- 大日岳飯豊連峰登山について
- 梅花皮小屋から梅花皮岳までの登山と飯豊連峰縦走路の様子
- 烏帽子岳登山と飯豊連峰縦走ルートの様子について
- 御西小屋・御手洗の池までの登山とルートとお花の詳細
- 飯豊連峰大日岳登山とルート・お花の様子について
- 大日岳登山(梅花皮岳・烏帽子岳・御西小屋)のルート・標高差・コースタイム詳細
- まとめ
大日岳飯豊連峰登山について
飯豊山荘から出発し、石転び沢雪渓歩きをした翌日の山行について書いていきたいと思います!
今回は、梅花皮小屋でテント泊から梅花皮岳・烏帽子岳を経由し、飯豊連峰最高峰大日岳への登山になります!
個人的には、梅花皮小屋から御西小屋までの稜線歩きが飯豊連峰らしい雄大な景色を堪能出来て大好きなのですが、今回は天気にも恵まれ素晴らしい登山を楽しむことが出来ました。
御西小屋までは天気が良くて足取りも軽かったのですが、大日岳へ登っている最中に大雨となり、雨具を持って行かなかったもので、スケスケランジェリーになってしまいました♡
ま~お風呂入っていなかったので、飯豊連峰の天然水でシャワーを浴びたと思い前向きに捉える事にしたのですが、夏山は天気が急変する事が多いので油断してはいけませんよね。
そんな大日岳への登山になったのですが、飯豊連峰の最高峰を飯豊山であると勘違いしている方も多いと思います。
実際は、飯豊山の標高が2,105mに対し、大日岳が2,128mと高く、飯豊連峰の最高峰になるのですが、どの登山口からも地味に遠い事もあってか、日帰り登山の場合、飯豊山の山頂で引き返してしまう方も多いと思われます。
今回は、日帰り登山では行き難い、飯豊連峰最高峰大日岳登山と、梅花皮岳・烏帽子岳から御西小屋までの縦走ルートについて書いていきたいと思います!
まずは、スタート地点であります飯豊山荘から石転び沢の雪渓を登り梅花皮小屋までの登山の様子を書いた記事になります!
そして梅花皮岳から大日岳と御西小屋周辺で撮影した登山動画こちらになります!
短い登山動画ですが、上記写真を押すと動画(YouTube)が始まりますので、飯豊連峰の縦走ルートと大日岳登山の様子が伝われば幸いです。
梅花皮小屋から梅花皮岳までの登山と飯豊連峰縦走路の様子
梅花皮小屋でテント泊をし、翌朝を迎えると、良い感じの日の出の時間になりました!
北股岳は、まだお休みの時間帯でしょうかね!?
北股岳の山頂で御来光を見ようと、梅花皮小屋で宿泊した方がモリモリと上がっていきました。
梅花皮小屋のテント場も騒がしい感じになってきました。
登山者の朝は本当に早いですよね。
3時頃からバタバタし始め、4時頃には梅花皮岳への登山を開始している方もいました。
夜明けを迎える飯豊連峰最高峰大日岳でございます!
数時間後、大日岳の山頂にいるんだろうな~と呑気に考えていたのですが、まさかあんな豪雨に遭うとはこの時は想像できませんでした。
なんだか産まれそうな感じになってきました!
見にくいですが、飯豊連峰の眼下は雲海になってました。
大日岳も朝日に染まってきましたね!!
今日は真っ赤に染まるでしょうかね!?
モザイクが濃いいのか、中々ご来光となりませんでした。
この焦らしの時間帯が、結構嫌いではない誰かさんでございます。
飯豊連峰と石転び沢の雪渓方面の様子になります!
いや~梅花皮小屋で宿泊した者の特権ですよね!
飯豊連峰の夜明けでございます!
ご来光を見ると、ついつい拝みたくなってしまいます。
も~10歳若ければ「舞」を披露するところなのですが・・・(?)
梅花皮小屋も夜明けを迎えようとしております。
宿泊者たちが日の出を見ようと一斉に起床してきました。
うわ~~♡
北股岳が朝日に染まってきました!!
北股岳から見る日の出も綺麗でしょうね!
門内小屋方面の景色になります!
なんだか朳差岳へ行ってみたくなってしまいました。
来年以降かな~・・・。
見事なご来光となりました!
朝はまだ涼しくて快適なのですが、日が出てくるとアブ、ブヨも出てきて非常に煩いです。
お世話になった梅花皮小屋でございます。
また、何時か再訪したいです!
さ~大日岳目指して登山開始でございます!!!
まずは、近そうで地味に遠い梅花皮岳を目指して登っていきたいと思います!!
正面に見えているのが梅花皮岳だと思ってしまいますが、残念ながら山頂は見えておりません。
あのピークの奥が梅花皮岳の山頂になるのですが、地味にキツイ登りになります。
梅花皮岳周辺の登山道は、高山植物の宝庫で、中々足が進みませんでした。
振り返っての梅花皮小屋と北股岳になります。
飯豊連峰の縦走ルートは、本当に絵になるところが多いですよね!
景色もさることながら、飯豊山は「花の百名山」にも選ばれていることもありまして、本当にお花が多いです!
梅花皮岳の山頂直下から門内小屋が綺麗に見えました!
昨日は、結構宿泊者が多かったと思われます。
小屋の左のピークが門内岳になりまして、山頂に赤い鳥居だか祠があったと記憶しております。
梅花皮岳の山頂付近のニッコウキスゲになります!
今年は当たり年みたいで、数多くのお花が咲き乱れておりました!!
梅花皮岳と思ってしまう偽ピークからの梅花皮小屋、北股岳の景色になります!
最高の縦走ルートですよね~
日本アルプスに引けを取らないと思っております。
マエちゃんと奥に見えるピークが梅花皮岳になります。
梅花皮岳周辺のルートは、一部痩せ尾根箇所がありますので、滑落に注意してください。
目指す大日岳は雲1つない快晴でございます!!
この時は「やっと大日岳から飯豊の景色が見れる!」と喜んでいたのですが・・・。
そんな感じでこちらが梅花皮岳の山頂になります。
それほど広くない山頂でして、木陰もないので休憩するにはちょっと微妙かと思いますが、展望はそこそこ良い所でもあります。
梅花皮岳の山頂から見る烏帽子岳の景色になります!
確かに、烏帽子の様なシルエットをしたお山ですよね。
梅花皮岳から烏帽子岳は、近いようで地味に遠くアップダウンも結構あるのでそこそこ時間が掛かるルートになります。
烏帽子岳登山と飯豊連峰縦走ルートの様子について
梅花皮岳から烏帽子岳を目指して進んでいくと、朳差岳が見えました!
小さいですが、朳差小屋?も薄っすら見えてますね!
少し遠いですが、何時か朳差岳まで縦走したいです!
手前が烏帽子岳、奥に見えているのが飯豊山になります。
残雪とマエちゃんが絵になりますね(笑)
それにしても飯豊山は雪深い所ですよね~・・・。
毛深い私でも敵わない自然の力でございます。
雪渓の上は涼しいので、ついつい足が止まってしまいます♡
飯豊連峰の縦走は、残雪がある時期が良いかもしれません!
それくらい飯豊の夏は暑いです。
雪渓が夏道を隠してしまっている所もあったりしますが、特に危ない箇所はありませんでした。
烏帽子岳への登山道上も高山植物がモリモリで目を楽しませてくれます!
こちらはイワカガミになりまして、数が少ないながらチョコチョコと咲いておりました。
ヤマユリも咲いていたりと、本当にお花の種類がモリモリでございます!
「花よりも女性」が大好きな私なのですが、段々と花の魅力に憑りつかれそうでした。
烏帽子岳への縦走ルートから見る大日岳の景色になります!
御西小屋から大日岳への縦走ルートもなだらかに見えるのですが、実際は細かなアップダウン結構ありまして、中々きついコースになります。
よ~やく烏帽子岳の山頂が間近に見えてきました!
テント泊装備なもので、気持ちとは裏腹に脚が上がりませぬ・・・。
雪渓歩きの重装備がジワジワと体力を削り取ってきますね~・・・。
悲鳴をあげながらも烏帽子岳に到着でございます!
烏帽子岳の標高は2,018mになりまして、3年前の2018年は凄い登山者数だったことでしょうね!
烏帽子岳からの景色になります!
正面に飯豊山が綺麗に見えております!
御西小屋まで、結構距離がありますね・・。
烏帽子岳から延びる飯豊連峰の縦走路でございます。
右のピークが大日岳になります。
残雪がアクセントになっていい感じですよね!
薄っすらですが、朝日連峰も見えてました!
朝日連峰から飯豊連峰を眺めている登山者がいるんでしょうね~
朝日連峰も久しく登ってないので、何処かで出没したいですね・・・。
御西小屋・御手洗の池までの登山とルートとお花の詳細
烏帽子岳の山頂を満喫し、今宵のお宿である御西小屋まで縦走したいと思います!
梅花皮岳・烏帽子岳へのコース同様、お花がモリモリで足が止まってしまいます。
御西小屋までのルートもニッコウキスゲの群落が結構ありました。
ニッコウキスゲと聞くと尾瀬を連想してしまうのですが、飯豊連峰も負けず劣らずでございます!
御西小屋までコバイケイソウの群落も結構ありました!
今年はコバイケイソウの当たり年みたいで、飯豊連峰も凄い事になっておりました。
振り返っての烏帽子岳になります!
残雪が絵になりますよね~♪
飯豊連峰の縦走路は、やっぱり極上ですね!!
御西小屋まを目指すマエちゃんです!
太陽光パネルを広げ、飯豊連峰の縦走路を満喫しておりました!
私もソーラーパネルは持っているのですが、これほどコンパクトではなく、テント泊縦走用に新調したいな~と思ってしまいました!
飯豊山に至る縦走路でございます。
個人的には、今回縦走ルートが飯豊連峰らしい景色を見れるコースかな~と思っております。
日本じゃない景色ですよね~♪
ついつい出てしまう鼻歌にも力が入り、いつの間にか大熱唱してしまいました!
登山道が埋まってしまってますが、ま~尾根があれば特に問題ないですよね(笑)
分かってましたが、烏帽子岳から御西小屋まで地味に距離とアップダウンがあります。
雪渓越しの飯豊山の山頂と、左に下るダイグラ尾根でございます。
翌日ダイグラ尾根を下山するのですが、このルートは、飯豊連峰の登山の中でもかなりキツイコースであると言われております。
あのルートを歩くのね~と妄想しているだけで、何故が少し濡れてきてしまいました(?)
御西小屋までのルート上にありましてニッコウキスゲの群落になります!
いや~綺麗だ~!!
それにしてもアップダウン結構強烈で、テント泊縦走者にとっては白目の世界になれる感じです!
御手洗ノ池かしら?と思った池塘でございます。
飯豊連峰も池塘が所々ありますよね~
アップダウンがあるものの、晴天の飯豊連峰を歩けて私は幸せ者です♡
前回縦走とした時は、この辺ガスガスだったので晴れて良かったです!
石転び沢の雪渓を彷彿とさせる御手洗沢になります!
アイゼンもあるので、無性に雪渓を下りたくなってしまったのは内緒ですよ♡
チングルマですかね!?
ついつい「●ンコグルマ」と呼んでしまうお茶目な誰かさんでした♡
御手洗ノ池の手前にあった雪渓で少し休憩しちゃいました♡
雪渓の上は涼しいので、休憩するのに最高でした!
そしてこちら御手洗ノ池になります!
御手洗ノ池って、ついつい所用を済ませて良いのかしら?と思ってしまいますが、残念ながら水洗トイレではないので、使用は慎む必要があります!
池の上に雪渓があったりと、非常に涼しい感じでした!
御手洗ノ池に咲いていたシラネアオイですかね!?
シラネアオイは、御手洗ノ池周辺のみで見かけました。
池のほとりにありました御手洗ノ池の道標になります!
この周辺に休憩スポットがありますので、御西小屋・烏帽子岳登山の英気を養うのに良い所だと思います。
御手洗ノ池周辺は雪渓が結構すごく、斜面が少し急なので滑落に気をつけて下さい!
名もなき滝もあって、飽きの来ない行程でございます!
御西小屋の手前にあります天狗の庭からの大日岳の景色になります!
だいぶ近づいてきましたね~
そして、雲が多くなってきましたね・・・。
ニッコウキスゲと大日岳のコラボでございます!
大日岳の展望地である天狗の庭でございます!
景色も良いので休憩するのに最高です!
大日岳と池塘のコラボレーションでございます!
あれ?さっきよりも大日岳周辺に雲が増えてきたような・・・。
雲が増えてきましたが、御西小屋を目指したいと思います!
この時間は登山者もまばらで静かな飯豊連峰でした!
よ~~やく本日のお宿である御西小屋が見えてきました!
梅花皮小屋から御西小屋まで、距離はそれほどでもないですが、アップダウンが多く地味にキツイ道のりでした。
御西小屋直下のこの斜面が辛かった・・・。
「ゴールが見えてからが遠い!」
登山の格言が生まれた瞬間でした☆彡
そんな感じでこちらが今宵の宿である御西小屋になります!
テント泊の様子については、次回書きたいと思います!
飯豊連峰大日岳登山とルート・お花の様子について
続きましては、本日のメインディッシュである大日岳への登山をしたいと思います!
大日岳を目指して早々、お花たちが迎えてくれました!
うわ~~チングルマの群落でございます!
ついついキモイ笑顔になってしまった誰かさんです!
至る所でチングルマが咲き乱れておりまして、その度に「お~~!可愛い♡」と叫んでしまいました!
優しい口づけをした後は、少し乱暴に絡め合ってみました♡
やっぱり、チングルマは最高ですね!!
さ~黄泉の国へ行きたいと思います!
さっきまでの晴天が嘘のような悪天になってきました。
大日岳の途中にあります「文平ノ池」になります。
文平ノ池にも雪渓が残っておりまして、神秘的な色に染まっておりました。
むしろ、空模様の方が神秘的なグレー色に染まってきました(涙)
幻想的と言えばそうですが、今回はこんな景色を求めていないんですけどね~・・・。
天気が悪くなってきたものの、大日岳の山頂までお花が多くモリモリやされました!
こちらは石楠花ですね!
そしてとても貴重なヒメサユリのお花も咲いておりました!
ヒメサユリは、飯豊連峰や朝日連峰等、非常に限られた場所でしか自生していない花になります!
大日岳でヒメサユリが見れるとは思っていなかったのラッキーでした!!
ガスが濃くなってきましたが、大日岳のコバイケイソウの群落地になります!
コバイケイソウの絨毯の中を歩いている感覚になりました♡
よ~~やく大日岳の山頂直下までたどり着けました。
ここからが結構きつい登りのルートになります。
山頂直下には、ニッコウキスゲの大群落もありまして、大日岳は本当にお花の多いお山になります。
大日岳の山頂直下のガレ場になります。
足元が悪いので滑落に注意です!
この辺から雲行きが怪しくなり、ポツポツと雨が降り出してきました。
ギャ~~~・・・。
雨風強くなってきましたが、コバイケイソウの群落が私達を歓迎してくれました!って、勝手な思い込みですかね(涙)
よ~~~~~やく飯豊連峰の大日岳山頂に到着でございます!
山頂の手前で豪雨となりまして、風も強く一気に寒くなってきました・・・。
バリエーションルートの西大日岳へ登ろうと計画していたのですが、あまりの悪天で中止し、急いで御西小屋へ戻る事に致しました・・・。
そんな感じで次回、御西小屋でのテント泊について書いていきたいと思います!
大日岳登山(梅花皮岳・烏帽子岳・御西小屋)のルート・標高差・コースタイム詳細
こちらが今回の飯豊連峰大日岳への縦走ルートになります!
梅花皮小屋から出発し、梅花皮岳を経由して御西小屋を目指し、飯豊連峰大日岳をピストンしております。
距離にして約10kmほどの道のりになります。
標高差の地図の通り、それほど強烈なアップダウンはないものの、地味に体力を削り取る様なコースになっております。
また、縦走ルートには樹林帯が少なく、晴天化の中での行動となりますと、非常に暑くなりますので注意してください!
そしてこちらが今回の梅花皮小屋から梅花皮岳・烏帽子岳・大日岳ピストン登山のコースタイムになります!
梅花皮小屋 6:23 → 6:54 梅花皮岳 7:04 → 7:25 烏帽子岳 7:37 → 8:54 御手洗ノ池8:58 → 10:24 御西岳避難小屋 11:08 → 11:15 御西避難小屋水場 11:38 → 11:41 御西岳避難小屋 11:50 → 12:15 文平ノ池上 → 12:57 大日岳 13:05 → 13:57 御西岳避難小屋幕営
テント泊装備とはいえ、梅花皮小屋から御西小屋まで約4時間の道のりになりました。
大日岳のコースタイムは、往復で約3.5時間になります。
今回は、荷物を御西小屋でデポして(テント泊)空身で大日岳へ登っております。
そして登山した日は7月24日で稜線は日差しが強く暑かったです。
まとめ
御西小屋までの縦走は、文句なしの絶景を堪能できたのですが、飯豊連峰最高峰の大日岳とは相性が悪く、今回も大雨での歓迎となってしまいました。
夏の大日岳を登る場合は、天候が安定している午前中までが勝負だと思います。
大日岳は、3回登っているのですが、全て曇り・雨とコンディションが悪く、山頂からの飯豊連峰の景色を見たことがございません・・・。
次回こそは大日岳から綺麗な景色を見たいな~と思っている誰かさんでございます。
そんな感じで次回は、初めてテント泊をした御西小屋の詳細について書いてみたいと思います!
御西小屋で前泊し、翌朝大日岳へ登るプランの方が、晴天率が高いかもしれませんので、おすすめでございます!
御西小屋でテント泊をした時の様子になります!
テント場の状況や、宿泊料金、水場、トイレについて詳しく書いてますので、飯豊連峰縦走の参考になれば幸いです。