- 雲取山荘と雲取山から三峯神社テント泊縦走について
- 雲取山荘の料金・混雑・評判・部屋の様子について
- 雲取山荘のテント場・水場・トイレについて
- ルート・標高差・コースタイム(三条の湯~雲取山荘~芋ノ木ドッケ)
- 三条の湯から雲取山登山とルートと水場の詳細
- 雲取山荘から芋ノ木ドッケ登山とルートの詳細
- まとめ
雲取山荘と雲取山から三峯神社テント泊縦走について
前回に引き続き、三条の湯から雲取山、三峯神社へテント泊縦走をした続きになります!
ついにテント泊デビューを果たした山仲間ですが、奥多摩の三条の湯(三条小屋)が大変気に入ったみたいで、また新緑のころに行きたいとリクエストを頂いてしまいました。
「独りで行ったら?」 と、冷たくあしらってしまったのですが、夜遅くから雨が降り出し予想外の悪天に驚いてしまいました。
凍結しなければ良いな~と思いながら床に就いたのですが、翌朝、幻想的な雲取山の景色を見れて大変癒された一日になりました!
雲取山でも「霧氷が見れる」と聞いていたのですが、まさかこれほどの美しさだとは思いもしませんでした!!
そんな雲取山を満喫しつつ、もう1つの目的である「三峯神社」を目指した1日だったのですが、アップダウンが多く、地味にハードな道のりとなりました。
特にテント泊初心者にとっては、三条の湯~雲取山~三峯神社の縦走登山は、体力的に厳しいものがあるかもしれません。
体力に自信がない方は雲取山荘で1泊するのがおすすめなのですが、今回は三峯神社へ縦走する際の拠点になりますので、料金や水場、トイレについても触れたいと思います!
そんな中編は、三条小屋からスタートし、三条ダルミ~雲取山~雲取山荘~大ダワ~芋ノ木ドッケまでになります!
こんな1日になりました!
雲取山荘の料金・混雑・評判・部屋の様子について
こちらが雲取山荘になります!
非常に大きな山荘でして、雲取山の直下に鎮座している通年営業小屋になります。
雲取山荘周辺の地図がこちらになります!
まずは雲取山の山頂直下にある雲取山荘の料金について書いてみいと思います!
三条の湯と同様に、雲取山荘でもテント泊と宿泊ができるのですが、テント泊料金は500円/人・日となっております。
宿泊につきましては、1泊2食で7,800円、素泊まり5,300円になっております。
また、1,000円でお弁当を作ってもらえます!
雲取山荘の収容人数が200人ですので、よっぽど予約が集中していなければ宿泊できない日はないと思います。
注意すべき点としましては、事前に雲取山荘で宿泊予約をしないと、食事の提供ができない場合がありますので、忘れずに連絡して下さい!
※カップラーメンやお菓子などの軽食の販売もあります。
3連休ということもって、雲取山荘も大混雑したそうですが、1つの布団で二人で寝ることはなかったそうです。
また、雲取山荘の評判になりますが、広く立派な山荘で掃除も行き届き、布団や毛布も綺麗でファンが多い感じです。
しかし、小屋番さんの中で無愛想な方がいるそうで(私は会ったことがない)、少し嫌な思いをされている方が少なからずいるそうです。
私が代わりに慰めますので、辛い思いをした山ガールがいましたら、遠慮なく連絡ください!(?)
山小屋ですので、平地のホテルのようなサービスを受けれるつもりで来てはいけない所ですが、概ね評判は悪くない山荘になります。
また、雲取山荘の食事ですが、新鮮な材料を多く使いとても美味しいと評判が良かったりします!
お風呂がないのが残念なところですが、食事も美味しく、山荘の前からご来光や東京の夜景も見れますので、お勧めな山小屋の1つになります!
そしてこちらが雲取山荘の部屋の様子になります!
寒い季節になりますと、写真の通り、コタツが用意されます。
ストーブも焚かれて山荘内は暖かいですが、それでも断熱性能がよい訳でもないので、寒い時期は防寒対策が必須になります。
個室もありますので、ノンビリ山荘で過ごしたい方は、そちらを利用しても良いかもしれません。
雲取山荘は、200人まで宿泊できる大きな山小屋になりますが、それでも登山シーズンになりますと、週末は相部屋になることがあるそうです。
雲取山荘のテント場・水場・トイレについて
こちらが雲取山荘のテント場になるのですが、相変わらずの混雑具合で、相当速く到着しないと、平らな所で張るのは難しいと思います。
雲取山荘のテント場は、平らの所が少なく、それほど広くもないので熾烈な場所取り合戦になってしまいます。
雲取山荘から大ダワ方面に下ると「雲取ヒュッテ(休止中)」があるのですが、その手前付近にフラットなところがありテント泊の穴場となっております。
しかし、雲取山荘からだいぶ離れてしまい、トイレも遠いので凄い混雑の時のみの利用かな~と思います。
こちらが雲取山荘のトイレなります。
非常に清潔なトイレになっておりまして、宿泊者(テント泊含む)は無料になります。
それ以外の方の利用は、1回100円になります。
雲取山荘の水場につきましては、山荘前のベンチがあるところにあります。
寒い季節になると、水場が凍結して使えないことがあります。
11月~4月くらいまでは、寒い日は水を汲めないと思った方が良いと思います。
今回、凍結していて利用できませんでした。
小屋泊、テント泊の場合は、雲取山荘の方で水の提供がありますので、問題はありません。
そして前編でテント泊をしました三条の湯の記事がこちらになります!
前編で歩いたお祭りバス停~三条の湯でテント泊の記録になります!
寒い夜でしたが、温泉に入れて極楽な時間となりました。
そしてこちらが雲取山・雲取山荘・三峯神社テント泊登山の詳細になります!
登った日:11月23日(金)~11月24日(土) [1泊2日]
天 候:11月24日曇りのち快晴
メンバー:Sさんと私の2名
朝・夕方は地味に寒かったです。
特に1,700mより上は風も強く雲取山主変は痛い寒さでした。
テント泊でいかれる場合は、天候にもよりますが、寒さ対策が必須です!
ルート・標高差・コースタイム(三条の湯~雲取山荘~芋ノ木ドッケ)
中編で歩いた三条の湯~雲取山~雲取山荘~芋ノ木ドッケまでの登山ルートと標高差の地図になります!
三条の湯が標高1,000m付近になりますので、雲取山まで1,000mの登りのルートになります。
アップダウンが連続しますので、体力の配分に注意が必要です。
また、三条ダルミから雲取山荘まで、登山道が凍結しているところがありました。
ぼちぼち軽アイゼンが必要な季節ですので、装備に抜かりなきようしてください!
そしてこちらが、スタート地点である三条の湯から~雲取山~雲取山荘~芋ノ木ドッケまでのコースタイムになります!
三条の湯 5:04 → 7:23 三条ダルミ 7:37 → 8:09 雲取山避難小屋 8:20 → 8:21 雲取山 8:39 → 8:57 雲取山荘 9:02 → 9:20 大ダワ 9:21 → 10:18 芋ノ木ドッケ
何度も登っておりますが、三条ダルミから雲取山までの急登が意識がなくなり白目になってしまいます。
三条の湯から雲取山までのコースタイムは約3時間ほどでした。
テント泊装備になりますので、あくまでもコースタイムは参考程度にして下さい!
三条の湯から雲取山登山とルートと水場の詳細
真っ暗ですが、三条の湯から雲取山・三峯神社を目指して登山スタートしたいと思います!
雲取山を目指して登っていくと、段々と東の空が明るくなってきました。
三条の湯から雲取山へのルートが少し変わってまして、今までは山腹を巻くように登山道がついてましたが、崩壊のため、直登するようなコース変更になってました。
今までよりも30分くらい時間が多く掛かってしまうと思います。
三条ダルミの手前の水場は健在でした!
水量細いものの、暫くは当てにできると思います!!
もう1つ水場があるのですが(雲取山方面に更に進んだ所)、そちらは完全に干上がってました。
石尾根が明るくなってきました!
昨日は、多くの登山者が奥多摩小屋で泊まったんでしょうね~
今まで悪天候が嘘のように晴れてきました!!
このま青空が拡大してくれると嬉しいですね~
ダイヤモンド石尾根でございます。
ご来光をみると、ついつい拝みたくなってしまいます!
標高が上がるにつれて雪景色に変わってきました。
いや~木道が滑る事・・・。
上を見上げると、綺麗な霧氷の森になってました!!
いや~~まさか雲取山で霧氷が見れるとは思っていなかったのでラッキーです!!
そりゃ~寒さのあまりタオルも凍結してしまいますよね~
よ~やく三条ダルミに到着です!!
南側の展望が開けてきました!!
残念ながら富士山は見えず・・・。
富士山は見えませんが、三条ダルミ周辺の霧氷が素晴らしく、寒いのに脚が止まってしまいました。
青空がモリモリ拡大中です!!
晴天になりそうな雲の流れになって来ましたね~
さ~寒いので雲取山・雲取山荘目指して急登へ進みたいと思います!
まさか雪景色が見えるとは思わず、年甲斐もなくワクワクしてしまいました♡
まだまだお子ちゃまですからね~
風貌は枯れ枝のようなオッサンなんですけどね・・・。
雲取山まで凍結していて滑る事・・・。
ここで寒いオヤジギャグを言ってはいけませんね~
振り返っての飛龍山方面になります!
段々とガスが抜けてきて景色が広がってきております!
残念ながら、石尾根方面はガスガスで・・・。
よっ!富士山!
雲取山でお姿を見れて嬉しいです!!
いつの間にか石尾根のガスが抜け霧氷の世界になっておりました!
寒々しい景色ですが、霧氷の森の中を歩きたいですね~・・・。
奥多摩駅方面に下山でも良いな~と、浮気心がモリモリになってしまいました。
色々な所に種を垂れ流したいのが男の性ですからね~・・・
寒々しい感じですが、東京都最高峰雲取山でございます!!
雲取山は山梨百名山にも選ばれている人気者になります!
雲取山の気温は、-3度位でした。
風が強くてとても寒かった・・・。
富士山と霧氷の夢のコラボレーションになりました!
いや~雲取山に来て大正解ですね!
こちらが雲取避難小屋になります!
雲取山荘からも近く、トイレもあるので存在意義がよく分からないのですが、それでもないよりはマシですよね!
多くの登山者が雲取避難小屋で宿泊したみたいです。
それにしても雲取山の霧氷が美しく、「むひょ~♡」と、奇声を発してしまいます(笑)
も~頭の中が終末期なのかも知れません(?)
「山って、本当にいいものですよね~!それではまた来週!」と、水野さんみたいな感想になってしまいました(?)
雲取山荘の方に進むと、さらに雲取山の山頂があります。
こっちに三角点がありますので、雲取山荘側のこちらが正式な頂上かと思います!
雲取山荘側の森の霧氷が特に美しく、こんな純白なパンチラを見れたら最高だな~と妄想してしまいました!
穢れを知らないその姿にウットリしてしまいます♡
パンチラを見たいという発想が情けなく思えた時間になりました!
雲取山にいた他の登山者も、この霧氷の森にウットリしていました!
富士山と霧氷の森のコラボも良いですよね~!
山登りを頑張った者だけが見れる景色ですよね~!
今回は登らなかった飛龍山方面になります。
相変わらずモザイク姿ですが、日頃から鍛えた脳内変換をもってすれば、この程度訳がございません!
見入ってしまう時間になりました。
これだけ愛しているのに、なかなか想いが伝わりません。
きっと、これが恋なんでしょうね~(?)
山梨百名山でもあり、日本百名山でもある雲取山でございます!
気持ち悪さと毛深さは中々なものなので、私は「剛毛100傑」に選ばれそうで怖いです(笑)
雲取山荘から芋ノ木ドッケ登山とルートの詳細
色々と妄想しながら雲取山荘に向かうと、登山道が凍結していてトリプルアクセルな時間になりました!
綺麗に着氷すると、雲取山荘が見えてきました!
雲取山荘からの芋ノ木ドッケになります!
確かに芋な感じですね~
登っているうちにホクホクとした白目になりそうな斜度ですよね・・・。
上述してますとおり、雲取山荘の水場は凍結して給水出来ませんでした。
雲取山荘のベンチで少しマッタリし、三峯神社を目指したいと思います!
雲取山荘のテント場を過ぎると、昔営業してた「雲取ヒュッテ」が見えてきます。
現在、雲取ヒュッテは廃墟になっていて、近寄りが高い雰囲気になっております。
雲取山荘もありますので、営業再開はないでしょうね~
雲取山荘からガシガシ下るとそこは大ダワになります。
「ダワ」は鞍部(コル)と同じ意味になります。
山ガールの柔らかなダワに顔をうずめてパフパフしたいな~と思ってしまいました(?)
大ダワになるのか小ダワになるかは、生育具合に影響するんでしょうね~
も~貴方には付き合いきれないよ!てな感じに颯爽と過ぎ去っていきました。
人間関係にとってこの距離感が大事ですよね!
大ダワから三峯神社方面は、結構ガチガチに凍結しますので注意が必要です!
過去に、凍結に滑って滑落し、死亡事故もあったりします。
三峯神社方面の分岐になります。
今回は行きませんでしたが、長沢背稜も静かでお気に入りの縦走路でございます!
人がいないところが好きなので、三峯神社よりも長沢背稜に足が向いてしまいます。
雲取山荘からガッツリ下った影響で、芋ノ木ドッケの登り坂で大失速でございます・・・。
下って登っての連続は筋肉変になりますよね~
振り返っての和名倉山と唐松尾山方面になります!
アッチも霧氷で白くなってますね~!
和名倉山も久しく登ってないので、たまには行きたいですね~
モリモリ登ると芋ノ木ドッケに到着です!
いや~~テント泊縦走は荷物が重く吐く息が玉ネギを炒めた色になってしまいます・・・。
足元も凍結していて歩き難く・・・
まとめ
雲取山周辺の霧氷が素晴らしく、一緒にいた相棒がオッチャンではなく、山ガールだったならば、恋が芽生え、素敵な時間になっただろうな~と感じてしまいました。
多分、相方も同じ事を思っていたでしょうね~(笑)
思わぬ霧氷の森との出会いに心震わせながら登った雲取山ですが、山頂は風が強く、とても寒い空間で、体震わせる時間となりました。
も~2,000m峰は「厳冬期」の様相を呈しておりますので、防寒対策にぬかりなきようしてください!
寒い登山の時間になりますが、その分、空気が澄み渡り、綺麗な景色を見れるのが楽しみの1つになりますよね!
そんな感じで、今回のメインディッシュの1つである三峯神社は次回後編に続きます!
今のところ「ご利益」を感じられていないのですが、そろそろ何かあるかも?と、ほくそ笑んでいる誰かさんでございます!
雲取山荘から三峯神社へ縦走登山した続きになります!