- 檜岳山稜登山と秦野峠廃道ルートについて
- 檜岳山稜雨山までの登山とルートの様子
- 檜岳山稜登山とルート・紅葉の様子について
- 伊勢沢ノ頭縦走登山とルートの詳細
- 秦野峠廃道ルートと道迷いについて
- 檜岳山稜と秦野峠廃道ルート登山の詳細・ルート・標高差
- まとめ
檜岳山稜登山と秦野峠廃道ルートについて
前回の寄から鍋割山の続きになりまして、今回は雨山峠から檜岳山稜を縦走し秦野峠の廃道を歩いた時について書きたいと思います!
秦野峠の廃道を歩いた!と書くと、何だか廃人みたいで素敵なおじさんですが(?)、実際は道に迷った挙句、辿り着いただけ!が正解になります。
路頭に迷う寸前ですが、まさか地元の山の一般登山道で道に迷うとは思わず、私もついに耄碌し、「ここまで来たか~」と、自分の不甲斐なさを痛感してしまいました。
一番駄目だったのが「道迷いに気づいた時に登り返して戻らなかったこと」に尽きるのですが、失敗して得るものも大きいので、次への糧にしたいと思っております。
なんだか「もっともらしいこと」を書いてしまっておりますが、実際は、道間違いに気づいた時に地図を広げ、そのまま行けるかどうか確認した結果「go!」と判断した感じです。
もう1つの要因としましては、前から歩いてみたかった「秦野峠の廃道ルート」付近に出ることが分かり、計画していなかったものの「これも縁だろう」と自分に言い聞かせ、迷いながら向かう事にしました。
今回は、お気楽ルートでリハビリ登山を考えていたのですが、道迷いがキッカケとなり、バリエーションルートである秦野峠の廃道ルートを歩いた感じになります。
前置きが長くなりましたが、地味に好きな檜岳山稜登山の様子と絡めて秦野峠の廃道ルートについても詳しく書いてみたいと思います!
そんな感じで、こちらが前編で歩きました寄から鍋割山登山の記事になります!
寄から出発し、櫟山、栗ノ木洞を経由して鍋割山、雨山峠までの記録になります!
そしてこちらの上記写真を押すとが、今回の登山動画を観る事が出来ます!
短い登山動画ですが、檜岳山稜と秦野峠の廃道ルートの雰囲気が伝われば幸いだです!
檜岳山稜雨山までの登山とルートの様子
雨山峠でダンディーなおじいちゃんがパンを食べてました。
ありゃ~カレーパンだな!と、ニヤニヤしながら檜岳山稜を登りたいと思ます!
雨山峠から檜岳まで2km、目指す秦野峠まで5.5kmでございます。
ちなみにカレーパンまで、2mほどの距離でした。
なんだかカレーパンに見えてきました(笑)
カレーパン食い競争を檜岳山稜で行いたいですよね~
食い物に夢中になってしまい、滑落しちゃいますよね。
腸内細菌に居そうな花が檜岳山稜でさいておりました。
ちなみに檜岳は「ひのきだっか」と呼びます。
普通に「ひのきだけ」と呼んでしまいますよね。
やっぱりこの辺は曲者が多いですよね。
更に曲者が私めがけて飛んできました!!
カレーパン色をしてますが、こっちはチョット微妙ですよね。
苦手な方がいましたらすみません。
Tシャツに閉じ込めて「ど根性ゲボガエル」でデビューしたいと思います(?)
カレーパンとゲボガエルなど登場し、波乱万丈な感じですが、雨山まで急斜面ながら雰囲気の良い道が続きます。
よ~やく雨山に到着です!
名前の通り、雨山で晴天だったことがございません。
鍋割山とはうってかわり、登山者が全然いません。
暫く雨山に来てなかったのですが、こんなお洒落な道標が山頂に鎮座しておりました。
さ~檜岳山稜のメインである雨山~檜岳間を歩いてみたいと思います!
この区間が地味に好きなんですよね~
檜岳山稜登山とルート・紅葉の様子について
雨山から檜岳山稜を歩いていると少しですがルート上の木々が紅葉しておりました!
お爺ちゃんのパンツの様な色ですが、気づかぬうちに季節が移り替わっているんだな~と感じてしまいました。
10月下旬頃、檜岳山稜は紅葉で一色でしょうね~
紅葉を満喫していると、目指す檜岳が見えてきました。
この崩壊地は展望が良いのでおすすめです!
素晴らしいグレーの景色を堪能することが出来ました!
相模湾なんだか雲なんだか分からない景色ですよね~
そんな曖昧な関係って素敵ですよね♡
なんだかデビルが降臨してきそうな景色ですよね~
薄っすらですが真鶴半島が見えてますね。
檜岳山稜にカッコ良いモノレール?が鎮座しておりました。
一回乗ってみたいんですよね~
免許要るんですかね?
小型特殊?原付?なんざんすかね?
なんざんすかね?と妄想しながら進み、檜岳に到着です!
檜岳の標高は、1,167mになりまして、檜岳山稜最高峰か!?と思ってしまいますが、実際は伊勢沢ノ頭が最高点になります。
それにしても登山者が全然いません。
既にヘトヘトなので、檜岳の山頂で昼飯にしたいと思います!
檜岳の山頂のすぐ近くにベンチがあるので、そちらでマッタリしたいと思います♡
今日の山飯になります!
久しぶりの登山なもので、少し張り切ってしまいました♡
檜岳の山頂で、何かを作ったのですが、そちらについては別途記事にして書きたいと思います!!
こちらが檜岳南東尾根の入口になりまして、一般登山道ではないバリエーションルートになります。
似たようなマーキングが随所にあるので、間違わないようにしてください。
最低でも、地形図・コンパスは必須ですのでお忘れなく。
入口さえわかれば道は明瞭です。
檜岳から伊勢沢ノ頭へ延びる檜岳山稜は、至福の道のりになります!
登山者も少なく静かで雰囲気が良く、大好きなルートになります。
伊勢沢ノ頭縦走登山とルートの詳細
伊勢沢ノ頭へ向かって縦走していると、ヌタ場がありました。
個人的には「ヌタ場」よりも「スカ場」の方がシックリきます。(?)
檜岳山稜は、伊勢沢ノ頭付近に近づくと、一気に登山道が藪になってきます。
正面真っすぐが伊勢沢ノ頭への登山道になるのですが、道が見当たらないです。
踏み跡が見当たらない個所もありますので、道迷いに注意してください。
正面のモッコリが伊勢沢ノ頭になります。
檜岳から近いようで遠いです。
伊勢沢ノ頭へのルート上も、展望が良い所がチラホラあったりします。
振り返っての檜岳山頂です。
なだらかな山容をしてますよね~
伊勢沢ノ頭の直下は、トリカブトの群落があり、お花が見事でした!
トリカブトは、少量ですと精力剤になるそうです♡
ま~私は薬いらずですので、山ガールの皆様、安心してください(笑)
何を安心したら良いのか謎ですが、少し登れば伊勢沢ノ頭に到着です!
伊勢沢ノ頭の標高は、1,177mになります。
この裏手からユーシン渓谷に行けれるルートがあります。
伊勢沢ノ頭には、食べると元気が出そうなキノコがモリモリ生えておりました!
大笑いしながらB-ダッシュ出来るようになるはずです!!
あと10歳若ければ、山飯の具材として使っていたと思います(嘘)
伊勢沢ノ頭周辺からの相模湾方面の景色になります。
檜岳山稜歩きもここで終了でございます!
そんな感じで秦野峠を目指し、そこからジダンゴ山へ向かいたいと思います!と、考えていたのですが・・・。
秦野峠廃道ルートと道迷いについて
伊勢沢ノ頭から秦野峠を目指して下っていきたいと思います!
山頂周辺は踏み跡がそれなりに明瞭だったのですが、標高1,000m付近になると藪がすごくなり・・・
こちらは、標高950m付近にあったマーキングになります。
ここで尾根が東の方に延びていることに気づき、地図を広げると道を間違えていることが発覚いたしました。
秦野峠を目指すなら、この尾根ではなく、もう1つ西側にある尾根を下るのが正解になるのですが、「ま~行けそうだな」と判断し、そのまま道迷いに突入することにしました。
結構な急斜面を下っていくと、「水源の森林」の杭と、マーキングがモリモリな木がある地点に到着しました。
ここの標高が800m前後になるのですが・・・
西に目をやると、薄っすらですが踏み跡が延びておりました。
地図を広げて確認すると、この界隈が「秦野峠廃道ルート」であり、この踏み跡を進めば目指していた「林道の秦野峠」に行けれる事が分かりました。
ここでリカバリーして当初の計画通り秦野峠からジダンゴ山へ登って寄へ戻ることも考えたのですが、時間が既に14時で日没が怪しく諦めることにいたしました。
伊勢沢ノ頭から道迷いをし、下ってきた尾根がこちらになります。
薄っすらですが踏み跡がありまして、マーキングも忘れた頃に出てくる感じでした。
折角なので、秦野峠廃道ルートを使って更に道迷いを楽しみたいと思います!
秦野峠廃道ルートを東に進むと沢が見えてきました。
昭文社の山と高原地図には記載のない沢になります。
道迷いで一番やってはいけないのが「沢へ降りること」になるのですが、絵に描いたような遭難街道まっしぐらな展開でございます。
ちなみにこちらは「おんばく沢」になるそうです。
砂防ダムから下流を見た景色なのですが、ここからダイブするとあの世へ逝ける高度感でした。
ここで進退窮まり、どうしようかな?となってしまいました。
幸いなことに、コンパスがあるので、こちらを使いながら、歩けそうな高巻きルートを考えたいと思います。
現在赤文字の「廃道」の「道」周辺にいます。
廃道ルートながら、地図上にグレーの点線が付いているので、ルートがあると思っていたのですが、道ではなく沢があるとは・・・てな感じでした。
腕毛フサフサ~♡
どうしましょうか?とりあえず踊るか!?と悩んでいた場所の標高が720m付近になります。
ちなみに時刻が2時間ぴったしズレております。
今日はトラブル続きですね~・・・。
右岸を高巻いて林道を目指そうかと思ったのですが、尾根の終わりが崖?法面?っぽい地図の表記だったのでそっちは諦め、尾根の中腹をトラバースする事にしました。
トラバースしようと思ったら、同じことを考えている登山者がいたみたいで、マイルドに壊している箇所がありました。
鹿柵を潜ると、薄っすらですが踏み跡がありました。
流石、廃道とはいえ丹沢でございます。
歩く方がいるみたいです!
迷いながら進んできた道を振り返っての写真になります。
も~なんだか良く分かりませぬ。
ここで1匹山ビルが登場しました。
ここで噛まれたのかも知れませんね~
お!マーキングがある!と思ったら林道が見えてきました。
秦野峠廃道ルート歩きも終わりでございますね~
こちらのミラーの奥が秦野峠の廃道ルートの出入口になります。
ここから入山するとは思いもしませんよね~
おんばく沢の橋周辺が秦野峠の廃道ルートの入口になりますので、歩こうと考えている方の参考になれば幸いです!
右岸を遡っていくと、砂防ダムが見えてくると思います。
縦走しようと思っていたジダンゴ山方面の山並みでございます。
まさか秦野峠の廃道ルートを絡めて道迷いするとは夢にも思いませんでした。
林道から秦野峠へ戻ろうかと思ったのですが、時間も微妙だったので素直に寄へ戻る事にしました。
林道を歩いていくとゲートが見えてきます。
こちらが寄大橋になります。
橋を渡った左手のゲート手前に駐車場があります。
寄大橋の所に植わっている寒桜が咲いておりました。
寒桜の見頃は、10月~1月くらいですので、これから綺麗になってくると思います!
秦野峠廃道ルートで道迷いしながらも、なんとか無事に寄バス停まで戻ってくることが出来ました。
家に帰ると山ビルに噛まれていたことが発覚し・・・
靴下の中を見ると、1匹連れて帰ってしまったみたいで、臭い空間で悶絶したのか、変な動きをしておりました。
廃道ルートで道迷いをした代償として、腕がカブレてしまいました・・・。
痒い!!!
ま~無事に下山できてよかったです。
檜岳山稜と秦野峠廃道ルート登山の詳細・ルート・標高差
色々ありましたが、今回縦走しました檜岳山稜と秦野峠廃道ルートの登山の詳細になります!
登った日:10月03日(土) [日帰り]
天 候:曇り
メンバー:単独
標高1,000mを越してくると肌寒くなりましたが、下界はまだまだ蒸し暑く、服装が難しいです。
また、秦野峠廃道ルート周辺は、山ビル、ダニが生息しておりますので、登山で行かれる場合は十分注意してください。
寂しい話になりますが、肌の露出は控えた方が身のためだと思います。
そしてこちらが後編で歩きましたが、檜岳山稜・秦野峠廃道ルートのルートと標高差になります!
雨山まで登ってしまえば、檜岳・伊勢沢ノ頭へのルートは平坦で、大きな標高差はありません。
そしてこちらが今回道迷いをした箇所の詳細になります。
赤線が、実際に歩いたルートになりまして、青線が正規の登山道になります。
黄色の線が、秦野峠廃道ルートになりまして、紫の丸付近がおんばく沢になります。
こ~見ますと、ワンパクに道間違いしてますよね(笑)
そしてこちらが後編のコースタイムになります!
雨山峠10:38 → 11:07 雨山 → 11:33 檜岳 11:29 → 12:52 伊勢沢ノ頭 12:53 → 15:00 寄大橋 15:01 → 15:25 宇津茂公衆トイレ 15:28 → 15:31 寄自然休養村管理センター
上述してます通り、伊勢沢ノ頭へのルートは踏み跡不明瞭で藪道が続きますので、余裕を持ったコースタイムの設定で臨んでいただけたらと思います。
まとめ
久しぶりの登山で体力配分が分からず、檜岳に到着する頃にはヘトヘトになってしまい、それが道迷いの遠因になってしまいました。
上記で記載の通り、檜岳山稜は、元々登山者少ない山域なのですが、新型コロナウイルスの影響により、さらに入山者が減りルートが非常に分かりにくくなっております。
一般登山道のような明瞭な踏み跡がない区間もありますので、檜岳方面から秦野峠へ下る場合は、道迷いに十分注意してください!
山ビルに噛まれたり、ゲボガエルが襲ってきたりと色々ありましたが、それでも登山はやっぱり楽しい時間ですよね!
時間を作って、また山に行きたいと思います!
今回の秦野峠葉移動ルートとはまた違った魅力のある「伊勢沢ノ頭南東尾根」について書いた記事になります。
伊勢沢ノ頭南東尾根は、一般登山道ではないバリエーションルートになりますので、初心者の方は安易に利用はしないでください!