冬山登山の情報と装備、服装で参考にしている警察庁について
冬山シーズンが到来中ですが、無雪期の登山と比べ、体力・技術・判断力が試されるとても危険な時期であるともいえますよね!
「冬山は危ないのでやらない(登らない)」 という登山愛好かも多いと思いますが、私も体力・技術・判断力が乏しく、冬山登りはかなり慎重にしております。
「登りたい山と登れる山は違う」
というキャッチコピーを何処かで見て「まさにそのとおり!」と思ってしまいました。
巷には、ネットやSNS等で登山情報が溢れておりますが、感じ方は登山者のレベルに応じて様々ですので、安易にその情報を鵜呑みにはできませんよね。
当ブログにつきましても、「登山情報」をどのように伝えた方が良いのか迷ってしまう事があるのですが、かなり「言葉(表現)」や「写真」には気を遣っております。
定期的に山登りしている方ならお分かりかと思いますが、本当に危ない所は写真撮影ができませんよね。
年末年始に冬山登山を計画している方も多いと思いますが、私が日頃から活用している「冬山登山の装備、情報、服装、遭難」について今日は書いてみたいと思います!
題名に「登山本の補足に!」と記載してますが、書籍ですと欲しい情報が薄いことが多く、最近はあまり読まなくなりました。
素晴らしい登山本も多いですが、リアルタイムな情報ではないですし、どうしてもスポンサーの意向や営利な部分が出てしまいますからね。
会社ですので、鋭利な部分が悪いとは決して思いませんが、知りたい情報を直ぐ得られるのは、やっぱりインターネットが強いですよね。
私が普段から冬山登山の情報収集で活用しているのが、ベタになってしまうのですが「警察庁の情報」になります。
うん?警察庁???公的機関だから冬山登山の情報なんて薄いんじゃない?
お前さん(私)が、コスプレさせて楽しむのが好きなのは知っていたけど、最近は「ミニスカポリス」にハマッテいるのかい???
風貌からして「ミニスカポリス」と言うよりは「アオヒゲポリス」だし、「痴漢プレイ」の方が似合っているんじゃない!?
いつにも増して温かいエールに溢れた意見が並んでおりますが(?)、常日頃から高い税金をモリモリ払っている訳ですし、使えるものは使わないと勿体無いですからね!
それにしても、どんな冬山登山の情報が載っているのか気になりますよね!?
冬山登山装備と情報、服装などについて結構詳しく書かれてますので、更に掘り下げてみたいと思います!
?
全国の冬山登山情報について
朝日連峰冬山登山情報の詳細
日本全国に名峰が散らばり、登山の対象になっている山が多くありますが、「冬山登山情報」は、意外と少なくて困ってしまう事ってありますよね!?
インターネットの情報や、SNSで見かける事もありますが、主観的な内容になってしまうと、判断に迷うことがありますよね。
そんな時に警察庁から出されている「冬山登山情報」が地味に役立ったりします。
北は北海道、南は九州までの主だった山の冬季の情報が簡潔ながら記載されております。
また、主な山域の冬山情報を取り扱っているサイトのリンク先の一覧が載っているので、自分が登りたい地域の情報をさらに調べる事ができて便利だったりします。
一部になりますが、こんな感じの冬山情報が載っております。
まずは、個人的に大好きな山形県・新潟県にまたがる朝日連峰の冬山の状況について確認してみました!
朝日連峰は、日本屈指の豪雪地帯になりますので、雪山登山はどんな感じになるのか気になったからでございます!
こちらが冬季の朝日連峰の情報になるのですが・・・
豪雪地帯なだけあって、冬山登山で行くには、かなりハードルが高いことが分かりますよね・・・。
こちらの冬山登山情報のよい点は、過去に起きた山岳遭難事故についても触れられていて、過去の教訓を生かせる点になります。
遭難事故が発生した場所=危険な場所
と、思っておけば、間違いないですしね!
積雪がある時期に朝日連峰に登ってみたいな~という思いがあるのですが、これだけみると、お正月休みだけでは難しいな~と判断しております。
「愛があれば、なんとかなるべ!」 よく分からない心理で突撃しても、簡単に返り討ちにあってしまいそうですよね・・・。
折角なので、家から比較的近い、東京都最高峰の雲取山の冬山情報も見てみたいと思います!
雲取山の冬山登山情報の詳細
こちらが雲取山の冬季の登山状況の詳細になります!
雲取山周辺の積雪が50cm前後になる事があり、登山ルートが雪によって消えてしまい、道迷いのリスクがあることが分かりますよね。
登山道に凍結があるのでアイゼンが必要だったり、道が悪い箇所もあるので、雪が有る時期は難易度が上がることが理解出来ます。
ここに記載されていない登山ルートは安全なのか?というと、そんな事はありませんので、その点、忘れてはいけないかなと思います。
これだけの情報だと少し少ないな~と思い、上述した山域を管轄している警察等のリンク先でさらに情報を見てみると、遭難や滑落した場所などが詳細に載っております。
過去に起きた遭難、滑落、道迷い現場が分かれば、その付近に出没する時の集中力が違いますよね。
「危ないから気をつけよ~」という場所ですと、案外事故って少なく、「何でここで滑落事故?」てな場所が地味に多かったりします。
緊張している時よりも、「ぼ~~っと生きてるんじゃないよ!」てな時の方が、山岳事故が起き易いのだろうな~と、色々な遭難情報を読んで感じております。
これは、「交通事故」と同じ理由なのかも知れませんね。
丹沢の冬山登山情報の詳細
そして、私の地元である丹沢山塊の冬山情報の詳細がこちらなります!
自分が感じていた冬山の丹沢登山と大きく違ってなくて、少し安心してしまいました。
記載のとおり、丹沢山塊は低山とは言え、1m以上のドカ雪が積もることもあるので、舐めて掛かると痛い目に遭ってしまいます。
丹沢登山の特徴のひとつが、「登山口からいきなり急登が始まり下山も急坂」になります。
簡単に書くと「ガツンと登り、ガツンと下る」登山道が多く、とくに下りは急坂なのでスリップして転倒事故が多かったりします。
不慣れなアイゼン歩きで木の根っこや岩、自分の脚に爪を引っ掛けてしまい転倒して怪我をされる方が非常に多いです。
急坂での転倒になりますので、後頭部を打ったり、プチ滑落な感じになるので、転倒とは言え侮れません。
簡単ではございますが、こんな感じの冬山登山情報が、全国の山に記載されてますので、登る前の参考になるのではないかと思っております。
?
冬山登山の装備と服装について
無雪期と違い、冬山登山の場合の装備と服装について、考えてしまう事って多いですよね!
特に冬山デビューして間もない初心者の方にとっては、未知の世界になるのではないでしょうか!?
私も冬山初心者に毛が生えた程度なので、いつも無知な世界を這いつくばっているのですが、警察庁の方からも、冬山装備と服装について記載がされております!
一部のみ出典しておりますが、かなり細かく冬山装備と服装について記載がされております。
「冬山装備チェックリスト」と題名についてますが、これをそのまま利用すれば、間違いは無いかと思います。
しかしながら、記載されている全てを準備して冬山登山をするとなると、非常に装備が重くなってしまいます。
登山装備が重たくなると、それだけ体力の消耗が激しくなりますし、行程が遅れれば遅れるほど遭難のリスクが高まってしまいますからね~
登る山のレベルに応じて、登山装備や服装は精査する必要が有るかなと思います。
冬山の登山装備、雪山の服装の記載については、他の登山本などで書かれている内容と、あまり変わらないかな~と思いますが、何かの参考になれば幸いです。
まとめ
警察庁から発表されいてる冬山登山情報からの引用ばかりになってしまいましたが、日本全国の雪山情報が分かるのと、地域や山域ごとの詳細がリンク一覧で載っているのが便利でよく眺めております。
行った事のない雪山の状況が、少しでも分かると心強いものがありますしね。
長期予報を見ていると、年末年始は山は荒れるだろうな~と予測しております。
「平成最後の初日の出登山」で、冬山に登る方も多いと思いますが、天候が味方しない登山は悲惨なだけですからね。
登山装備、服装等も重要ですが、「冬山情報」、「天候」もチェックを忘れてはいけませんよね。
雪山で遭難すると、かなりの確率で死亡してしまいますので、気を引き締めて楽しみたいものですよね!
年末年始の冬山の遭難事故が毎年ありますが、少しでも減れば良いですよね。
この記事の情報が、雪山登山の安全に繋がれば幸いです。
奥多摩の三頭山で起こった冬山遭難事故について書いた記事になります。
無謀で迷惑な登山者の典型的な雪山での遭難事故になります。
教訓になるかと思いますので、良かったらご参考にしてみてください!
八ヶ岳の天狗岳で起きた冬山登山での遭難事故について書いた記事になります。
去年は、年末に多くの冬山での遭難事故が頻発しました。
今年は大丈夫かな~と思いつつ、自分も遭難しないように気をつけたいと思っております。
良かったらご参考にしてみて下さい!