
災害が多い我が国ですが、最近は特に雨風が強く洪水があちこちで起きてますよね。
その影響もあってか、登山道が崩壊し通行できなくなってしまった登山ルートが多いですよね。
今回は、そんな廃道になってしまった七面山雨畑参道(雨畑登山道)で下山した時の様子について解説したいと思います!
- 七面山雨畑参道(雨畑登山道)の廃道について
- 七面山から希望峰登山と南アルプスの景色
- 七面山雨畑参道登山!二の池、御神木の登山ルート詳細について
- 七面山雨畑参道の様子と登山ルート、熊出没について
- 七面山登山!希望峰と七面山北参道の登山ルート・標高差・コースタイム詳細
- まとめ
七面山雨畑参道(雨畑登山道)の廃道について
冒頭にも記載の通り、昔から慣れ親しんだ登山道が修復されず廃道になっているところが多いよな~っと感じております。
私のホームグランドである丹沢山塊も、廃道になってしまった登山道が多く、度重なる豪雨の影響もあって、人が入れない区間も多かったりします。
そんな廃道ですが、既に廃人化している私にとっては、非常にシンパシーを感じる存在でして、お互い切磋琢磨しながらチンパンジーみたい力強い存在になろう!っと励ましあっている最中になります(?)
なんだか良く分かりませんが、私が登山を始めたきっかけは「滝巡り」になるのですが、ど~も廃道ルートが多く、その頃から「お宝があるルート」だと思っていたりします。
実際は、お宝よりも「悲鳴」、「山ビル」、「獣」が多く、滑落して死にそうになった事が多かったのですが、そんな廃道ルートに何故か心惹かれてしまう自分がいたりします。
皆さんにとっては分かり合えない「廃道フェチ」な私なのですが、前から気になっていたのが七面山雨畑参道になります。
雨畑登山道と呼ぶこともあるのですが、このルートは、2011年の大雨で一気に廃道化が進み、2018年の台風でとどめを刺された登山道になります。
特に2018年の台風の被害が深刻で、登山道がアチコチ崩壊し、ほぼ人が歩かなくなった感じです。
そんな七面山雨畑参道なもので、崩壊地の様子によっては登り返して下山する覚悟で臨んだのですが、中々のヤンチャ具合と併せてツキノワグマとニアピンし、色々な面で大変な一日になりました。
そんな感じで今回は、現在廃道となっている七面山雨畑参道を絡めた登山について書いていきたいと思います!
まずは、七面山北参道(裏参道)で敬慎院から七面山への登山について書いた記事がこちらになります!
南アルプスプラザから出発し、七面山奥の院、二の池、敬慎院、七面山山頂までの登山について書いた記事になります!

そしてこちらが今回の七面山の登山の際に撮影した登山動画になります!
上記写真を押すと、YouTubeで動画を観ることが出来ますので、七面山の雄大な景色や、美しい紅葉を堪能していただけたらと思います!
七面山から希望峰登山と南アルプスの景色

七面山の山頂が登山者で混雑していたので、展望の良い希望峰へ登る事にしました。
多少、アップダウンがありますが、七面山から希望峰までは、それほどきつい区間ではないので、是非、出没して欲しい感じです。
そんな感じでこちらが希望峰の山頂になりまして、標高は1,980mになります。

希望峰からの展望になります!
右に見えている紅葉のお山が七面山になります。

そして正面に見えている双耳峰が笊ヶ岳になります。
山梨百名山に選ばれている名峰になるのですが、日帰りでの登頂が難しい一座になります。

七面山方面から眺める南アルプスの景色が好きだったりします♡
来年は、蝙蝠岳を絡めて南アルプスへテント泊縦走したいですね~

左の台形をしたお山が聖岳になります。
右の双耳峰が笊ヶ岳になるのですが、雲一つない景色にウットリが止まらなくなってしまいました♡

左奥の尖がっている山が塩見岳、中央が間ノ岳、右端のとんがりが北岳ですね。
いや~南アルプスオールスターズの景色が素晴らしく、希望峰まで足を延ばして正解でした♡

それにしても聖岳のお姿に圧倒されてしまいました♡
見ていると、ついつい登りたくなるのは、なんの病気なんでしょうかね!?

そして日本で2番目の標高を誇る北岳になります。
北岳草を見たことないので、6月頃登れたら良いな~っと考えてます。

景色に見とれていると、私の腹黒い虫が騒いできたので、希望峰で貧乏セットAを食べることにしました。
かなり寒くておにぎりが凍っておりました。
この時期は、山の上でおにぎり食べるのも命懸けですね~・・・。

君の瞳に乾杯☆彡

「キモ!!」ってな声がチラチラ聞こえてきたのですが、敢えて無視したものの、寒いので七面山の山頂に戻ってきました。
カップルの登山者が多く、益々心が冷えてしまった瞬間でした☆彡
居心地が悪いので、今回の登山のメインディッシュであります、七面山雨畑参道から下山したいと思います!
七面山雨畑参道登山!二の池、御神木の登山ルート詳細について

七面山雨畑参道の分岐に行く前に、もっと刺激が欲しい!っとなってしまい、山頂から一般登山道ではなく、バリエーションルートで二の池まで目指すことにしました。
七面山雨畑参道方面に進んでいくと、境界見出表が出てくるのですが、それに沿って七面山から二の池へ進もうと考えていたのですが、地形が複雑で途中で見失ってしまいました・・・。

七面山から道なき道を東の方角へ進んでいる図になります。
写真の通り、踏み後、マーキングは一切なく、道も荒れていて非常に難儀しました・・。

ただ、紅葉がとても美し、右手には敬慎院の一の池がチラチラ見えたりと、中々楽しいルートでした!
地形図を眺めていると、二の池、雨畑参道分岐へ下りずに、そのまま尾根伝いに雨畑参道の登山ルートに乗れそうだな~っと思ったのですが、初めから最後まで忠実に歩きたかったもので、止めておきました。

眼下に二の池が見えたので、無理やり尾根から降りて着地した図になります。
個人的には「はらたいらさんに3000点」な着地具合でした(?)

二の池周辺の紅葉が見事でした!
ここは「はらたいらさんに3000点ポイントアップ」したい感じでした!(???)

クイズダービーって面白かったよな~っと妄想していると、七面山の御神木であります「大イチイ」の案内がありました。
県指定天然記念物になるみたいですので、御神木目指して寄り道したいと思います!

400mの距離と書かれていたので暢気に構えていたのですが、想像以上に下っていくと、七面山の御神木であります大イチイに到着しました。
色々と書かれてましたが、老眼が酷いもので、「なるほどですね~♬」っと、安い営業マンのようにふるまってみました。

安い営業マンでは申し訳ない感じの立派な巨木でした。
私の下半身に生えている巨木も「R指定天然記念物」になるのですが、比べるのも畏れ多い感じの御神木でした。

そんな七面山の御神木ですが、想像以上にルートのアップダウンがモッコリで、登山道も一部不明瞭でした。
落ち葉が多い時期は、道迷いに注意してください!
七面山雨畑参道の様子と登山ルート、熊出没について

七面山の御神木を堪能し、奥の院で少し休憩後、本日のメインディッシュであります雨畑参道(雨畑登山道)の分岐に到着しました。
ロープで通行止めになっていたのですが、危なければ引き返してここまで戻ってくる覚悟で雨畑(雨畑川)を目指すことにしました!
※通行止めになってますので、安易な利用は控えてください。

七面山は、ツキノワグマの生息域になりますので、念のため熊撃退スプレーを持ってきました。
お守り程度で考えていたのですが、いや~持ってきて大正解でした!!
廃道=人気がないルートになりますので、野生動物がいて当然と思わないと危険ですからね。

そんな感じで七面山雨畑参道ルートを歩いていくと、美しい紅葉のトンネルになりました!
足元は落石が多く非常に歩きにくいのですが、天空はパラダイスな感じでした♡

上空はパラダイスなのですが、足元は地獄の様相を呈してまして、登山ルートはほぼ消滅してました。
いや~これが噂の七面山雨畑参道ルートか!!っと、鼻息が荒くなってしまいました♡
落ち葉が深く、滑って滑落すると大怪我する場所が多いので、本当に利用は慎重にしてください!

それにしても紅葉が美しく、危ない物には棘がある良く似合う感じでした。
ちなみに左の手前が登山ルートになります。
いや~道が狭く落ち葉もモリモリで危ないですね~~

ただの崖に見えますが、こちらもれっきとした七面山雨畑参道ルートになります。
え~・・・何故かここで「危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし。踏み出せばその一足が道となり、その一足が道となる・・・」っと叫んでしまった誰かさんでした(笑)
写真だとアレですが、結構斜度がありますので、滑落要注意箇所になります。

そして地形図を眺めていて「厄介そうだな~」と思っていたのが、こちらの広い尾根歩きになります。
標高1,200m前後からなだらかな道になるのですが、落ち葉で登山道が完全に喪失してまして、かなり分かりにくい区間になります。

目印になるのが、こちらの境界杭?になるのですが、途中で亡くなりピンチになりました。
尾根が広く地形もやや複雑なので、天下の宝刀「適当に歩こう!」っで無事に乗り切りました(笑)

「適当に歩こう!」っと進んでいくと、完全に登山道が分からなくなりました・・・。
こちらの正解は「真っすぐ藪に突撃する!」になるのですが、方向も分からなくなりだいぶ時間をロスしてしまいました・・・。
七面山雨畑参道ルートは、バリエーションルートの中でも中級以上かな~っと思える区間がありますので、慣れていない方は絶対に利用しないでください。

劇藪を突破すると、徐々に人の息遣いが聞こえてきそうな残留物が出てきます。
この辺で林業を行っていたんだろうな~っと思える産業遺産が残っておりました。
こちらのオブジェ?前後から登山道が明瞭になってきます。

そしてこちらでツキノワグマとニアピンし、ビックリした時の写真になります・・・。
まったくの無警戒で下山していると、獣が落ち葉をかき分けて走る音が遠くで聞こえ、カーブを右に曲がると正面に熊がいました。
多分、熊鈴の音が斜面に反響して私の居場所を勘違いしたみたいで、逃げる方向を間違えこちらに向かってしまった感じでした。
正面30mくらいで熊の方が反転してくれて難を逃れたのですが、熊撃退スプレーを持っていて非常に安心しました。
ちなみにツキノワグマに遭遇したのは、標高600m前後の場所になりまして、ほぼ、七面山雨畑参道が終わる地点の近くになります。
そしてツキノワグマと遭遇した付近は、土砂崩れで登山道がほぼなくなってまして、ザレていて非常に危険なので、滑落にも注意してくださいね!

熊と遭遇しドキドキしながら雨畑川まで下山することができました。
いや~~危ないところでしたね~・・・。
正面に見えるのが雨畑集落になるのですが、こんな近くに熊がいるとは思っていないでしょうね~・・・。

ヴィラ雨畑(雨畑ダム)方面にある「馬場の吊橋」を使って対岸に渡ろうと計画していたのですが、2018年の洪水の復旧工事をしているのか、工事用の通路があって杞憂に終わりました。
最悪、雨畑川の渡渉を考えていたので、ある意味ラッキーでした。

雨畑川がとても雄大で驚きました。
ただ、水量が少なく迫力が全然なかったものの、洪水すると凄いんだろうな~っと思わせる広い川幅でした。

赤線繋ぎを兼ねて、笊ヶ岳の登山口であります老平駐車場に寄ってみました。

笊ヶ岳から白峰南嶺を使って北岳方面へ縦走したいな~っと考えているもので、偵察を兼ねていたりします。
老平から笊ヶ岳へ登ってから大分経ちますが、あまり変わってないみたいで安心しました。

老平駐車場からモリモリと舗装路を歩き、よ~やく南アルプスプラザと広河原への分岐に到着しました。
ここまで来ればあと少しでございます。

無事に車を駐車した南アルプスプラザへ戻ってくることが出来ました。
道迷い&熊の出没もあって苦労した七面山雨畑参道ルートでしたが、久しぶりに達成感がモリモリになりました♡
そんな感じで今回の七面山雨畑参道ルートの登山の詳細に移りたいと思います。
七面山登山!希望峰と七面山北参道の登山ルート・標高差・コースタイム詳細


こちらが今回登山をした希望峰、七面山雨畑参道の登山ルートと標高差の地図になります。
登山をした日は、11月8日なりまして、希望峰で昼食を食べたのですが、あまりの寒さに独りで震えてしまいました・・・。
七面山、希望峰は、標高が2,000m前後になりますので、下界よりも12度ほど気温が低い環境になりますので、注意してください。
また、七面山雨畑参道は、標高が高い所はそれなりに道が明瞭でしたが、落石などで非常に荒れておりました。
ルートが不明瞭や木々や草木で喪失している箇所も多かったので、ルートファインティングが出来ないと非常に難しいと思います。
そして標高600m付近でツキノワグマとニアピンしました。
あと少しで下山できるな~っと思っていた所での熊との遭遇に不意を突かれた感じでした。
七面山周辺もツキノワグマの生息域になりますので、熊対策を行い、十分注意してください。
そしてこちらが今回登山をした七面山雨畑参道登山のコースタイムになります!
七面山 11:19 → 11:32 希望峰(昼食) 11:52 → 12:07 七面山 → 12:44 七面山二ノ池 → 13:07 奥の院 → 13:15 雨畑参道分岐点 → 15:32 笊ヶ岳老平駐車場 → 16:36 南アルプスプラザ
七面山から希望峰へ向かい、そちらで昼食をとりました。
この間のコースタイムが約30分ほどになるのですが、希望峰は展望が素晴らしいので、時間に余裕がある方は、是非、足を延ばしてみてください!
また、今回のメインディッシュであります雨畑参道のコースタイムは、約2時間でした。
下山途中にツキノワグマとニアピンし、15分前後睨み合いの時間になりました。
ルートも不鮮明ですし、崩落している場所も多いので、コースタイムに余裕を持った計画で臨んでください!
まとめ
現在、廃道扱いになっている雨畑参道(雨畑登山道)ですが、有志の方達が少しずつ整備を行っているそうです。
ただ、今回歩いた限りでは、安全に登山が出来るまで整備となりますと、相当時間が掛かるのではないかと思ってしまいました。
自然の力は凄いな~っと思いつつ、七面山雨畑参道は通行止め扱いになりますので、安易に利用しないようにしてください!
表参道から七面山、八鉱嶺へ登山した際の記事になります。
奥安部に鎮座する八鉱嶺ですが、景色が素晴らしくギリギリ日帰りで狙えますので、登山の山行になれば幸いです!
