- 黒姫山登山と紅葉の時期について
- 黒姫山登山口(大橋林道登山口・ 大橋登山口)の詳細と駐車場・トイレについて
- 黒姫山登山道に鎮座する種池・古池までの登山コースの詳細
- 黒姫山山頂までの登山とルートの様子について
- 黒姫山登山のルート・標高差・コースタイム詳細(大橋登山口~種池~古池~みたま平~大橋林道登山口)
- まとめ
黒姫山登山と紅葉の時期について
先日、念願叶って戸隠の名峰黒姫山(標高2,053m)へ登山してきました!
数年前から黒姫山へ登ろうと考えていたのですが、中々予定が合わず伸び伸びになってしまいました。
今年こそはと思い、戸隠キャンプ場を起点にして、前回ご紹介した飯縄山、戸隠山と併せて黒姫山へ出没した感じです。
今回登山をした黒姫山は、日本二百名山にも数えられている名峰でして、北信五岳の一つに数えられている人気の山になります。
ちなみに北信五岳は、斑尾山、妙高山、戸隠山、飯縄山になるのですが、斑尾山へ登れば見事コンプリートになります!
今回の黒姫山登山を以て北信五岳へ王手になるのですが、そこそこ標高が高く、思っていた以上にキツイ行程になりました。
妙高火山群に属する黒姫山は、外輪山を有する山容になるのですが、山頂付近からの景色に癒され、また、紅葉も綺麗で忘れられない1日になりました。
ちなみに今回登山した黒姫山の紅葉の時期は、10月上旬に山頂周辺が旬を迎え、10月下旬にかけて麓に下りてくる感じになります。
今回は、明峰黒姫山登山について書いていきたいと思います!
そして今回登山をした黒姫山周辺の様子を撮った登山動画がこちらになります!
上記写真を押すと短い登山動画(YouTube)を観ることが出来ますので、黒姫山の景色やルートの様子が伝われば幸いです!
黒姫山登山口(大橋林道登山口・ 大橋登山口)の詳細と駐車場・トイレについて
キャンプで利用した戸隠キャンプ場の夜明けでございます!
正面に見えるお山が二日前に登山をした飯縄山になります。
新鮮な空気を補充したところで、今日は北信五岳の一座であります黒姫山へ登山したいと思います!
黒姫山登山の場合、マイカーで訪れる方が殆どだと思います。
戸隠キャンプ場の入口に高妻山登山用の無料駐車場(写真手前側)とトイレがありますので、こちらで駐車しても良いかもしれません。
こちらが戸隠キャンプ場の入口にあります高妻山登山用の無料駐車場周辺の地図になります。
奥に見えるのが公衆トイレになります。
黒姫山登山口にはトイレがなく、登山道にもありませんので、こちらで済ます事をおすすめいたします!
そして今回の黒姫山登山で利用した登山口は、「大橋林道登山口」と「大橋登山口」の2つになります。
名前が似た登山口になるのですが、ルートが異なりますので注意が必要です。
両登山口共に駐車場のスペースがあるのですが、その様子を撮った写真がこちらになります!
こちらが黒姫山の大橋林道登山口になりまして、入口周辺に10台ほど駐車できるスペースがあります。
今回の黒姫山への登山では、下山口として利用しました。
そしてこちらが大橋登山口になりまして、入口周辺に6台ほど駐車できるスペースがあります。
今回の黒姫山への登山では、登山口として利用しました。
先ほどの戸隠キャンプ場入口の駐車場から歩ける距離なのですが、帰りが登り坂になりますので、「大橋林道登山口」、「大橋登山口」のどちらかを利用した方が良いかもしれません。
黒姫山登山道に鎮座する種池・古池までの登山コースの詳細
それでは大橋登山口から種池、古池経由で黒姫山山頂目指してスタートしたいと思います!
結構サクサク登れるのではないかと考えていたのですが、その考えが大間違いである事を後で知る事に・・。
普段使っている登山用のストックを家に忘れてしまい、登山口にあった「こん棒」を手に入れました!ってか、魔法使いが使う杖の様な・・・。
今から魔法の練習ですね!(笑)
寒いオヤジギャグで「凍えるブレス」を唱えることは出来るのですが、山頂まで「ルーラ」を覚えられない誰かさんでした(?)
MPが足りないのかしら?むしろ知能指数が足りんのか!?(笑)
妄想に華が咲いている頃に登山道の所に「種池」の看板がありました。
折角なので、登山コースから少し外れますが、種池に行ってみたいと思います!
こちらが種池になります!
想像以上に広くて驚いてしまいました!!
この池に登山用ストックを投げ入れると、金のストック、銀のストック、木製のストックに交換してくれるプレイが発動するそうです(嘘)
早く魔法を覚えて錬金術師になりたいものです!って、何かが間違ってますよね(笑)
折角訪れた種池ですので、湖を一周してみようと思ったのですが、濃い藪で身動きが取れなくなってしまいました・・・。
ここでツッコむと、種池一周で日が暮れてしまうと思い、途中であきらめました。
黒姫山へ登るか、種池一周に命を燃やすかと聞かれれば、そりゃ~黒姫山ですよね(笑)
種池から黒姫山が綺麗に見えました!
それにしても想定以上の距離と標高差がある景色にシットリと濡れてしまいました。
昔はこんなに感じなかったのですが、これも齢を重ねた影響でしょうかね~~
種池から黒姫山を目指し登って行くと正面に古池の景色が広がってきます!
こちらも想像以上に大きな湖に驚いてしまいました。
これだけ大きいと、何本ストックを投げ入れたら「プレイ」が発動するか分かりませんよね~(?)
それにしても黒姫山がデカいです!
本当にあの頂を登るのでしょうかね?
何故か、この時は他人事のように妄想していた誰かさんでございます。
古池は、先ほどの種池とは違い、湖畔を一周することが出来ます。
木道も整備されていて歩き易い感じでした。
古池は、人造湖になるみたいですが、非常に綺麗で癒しの空間でした!
そして登山者が少ないのも良いですね~!
そして古池周辺は、色々な登山道が交錯してまして地味に分かり難いです。
どうやら、古池は水芭蕉の群落で有名みたいです。
黒姫山へ登る場合は、春の水芭蕉の季節が良いかもしれません!
天気が地味に悪いですが、平和な登山道が続きます。
当初、本当にこっちが黒姫山へのコースなのか疑心暗鬼になってしまったのですが、杞憂に終わりました。
春になると一面水芭蕉の花が咲く所になります!
いや~秋の紅葉も良いですが、春の水芭蕉の季節にも黒姫山に訪れたくなってしまいました。
古池越しに見えるどっかの山になります(笑)
綺麗な湖が2つもルート上にあるので、大橋登山口から黒姫山を登るのはかなりおすすめです!
黒姫山山頂までの登山とルートの様子について
古池から黒姫山への登山道は、森の中を一気に高度を上げて行きます。
途中から沢沿いのルートになるのですが、中々雰囲気が良くてナイスガイに変身することが出来ました☆彡
こんな沢を何度か渡っていきます。
水がとても綺麗で、そのまま飲めるのではないかと思ってしまいました。
黒姫山の登山道場には水場がないので、この辺で給水できると便利なのですけどね~
いや~マイナスイオンがモッコリで、魔法使いから賢者へ変身できそうな雰囲気でした(?)
むしろ、沢の流れを見ていると、桃が流れてこないかつい期待してしまう誰かさんです(笑)
沢沿いのルートをこなしていくと、新道分岐となりました。
この辺は、「戸隠竹細工の森」と呼ばれているそうです。
なんだか戸隠忍者がモリモリ隠れていそうな森の名前ですよね!(笑)
赤い手裏剣か!?と思ったら紅葉した葉っぱでした!!
忍者ハットリくんのホッペの模様を彷彿とさせる鮮やかな朱色でございますね!
忍者ハットリ君と比べ、私のホッペは青ざめたアオヒゲの様な模様の時間になった急登の連続でした・・・。
黒姫山の登山道って、思った以上に急登なのですね~
登ってみて初めて知りました。
無知って、本当に恐ろしい事ですよね~~
黒姫山の稜線に出ますと、一気に景色が開けてきます!
思わず「ヤッホー!」と叫んでしまいました(嘘)
あの山はなんざんすかね!?
妙高山かな!?
右下に見える湖が、先ほどまでいた「古池」になります!
奥に見える山が飯縄山ですね!
黒姫山の稜線から見ても大きな湖ですよね~
さっきまでアソコを歩いていたかと思うと、なんだか不思議な気持ちになってしまいました。
飯縄山を見かけると、一生懸命撮影してしまいます!
アッチは高妻山・火打山方面でしょうかね~
左の方が戸隠山の様な・・・
山座同定しておけば良かったですね・・・。
あのゴツゴツはきっと戸隠山であって欲しい!
ついに「願い」になってしまっております(笑)
奥に見える山脈が奥立山連峰ですね!
今年も北アルプスに足が向きませんでした。
来年こそは、テント担いで縦走したいですね~
黒姫山を目指して登って行くと岩のゴツゴツ地帯が現れます。
この周辺が「しらたま平」になりまして、景色が素晴らしい所になります!!
古池もバッチリ見ることが出来ます!
黒姫山登山は、見所が多く飽きの来ない行程です。
ただ、黒姫山の稜線に出るまでが急登でかなりしんどいです・・・。
何度も見入ってしまう黒姫山からの戸隠の景色になります。
黒姫山の稜線は、今までの急登が嘘の様な平和な道のりになってきました。
紅葉も良い感じに色づいてまして、癒しの時間になってきました!
紅葉越しに見る戸隠の山並みが素敵でした!
紅葉には青空が欲しいですよね~~
そんなことを考えながらアホぞらこいていた誰かさんでした!(笑)
よ~~やくお目当ての黒姫山の山頂が見えてきました!
山頂に近づくと風が強くなってきました・・・。
そんな感じで念願叶いまして、北信五岳の一座であります黒姫山の山頂に到着出来ました!
黒姫山の標高は、2,053mになるのですが、この季節でもかなり寒かったです。
また、こちらが黒姫山の山頂プレートになるのですが、山頂は結構広く休憩するのに持って来いです!
黒姫山の山頂は、だいぶ紅葉が色付いておりました。
標高2,000mを越してきますと、季節の進み具合が速いですよね~
黒姫山の山頂からの火打山、焼山の景色になります!
いや~アッチも登りたいですね~
火打山、焼山を経由して雨飾山へ縦走したいな~っと考えているので、いつか実行に移したいですね!!
黒姫山の眼下に広がる野尻湖になります!
アッチも雰囲気良さそうですね~
今度戸隠に来ることがあれば、野尻湖周辺でキャンプしたいですね!!
それにしても懐の深い戸隠でございます。
黒姫山からの景色に見とれてしまったのですが、風が強くて寒くなり、早々に下山する事にしました。
あのモッコリは小黒姫山でしょうかね。
黒姫山は、外輪山になるのですが、「モッコリ」っという響きに弱いので、アッチも登ってみたくなりました!
峰ノ大池、七つ池も見てみたいですね~
飯縄山の景色が素晴らしいです!!
数日前に登った余韻もあるので、見える度に脚が止まってしまいます。
名残惜しいですが、ここで黒姫山とはお別れでございます!
また、季節を変えて再訪したいです!!
黒姫山の山頂から、どんどん麓を目指して紅葉前線が下がっている感じでした。
戸隠(戸隠神社奥社周辺)は、例年10月下旬頃が紅葉のピークになりますので、楽しみですよね!
黒姫山の天空縦走路になります!
解放感抜群で、今なら「ルーラ」を唱えることが出来そうな予感がしました(笑)
黒姫山の稜線沿いの紅葉の様子です!
赤や黄色に色づく木々が多く、目の保養になりました!
そんな感じで新道分岐に戻ってきました。
黒姫山まで登るのに苦労したのですが、下りは非常にサクサクと歩けてあっという間でした。
さ~戸隠へ下りたいと思います!!
こちらが大橋林道登山口の様子になります。
駐車場から結構な距離がありまして、道標も地味に少なく分かり難いと思います。
大橋林道登山口まで、こんな感じの林道歩きになります。
途中に、戸隠キャンプ場へ至るルートがありました。
今度、歩いてみたいですね~
こちらのゲートが見えると大橋林道登山口はあと少しになります。
大橋林道登山口から舗装路歩きをこなし、よ~やく戸隠キャンプ場入口にあります高妻山登山者用無料駐車場に戻ってきました!
そんな感じで今回の黒姫山登山の詳細がこちらになります!
黒姫山登山のルート・標高差・コースタイム詳細(大橋登山口~種池~古池~みたま平~大橋林道登山口)
こちらが今回登山をした黒姫山(大橋登山口~種池~古池~みたま平~大橋林道登山口
)のルートと標高差の地図になります。
大橋登山口から黒姫山へ登山すれば、だいたい12km前後の行程になるかと思います。
小さなお子さんを連れた登山者もいましたので、難易度的にはそれほど高くはないものの、標高差の地図の通り、急登もあるので体力的に辛い感じになるかと思います。
今回登山したコースは、黒姫山の主要ルートの1つになりますので、道も明瞭で道標もシッカリしておりますので、道に迷うような箇所はほぼありません。
注意点とすれば、やはり古池周辺の管理道に吸い寄せられてしまいやすい所かな~っと思います。
そしてこちらが今回の黒姫山登山のコースタイムになります!
戸隠キャンプ場ウェルカムハウス 9:22 → 9:35 大橋林道登山口 9:36 → 9:39 大橋登山口 → 9:47 種池 9:50 → 9:57 古池 10:00 → 10:44 新道分岐 10:47 → 11:09 しなの木 11:14 → 11:34 姫見分 11:39 → 11:48 しらたま平 11:51 → 12:05 峰ノ大池分岐 12:07 → 12:14 黒姫山 12:24 → 12:29峰ノ大池分岐 → 12:42 しらたま平 → 12:49 姫見分 → 13:03 しなの木 → 13:17 新道分岐 → 13:30 新道登山道入口 → 13:53 大橋林道登山口 → 14:08 戸隠キャンプ場ウェルカムハウスG
大橋登山口から種池、古池経由で黒姫山まで、約5時間のコースタイムになりました。
黒姫山の山頂まで登ってしまえば、ほぼ下り道になりますので、一気にペースを速くすることが可能だと思います!
大橋林道登山口への登山ルートは、林道チックになりますし、結構な距離を歩くので、途中で嫌になってしまいました。
また、黒姫山の登山道は、ツキノワグマが出没することが多いので、そちらにも注意が必要です!
また、今回登山した日は10月3日になりますので、紅葉の進み具合の参考になれば幸いです!
まとめ
冒頭にも記載した通り、当初、黒姫山への登山は、それほど大変ではないだろうと考えていたのですが、実際に登ってみると、かなりタフなルートで驚かされてしまいました。
黒姫山の稜線に出るまでは、単調な景色に萎えてしまうかも知れませんが、山頂に近づくにつれて雄大な風景に圧倒されてしまうと思います!
戸隠方面は、家から非常に離れていることもありまして、中々出没しにくい山域になるのですが、季節を変えてまた黒姫山や、戸隠山、火打山等へ出没出来たらな~っと考えております!
黒姫山の直ぐ近くに鎮座する、妙高山、火打山への登山について書いた記事になります!
今回の黒姫山登山と同じ紅葉の時期に登ったのですが、天気にも恵まれ素敵な景色に癒された山行でした!