雪山入門の地として有名な八ヶ岳ですが、私も山のお師匠さんに連れられて可愛がってもらったのが今では懐かしい話になります。
残念ながら、鬼籍に入られ暫く経つのですが、時々会って話したいな~っと思うことがあったりします。
山だけではなく、色々な意味でとても大事な人でした。
ま~私も着々と鬼籍に入る準備に向かっている年齢になってきたので、そ~遠くない未来、地獄に行かなければ逢えるのではないかと思っている今日この頃です。
そんな冬山入門の地としてよく利用されているのが八ヶ岳の北横岳になります。
北横岳は、北八ヶ岳ロープウェイがある関係で、冬でも入山しやすく、簡単に登れるのでとても重宝されていたりします。
今回は蓼科山から北横岳へ登り、大岳、双子山経由で登山をしたのですが、その時の登山について解説していきたいと思います!
- 北横岳へ登山した経緯について
- 北横岳登山!蓼科山から天祥寺原までの登山の詳細
- 亀甲池から北横岳登山とルートの詳細
- 北横岳から大岳登山とルートの詳細
- 大岳から双子池ヒュッテまでの登山とルートの詳細
- 双子山登山と大河原峠の駐車場、トイレと下山の詳細
- 北横岳登山のルート・標高差・コースタイム詳細
- まとめ
北横岳へ登山した経緯について
前回の蓼科山への登山の続きになりますが、今回は冒頭に記載の通り、北横岳へ登ってみる事にしました。
当初、蓼科山だけの登山でも満足できるし、蓼科の温泉を堪能したいと考えていたのですが、コースタイム等を計算すると、とても早く下山してしまう事が分かりました。
折角、八ヶ岳に来たのに早々に下山は勿体ないと感じ、グリーンシーズンに何故か登ったことのない北横岳へ行こう!となりました。
やはり北横岳は、積雪のある時期に登る山だと思っていたので、全然足が向かず今日に至った感じです。
実際に北横岳へ登ってみると、グリーンシーズンどころか積雪期と変わらない雪深いルートに大苦戦し時間と体力をモリモリ削られてしまいました。
そんな感じで、今回は蓼科山から縦走した北横岳への登山ついて書いていきたいと思います!
まずは前回書きました蓼科山への登山の記事がこちらになります!
キャンプをした夢の平キャンプ場から蓼科山への登山の様子になります。
そして北横岳への登山の前に、今回撮影した登山動画がこちらになります!
上記写真を押すと登山動画(YouTube)を観ることが出来ますので、蓼科山から北横岳、大岳、双子池ヒュッテ、双子山への縦走登山の参考になれば幸いです!
北横岳登山!蓼科山から天祥寺原までの登山の詳細
何故か蓼科山荘に到着すると、無性に腹黒い虫が騒ぎ出し、天祥寺原への分岐で朝飯?昼飯?を食べてみました。
前日に作った「謎肉丼」になるのですが、可もなく不可も無い感じで、隣に座るエアー彼女も喜んでおりました(?)
エアー彼女ってなんざんす?って感じですが、きっと地縛霊だと思ってます。
そんな恐怖と闘いながら天祥寺原へ向かって蓼科山荘から急降下したいと思います!
蓼科山から天祥寺原への登山ルートは、ガラガラのゴロゴロで、初めて使うルートなものでビビってしまいました・・・・。
樹林帯は凍結が凄く、こんなに道が悪いとは知りませんでした・・・。
天祥寺原に近づくと、先ほどまでいた蓼科山が綺麗に見えました!
いや~アポロンな感じで美しい山容をしてますよね!
ガラガラのゴロゴロ地帯を抜けると、北八ヶ岳らしい美しい樹林帯歩きになりました。
ここの分岐は、大河原峠方面に進むと天祥寺原となります。
後ろ髪を引かれる蓼科山の美しさでした!
なんだか戻って再度山頂を踏みたくなってしまいました(笑)
そんな感じで天祥寺原に到着です!
ここからドSな亀甲池方面を目指して北横岳を攻めたいと思います!
亀甲池から北横岳登山とルートの詳細
天祥寺原から亀甲池への登山ルートは、結構藪っぽく、Mな乙女心を持つ私にとっては、ニヤニヤが止まらない時間になりました♡
藪を堪能していると、北横岳と双子池の分岐となりました。
分岐の道標裏手に池が見えますが・・・
こちらが亀甲池になります!
「亀甲」という漢字を見ると、ついついアッチを妄想してしまう誰かさんになります。
この気持ち、貴方も分かってくれるよネ???
ローマ字表記だと「キッコーマン」にしか見えなかった誰かさんでした(笑)
老眼が酷いもので、南信森林管理署の皆様、申し訳ございません。
ローマ字表記より、「荒縄」、「鞭」、「ローソク」、「ガーターベルト」、「女王様」のイラストで想いは伝わると思います!(???)
亀甲池の呪いか、北横岳を目指して登っているとクラクラしちゃいました♡
そろそろ尻に刺激を注入しないといけませんね♡(?)
ゲッ・・・なんざんすか・・・
北横岳の中腹に届くと一気に積雪がモッコリになってきました・・・。
こんなの聞いてませんぜ旦那!
グリーンシーズンの北横岳を楽しみにしていたのに、ガッツリとした雪山登山になってしまいました・・・。
キッコーマンの呪いは恐るべしですね・・・。
北横岳の頂上近くになると、蓼科山が綺麗に見えてきました!
女王様は、お椀型のEカップなんでしょうね(???)
情報量が多い道標ですが、こちらが北横岳北峰の山頂になります!
北横岳は、双耳峰になりまして、南峰もあるのでそっちも行ってみたいと思います!
蓼科山とバックの北アルプスの景色にウットリが止まりませんでした!!
やっぱり、八ヶ岳って素晴らしいですよね♡
そんな感じでこちらも情報量が多いですが、北横岳の南峰に到着です!
南峰の標高は、2,472mになりまして、北峰が2,480mになるので、最高峰は先ほどの北峰になります。
北横岳からの八ヶ岳南部の景色になります!
本当に山が大きいですよね!!
このまま赤岳目指して縦走したくなっちゃいました♡
蓼科山の山頂と同様に、南アルプスの景色が素晴らしかったです!
やっぱり、今年の何処かで赤岳に登りたいですね~~
実は、9月に県界尾根、真教寺尾根で赤岳に登ろうかと計画中です。
地震と雨が降らなければ良いのですが・・・。
名残惜しいですが、ぼちぼち大岳を目指して登山を再開したいと思います!
奥秩父の景色も見事でした!
来年あたり、テン泊で奥秩父主脈縦走をやりたいものですね。
北横岳から大岳登山とルートの詳細
それでは北横岳から大岳目指して登山再開したいと思います!
北峰に戻り大岳方面に進むと、山頂が見えてきました。
平坦なルートに見えますが、実際は大きな岩がゴロゴロしていて非常に歩き難い登山道になります。
小さな岩峰から眺める大岳の景色になります!
中々立派な形をしたお山ですよね!!
歩き難い道を進んで行くと、大岳と双子池(双子池ヒュッテ)への分岐となりました。
さ~未踏の大岳へ登ってみたいと思います♡
あれ?「人岳」と表記されておりますが、正真正銘の大岳の山頂になります!
奥に見えているお山が北横岳になります。
大岳山頂からの景色になるのですが、北横岳とはまた違った荒々しさがありました。
八ヶ岳の森が美しいですよね~♪
急峻な山も好きですが、樹林帯歩きも大好物な誰かさんになります♡
大岳から双子池ヒュッテまでの登山とルートの詳細
大岳からの景色を堪能したところで、時間も押しているので早々に双子池ヒュッテを目指す事にしました。
結構早く到着できるのではないかと考えていたのですが、とんでもない!
岩や積雪が多く、中々進むことが出来ませんでした・・・。
何しろ大きな岩がゴロゴロしていてルートが不鮮明で非常に歩き難いです。
大岳、双子池ヒュッテ間は、岩の隙間に落ちると大怪我してしまうので要注意なルートになります。
岩ばかりなので、こんな梯子も多い感じでした。
中々ヤンチャな登山ルートでございます・・・。
悪戦苦闘しながら進んで行くと、双子池ヒュッテが見えていました。
双子池ヒュッテは、小屋泊は勿論のこと、テント泊もOKになります!
こちらが大岳、双子池ヒュッテの分岐になります。
折角なので、双子池にも寄りたいと思います!
双子池ヒュッテの直ぐ近くに双子池の雌池があります。
名前の通り、2つ池があります。
そして東側にも双子池がありまして、こちらは雄池になります。
漆黒の水面が印象的でした。
鏡に映る私のアオヒゲも、時々漆黒のフサフサになったりします(?)
そしてこちらが双子池ヒュッテのトイレになります。
トイレのお値段は、200円になります。
八ヶ岳のトイレの料金は、ど~も200円で統一されている感じですかね!?
双子山登山と大河原峠の駐車場、トイレと下山の詳細
そんな感じで双子池ヒュッテから双子山へ登りたいと思います!
北横岳と比べると、登りやすい道を進んで行くと、一気に景色が開けてきます。
なんだか雰囲気の良い稜線歩きを楽しむことが出来ました♡
振り返っての大岳方面の景色になります!
いや~双子池ヒュッテまで、あんなに極悪な登山道だとは思いもしませんでした・・。
相変わらずモッコリを強調している蓼科山でした(笑)
そんなにモッコリしているとツンツン♪しちゃうぞ♡
それにしても平坦な稜線歩きでございます。
山の上にいる事を忘れてしまう双子山の山頂直下でした。
そんな感じで双子山の山頂に到着です!
想像以上に良い山頂にテンションが爆上がりとなりました!!
双子山の山頂を堪能し、大河原峠へ下山しました。
大河原峠の駐車場なのですが、この時期は通行止めで利用できません。
こちらは大河原峠の駐車場の近くにあったエリアマップになります。
アナログな感じですが、こちらも大河原峠にあった諏訪営林署のエリアマップになります。
この近くにトイレがありました。
そしてこちらが大河原峠にあります大河原ヒュッテになります。
こちらは予約制の山小屋になりまして、今日は営業してませんでした。
なお、ここから前掛山を経由して蓼科山へ登ることが出来ます。
大河原峠から蓼科山7合目駐車場を目指して進んで行くと「兜巾の岩」がありました。
岩の近くまで登れるルートがあったのですが、大岳・双子山池ヒュッテ間で満身創痍になったので、今日は遠慮させていただきました。
暫く舗装路を歩いてくと分岐となりました。
蓼科山7合目駐車場は、左手に進みます。
よ~~やく蓼科山7合目駐車場に戻ってきました。
満車であった駐車場も、この時間はスカスカのスカニ―になっておりました。
蓼科山7合目駐車場から蓼科牧場ゴンドラリフトまで進み、お金がないのでゲレンデの横から歩いて下山する事にしました。
実は蓼科牧場ゴンドラリフトは、マウンテンカートのコースもありまして、ゴンドラリフトを使わずに歩いて下山できるルートが整備されております。
万年貧乏サラリーマンである私にとっては、有難い配慮でございます♡
ぼろは着てても心は錦!の精神でゲレンデから下山したいと思います!
ゴンドラリフトを使ってみる皆様の冷たい視線がとても痛かったことを告白したいと思います(笑)
きっと「お金がないだよあのおじさん」って笑っていたんでしょうね~~(笑)
そんな感じで無事に夢の平キャンプ場に戻ってきました。
あまりにも居心地が良くて、ここに住み着いちゃおうかな?っと本気で思ってしまいました(笑)
1日300円なので、1ヶ月の家賃が9,000円前後・・・。
水もタダだし、やっぱり引越そう!(笑)
この時間の為に山に登っていると言っても過言ではございません!!
本日もお疲れ様でした!!
黒ヒゲサワークリームさんを食べながらソロキャンプを楽しみたいと思います!!
続きましては、北横岳登山の詳細に移りたいと思います!
北横岳登山のルート・標高差・コースタイム詳細
こちらが今回登山をした北横岳への登山ルートと標高差の地図になります。
登山をした日は、5月3日なりまして、快晴で日差しが強く昼以降は風も出てきて地味に寒い感じでした。
標高差の地図の通り、蓼科山から亀甲池まで急降下し、そこから北横岳への登り返しとなります。
約15km付近が大岳になるのですが、そこから双子池ヒュッテまでダラダラとした長い下りとなりますが、道が悪いので要注意です!
そしてこちらが今回登山をした北横岳へのコースタイムになります!
蓼科山荘 9:19 → 9:20 天祥寺原・将軍平分岐 → 9:28 天祥寺原 → 9:46 亀甲池 → 10:40 北横岳 → 10:44 北横岳(南峰) → 11:34 大岳分岐 → 11:38 大岳 11:42 → 12:20 天狗の露地 → 12:46 双子池ヒュッテ → 13:16 双子山 → 13:32 大河原峠 → 14:41 蓼科山7合目登山口 → 14:51 ゴンドラリフト頂上駅 → 15:12 夢の平キャンプ場
蓼科山荘から北横岳の山頂までのコースタイムが約1時30分になりました。
北横岳から大岳へのコースタイムが、約1時間、双子池ヒュッテまで約2時間ですので、蓼科山を絡めても十分日帰り登山を楽しめる感じです。
ただ、距離が長くこの時期は積雪もあるので、下山する時間を決めた上で無理のない計画で臨んで下さい!
まとめ
北横岳周辺は、登りやす事もありまして登山者でお祭り騒ぎでしたが、それ以降はとても静かな八ヶ岳の登山を楽しむことが出来ました!
グリーンシーズンのつもりで登った北横岳ですが、結果は積雪期とほとんど変わらない感じで驚いてしまいました。
登山靴が濡れてグショグショとなり、最悪のコンデションになったのが悔やまれる感じですが、紅葉が美しい山でもありますので、また、季節を変えて北横岳周辺に再訪したいなと考えております!
そんな感じで次回は霧ヶ峰の車山、八島湿原屁の登山について書きたいと思います!
冬山登山で訪れた北横岳の記事になります。
実は、北横岳はお鉢巡りすることが出来ます。
北横岳ヒュッテについても触れてますので、良かったら参考にしてみてください!
蓼科山、北横岳の登山の翌日に登った霧ヶ峰車山への登山について書いた記事になります!
中央分水嶺トレイルを使って登ってますので、良かったら参考にしてみてください!