
急峻で登り難いイメージが強いのが「日本百名山」ですよね。
集めている方も多いと思いますが、その中でも比較て登りやすい一座としてあるのが「大菩薩嶺」になります。
大菩薩嶺というよりは大菩薩峠の方が馴染み深い方も多いと思いますが、今回は登山口のある上日川峠からの登山について解説したいと思います!
- 上日川峠登山口と読み方、アクセス、駐車場、トイレについて
- 上日川峠登山口のロッヂ長兵衛から福ちゃん荘、唐松尾根登山口までの登山ルート詳細
- 大菩薩嶺登山と景色、登山ルート詳細
- 妙見ノ頭登山と大菩薩峠までの登山ルート詳細
- 天狗棚山登山と石丸峠、上日川峠への登山ルート詳細
- 上日川峠登山口から大菩薩嶺登山ルート・標高差・コースタイム詳細
- まとめ
上日川峠登山口と読み方、アクセス、駐車場、トイレについて
大菩薩嶺、大菩薩峠への登山の前に、今回の登山の起点にしました上日川峠について書いていきたいと思います!
こちらが上日川峠周辺の地図になります。
地図の通り、かなり山の中にありまして、最寄り駅はJR甲斐大和駅、JR塩山駅になります。
両駅から登山口までバスが出ておりまして、運賃が安いのは塩山駅からになります。
たた、登山口(大菩薩嶺登山口バス停)の標高がかなり低く、上日川峠までは行ってくれないのがネックになるかもしれません。
一方、JR甲斐大和駅からのバスは、大菩薩嶺の登山口がある上日川峠まで行ってくれるので、登山初心者の方は、こちらをおすすめいたします。
JR甲斐大和駅からバスを利用して上日川峠から大菩薩嶺へ登山した時の記事になりますので、良かったら参考にしてみてください!
そんな上日川峠ですが、中々読めないというか、胸を張って名前を言えない感じになりますよね!
漢字自体は小学生で習う簡単な文字になりますが、なんと読んだら良いのが悩ましいですよね。
実は上日川峠の読み方は2種類ありまして「かみひかわとうげ」か「かみにっかわとうげ」が正解になります。
伝統を大事にする私なもので「上日川峠」の事を「じょうびせんとうげ」と読んでいたのは内緒ですお☆彡
なぜ、末尾が「よ」ではなく「お」なのか気になってしまいますが、上日川峠の表く尾は1.585mになりまして、目指す大菩薩嶺の標高が2,057mなので、標高差は500mほどとなります。
なお、登山口という事もありまして、上日川峠周辺には駐車場とトイレが整備されております。

上日川峠には、数多くの無料駐車場が整備されているのですが、新緑、紅葉の時期になりますと凄く混雑します。
特に紅葉が美しい10月下旬~11月中旬位の混雑が激しく、上日川峠周辺は満車で駐車できず、大菩薩湖(大菩薩ダム)周辺の無料駐車場を利用することになってしまいます。
大菩薩湖(大菩薩ダム)から上日川峠までは、歩いて30分前後掛かりますので、大菩薩嶺へ登山を考えている方は、遅くとも5時には到着していないと厳しいと思います。

そして上日川峠には、こちらの公衆トイレがあります!
少し古いトイレながらも掃除が行き届いていてとても綺麗でした。
紙もモリモリあるので持参する必要はございません。
そんな感じで上日川峠登山口から大菩薩嶺登山に移りたいと思います!
上日川峠登山口のロッヂ長兵衛から福ちゃん荘、唐松尾根登山口までの登山ルート詳細

こちらが上日川峠登山口で営業しているロッヂ長兵衛になります!
宿泊、テント泊が出来まして、軽喫茶なども扱っているので下山後の休憩などに最適です!
なお、ロッヂ長兵衛には水場がありまして、上日川峠から裂石温泉方面に進んだ所にあります。
冬季は凍結して使えないことがあるのですが、それ以外は冷たくて美味しい水なので登山におすすめです!

上日川峠から少し登ると福ちゃん荘が見えてきます。
タクシーの場合、ここまで運んでくれますので、少しでも登りたくない方はおすすめです。

福ちゃん荘は、上日川峠のロッヂ長兵衛と同じく山小屋になっておりまして、宿泊、テント泊が可能です!
テントの予約は、前日からの受付になります。
なお、登山仲間の話ですと、「かなり微妙」とのことでした。
かなりマイルドな表現にしてますが、色々聞いた限りでは、私は利用することないかな~

福ちゃん荘の前には、目指す大菩薩嶺への登山口とルートの案内板があります。
また、この直ぐ近くに公衆トイレがありますので、極限まで搾り取ってください!!(?)
今回は時間もあるので唐松尾根を使って大菩薩嶺へ登っていきたいと思います!
一般的には、唐松尾根から大菩薩嶺へ登って大菩薩峠を経由して福ちゃん荘へ戻る周回ルートを使う方が多かったりします。
大菩薩嶺登山と景色、登山ルート詳細

福ちゃん荘の唐松尾根から急登を登って行くと、景色が開けてきます。

よっつ!富士山日本一!!
手前に見えている湖が人工湖である大菩薩湖になります。
駐車場が混んでいると、あの大菩薩湖から上日川峠まで登らないといけないので、チョットきついかもしれません。

大菩薩嶺への登山の醍醐味は、やはり景色ですよね♡
南アルプスの雄大な景色を始め、眼下に広がる甲府の風景が素晴らしいですよね!

そして大菩薩嶺への登山の励みになるのが、雄大な富士山の景色ですよね!

この富士山の景色を見たくて大菩薩嶺へ登山していると言っても過言ではありません!

そして景色に見とれてしまい大菩薩嶺の山頂の写真を撮るのを忘れてしまいました(笑)
上日川峠の混雑具合から予想はしていなかったのですが、大菩薩嶺の山頂は凄い事になておりました・・・。
ただ、大菩薩嶺の山頂周辺は「チラチラバチバチ草」が咲き乱れていておりました!
妙見ノ頭登山と大菩薩峠までの登山ルート詳細

大菩薩嶺の山頂から地味で良い山である妙見ノ頭を経由して大菩薩峠を目指して登山を再開したいと思います!

妙見ノ頭の手前にあります標高2000米地点になります。
2000年に設置したみたいですが、既に四半世紀過ぎたんだな~っと思わず涙がアオヒゲに染まる頬に流れ落ちました・・・(?)

標高2000米地点を過ぎてから左正面にモッコリが見えてきます。
そこから正規の登山ルートから外れ、ピークに向かう登山道が薄っすらとあるのですが、そちらが妙見ノ頭へのコースになります。
妙見ノ頭へ登っている最中の景色になるのですが、こちらは東京都最高峰の雲取山方面になります。
大菩薩嶺周辺は、あまり雲取山方面の景色が見えないのですが、妙見ノ頭からは綺麗に見ることが出来ます。

そんな感じで地味で良い山である妙見ノ頭に到着です!
大菩薩嶺、大菩薩峠へ登山する方は多いのですが、妙見ノ頭へ登る方は非常に少ないです。

そんな冷遇?されている妙見ノ頭ですが、こんな感じに綺麗な富士山を見ることが出来ます!
妙見ノ頭は、時々登りたくなるのですが、道も明瞭ですし景色も良く、とても静かなのでおすすめですよ!

妙見ノ頭を堪能した所で大菩薩嶺への登山の目的の1つであります大菩薩峠を目指して進みたいと思います!

妙見ノ頭から下った所にあります賽の河原の避難小屋になります。
宿泊は出来ないのですが、休憩するのに最適な小屋になります。

振り返っての妙見ノ頭と賽の河原避難小屋の様子になります。
この界隈はケルンがモリモリで登山者の愛情がモッコリ詰まった場所でもあります。

大菩薩峠へ向かっていると、山ツツジがモリモリ咲いておりました!
大菩薩峠周辺は、景色も素晴らしいですがお花も多いので目の保養になります♡

富士山の景色が良い所になりますと、ついつい足が止まってしまいます・・・。
いや~何度見ても飽きませんね~

モリモリ進んで行くと、目指す大菩薩峠と介山荘が見えてきました。

そんな感じで大菩薩峠で営業してます介山荘になります。
何度も訪れている大菩薩峠ですが、介山荘は一度もお世話になったことがないですね~
介山荘に宿泊して甲府の夜景を楽しむ方が多いみたいなので、興味があるものの、経済事情が悪く中々実行に移せない誰かさんでございます(涙)

介山荘の隣には、お目当ての大菩薩峠が鎮座しております。
大菩薩峠と言ったら時代小説の舞台になりますが、交通の要衝でもあり、歴史のある峠でもあったりします。
天狗棚山登山と石丸峠、上日川峠への登山ルート詳細

大菩薩峠を堪能した所で、時間を見るとまだまだ余裕がある事が発覚し、少し足を伸ばして天狗棚山を目指す事にしました。
正面の山が天狗棚山になるのですが、大菩薩嶺、大菩薩峠へ登山する方もあまり来ないので静かな山歩きを楽しめることが出来ます。

石丸峠からの富士山になります!
中央に見えているモッコリは、小金沢山になります。
小金沢山も久しく登ていないので、何処かで行きたいですね~~

そんな感じで石丸峠から天狗棚山の山頂を目指して登りたいと思います!

石丸峠から少し登れば天狗棚山になります。
天狗棚山には、山頂プレート等がないのですが、小金沢山と大菩薩湖の景色が美しく好きなんですよね~♪

天狗棚山からの景色に癒された所で石丸峠へ戻り、そこからバス停のある小屋平(石丸峠登山口)まで下って来ました。
ここから登山道か鋪装路で上日川峠へ行く事も出来ます。
折角なので、登山道を使って上日川峠へ戻りたいと思います!

小屋平バス停から上日川峠までの登山ルートには、こんな沢があります。

水量が少ないので問題なく渡渉できましたが、雨が続くと厳しいので、小屋平バス停から登山をされる場合は注意して下さい。
それにしても沢を見ると「桃が流れてこないかな~」っと思ってしまう。
残念ながらプレイが発動したことはないのですが、「いつかこの手で!」っと思っております(?)

桃の中に山ガールがいたら嬉しいな~♡っと思いながら上日川峠を目指して進んで行くと、桃尻をこっちに向けてアピールしている「白尻」がいました。

背中が痒くて臭いの♡っとの事で、なんだか親近感が湧いてしまいました!

そんな感じで無事に上日川峠登山口に戻ってきました!
丁度、上日川峠バス停からJR甲斐大和駅行きのバスが待っておりました。
折角、遠くまで来たので上日川峠の近くにあります「やまと天目温泉」に向かい大菩薩嶺登山の疲れを癒したいと思います!

上日川峠から車で20分ほど走らせると、信玄の隠し湯と言われている「やまと天目温泉」に到着致しました!
やまと天目温泉については、こちらの記事で詳しく書いてますので、良かったら参考にしてみてください!
魅惑の温泉を堪能し大満足の1日になったのですが、今回の上日川峠から大菩薩湖への登山の詳細に移りたいと思います。
上日川峠登山口から大菩薩嶺登山ルート・標高差・コースタイム詳細

こちらが今回登山をした上日川峠登山口から大菩薩嶺、大菩薩峠への登山ルートと標高差の地図になります。
登山をした日は、6月21日なりまして、かなり蒸し暑かったものの標高が高い大菩薩嶺周辺は爽やでした!
また、標高差の地図の通り、標高が高い上日川峠登山口から入山ならば、大菩薩嶺までの標高差は500mほど、大菩薩峠なら300mほどになりますので、かなりマイルドな登山を楽しむことが出来ます。
標高差、歩く距離からしても登山初心者の方におすすめできる登山ルートになります。
道標もありますし、踏み後も明瞭なので、大菩薩嶺、大菩薩峠共に迷うことは少ないと思います!
そしてこちらが今回登山をした上日川峠登山口か大菩薩登山のコースタイムになります!
上日川峠 7:57 → 8:33 福ちゃん荘 → 9:37 雷岩 → 9:49 大菩薩嶺 → 10:00 雷岩 → 10:24 妙見ノ頭 → 10:31 賽ノ河原 → 11:42 大菩薩峠 → 11:57 熊沢山 → 12:07 石丸峠 → 12:20 天狗棚山 → 13:04 小屋平バス停 → 14:04 上日川峠
上日川峠登山口から大菩薩嶺の山頂までのコースタイムが約3時間になりました。
大菩薩嶺から大菩薩峠までのースタイムが約2時間でした。
大菩薩峠から上日川峠へ戻ることも可能ですが、時間もあるので少し遠回りして天狗棚山、石丸峠を経由して周回するルートにしました。
遠回りしたものの、それでも全コースタイムが6時間(食事休憩含む)でしたので、体力的にもそこまできつくなく、景色を眺めながら楽しい登山の時間になると思います。
まとめ
今回登山の起点にした上日川峠登山口は、標高が高いこともありまして大菩薩嶺までそれほど苦も無く登れますので、手軽に百名山へ挑戦できるのが大きな魅力になります。
また、上日川峠にはテント泊、宿泊が出来るロッヂ長兵衛が営業してますので、前泊するのにも便利ですし、登山ルート上には山小屋が数軒ありますので、非常事態が起きても逃げ込みやすいメリットもあります。
大菩薩嶺は、大好きな山の1つになりますので、今度は違う登山口から登って楽しみたいと思います!
今回登山をした石丸峠から延びる牛ノ寝通りを絡めて大菩薩嶺、小金沢山へ登山した時の記事になります!
大菩薩嶺登山のバリエーションルートになりますので、ご利用は計画的で!
大菩薩嶺から小金沢山を経由しえ初狩駅まで日帰りで縦走した時の登山記事になります!
「大菩薩連嶺」と呼ばれる縦走路になるのですが、富士山の景色が素晴らしく大好きな登山ルートの1つになります。
裂石から上日川峠登山口を経由して大菩薩嶺、牛ノ寝からJR鳥沢駅まで日帰り縦走した時の記事になります!
