
北海道の山は、標高こそ高くはないものの日本とは思えない雄大な景色が魅力ですよね!
北海道には、日本代表する大雪山を要しておりますが、その中でもロープウェイでアクセスが出来る黒岳の人気が高く、その頂の直ぐ近くには黒岳石室という山小屋が期間営業しております。
今回は、実際にテント泊した黒岳石室について解説したいと思います!
- 黒岳石室でテント泊した経緯と読み方について
- 黒岳石室テント泊!黒岳ロープウェイ、リフトでアクセス詳細
- 黒岳登山と登山ルート、大雪山の景色について
- 黒岳石室までの登山ルートと大雪山のお花の様子について
- 黒岳石室の宿泊料金とテント泊料金、水場、トイレ詳細!
- 黒岳石室でテント泊!サイトと混雑、ヒグマ出没と桂月岳登山について
- 黒岳石室の登山ルート・標高差・コースタイム詳細
- まとめ
黒岳石室でテント泊した経緯と読み方について
前から心に秘めていた大雪山縦走になるのですが、今年は休みを纏めて取得することが出来まして、思いきって9泊10日のテント泊で臨むことに致しました。
私は神奈川県在住なもので、なかなか簡単には北海道に行くことが出来ませんので、無謀だな~っと思いつつ挑戦する事にしました。
今回登山したルートがこちらになります!

歩いたルートを見ていると、「モリモリ歩いたな~」っと感じてしまいました。
そんな感じで初日は黒岳ロープウェイからスタートし、黒岳石室でテント泊した感じです。
先人達の口コミ・レビューを読んでいると、アクセスしやすく絶景が広がる山小屋ということもありまして、非常に混雑するみたいで、到着するまでドキドキしちゃいました。
実際は、お盆休み前の平日かつ雨予報という事もありまして、黒岳石室はガラガラな感じで静かな環境でテント泊を楽しむことが出来ました。
ちなみに読み方になりますが、黒岳石室と書いて「くろだけいしむろ」と読みます。
そんな感じで北海道大雪山縦走の初日になります黒岳石室について書いていきたいと思います!
まず最初に私が住む神奈川県から八戸港へ向かい、シルバーフェリーを使って北海道へアクセスし、その後、黒岳ロープウェイから入山し、黒岳石室でテント泊した際に撮影した登山動画になります!


上記写真を押すと、YouTubeで動画を観ることが出来ますので、シルバーフェリーの様子や、黒岳石室への登山ルート周辺の景色、雰囲気など参考になれば幸いです!
黒岳石室テント泊!黒岳ロープウェイ、リフトでアクセス詳細

今回の北海道遠征に伴うアクセスになりますが、車で八戸港まで行き、そこから苫小牧港へのフェリーを利用しました。
北海道在住の同僚が帰省するとのことで、今回便乗させてもらいました♡
神奈川県から八戸港までのアクセスですが、高速道路を飛ばしても10時間ほど時間が掛かってしまいました・・・。
距離にして700km弱になりますので、かなり遠いです・・・。

八戸港~苫小牧港を繋ぐシルバーフェリーになります!
かなり大きなフェリーになりまして、お風呂もあるので寝る前に浸かりたいと思います!

今回は奮発して?、二等寝台を利用しました!
フェリーの料金は、8,100円になるのですが、22:00に出航し、翌6:00頃到着になりますので、宿泊代金と考えれば妥当ですよね。

出航後、風呂に入りたかったので直ぐ向かいました。
同じように考えていた方が多く、シルバーフェリーのお風呂はイモの洗い場状態でした・・・。
それでも黒岳石室へ向かう前にお風呂で汗を流せたのは、大変助かりました!
お風呂には鍵付きのロッカーと洗面台にはドライヤーもありまして、シャンプーリンス、ボディーソープが備え付けられておりました。

入浴後は、部屋でチビチビ始めました。
明日からは禁欲の日々が続きますので、少し豪華に(?)夜を楽しむことにしました。

そんな感じで北海道を目指して出港でございます!
神奈川県から北海道へのアクセスは、本当に大変でございます・・・。
飛行機なら1時間ちょっとですが、車だとお尻のスリットがかなり深くなってしまいます・・・(?)

長距離運転で疲れたのか、床に就くといつの間にか気絶しちゃいました(笑)
意識不明の重体から回復すると、フェリー上から日の出の時間になりました♡
いや~黒岳への登山に期待が膨らんでしまいます♡

大きな揺れもなく、無事に苫小牧港に上陸することが出来ました!
腹が減ったので、付近で朝食をとることにしました。

朝食、昼食を済ませ黒岳石室への玄関口であります黒岳ロープウェイに到着でございます!
当初、12時頃には到着できると思っていたのですが、意外と時間が掛かり、14時前の到着になってしまいました・・・。
北海道は、本当に広く、アクセスの時間が読みずらいですよね~・・・。
黒岳石室でテント泊を考えているので、少しでも早く到着してノンビリしたかったんですが・・・。
こちらでチケットを購入するのですが、反対側に売店がありまして、給水機が置かれていて無料で水を補給する事が出来ました!

そんな感じで黒岳ロープウェイを使って黒岳石室を目指したいと思います。
時間があればリフトは使わない計画だったのですが、既に14時を回っていますので、無難に利用することに致しました。
なお、黒岳ロープウェイ、黒岳リフトの片道料金は、2,700円になっております。

なんだか私の人生のシャッターが閉じられてしまうような気持ちになってしまいました(涙)
天気が悪く時間も遅いので、私が乗ったロープウェイには、外国人2名(カップル)と係員さん、私の4名と閑散しておりました。

黒岳ロープウェイの所要時間は、約7分ほどとなっております。
山頂駅トイレが最後になりますので、出すもんだしてから黒岳登山に臨んで下さい!
ここのトイレを逃すと黒岳までの登山ルートにはありませんので、注意してください!

黒岳ロープウェイ山頂駅から5分ほど歩くと、7合目まで連れて行ってくれるリフト乗り場が見えてきます。
いや~黒岳石室までのアクセスは、本当に時間とお金が掛かってしまいます・・・。

ほぼ貸し切りだった黒岳リフトでございます。
屋根が付いていないので、雨がモリモリ降り注ぎ、何とも言えない微妙な時間になってしまいました・・・。
意外にも対向車?が多く、外人さんから色々と声を掛けてもらったのですが、言葉の意味が通じつ、とりあえず弾ける笑顔で返しておきました(笑)

約5分ほどリフトに乗り終着点に到着すると一気に雨が強くなってきました・・・。
ここまで頑張って来ましたが、一気にテンションが下がってしまいました・・・。
黒岳登山と登山ルート、大雪山の景色について

ロープウェイ駅から直ぐの所にある「黒岳森林パトロール事務所」になります。
写真には写っておりませんが、左手に最後の売店があります(トイレ無し)
こちらで「入山届?」が必要とのことで、住所と名前の記載を求められました。
登山届けは既に出していたので「記入不要では?」と質問すると、「申し訳ないけど書いて欲しい」とのことで、素直に応じました。
天気が悪いものの、結構な登山者が入山していて驚いちゃいました。

黒岳の山頂を目指し登っていくと、徐々に天候が回復してきました。
ガスガスですが、大雪山の雄大な景色が見えるたびに雄叫びをあげてしまいました(笑)

黒岳山頂までの登山ルートは、しっかり整備されていてそれなりに歩きやすいものの、雨が強かった影響で、登山道が沢の様になっておりました・・・。
前途多難だな~っと思い登山していると、黒岳の九合目に到着出来ました。
天気が良いと、大雪山の景色が望めるビュースポットになります。

お花の多い大雪山ですが、黒岳の周辺もモリモリ咲いていてお祭り状態でした!

徐々に黒岳の登山口であります層雲峡温泉方面の景色が見えてきました。
大雪山の景色を見せてくれ!とは言いませんが、雨だけは止んで欲しい!っと、強く思っていた時間帯でした。

黒岳の山頂を目指していると、更に天候が回復してきました!
今回初めて登る大雪山黒岳なもので、見るもの全てが真新しいです♡

黒岳の稜線に出ると、雄大な大雪山の景色を見ることが出来ました!
この天気なもので、黒岳から大雪山の景色は見れないと思っていただけに感動しちゃいました!

こちらの景色が今宵のテント泊地であります黒岳石室方面になります!
流石に平日で雨が降っていたので、登山者が全然いませんでした。

右手に見えているのお山が凌雲岳ですね!
大雪山に来たんだな~っと思ってしまった瞬間でした。

そんな感じで大雪山テント泊縦走最初の一座であります黒岳の山頂に到着です!
黒岳の標高は、1,984mになりまして、北海道百名山に選ばれている名峰になります!

黒岳の山頂には、厳しい冬の自然に耐えられるよう、シッカリとした道標が建っておりました。
黒岳の山頂から目指す黒岳石室までの距離は、約1kmになりまして、コースタイムは20分と近いです。

登頂の喜びに浸かっていると、刻々とガスが動き幻想的な大雪山の景色を見せてくれました!

黒岳はロープウェイやリフトを使えば簡単に登れる山ではありますが、それでも急峻な山容をしている事が分かりますよね

黒岳の山頂にあった祠になります。
こちらで大雪山、十勝連峰テント泊縦走の安全を祈願し「よろしくお願いいたしますの舞」を妖艶かつ激しく披露させていただきました(?)
黒岳石室までの登山ルートと大雪山のお花の様子について

無駄に体力を消耗してしまいましたが、雨が降らないうちにテント泊地である黒岳石室を目指したいと思います!

黒岳から少し下ると鞍部に黒岳石室が見えてきました!

黒岳石室は、横に長い山小屋になっておりまして、写真中央やや上部(雪渓がある場所)付近がテントサイトになっております。

黒岳石室までの登山ルートは、アップダウンこそ少ないですが、それでも雪渓が残っていたり、風が強い区間になりますので、夏でも防風・防寒対策が必要になります。

チングルマのチンカスがモジャモジャでした☆彡
もう1ヶ月早ければ大雪山を代表するチングルマの群落を見れたんでしょうね~

黒岳から黒岳石室までの登山ルートは、コマクサの群落がアチコチにありまして、目を楽しませてくれました!
最初は感動していたものの、あまりにもコマクサだらけなもので、最後の方は有難味が薄れてしまいました。

大雪山のお花を楽しみながら進むと、今宵のお宿であります黒岳石室に辿り着くことが出来ました!
黒岳石室の宿泊料金とテント泊料金、水場、トイレ詳細!

こちらが今回テント泊で利用した大雪山黒岳石室周辺の地図になります!
上記写真は客室になる石室になるのですが、今年の営業期間(小屋番在住)は、6月22日(土)から9月30日(月)までになっておりまして、例年同じような感じになっております。
黒岳石室は、とても歴史のある山小屋になっておりまして、収容人員につきましては、石室の方が20組32名までになっております。
テント場の方は、35張り前後設営可能になっておりまして、平地は少なくやや傾斜があるサイトになっておりました。
黒岳石室の料金になりますが、石室の方が素泊まりで大人2,000円/1名(小学生以下1,000円)になっております。
テント泊の料金は、1張り1名で500円(大人子供共通)になります。
なお、テント泊の場合は、事前予約は出来ませんので、早い者勝ちになっております。

石室の右隣には、上記写真の管理棟がありますので、宿泊の場合は、こちらで受付となります。
なお、管理棟には小さいながらも売店がありまして、お茶やミネラルウォーター等のソフトドリンク、カップ麺、レトルトカレー(ご飯)を始め、ガスボンベ (プリムス、EPI)、携帯トイレ、ビール等の取り扱いがありました!
黒岳石室は、標高も高く朝晩はかなり冷え込むのですが、残念ながら毛布やシュラフ(寝袋)、マットのレンタルはありませんので、その点注意してください!

そして宿泊やテント泊する際気になるのが水場になりますよね。
こちらは黒岳石室の水場になっておりまして、天水(雨水)をタンクに溜めて使用します。
天水なので、煮沸消毒が必要になりますが、味の方がイマイチなので、小型浄水器の使用をおすすめします!

今回持参したアウトドア用小型浄水器を使って黒岳石室の天水を浄水している様子になります。
北海道の水場は、エキノコックスに汚染されている可能性が高いので、沢水や池の水を利用する際は、必ず煮沸するか浄水器を使ってください!
なお、黒岳石室の天水が尽きた場合は、付近の雪渓の水を利用することが出来ますし、北海沢まで(30分前後歩く必要あり)下りれば水を得ることが出来ます。

そしてこちらが黒岳石室のトイレになります!

バイオトイレになっておりまして、利用後は自転車の様なものを数回漕いでかき混ぜる必要があります。

バイオトイレを利用する場合は、別途500円必要になります。
別途、携帯トイレを利用できるブースがあるのですが、そちらの場合は利用料は無料になっております。
黒岳の登山口など、各登山口には携帯トイレを回収するボックスが設置されておりますので、下山の際には利用してください!
黒岳石室でテント泊!サイトと混雑、ヒグマ出没と桂月岳登山について

黒岳石室の水場、トイレに引き続きまして、テント泊について触れたいと思います!
こちらが黒岳石室のテントサイトになっておりまして、上述の通り35張り前後張ることが出来ます。

結構広いテント場になるものの、黒岳ロープウェイを使えば比較的簡単にアクセスできることから、テント泊者が多くシーズン中はかなり混雑します。
混雑が激しいとテント泊出来ませんので、その場合は石室へ宿泊する形になってしまいます。

こちらは、黒岳石室のテントサイトからの景色になります!
凌雲岳が間近なので天気が良いと絶好調な景色を見せてくれるのですが・・・。

黒岳石室でテントを設営し、時間もあるので桂月岳へ登る事にしました。
黒岳石室から桂月岳へのコースタイムは、往復30分見ておけば十分だと思います!

桂月岳まで楽勝かな~っと思っていたのですが、地味にキツイ急登の連続でした。
いや~どんな山も舐めてはいけませんよね~

そんな感じで桂月岳の山頂からの展望になります!
山頂プレート等は設置されてませんでした。

黒岳石室に宿泊する山ガール2名がウロチョロしておりました。

桂月岳から眺める黒岳石室の全容になります。
右側のテント場にあるオレンジ色のテントが私の物になります。
ヒグマが襲来していないかマジマジと確認しちゃいました!!

結局、今日は天気も悪くテント泊は私と男女のカップルの2張のみでした。
大雪山縦走の初日をささやかなお弁当で祝ってみました!

これが生物?とのお別れになります。
明日からはひたすら加工食品になりますので、それを考えるとゲッソリしてしまいました。
何もなければ4日後に一度下界に下山するので、それまでの辛抱でございます。

ちなみに黒岳石室の気温は、18時前で16度でした。
テント内の温度ですので、外は15度前後とかなり冷えました。

テントの中で山ガールとイチャイチャしている妄想をしていると、テント場が騒がしくなり「ついに山ガールが私を襲うプレイが発動するのか!?」っとドキドキしてしまいました♡
結論は、そんな事はなく、黒岳石室のテント場から谷を挟んで300m位先にヒグマが出没し、それを鑑賞していた感じです。
写真撮ってみたのですが、中央雪渓の右側のガレ場上部の黒い点がヒグマになります。
小さくて全然写っておりませんが、確かにヒグマがウロウロしていて驚かされてしまいました。
むしろ、黒岳石室でテント泊して大丈夫か!?っと思ってしまったのですが、「こっちまで来ることはない」と小屋番さが言っておりました。
下山後調べてみるとそんな事はなく、過去にヒグマが黒岳石室まで出没したことがあったみたいですので、食べ物の管理など、十分注意して下さい!
大雪山縦走の初日は無事だったものの、翌日からは更にヒグマの生息域に踏み込んでいきますので、ドキドキが止まらない夜になりました。
そんな感じで今回の大雪山黒岳石室への登山の詳細に移りたいと思います。
黒岳石室の登山ルート・標高差・コースタイム詳細


こちらが今回登山をした大雪山、十勝連峰+芦別岳へのテント泊縦走の登山ルート、標高差になります。
今回は、9泊10日のテント泊縦走になりまして、歩いた距離は182km前後となりました。
荷揚量の限界もありまして、5日目の昼までの食料と燃料をパッキングし、それ以降は現地(下界)で調達しながらテント泊縦走を続けました。
※携帯トイレがかなり重く、ザックの容積をモリモリ消費していきました・・・。
なお、下段が黒岳石室への登山コースと標高差の地図になります。
登山をした日は、8月8日なりまして、朝から雨が続き夕方までジャジャ降りの本降りで初日から萎えてしまいました。
雨があがっていた時間帯もあったのですが、明け方にかけて強くなり、濡れて重たいテントを担ぐ羽目になってしまいました。
また、登山ルート、標高差の通り黒岳ロープウェイを利用する関係で、スタート地点の標高が1,600m付近と高く、黒岳までの登山は、それほど苦行になりませんでした。
黒岳、黒岳石室までの登山ルートは、シッカリと整備されてますので、道迷いのリスクはかなり低いと思います!
そしてこちらが黒岳ロープウェイから黒岳山頂、黒岳石室までの登山のコースタイムになります!
黒岳リフト七合目乗り場 14:32 → 15:28 黒岳 → 15:43 黒岳石室 → 16:38桂月岳 → 16:45 黒岳石室テント泊
黒岳ロープウェイから黒岳の山頂までのコースタイムが約1時間でした。
黒岳山頂から黒岳石室までのコースタイムが、約20分でしたので、トータル2時間ほどで到着することが出来ました。
重いテント泊装備ではありますが、15時くらいに黒岳ロープウェイ駅に到着できれば、日没ギリギリに黒岳石室へ到着できると思います!
まとめ
初めてテント泊をした黒岳石室ですが、雄大な景色が広がるテント場からヒグマを見ることが出来て、ラッキーというか、不安な夜になるというか、不思議な感情が交錯する時間になりました。
小屋番さんも歩くルート(水場やヒグマについて)について親切に教えてくれたり、宿泊した登山者達も気さくな方が多く、色々とお話しできて楽しい時間になりました。
しかしながら、高地にあるテント場ですので、朝晩はかなり冷え込んで気温が10度前後となり、夏と言っても防寒対策が必須になりますので、油断なきよう利用してください!
そんな感じで次回は、黒岳石室から次のテント泊地である化雲岳避難小屋までの登山について書いていきたいと思います!
黒岳石室から北鎮岳、白雲岳を経由して白雲岳避難小屋でテント泊した続きの記事になります!
今回の大雪山黒岳からトムラウシ山、十勝岳、富良野岳、芦別岳9泊10日テント泊縦走の「熊対策まとめ」の記事になります!
ヒグマにも効果があると思いますので、北海道で登山する際は、是非、チェックしてみて下さい!
