最近背が伸びて日本で3番目の高さの標高になった間ノ岳ですが、南アルプスは引き続き隆起してますので、今後の成長に期待がかかる感じですよね!
そんな間ノ岳ですが、白峰三山の1角をなす名峰ながら、少し登り難い所に鎮座している関係で難易度が高めな山だな~っと思っております。
今回は、アクセスにも難があって登り難い間ノ岳と、北岳とのコルで営業している北岳山荘について解説していきたいと思います!
- 間ノ岳へ登山した経緯と読み方、標高について
- 間ノ岳登山!北岳山荘までの登山ルートと山小屋(テント場)詳細!
- 間ノ岳登山ルートと難易度、ライチョウについて
- 間ノ岳から農鳥小屋までの登山ルートの詳細
- 間ノ岳、北岳山荘への登山ルート・標高差・コースタイム詳細
- まとめ
間ノ岳へ登山した経緯と読み方、標高について
前回の北岳、小太郎山への登山に引き続き、今回は冒頭に記載した間ノ岳とテント泊した農鳥岳小屋までについて書いていきたいと思います!
今年の登山の目標として「白峰三山縦走+小太郎山・仙塩尾根完歩」を掲げていたもので、その達成のため間ノ岳へ登山した感じになります。
そんな間ノ岳ですが、時々質問されるのが「間ノ岳」と書いて、なんと読むのですか?ってなことが地味に多かったりします。
先日も、会社で「お盆休みに白峰三山へ縦走してきたんだ~!」っと話す機会があったのですが、その中で「『まのだけ』ってアクセス大変ですよね!?」っと、聞き慣れない山の名前が聞こえてきました。
「いや、『まのだけ』には登ってないし、そんな山は白峰三山にはないよ~ん!」っと伝えると、お互い目と目が合いミラクル~☆彡が起こりました(笑)
ご推察の通り「間ノ岳」を「まのだけ」だと思い込んでいたみたいです。
確かに「間ノ岳」と書いてなんて読むのか分からないですよね。
難しい漢字ではないものの上手く読めない「間ノ岳」ですが、こちらで「あいのだけ」と読むのですが、確かに「まのだけ」、「かんのだけ」とも読めますよね。
ちなみに間ノ岳の名前の由来は、諸説あるのですが、「北岳とお隣りの農鳥岳の間にある山」が有力になります。
北岳や小太郎山といい、この界隈の方は山の名前を安易につけすぎですよね(笑)
そんな読み方が難しい間ノ岳の標高は3,190mになりまして、北アルプスの奥穂高岳と同じになります。
本邦3位の高所になりますので、それなりに環境も厳しく難易度の高い登山になるのですが、今回は間ノ岳へ登山した時の様子と、途中にあります北岳山荘について掘り下げてみたいと思います!
まずは前回歩いた北岳への登山について書いた記事がこちらになります。
テント泊した白根御池小屋から山梨百名山に選ばれている小太郎山を経由して北岳へ登山した時の様子と山頂からの景色になります!
そして今回の登山中に撮影した登山動画がこちらになります!
上記写真を押すと、YouTubeで見ることが出来るのです、良かったら白峰三山縦走の参考になれば幸いです!
間ノ岳登山!北岳山荘までの登山ルートと山小屋(テント場)詳細!
北岳の山頂から眺める間ノ岳と、北岳山荘の景色になります!
間ノ岳は、だいぶ雲がかかってしまいましたね・・・。
そんな感じで北岳の山頂から間ノ岳を目指して登山スタートしたいと思います!
まずは、北岳山荘を目指します。
登山ルートから振り返っての北岳になります。
また、北岳はいつか再訪したいですね!
北岳からモリモリ下って行くと、北岳山荘のテント場見えてきました!
北岳山荘のテント場は、北岳肩の小屋と同じか、それ以上に広いです!
現在、北岳山荘のテント場も事前予約が必要ですので注意して下さい!
ちなみに北岳山荘のテント場の料金は1,100円になります。
天気が良いとテント場から富士山を始め、南アルプス、中央アルプス、北アルプスまで見ることが出来ます!
そしてこちらが北岳山荘になります!
北岳肩の小屋と同じか、むしろそれ以上に大きな山小屋になります。
夏の期間だけ、昭和大学の診療所が開院されているので、登山者にとっては不測の事態に対応して貰えて非常にありがたいですよね。
それにしても北岳山荘は大きいですよね~
毎年夏の最盛期は、凄い混雑になっておりましたが、予約制になってからはマイルドになっているそうです。
そして北岳山荘に宿泊する際、注意して欲しいのが「熊の出没」になります。
過去には北岳山荘のテント場で熊の出没があり大騒ぎになりました。
間ノ岳への登山の際にも、ツキノワグマとの遭遇対策が必須になります!
間ノ岳登山ルートと難易度、ライチョウについて
北岳山荘で少し休憩し、間ノ岳を目指して登山スタートしたいと思います!
やはり午後から天候が悪くなり、間ノ岳周辺はガスガスになってきました。
苦悶の形相をしているナカジーさんになります!
この表情が間ノ岳への登山の難易度を表しているんじゃないかな~っと思ってしまいました。
日本2位の北岳を経由して日本3位の標高の間ノ岳への登山は、体力勝負になります。
北岳からの下りも危ない所がありますので、登山難易度は高いと思って臨んで下さい!
間ノ岳の登山道から振り返っての北岳山荘になります。
だいぶ上がってきましたね~~
アレが間ノ岳の山頂か!?っと、喜んでいたのも束の間・・・
間ノ岳の偽ピークの1つであります中白根山になります。
中白根山の標高は、3,055mと3,000m峰になるものの、知名度が非常に低い不遇の山の1つになります。
北岳、間ノ岳に挟まれているのが致命的ですよね~
中白根山から間ノ岳までの登山ルートは、暫く平坦になります!
天気が良いと景色が素晴らしい所になるのですが、今日は残念ですね。
天気が悪いな~っと思いながら進んで行くと、なんとライチョウに会えました!!
6羽前後と大所帯で驚いてしまったのですが、北岳・間ノ岳・農鳥岳周辺はライチョウが生息してますので、天気が悪くてもへそ曲げないようにして下さい!
上記の動画の方がより鮮明にライチョウの様子が撮れてますので、良かったら眺めてみて下さい!
アレがお目当ての間ノ岳になります。
いや~~ここまで偽ピークが多くへそが曲がってしまいました。
最後の力を振り絞るナカジーさんと、それを見つめているマエちゃんになります。
も~テント泊装備で間ノ岳には登らない!っと、ナカジーさんが高々に宣言しておりました♡
多分、下山すると直ぐに「山が恋しい病」を発症し、「やっぱり間ノ岳へ行こうかしら!?」となっていることでしょうね。
ロマンチックに誘ってくれれば、「はい♡」とお付き合いが始まると思います♡
そんな感じで間ノ岳の山頂に到着です!
間ノ岳も喜んでくれたのか、一瞬青空が広がりました!!
間ノ岳山頂は、仙塩尾根上に鎮座する三峰岳(みぶだけ)へと分岐しております。
三峰岳の標高は、剱岳と同じ2,999mになるのですが、こちらも知名度が低いですよね~
岩峰で良い山なんですけどね。
写真撮りましょうか!?っとなり、久しぶりの再会ということもありまして、熱い接吻と汗臭い体で力強く抱きしめてみました♡
嫌がっていなかったので、このまま「夜の大運動会」を農鳥小屋のテント場で行いたいと思います!(???)
美男子(美ダメンズ)に挟まれてご満悦なナカジーさん(真ん中)でした(笑)
間ノ岳とダメンズは俺が貰った!っと、完了を報告するかの如くのキレの良いピースサインでした!
間ノ岳から農鳥小屋までの登山ルートの詳細
今までの登りとは打って変わり、農鳥岳小屋までは歩き難い下りのルートになります。
尾根が広く、農鳥小屋のオジサンの整備がなかったら道迷い連発ですよね。
※間ノ岳から農鳥小屋間の登山ルート上のペンキマーク等は、農鳥小屋の名物オッちゃんが整備してました。
振り返っての間ノ岳になります!
難易度高めのルートですが、達成感はモッコリですね~☆彡
間ノ岳から農鳥岳の稜線が見えてきました!
いや~~雲が晴れてきて絶景になってますね!
農鳥岳の稜線をバックにナカジーさん(左)とマエちゃん(右)になります!
振り他の写真を撮ろうとすると、一気に暗くなってしまい、「なるほどですね~」っと呟いてしまいました(笑)
間ノ岳から農鳥小屋を目指して進んで行くと、三国平への分岐がありました。
翌日は、上記写真で見えていた谷間に付いている巻き道を使って三国平経由で塩見岳へピストンの計画になります。
ガスガスですが、間ノ岳から無事に今宵のお宿である農鳥小屋へ到着出来ました!
そんな感じで長くなってしまったので、間ノ岳への登山はこの辺にし、今回の登山の詳細に移りたいと思います。
間ノ岳、北岳山荘への登山ルート・標高差・コースタイム詳細
こちらが今回登山をした間ノ岳、北岳山荘へのルートと標高差の地図になります。
間ノ岳へ登山をした日は、8月10日なりまして、標高差の地図の11km~19kmの区間に該当します。
間ノ岳、北岳山荘への登山は、3,000m級の山である北岳や農鳥岳、三峰山を登らないと辿り着けませんので、アクセスもさることながら体力も必要となりますので、難易度はかなり高いです!
そしてこちらが今回登山をした間ノ岳登山のコースタイムになります!
北岳 10:47 → 10:50 吊尾根分岐 10:59 → 11:03 トラバースルート分岐 → 11:46 北岳山荘 → 12:36 中白根山 → 14:00 間ノ岳 14:11 → 15:00 農鳥小屋
北岳の山頂から間ノ岳までのコースタイムが約3時間になりました。
農鳥小屋で宿泊を考えている場合は、10時前後には北岳の山頂に到着し間ノ岳目指してスタートしたいところだと思います。
コースタイムを考慮し、時間的、体力的に厳しい場合は、北岳山荘に宿泊がおすすめになります!
まとめ
北岳の山頂か天気が悪くなってしまい、標高3,000mの稜線歩きが微妙な景色になってしまいましたが、それでもライチョウに出会えたりと、中々楽しい登山の時間になりました!
白根御池小屋から同じ行程だった山岳部の方とも仲良くなり、各々充実した山の時間を過ごすことが出来ました。
それにしても白峰三山縦走は本当に体力勝負だな~っと改めて感じました。
そんな感じで次回は農鳥小屋でのテント泊について書いていきたいと思います!
今回の白峰三山+小太郎山+塩見岳登山でテント泊(2泊)した農鳥小屋について詳細に書いた続きの記事になります!
気になるテント場の様子や、水場、トイレ、料金等に触れてますので、白峰三山への登山の参考になれば幸いです!