- 大山諸戸尾根コース!登山初心者NGルート!?について
- 大山登山(煤ヶ谷~不動尻~諸戸尾根~山林事務所)の動画
- 大山登山の日程・天候・メンバー・アクセス・服装について
- コース・標高差・コースタイム(煤ヶ谷~不動尻~大山~諸戸尾根~山林事務所)
- 煤ヶ谷~不動尻のトイレと大山登山の詳細
- 大山登山不動尻コースの詳細
- 大山諸戸尾根(金毘羅尾根)のルート・コースの詳細について
- まとめ
大山諸戸尾根コース!登山初心者NGルート!?について
登山へ出かけようと思ったものの、夢の世界の居心地が良過ぎてしまい起きられず、リベンジとして地元の丹沢大山に出没してきました!
夕方用事があるので軽めな計画で大山登山に望んだのですが、蓋を開けたら結構シンドイ行程となり、白目指数高めな一日になりました。
天気も良さそうだし、大山は登山者で溢れているだろうな~ と思い、少しマニアックなルートで登ってみることに致しました。
今回は、大山登山の中でも歩く人が少ない静かなルートとして有名な「諸戸尾根」と、これまた一般登山道ではない「ヨモギ尾根」を使って縦走してみました。
諸戸尾根は、登山を始めた頃によく歩いた修行の道なのですが、流石に歩き尽くした感があるもので、暫く遠ざかっておりました。
後述しますが、丹沢大山諸戸尾根は一般登山道ではないので、登山初心者はNGルートになります。
諸戸尾根の全体で8割位はルートも明瞭で一般登山道と変わらない感じのコースなのですが、大山山頂付近と、間違えて行けない分岐が数ヶ所あるので、そこがネックになります。
山慣れした方にとっては、大山の諸戸尾根を下りで使っても問題ないレベルだと思います。
しかしながら、過去には諸戸尾根で道迷いから遭難した登山者もいますので、何度も書きますが、登山初心者は歩いてはいけない登山ルートになります。
そんな感じで今回は、久しぶりに歩いてみようと思い大山へ出没したのですが、この諸戸尾根はなんとも微妙な所に登山口(今回の場合は下山口)があるもので、その後のコース取りが難しいルートになります。
諸戸尾根の登山口(山林事務所)からヤビツ峠までも距離がありますし、長尾尾根の入口である札掛までも地味に遠い・・・。
色々考えると、急登でシンドイものの、「ヨモギ尾根」から三ノ塔へ登るルートが無駄がなく良いかな~てなことで、コース設定を致しました。
そんな大山登山ですが、今回の前編は煤ヶ谷バス停からスタートし、不動尻、大山、諸戸尾根、山林事務所まで書きたいと思います!
こんなマイナー感溢れる前編となりました!
大山登山(煤ヶ谷~不動尻~諸戸尾根~山林事務所)の動画
上記写真を押すと、今回歩いた煤ヶ谷バス停~不動尻~大山~諸戸尾根~山林事務所~ヨモギ尾根~三ノ塔周辺の動画を観る事が出来ます!
動画の通り、大山の登山道に雪はありませんが、天気が悪いと雪になりますので、チェーンスパイクや軽アイゼンを持参した方が無難です。
天気が良いと好展望に恵まれますので、大山登山で好きなルートの1つでございます。
短い時間ですが、煤ヶ谷バス停~不動尻~大山~諸戸尾根~山林事務所周辺の動画になりますので、大山諸戸尾根を歩く方の参考になれば幸いです。
大山登山の日程・天候・メンバー・アクセス・服装について
登山日程:1月27(日) [日帰り]
天 候:快晴も風が強くて寒かった
メンバー:単独
アクセス
<行きのアクセス>
小田急本厚木駅 6:55発 煤ケ谷バス停 9:15 627円(IC)
<帰りのアクセス>
戸川入口バス停16:45発 小田急秦野駅 17:03
大山山頂の気温がマイマス3度でしたので、非常に寒かったです。
ライトダウンなどの防寒着が必須ですので、暖かい服装で臨んで下さい!
コース・標高差・コースタイム(煤ヶ谷~不動尻~大山~諸戸尾根~山林事務所)
前編で歩いた煤ヶ谷~不動尻~大山~諸戸尾根~山林事務所への登山コースと標高差の地図になります!
不動尻コースは、沢沿いの道で雰囲気が良いのですが、暖かくなるとヤマビルが出ますので要注意です!
何度も書きますが、大山諸戸尾根コースは、一般登山道ではないので、安易に利用はしないで下さい!
そしてこちらが、諸戸尾根登山ルートのコースタイムになります!
煤ヶ谷 7:32 → 7:57 鳥屋待沢・権現橋 → 8:14 林道谷太郎線終点駐車場・大小屋ノ沢分岐 8:20 → 8:55 不動尻 → 9:44 唐沢峠 → 9:53 矢草ノ頭 → 10:19 不動尻分岐 → 10:29 大山 11:20 → 諸戸尾根 → 12:15 諸戸山林事務所
大山の下りで諸戸尾根を使えば、1時間ほどのルートになります。
体力にもよりますが、諸戸尾根からヨモギ尾根・三ノ塔へ登り返す場合は、諸戸山林事務所に12時には到着していないと、この時期は下山時に暗くなってしまうと思います。
煤ヶ谷~不動尻のトイレと大山登山の詳細
今日は久しぶりに煤ヶ谷(すすがや)のバス停から不動尻・大山登山をスタートさせたいと思います!
結構、バスが混んでいたのですが、煤ヶ谷で降りたのは私だけでした。
煤ヶ谷のバス停からクシャミが止まらず「なんざます?」と思ったら原因はこちらでした!
日当たりが良い所の杉は、良い感じに花粉を放出しておりました。
今年も嫌な季節が到来ですね~・・・。
大山を目指し進んでいくと、梅が咲いておりました!
寒い毎日ですが、季節は着々と進んでおりますね~!
気がつけば、暑い夏が直ぐそこなのかも知れませんね。
こちらが物見峠と不動尻(大山)との分岐になります。
右の上り坂が物見峠方面に至ります。
今回は不動尻経由で大山を目指しますので真っ直ぐ進んで行きます。
煤ヶ谷のバス停から、不動尻までの間にトイレが2つありますので、頻尿な方には嬉しい感じなっております!
寒いとトイレが近くなりますからね~・・・。
こちらがもう1つのトイレになります!
純和風な感じのトイレでになりますので、居心地は良いと思います!
さらに不動尻方面に進んでいくと、谷太郎川ます釣り場が見えてきます。
丁度、釣り人が楽しんでおりました。
谷太郎川ます釣り場から少し進むと林道終点になります。
こちら、駐車場になってまして、10台くらいは駐車可能な広さになります。
谷太郎川が本当に綺麗で、癒されますね~!
正面に続く踏み後が、バリエーションルート(登山道ではない)である境界尾根になります。
境界尾根を登っていくと、三峰山の近くに出るのですが、私はこちらでツキノワグマと遭遇しました。
その時の様子について書いた記事になりますので、良かったらご参考にしてみてください!
さ~不動尻から大山へ向かいたいと思います!
煤ヶ谷から不動尻へのコースは、川沿いを歩くので雰囲気が良く、お気に入りの登山道になります。
しかしながら、ヤマビルの聖地になりますので、4月~11月までは歩くのは至難の業になります。
私はこの寒い時期しか歩かないようにしております。
一部道が悪いものの、それなりに整備されているので、大山まで問題なく歩けると思います!
不動尻コースが近づいてくると、こんな感じの小さな滝が見えたりします。
煩悩がだいぶ溜まってきたので、滝にうたれて心臓麻痺プレイを使用かと考えてしまいます。
川沿いをモリモリ進んでいくと不動尻に到着でございます!
山と高原地図に記載はありませんが、不動尻コースの入口に簡易トイレがありました。分岐を左に進むと日向薬師方面となり、右に進むと大山不動尻コースの始まりになります。
不動尻周辺は、ミツマタの群落地になってまして、春になると黄色い花で埋め尽くされます!
大山登山に彩を添えてくれる存在でございます!
不動尻は、昔「キャンプ場」があったのですが、所々そんな存在をうかがわせる名残がありました。
実はこの辺は、神奈川県でも有名な心霊スポットになります。
私も過去に不思議な体験をした事がある場所になります。
その時の話を纏めてみましたので、「こんな話があるんだね~!」程度に眺めていただけたら幸いです。
指毛がチラチラ気になりますが、不動尻の呪いで怪我してしまいました。
普段、登山中に怪我することは少ないのですが、やはりこの界隈と相性が悪いんだと思った瞬間でした。
こちらが不動尻の分岐になります。
左に進むと大山(唐沢峠)・右に進むと三峰山方面に至ります。
今回は左から大山を目指したいと思います!
大山登山不動尻コースの詳細
このコースは「大山コース(大山登山不動尻コース)」になるそうです!
この案内は、昔なかったような記憶が・・・。
不動尻から大山まで展望があまり良くないのですが、木々の間から大山三峰山がチラチラ見えました。
そんなモザイクなチラリズが地味に好きな誰かさんです(笑)
怪しい笑みを浮かべながら、よ~やく大山・三峰山の分岐に到着でございます。
不動尻から結構な急登ですので、甘く見てはいけません!
唐沢峠にあった東屋は撤去されてました。
いや~ここで一服しようと考えていたのでショックでした・・・。
唐沢峠から大山へ向かっていくと、左手に「梅ノ木尾根」の入口があります。
先日でもないですが、こちらの梅ノ木尾根で遭難があり、滑落死した事故が起きてしまったそうです。
梅ノ木尾根は、枝尾根が多く、少し分かりにくいルートですので、細心の注意が必要です。
初めて歩く場合は、日向薬師から入山した方が簡単なのでお勧めです!
大山を目指していると江ノ島方面が綺麗に見えました!
狼煙が上がっているので、援軍に駆けつけたいと思います(?)
色々な妄想をしていると、目指す大山が見えてきました!
それにしても関東平野を一望でございます!
この時期は綺麗ですね~!!
大山まで、こんな癒しの尾根道が暫く続きます!
この辺は登山者も少なく、お気に入り地帯になります。
振り返ると綺麗に三峰山が見えてきました!
いや~登っておけば良かったですね~・・・。
モリモリ大山目指して登っていくと分岐となりました。
ここの分岐から一気に登山者が増えてきます。
さ~山ガールをモリモリ物色して、色々と妄想したいですね♡
駿河湾方面も綺麗に見えてきました!
手前が真鶴半島で、奥が伊豆半島ですね。
大山の山頂が近づいてくると、こんな木道ロードが出てきます。
フラットな登山道って、何故かニヤニヤしてしまいますよね♡
大島まで見ることに成功しました!
近そうに見えて、結構距離があるんですよね~
少し登れば大山山頂でございます!
凄い登山者の数にドン引きしてしまいました・・・。
久しぶりの大山奥の院でございます!
「アオヒゲ真理教」の発展を祈ったのですが、お門違いでしょうかね?(笑)
今日は、軽めの登山ですので、家で転がっている腐ったガス缶の消費をしようと持ってきました。
今日の貧乏セットの内容になります。
左のえび黒こしょうのおせんべいをカップ蕎麦に入れて食べると絶妙な味になり、最近お気に入りの組み合わせになります!
貧乏セットの小技を研究しているので、近々「アオヒゲクッキングスタジオ」を開校したいと考えております(?)
よっ!富士山!!
手前に見えるお山が丹沢表尾根になります!
これから向かう三ノ塔・塔ノ岳・丹沢山も見えてますね!
今年は暖冬なのか、富士山の雪もモリモリな感じでは無さそうでした。
大山山頂の北側からの景色になるのですが、トイレの裏側と少し分かり難いので、この景色を見ずに下山してしまう方が多い感じでした。
大山来たならば、是非、トイレの裏側に行ってみてください!
大山北尾根を使って、あっちの世界に行きたいな~と思ってしまいました。
いや~今日は天気もよく、絶好の登山日よりですね!
大山諸戸尾根(金毘羅尾根)のルート・コースの詳細について
そんな感じで丹沢大山のバリエーションルート(一般登山道ではないルート)である、諸戸尾根(金毘羅尾根)を使って三ノ塔を目指したいと思います!
大山諸戸尾根は、「金毘羅尾根」と言う場合もあるのですが、一般的には諸戸尾根と呼ばれることが多いです。
そんな諸戸尾根の取り付き箇所は、大山の表参道の山頂付近にある鳥居を左手に行く踏み後があります。
大山山頂には行かないのですが、そちらを進むと左手(北)にこちらの入口があります。
諸戸尾根の入口は分かり難いので注意深く探してみてください。
諸戸尾根を下ると、一気に景色が開け、富士山や愛鷹山、箱根の山なども見えて開放感抜群になります!
諸戸尾根の取り付き箇所を振り返っての写真になります。
なんだかよく分からないですよね(笑)
実は、中央にシカの死骸が写っているんですが、非常にグロテスクでビックリしました。
写真だと分からないと思いますので、そのまま載せたいと思います。
諸戸尾根を下っていくと、5,6人パーティーが上がってきました。
誰とも会わないと思っていただけにビックリしました。
登山者の多い丹沢山塊ですからね~
静寂を求めるのは無理がありますよね~~
諸戸尾根の入口付近(大山山頂付近)は、尾根が広く、踏み跡も不明瞭なので、下りで使う場合は注意して下さい!
それにしても諸戸尾根コースは展望が最高です!
標高900mくらいまで下だると踏み跡が明瞭になってきます!って、それほど明瞭でもないですかね?
奥に見えるのが大山になります!
諸戸尾根コースは、登りで使うと結構な急登になりますので、とてもタフなルートだと思います!
下りで使って楽チンでございます!
モリモリ大山から下っていくと柵沿いの道になります。
ここから鉄塔を見渡せますので、現在地の目印として利用することができます!
そして諸戸尾根コースで間違えてはいけない分岐がこちらになります!
真っ直ぐ行ってしまいたくなりますが、道標の通り右(北)へ進みます。
諸戸尾根コースで道迷いする方が多い箇所ですので、注意深く進んでください!
先ほどの分岐から下っていくと、沢の音が聞こえてきます。
こちらに出ますので、左へ進みます。
文字が消えかかってますが、諸戸尾根の登山口にある道標になります!
さらに下っていくと諸戸神社が見えてきます。
こちらが山林事務所になります。
平日は仕事しておりますので、邪魔にならないように注意して下さい!
山林事務所の全景になります!
正面の鳥居から諸戸尾根コースのスタートになります。
諸戸山林事務所の看板になるのですが、目立つように掲げられてますので、迷うことはないと思います!
まとめ
まとめ 煤ヶ谷から不動尻までの渓谷沿いの道を久しぶりに歩いたのですが、雰囲気がとても良く、沢の流れが心地良い時間帯となり大いに癒されました!
諸戸尾根につきましても、大山山頂付近で1組にパーティとあってからは誰とも会わず、静かな山歩きを堪能できました!
やっぱり、私は「人間嫌い」なんだな~と改めて感じた時間帯となりました。
そんな感じで後編は、またまたバリエーションルートである「ヨモギ尾根」と「日本武尊の足跡登山コース」になります。
ヨモギ尾根も初心者NGルートかな~と思う者の、踏み跡が濃いルートですので、難易度は高くございません。
今回の大山登山は、「どれだけ登山者を避けているんだ!」てなコース取りですが、良かったら後編も確認していただけたらと思います!
人の優しさに触れた後半戦でした。
三ノ塔登山マイナールートよもぎ尾根を歩いた後編の記事になります!