アオヒゲ危機一髪♪ 樽の中身は何だろう!?

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傷害保険は登山や自転車事故の補償をしてくれない!?遭難捜索費用・自転車の補償がある保険は!?

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傷害保険は登山や自転車事故に対応

 

今回は、身近にありながら少し分かり難い傷害保険について書いていきたいと思います!

 

山岳保険と同時に、傷害保険も仕組みが複雑で用語が難しいですが、気になるのは登山中の事故や遭難捜索費用も補償してくれるのか?と、最近規制が厳しくなった自転車の事故も補償してくれるのか?になるかと思いますので、そちらついても一緒に掘り下げてみたいと思います!

 

 

傷害保険は登山や自転車の事故も補償してくるのか!?について

2023年4月1日より、道路交通法が改正され、自転車のヘルメット着用が努力義務になったと大きくニュースで取り上げられてましたよね!

 

私も自転車に乗るもので、「ヘルメットを買わなくては・・・」となったのですが、両親が健康に産んでくれた事もありまして、アンバランスなほど「頭でっかち」なもので、ヘルメットが頭に入らない!といった大きな悩みを抱えている誰かさんになります。

 

この頭蓋骨に勝るヘルメットはない!と思っているのですが、登山中に遭遇した落石にも流血せず無事だったことがありますので、「100人乗っても大丈夫!」と自負しております。

 

何かのCMと混ざっている今日この頃ですが、ヘルメットが完全義務化(現在は「努力義務」なため強制ではありません)になった暁には、登山用のヘルメットを自転車にも使おうと考えております。

 

また、こちらも健康に産んでくれたことが影響してか、口の周りの毛根も爽やかなほど「アオヒゲブルー」になっているのですが、そんなブルーを覆い尽くすほど強烈な出来事としてあるのは、やはり「事故に遭った」時や「事故を起こした時」になるかと思います。

 

登山の場合は「事故に遭う」が圧倒的に多いですが、自転車の場合は、「事故を起こしてしまう」事があり得るだけに加害者になる恐怖が付きまといますよね。

 

事故を起こしてしまうと、刑事、民事で罪に問われる恐れがあるだけに、安易に乗れる自転車とはいっても気楽に考えるのは非常に危険だったりします。

 

自転車の保険加入を義務付けている自治体の状況と数

※au損保より出典

 

こちらは自転車の保険加入を義務付けている自治体の状況になります。

 

見ての通り、ほぼ全ての自治体で自転車の保険加入が義務付けられている状況でして、ヘルメット着用と相まって遠くない未来に完全義務化が想定されますよね。

 

登山の事故や、普段気軽に乗っている自転車の事故の補償は、「傷害保険」が担っているのですが、未加入の方も多いと思います。

 

生命保険や火災保険、自動車保険と比べ、傷害保険は何を補償してくれるのかが見えにくい保険商品の1つかな~っと思っているのですが、簡単に説明しますと「怪我」、「賠償責任事故(個人賠償責任)」に備える保険になります。

 

時々相談されるのが、冒頭の「傷害保険で登山中の事故は補償されるのか?」になるのですが、今回は自転車事故の補償と絡めて傷害保険と山岳保険について深堀していきたいと思います!

 

まずは傷害保険と登山の補償について書いていきたいと思います!

 

傷害保険で登山中の事故や遭難捜索費用は補償されるのか?と山岳保険との違いについて

傷害保険で登山中の事故や遭難捜索費用詳細

 

加入している傷害保険で登山中の事故や遭難捜索費用が補償されれば山岳保険に改めて入らずに済むのではないかと考えている方が多いと思います。

 

実は私も同じ事を考えていた時期がありまして、傷害保険の具体的な補償内容について調べたことがあるのですが、答えは「契約書を見ないと分からない」になります。

 

傷害保険の多くは「日常生活に起因する怪我や事故」を補償するものになっておりまして、残念ながら「登山中」は該当しないことが多いです。

 

この「日常生活に起因する怪我や事故」は、見ての通り解釈が分かれる部分がありますので、契約書で読み解けない場合は、担当者やコールセンターで確認した方が安心です。

 

昔から「お爺さんは山へ柴刈りに、お婆さんは川へ洗濯に・・・」が日本の古き良き伝統になりますので、もし、お爺さんがアクロバティックな体位で滑落事故を起こした場合は、損害保険会社の判断に注目ですよね(笑)

 

ちなみに「柴刈り」の「柴」は「薪」の事を指しておりますので、草を刈りに山で滑落したとは思わないようにして下さい(笑)

 

お爺さんの滑落話で盛り上がってきましたが、話を傷害保険に戻しますと、大雑把な書き方になってしまいますが、傷害保険が想定していない事故や怪我等に対応すべく「特約」をつけてカバーしているのが「山岳保険」だったりします。

 

アクロバティックな体位で滑落したお爺さんも想定に入るのかは、損害保険会社の判断に注目が集まってしまいますが、「山岳保険」は、大きな括りでは「傷害保険」になりますので、何に特化させた(カバー)保険なのか?になるかが違いになってきます。

 

個人的には、川で洗濯しているお婆さんの悲しむ姿は見たくない!になるのですが、結論としましては、契約している保険の補償内容を確認しないと分からないのですが、基本、普通の傷害保険では登山中の事故には対応していないと思った方が正解に近いと思います。

 

皆様が現在加入している傷害保険については、登山中の補償がついているものは少ないと思いますので、登山中の事故に備えたいならば、山岳保険への加入が別途必要になってきます。

 

しかしながら、山岳保険の加入が必要と言っても、お金が掛かる話ですので、どうせなら普段の生活で起因する怪我や事故の補償と併せて登山や自転車の補償もある傷害保険を選びたいと思うのが人情ってものですよね!

 

その辺についてもシッカリと調べておりますので、後述したいと思いますが、その前に気になるのは「自転車事故も傷害保険で補償されるのか?」になるかと思いますので、そちらについても触れていきたいと思います。

 

傷害保険で自転車事故は補償されるのか?について

傷害保険で自転車事故補償の様子

 

傷害保険で自転車事故も補償してくれるのか気になる所ですが、登山と同じく「契約書を見ないと分からない」が答えになります。

 

上述の通り、傷害保険は「日常生活に起因する怪我や事故」を補償するものになっておりますので、「自転車運転中」は該当しない可能性があります。

 

しかしながら、登山の補償と比べますと自転車事故にも対応している傷害保険も多いので、まずは契約書を確認することが重要になってきます。

 

傷害保険の補償が付いていれば、先ほどのアクロバティックな体位で滑落したお爺さんも、「自転車で山へ柴刈りに向かい・・・」にしていたはずですし、川で洗濯しているお婆さんにとっては、思いもよらない大金が懐に舞い込み「ダイソンのドラム式洗濯機を買ったとさ♡」で、物語がハッピーエンドになったかもしれません(笑)

 

桃を見つける事もなかったでしょうし、薪は額に傷のある「竈門炭治郎さん」が集めて炭焼きを発動し、キビ団子が無くても豆子(ねずこ)さんがいれば「猿ぐつわプレイ」でMな鬼畜達は駆逐されたはずですしね!

 

先ほどから古き良き日本の伝統と現代アート?の融合から抜け出せずにおりますが、傷害保険で自転車の補償がされていない場合は「自転車保険」へ加入が必要になるのですが、自転車の乗っている時に事故を起こし相手に怪我をさせたり死亡させてしまった場合は、多額の賠償金の請求が発生します。

 

怪我の度合いや事故時の状況等によって賠償金額は変わってくるのですが、裁判で1億円近くの支払いが確定した事例もありますので、車と同じくらいに自転車の補償も重要だったりします。

 

11歳の男子小学生が自転車走行中、歩道と車道の区別のない道路で歩行中の女性と正面衝突。

女性は頭がい骨骨折等の傷害を負い、意識が戻らない状態

(神戸地方裁判所、2013年7月4日判決損害賠償金額9,521万円

 

これは1例になりますが、自転車の場合は、運転者よりも相手側(被害者)への補償が重要になってきますので、「個人賠償責任保険」が充実した保険が安心だったりします。

 

警察庁が纏めた自転車対歩行者の自転車事故の件数と、死亡者、重症者数等の統計資料

※警察庁より出典

 

こちらは警察庁が纏めた自転車対歩行者の自転車事故の件数と、死亡者、重症者数等の統計になります。

 

自転車事故は、死者数は少ないものの、大怪我を伴う事故が年間300件前後も発生してますので、身近な問題だったりします。

 

小さな自転車事故の場合、わざわざ警察には届けないでしょうし、車やバイクの事故ほど深刻に考えず、加害者側が逃げてしまう事も想定されますので、実際は更に大きな件数になるのではないかと推測しております。

 

登山の遭難事故と同様に、新型コロナが落ち着いてくれば山や街に繰り出す人も増加すると思われますので、それに比例し自転車事故も増えてしまいますよね。

 

ちなみに自転車事故は、未成年者だからといって賠償責任が無くなる訳ではないので、子供が事故を起こせば賠償金の支払いが必要になってきます。

 

自転車で登山口まで向かう人は少ないと思いますが、通勤、通学で利用している方は多いと思いますので、加入している傷害保険を確認して、もし自転車の補償が薄い場合は、別途、自転車保険の加入を検討する必要があるかと思います。

 

遭難捜索費用・自転車の補償がある保険とまとめ

上述の通り、現在加入している傷害保険が登山や自転車の事故にも対応しているのかを確認する事がとても重要になります。

 

傷害保険に加入しているので、「遭難しても捜索費用が補償されるだろう」、「登山中にケガしても入院保障が適用されるだろう」、「自転車で事故を起こしても補償してくれるだろう」と考えるのは早計になります。

 

自転車の場合、自動車保険の特約で付いている可能性もありますが、登山の補償は、山岳保険に加入するか、登山の補償も含まれている傷害保険に契約する必要があります。

 

個別に加入すると補償が重複したり費用もかさんでしまい、お財布に優しくないですよね。

 

世の中には、登山と自転車の事故や怪我、遭難捜索費用をカバーするコスパ優れる傷害保険もありますので、是非、チェックしてみて下さい!

 

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