてもメスティンは容積が小さいので、蒸しムラが出やすい感じです。
小籠包や中華まん、蒸し餃子などの皮に包まれた食材をメスティンを使って蒸す場合、美味しく出来るコツが2つあります!
- 蒸し器の中で食材をくっつけない(適度な空間)
- 食材のヒダ(生地の結び目)を少し濡らす
熱々の蒸気を食材に満遍なく行き渡らせるためにも、適度な空間が必要です!
食材がくっ付いたまま蒸してしまうと、蒸しムラとなり、冷たく美味しくない場所が出来てしまいます。
また、小籠包や中華まんは、ヒダを作りながら中の具材を包み込んでいきますが、どうしてもヒダが重なる上部の皮が厚くなってしまい、火の通りが悪くなります。
その為、上部のヒダの部分を少し濡らして蒸すと、蒸気の熱が上手く入って、小麦粉感がなくなり美味しく出来ます!
夜の床でもそうですが、いかにヒダを濡らして円満に開通するかが重要ですからね!
パサパサしてたら始まりませんよ☆彡
メスティンで蒸してみる!蒸し時間の目安について
なんのこっちゃー!てな感じですが、ヒダも濡れ濡れとなり、準備が整いましたので、メスティンで小籠包を蒸していきたいと思います!
ここでメスティンのお蓋を少し開けて、蒸気を抜いた方が良いのか?になりますが、私の場合、特に何もせず蓋を閉めたまま蒸していきます。
圧力がこもって蓋を吹き飛ばすほどにはなりませんし、適度に蒸気が抜けていきますので大丈夫です!
上述してます通り、メスティンはアルミニウム製で熱伝導率が高いので、蓋の上も高温になります。
熱が勿体ないので、私はメスティンで調理中は、蓋の上にフライパンを置いて同時に調理をしてしまいます。
こんな感じに山用フライパンをメスティンの上に置いて調理しちゃいます!
上手くやらないとひっくり返してしまい危ないので、ガスカートリッジホルダーを装着し、あまり動かさないようにしております。
慣れてないと危ないので、カップに水を入れてメスティンの蓋の上でお湯を作るくらいが良いかも知れません。
メスティンで小籠包を蒸している途中になります!
なかなか良い感じになってきましたね!!
寒くなると、温かい蒸し料理が最高ですよね~♡
メスティンから蒸気が漏れ始めてからだいたい20分くらい蒸し続けると食べ頃になります!
この時、火力は「弱火」で大丈夫ですので、ガスの節約を込めて火力を落としてみて下さい。
沸点まで水の温度が上がれ、よっぽど寒くなければ強火も弱火も変わりません。
小籠包の様子を見ながら蒸し続け、今回は22分前後で完成でございます!!
シューマイや蒸し餃子の場合も、だいたい蒸気が出始めて20分前後で蒸しあげることが出来ると思います!
中華まんは、少し時間がかかり30分は見ないと駄目だと思います。
蒸したサツマイモとかも調理可能ですが、カットせず丸々の状態で蒸すと、相当時間が掛かると思います。
サツマイモを丸々の状態で蒸したことがないので、正確な時間は分かりませんが、カットした状態ですと、厚みにもよりますが20分前後で蒸すことが可能です!
サラシ(布)をバットの上にひけば、冷えたご飯やおこわ等を温めることも可能ですので、色々と応用が利くと思います!
メスティンで燻製料理は出来るのか!?
蒸し料理に限らず、メスティンを使って「燻製料理」も調理可能です!
燻製料理の作り方も簡単で、水の代わりに桜のチップなどを敷き詰めて火にかければ作成可能でございます!
燻製料理といば「チーズ」、「煮卵」、「肉」辺りが美味しいですよね!
登山仲間がメスティンを使って燻製料理を作っているのですが、とても美味しくて「酒泥棒」な感じで困ってしまいます(笑)
燻製料理は「アウトドア料理」の神髄ですよね~!!
ただ、私はメスティンを使って燻製料理を作った事がございません。
理由は簡単で、メスティンが煙で汚れてしまうからです!
もし、燻製料理が好きで自分でモリモリ作りたい場合は、炊飯・蒸し料理とは別に「燻製専用メスティン」を用意した方が良いと思います!
また、蓋の代わりに「アルミ箔」を使えば、少しは汚れ具合が違うかも知れません。
ラージメスティンについて
メスティンには、「ラージメスティン」といって、私が現在使っているよりも容量が大きいものが発売されております!
気になる重量につきましては270gになってまして、120gほど重たくなっております。
ラージメスティンのサイズにつきましては、横が20.7cm、縦が13.5cm、高が7cmになりまして、容量は1,350mlになります。
普通のメスティンの容量が750mlですので、600ml容量が大きくなります。
普通サイズと比較すると、1.8倍ほど容量増になります。
1つの目安として、上述している小籠包や中華まんの数に1.8倍した個数をラージメスティンを使って蒸すことが可能です!
※小籠包なら6個(×1.8)→11個弱蒸す事が可
また、ラージメスティンでお米を炊く時は、約3.5合まで可能になります!
話ですと、4合まで炊飯することが出来るみたいですが、美味しく作りたい
場合は、3.5合よりも少ないお米の量の方が良いそうです。
ラージメスティンは、容量が大きいので、パスタを茹でることも可能ですので、山ごはんのメニューの幅が、さらに広がる調理器具になります!
ラージメスティンに合うバット(網)の大きさについて
ラージメスティンで蒸し料理を作りたい場合は、こちらの長バットアミ22型になります!
大きさは横幅が19.4cm、縦幅10.8cmになりまして、重さは40gになります。
ラージメスティンと併せて310gになりますが、まだまだテント泊の時に持って行っても苦にならない重さですよね!
3人~5人程度でテント泊・キャンプする時の料理器具として重宝する大きさかな~と思います!
私はラージメスティンを持っていないのですが、何処かで買おうかな~と思っております!
コッヘルの代わりにもなりますし、形が四角いので、パッキングがやり易いですしね!
まとめ
寒くなると温かい蒸し料理に手が伸びてしまいますが、メスティンを使って簡単に美味しく山ごはんを作ることが可能ですので、大変お勧めな調理器具になります!
勿論、登山やアウトドアだけに限らず、家庭でも使える調理器具になりますので、 無駄にならない山道具になるかと思います!
普通サイズのメスティンでしたら、独り暮らしの方に最適な大きさだと思います!
それこそメスティンで炊飯し、そのまま容器にお米を移さず、お弁当としてご飯を持ち運ぶことも可能です!
お値段もそれほど高くなく、お鍋としても使えて汎用性も高いので、蒸し料理もできるバットと一緒に購入し、山ごはんのレパートリーを増やしみては如何でしょうか!?
私も山ごはんのレパートリーを増やして「レシピ本」を発売し印税生活を目指してみたいと思います(笑)