
大雪山、十勝連峰縦走+芦別岳 3日目の登山について、今回記事にしたいと思います。
今回縦走したお山の中でも、天気が回復し素敵な景色を見せてくれた化雲岳と途中に鎮座する忠別岳について詳しく解説したいと思います!
- 化雲岳と高根ヶ原、忠別岳について
- 化雲岳登山!高根ヶ原の登山ルートと高原沼、三笠新道詳細
- 忠別岳登山と忠別沼の景色、忠別岳避難小屋までの登山ルート詳細
- 化雲岳登山ルートと高山植物、詳細!
- 化雲岳登山ルート・標高差・コースタイム詳細
- まとめ
化雲岳と高根ヶ原、忠別岳について
日本を代表する大雪山の中でも、北部方面は登山者が多く、人間の気配がモリモリな感じになるのですが、今回テント泊した白雲岳避難小屋から忠別岳、化雲岳が鎮座する南部方面は、一気に人気がなくなります。
その分、静かな山歩きが出来ますし、お花が多いルートなので目の保養となり、北海道らしい雄大な景色を楽しめる登山コースだったりします。
その中でも化雲岳は、大雪山旭岳からの縦走路と、天人峡温泉、トムラウシ山へのルートが交わる交通の要衝になっております。
前回、忠別岳、化雲岳へ登山した際は、天候に恵まれなかったので、今回こそは晴れた時に歩きたいと思っておりました。
特に晴れた日に白雲岳避難小屋から延びる高根ヶ原の平らで雄大な尾根を登山したいと思い、天候を考慮して石狩岳の登山を断念し、テント泊縦走の前半は細かく刻んだ形になります。
今回登山した山域も、ヒグマの多発地帯になる関係で、油断できないのですが、お盆休みという事もありまして登山者が多く、思ったほど緊張感のない時間となりました。
そんな感じで今回は、白雲岳避難小屋から高根ヶ原、忠別岳を経由して化雲岳への登山について書いていきたいと思います!
まずは、前回登山をした黒岳石室から北海道第2の高峰北鎮岳(ほくちんだけ)、間宮岳、北海岳、白雲岳とテント泊した白雲岳避難小屋について書いた記事がこちらになります!
そしてこちらが、白雲岳避難小屋から高根ヶ原を経由して忠別岳、化雲岳へテント泊縦走した際に撮影した登山動画になります!

上記写真を押すと、YouTubeで動画を観ることが出来ますので、高根ヶ原から忠別岳、化雲岳への登山ルートの様子とトムラウシ山への登山の参考になれば幸いです!
化雲岳登山!高根ヶ原の登山ルートと高原沼、三笠新道詳細

テント泊した白雲岳避難小屋からの日の出の様子になります!
なんだか日の出を見るのが本当に久しぶりでございます。
朝は晴れたのですが、夜はジャジャ降りの本降りでかなり冷えました。

お世話になった白雲岳避難小屋から忠別岳、化雲岳を目指して登山スタートしたいと思います!

テント泊した白雲岳避難小屋から眺める忠別岳、化雲岳方面の景色になります!
平らで広大な尾根が続きますが、こちらが「高根ヶ原」と言われているところになります。
高根ヶ原は、アイヌ語で大雪山系を意味する「カムイミンタラ」と呼ばれてまして、「神々の遊ぶ庭」と言われている天国のような場所になります♡

高根ヶ原は、標高1,700m前後にある高地とは思えない平地が続きます!
この高根ヶ原を晴れた日に歩きたかったのです!!

「カムイミンタラ」から「アオヒゲチンタラ」に改名したい気分になってなりました!
「神々の遊ぶ庭」から「神々から見捨てられたアオヒゲのおじさんが遊ぶ庭」な感じだな~っと良く分からない感情が芽生えてしまいました!(???)

真夏というのに雪渓が残っていて驚いてしまいました。
それにしても天気が下り坂になってきたのが気になりますね~・・・。
今日こそは晴れた大雪山を歩きたいのですが・・・。

白雲岳避難小屋から高根ヶ原は、意外と下り道が長く、忠別岳、化雲岳への登り返しが嫌だな~っと思ってしまいました。

それでも平らで雄大な登山道が続き、テンションマックスになってしまいました♡
いや~この景色の中、高根ヶ原を歩きたかったのです!

高根ヶ原の左手には、北海道の雄大な景色が広がっておりました。
アッチ方面も登ってみたいな~っと思ってしまいまして、暫く北海道通いが続きそうです(笑)
現地妻をゲットしたいものですね!って、「自分の姿を鏡でよく見てから呟きなさい!」っと神々からお𠮟りの声が届きました(?)

今回は、単独山行ではありますが、高根ヶ原周辺は、マイルドな感じに登山者が歩いてまして、懸念していてヒグマの出没も、これなら大丈夫だろうな~っと思えるようになりました。

また、高根ヶ原は高山植物の宝庫になりまして、この時期はコマクサの群落がモリモリでした!
少し旬は過ぎてますが、それでも数多くの高山植物が咲いていて、流石「神々の庭」だな~っと思ってしまいました!

天気が良い日は道迷いをするような登山ルートではないのですが、悪天候の時は、少し分かり難い所があったりします。
登山道が真っ直ぐ付いているように思っていたのですが、意外にも右折したり左折したりする場所が多く、濃霧の時は少し厄介だと思います。

化雲岳を目指して高根ヶ原を進んでいくと、この時期はヒグマの巣窟になっている「高原沼(三笠新道)」の分岐となりました。
三笠新道から高原沼、温泉のある大雪高原山荘は、登山してみたいルートの1つになるのですが、残雪期のほんの数週間しか歩くことが出来ないので、私の人生で行ける日はなさそうな感じです。
それくらいヒグマが多いエリアになりますので、この時期は絶対高原沼、三笠新道は使わないようにしてください。
なお、2025年8月30日16時頃、付近を登山していた40代の登山者とヒグマがニアピンする事態がありました。
10mまで近づいてきたので、クマ撃退スプレーを噴射したところ、ヒグマが逃げてくれて事なきを得た感じです。
何度も書きますが、この高根ヶ原から忠別岳への登山ルートは、ヒグマ出没多発地帯になりますので、活動が活発な夕方から早朝にかけての登山は控えたほうが無難です。

こちらが高根ヶ原から見る三笠新道と高原沼(空沼)の様子になります。
登山ルートっぽいのが見えてますね。
少し観察していたのですが、肉眼でヒグマを見ることはできませんでした。

高根ヶ原からの景色と言ったら、平坦な登山道をイメージしてしまいますが、個人的には高原沼へ延びる急峻な崖の姿にグッと来てしまいます♪
あの坂の下にヒグマがモリモリいると思うと変な感情が芽生えてしまいます。

高原沼が本当に美しく、機会作って出没したいな~っと強く思ってしまいました。

見渡す限り地平線が続く高根ヶ原でございます♡
青空が広がる登山ルートを歩けて、今までの悪天の苦労が一気に報われました!

ただ、浮石が結構多いので、実はあまり快適な登山ルートではない高根ヶ平だったりします。
先人達が作ってくれたケルンが続き、なんだか嬉しくなってしまいました。
忠別岳登山と忠別沼の景色、忠別岳避難小屋までの登山ルート詳細

まだまだ高根ヶ原の登山は続くのですが、だいぶ忠別岳の景色が近づいてきました。

忠別岳に近づいてくると、徐々に登山ルートの植生が変わっていきます。
今までは岩々な感じの登山道だったのですが、段々草が多くなってきます。

そして小さな沢の渡渉を繰り返してきます。
こんな感じの木道ルートもあるのですが、何もない所もありました。

そして徐々に藪道な感じになっていきます。
なんとか登山ルートを識別できるぐらいの藪になるのですが、朝露で濡れていて私の下半身を容赦なく濡れしてきます♡
私の下半身は、感じやすいので、直ぐ濡れてしまう憎い奴でございます♡(???)

振り返っての高根ヶ原と白雲岳方面の景色になります。
白雲岳を始め、大雪山旭岳方面は、既に雲の中に入ってますね~・・・。
お願いだから、今日は晴れてケロ~~っと、思わず「晴天になって下さいの舞」を力強く披露してしまいました(?)

そんな願いもむなしく邪悪な天気になってきました・・・。
神々の怒りを買うようなことを私はしたのでしょうか・・・。

色々と思い当たる節があるな~っと思っていると、目指す忠別岳と忠別沼が見えてきました!

こんな高地に水を湛える忠別沼と忠別岳になります!

忠別沼は、水場として使用出来ます。
ただ、煮沸消毒か小型浄水器で浄水する必要があるので、生水で飲まないようにして下さい!
見た感じ、透明度の高い水なので、美味しそうでした♡

忠別沼から忠別岳へ登って行くと、何故か雲が晴れてきました!
今までとは真逆な反応に、何故か「不気味だな~」っと思ってしまいました。
今日は、神々の機嫌が良いのでしょうか!?

結構キツイ登りをこなすとお目当ての忠別岳の山頂に到着です!
忠別岳の標高は、1,962mになります。
平坦であった高根ヶ原の祭典標高地点が1,500m前後でしたので、約500mほど登った計算になります。

忠別岳山頂からの景色になります!
いや~雲が少し多いですが、それでもこれだけの展望が有れば良しとしましょう!
ちなみに見えている山は小化雲岳方面になりまして、天人峡温泉へ至る稜線になります。

前回忠別岳へ登った際は、山頂から何も見えなかっただけに感動しちゃいました!
いや~忠別岳、素敵な山頂でございます♡

忠別岳の山頂を堪能し、化雲岳を目指して登山を再開すると、眼下に忠別岳避難小屋とトイレが見えてきました。
見切れてますが、左下の方にテント場があります。

振り返って見る忠別岳の山頂(右)になります。
左側に見えているピークは、凡忠別岳ですかね。

それにしても忠別岳の山容が美しく、裏側がこんなに荒々しとは夢にも思いませんでした!
高根ヶ原から見る忠別岳は、優しい感じの山容に見るのですが、化雲岳からだと全然印象が変わってしまいますよね。

そんな感じでこちらが忠別岳避難小屋と化曇岳、五色岳方面の分岐地点になります。
今日のお宿はトムラウシ野営場を計画しているので忠別岳避難小屋には寄りませんでした。
分岐で高校生が4人ほどいて、「どうしたの?」と聞くと何故か「停滞中です」との回答でした。
「なんで?」と聞くと「疲れちゃった♡」との回答で、「それじゃしょうがないね♡」と「オジサン爽やかスマイル」を炸裂しておきました(笑)
私と同じ十勝岳縦走の計画みたいで、「もし遭難してたら助けてね♡」と頼むと「かしこまり!」とのことで安堵した時間帯でした(笑)

忠別岳避難小屋から地味にキツイ登りをこなすと五色岳に到着しました。
当初の計画は、このまま石狩岳を目指す感じだったのですが、天候不良等で断念し、化雲岳方面に進むことにしました。
化雲岳登山ルートと高山植物、詳細!

化雲岳を目指して五色岳から登山再開すると、忠別岳方面の景色が見えるようになりました。
高根ヶ原は、季節を変えてまた登山したいですね~

化雲岳への登山ルートを歩いて行くと、なだらかな山容をしている化雲岳の山頂が見えてきました!

化雲岳への登山ルートは、こんな朽ちた木道歩きになります。
チングルマの季節になると、一面白いお花畑になるので、個人的には化曇岳への登山は、7月前後の登山がおすすめになります。

チングルマは咲いていなかったのですが、それでも化雲岳周辺は高山植物がモリモリで目を楽しませてくれました!

化雲岳への登山道は、なんだか「坂の上の雲」な感じで大変癒されました!
登山者も少なく非常に静かな空間だったのもグッと来たのですが、それ以上にヒグマの出没がありそうで怖い時間でもありました。

だいぶ化雲岳が近づいてきました!
この平坦な木道歩きが終わってしまうのが寂しいですね~~

化雲岳の山頂周辺は、池塘が多く斧を投げ入れて神々を召喚するプレイを実施するのに最適な感じでした(笑)
きっと、池塘に鉄の斧を投げ入れると金のエンジェルに生まれ変わるプレイが発動すると思います(?)
この池塘周辺も高山植物の方向でした!

よく分からない妄想をしていると、これまたよく分からない分岐となりました。
よく分からないまま、なんとなく右に進みたくなり、そちらを選ぶ事にしました。

右に進むと化雲岳の山頂に直接アプローチする登山ルートでした。
徐々に標高を上げて行くと、天人峡温泉方面の景色が良く見えてきました。

今まで歩いてきた五色岳、忠別岳、高根ヶ原の景色になります!
いや~だいぶ登ってきましたね~~
晴れていると、こんな景色を見せてくれるのですね!

そんな感じでお目当ての化雲岳の山頂に到着です!
ちなみに化雲岳と書いて「かうんだけ」と読みます。
そんな化曇岳の標高は、1,954mになりまして、天気が良いとトムラウシ方面も望める展望地になります!
ちなみに道標の裏にある岩が「化雲岩」になります。

化曇岳の山頂からの五色岳、忠別岳の景色になります!
風が強いのが影響し、雲が目まぐるしく過ぎ去っていきます。

そしてこちらが化雲岳から望むトムラウシ山になります。
トムラウシ山方面の天気が悪く「大丈夫か!?やっぱり最後は雨か!?」っとドキドキしてしまいました!

山深い大雪山でございます。
夏なのに化雲岳の山頂は肌寒く、温度計を見ると14度でした。
北海道の短い夏が終わろうとしているのかもしれませんね。

化曇岳の山頂には登山者が誰もいなかったので、貸し切りの景色を堪能することが出来ました!

時計を確認すると11時頃だったので、化雲岳の山頂で昼食にしてみました!
場所は変われど性根は変わらないみたいで、ついつい見切り品に手が伸びてしまいました(笑)
ちなみに北海道のお惣菜は、神奈川よりも美味しかったです!

貧乏山飯を化雲岳の山頂で堪能し、次の獲物であるトムラウシ山を目指して登山再開したいと思います!っと言いたい所ですが、化雲岳からトムラウシ山への登山は、少し長くなるので次回にしたいと思います!
それにしても、晴れた日に忠別岳、化雲岳へ登れてニヤニヤが止まらない時間になりまし!
しかしながら、冷たい風が強く吹き抜け、徐々に大雪山の怖い姿がチラチラ見える状況となり、雨も降りそうなのでテント泊地のトムラウシ山を急いで目指すことにしました。
そんな感じで今回の高根ヶ原から忠別岳、化雲岳への登山の詳細に移りたいと思います!
化雲岳登山ルート・標高差・コースタイム詳細


こちらが今回登山をした高根ヶ原から忠別岳、化雲岳の登山コースと標高差の地図になります。
登山をした日は、8月10日なりまして、ルート・標高差の地図の20kmから26km付近が今回の化雲岳の登山コースになります。
標高差の地図の通り、前日テント泊した白雲岳避難小屋から高根ヶ原のルートは、アップダウンも少なく平らな尾根が続き足取りが軽くなりました!
忠別岳、化雲岳は、少しきつい登り坂にはなるものの、テント泊装備でもそれほど辛くない登山ルートでした。
ただ、注意すべき点としましては、高根ヶ原はヒグマが良く出没するエリアになります。
毎年ヒグマとニアピンする登山者が多いルートですし、ガスったり悪天候の時は登山コースが分かり難く、風を防いでくれる遮蔽物も乏しいので、遭難にも注意して下さい!
そしてこちらが白雲岳避難小屋からスタートし、忠別岳、化雲岳登山のコースタイムになります!
白雲岳避難小屋 5:43 → 6:27 高根ヶ原分岐 → 7:58 忠別沼 → 8:37 忠別岳 → 9:23 忠別岳避難小屋分岐 → 9:59 五色岳 → 11:02 化雲岳
テント泊した白雲岳避難小屋から忠別岳までのコースタイムが約3時間、そこから化雲岳山頂まで約2時間30分掛かりました。
忠別岳、化雲岳の間には、忠別岳避難小屋がありますので、悪天候の時は逃げ込めるので、状況に応じて利用してみてください。
なお、忠別岳避難小屋にはトイレ、テント場、水場(要煮沸)がありまして、2階建てになっている関係で20名くらいは利用できる規模になります。
忠別岳避難小屋について詳細に書いた記事になりますので、良かったら参考にしてみてください!
まとめ
前回登山した際は、忠別岳、化雲岳共にガスガスと雨で景色がなく、ただただ苦行だったのですが、今回はどうしても晴れた日に登山したく、白雲岳避難小屋で日程調整して大正解でした!
特に高根ヶ原は晴れた日に歩きたいと思っていただけに、雄大な大雪山の景色を堪能出来て感動の時間となりました!
雄大な忠別岳、化雲岳は、大雪山の中でも知名度がイマイチですが、花が多いルートを歩きますし、上記写真の様に北海道らしい景色を楽しめるのでおすすめだったりします。
そんな感じで忠別岳、化雲岳への登山に引き続き、次回は日本百名山の一座に選ばれているトムラウシ山への登山、テント泊について書いていきたいと思います!
化曇岳からトムラウシ山へ登山した続きの記事になります!
トムラウシ山へは行かず、化雲岳から天人峡温泉へ下山した時の記事になります!
高山植物であるチングルマが咲き乱れ、何とも言えない景色を見せてくれた思い出深い登山になります。
