
空気も乾燥し、日本各地で山火事が多発しておりますが、私の地元であり、毎年何度も登山をしている丹沢山塊のメジャー登山ルートの1つである大倉尾根で営業している堀山の家でも起こってしまいました。
今回は、現在も延焼が広がっている堀山の家の火事について書いていきたいと思います!
丹沢の山小屋である堀山の家の火事について
2026年1月11日(日)の10:15頃、丹沢山塊の人気登山ルートであります「大倉尾根」で営業している山小屋である「堀山の家」で火事が発生してしまいました。
昨日から続く強風の影響もありまして、現在も鎮火せず、堀山の家は既に全焼し、周囲の木々に燃え広がり夕方までに約4千平方メートル延焼している状況です。
現在も消火活動を行っているのですが、堀山の家の標高は、約950mと高所で営業している関係で、屈強な消防の関係者ですら簡単に近づけないのも鎮火に手間取っている原因になります。
現在は自衛隊にも災害派遣で出動を要請し山火事の鎮火を進めてますが、それ以上に火の勢いが強い状況です。
個人的には何度も利用していた山小屋なだけに、堀山の家が火事で焼失してしまったのは非常にショックな感じです。
今回は、山火事で延焼してしまった丹沢の山小屋であります堀山の家と火事の原因、大倉尾根の現状について掘り下げたいと思います!
堀山の家の場所と山小屋の詳細について
こちらが今回火事で焼失してしまった丹沢の山小屋の1つである堀山の家周辺の地図になります。
堀山の家の場所は、上記の地図の通り、丹沢山塊の南部で営業している山小屋になりまして、主要登山ルートであります大倉尾根上にありました。
この大倉尾根は、丹沢山塊の最高峰である蛭ヶ岳を始め日本百名山に選ばれている丹沢山、手前に鎮座する景色の良い山頂として有名な塔ノ岳へ至る登山道になっております。
この大倉尾根上には、数多くの山小屋替え器用しているのですが、堀山の家は、登山口から数えて5番目にある山小屋になります。

こちらが火事で焼失する前の堀山の家の様子になります!
丹沢の山小屋の中では、小規模な大きさになるのですが、それでも20人ほど宿泊できる広さと設備がありました。
初めて堀山の家へ訪れた時は「なぜ、堀山さんの家が登山道にあるんだろう!?立ち退きを拒んだのかしら!?」っと色々と考えてしまった感じです。
額面通り読むと「堀山さんの家」ですが、実際は「堀山さんの山小屋」になります!って、なんだか解説したつもりが余計分かりにくくなってますよね・・・。

え~家だって山小屋なんだから細かいことはいいじゃない!って感じになるのですが、こちらが堀山の家の料金表になります。
この物価高のご時世ながら、素泊まりで4,000円、1泊2食で6,000円ですので、山小屋とはいっても非常に良心的な価格設定になってました。
また、堀山の家の小屋番さんは人格者が多く、ファンの多い山小屋の1つでもありました。
なお、堀山の家は、平日はお休みなっておりまして、基本、毎週末(土、日、祝日)と年末年始のみの営業となっております。
本日は日曜日ですので、火事が発生した時も営業していたと思われます。

また、堀山の家の周辺は、紅葉の名所が広がっておりまして、大倉尾根の中でも大好きな区間だったりします。
ただ、堀山の家からの大倉尾根の登山道は、岩が多く、かなりの急登が続くので、個人的にはあまり好きな区間ではない感じです。

ただ、時間帯によっては、堀山の家の周辺に住み着く野生のリスや鹿などを見ることができたりします。
こちらのリスの写真も堀山の家の直ぐ近くで撮影したものなのですが、今回の火事で野生動物にも少なからず影響があったと思われます。
堀山の家の山火事の原因と大倉尾根の通行止めについて

続きましては、堀山の家の火事の原因と大倉尾根の通行止めについて触れたいと思います。
まず、今回の山小屋の火災の原因は、まだ判明しておりません。
この辺は推測になってしまうのですが、考えられる原因としてあるのが山小屋のストーブや調理の際の出火、登山者のタバコの不始末などがあります。
まず、堀山の家の建物の中には大きなストーブがあります。
標高も高く非常に冷え込みますので、営業時間中はストーブを点けっぱなしだったはずです。
ただ、入口近くの土間に置かれていましたし、確か柵のようなもので囲っていたの、ストーブが火災の原因になるとは考えにくい感じです。
そうしますと調理中の火災が濃厚になるかな~っと感じております。

また、山小屋の外にはベンチが複数用意されてまして、登山者が自由に使えるようになっておりました。
堀山の家は、大倉尾根から登ってくる登山者にとっては、丁度中間地点に位置する山小屋になりますので、休憩する方がかなり多い場所になります。
本日は風が非常に強かったので、休憩していた登山者のタバコやガスバーナー等の火が枯れ木に燃え移って延焼したことも考えられるな~っと思ってしまいました。
写真の通り、堀山の家の周辺は木々が多く、枯葉もモリモリある時期ですので、火事が起きると中々延焼を防げない感じになります。
また、堀山の家の近くには水源がなく、雨を貯めるタンクが数基あるのみになりますので、火災を鎮火するための水が全然なかったのも延焼を食い止められなかった原因になります。
※堀山の家から少し下ったところに勘七ノ沢があるものの、ポンプがなく、距離があるのでホースも届かないと思われます。
なお、堀山の家の火事の影響により、現在、大倉尾根は通行止めになっております。
周辺を管理する秦野ビジターセンターからも入山を控えて欲しいといったアナウンスが出てますし、登山口周辺は、警察などによって規制が入っております。
鎮火の目途がっていないため、2026年1月12日も大倉尾根は利用できませんので、塔ノ岳や丹沢山を目指す方は、違うルートを使う必要があります。
山火事になりますと、鎮火するまで非常に時間がかかりますので、暫くは大倉尾根は通行止めで利用できないと思った方が良いと思います。
大倉尾根の迂回路としては、鍋割山経由で塔ノ岳を目指すか、三ノ塔尾根から丹沢表尾根を使う感じになるのですが、かなり大回りになりますので、日帰りで丹沢山、蛭ヶ岳を目指すのは厳しくなると思います。
丹沢の堀山の家の山火事鎮火について
2026年1月13日(火)のお昼頃、風が強く乾燥している中、ほぼ鎮火の確認となりました。
結局、鎮火まで約60時間、約1万2千平方メートル延焼してしまいましたが、死傷者が出なかったことが本当に救いな感じです。
丹沢の山小屋の多くは、近くに水場がないので、火を消す手段が限られているため、鎮火まで長時間を要する原因となった感じです。
堀山の家の火災の原因については、現在も調査中で分かっておりませんので、真相究明までは更に時間が掛かってしまいます。
大倉尾根の通行止め解除は、今しばらく時間が掛かってしまいますので、引き続丹沢へき入山する際は最新の情報を入手してください!
2026年1月15日に完全鎮火となりました。
ただ、大倉尾根、天神尾根の通行止め解除には至ってなく、神奈川県による安全確認が終了するまで立ち入り禁止の処置が続くこととなりました。
山火事の原因究明などもありますので、大倉尾根、天神尾根の通行止め解除には、まだまだ時間が掛かると思われます。
また、最新の情報が入ってきましたら、こちらの記事に加筆していきたいと思います!
まとめ
愛着のあった堀山の家が火事で全焼し、主要登山道である大倉尾根が通行止めになってしまいましたが、それでも火災による死傷者がいなかったのが救いだな~っと感じております。
風が強くだいぶ冷え込んできましたので、消防や警察、自衛隊の方も大変だと思いますが、安全に作業をして欲しいなと思っております。
空気が乾燥してますし、風も強い日が続いておりますので、山小屋に限らず我々も火の用心ですよね。
また、堀山の家の火災については、動きがありましたらこちらの記事に加筆していきたいと思います!
過去に起きた栃木の山火事について書いた記事になります!
この山火事の原因は登山者だったのですが、山で火事を起こすと「森林失火罪」が適用されます。
山火事をおこすとどんな罪になるかについても触れてますので、よかったら参考にしてみてください!
