アオヒゲ危機一髪♪ 樽の中身は何だろう!?

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雷から身を守る方法!落雷を防ぐ「くわばらくわばら」の呪文と藤原道真の怨念

雷神様藤原道真

 

 

雷から身を守る方法について

これからの季節は「雷の季節」と言ってもよいほど天気が急変し、凄い落雷に見舞われることが多いですよね。

 

雷が多い季節は、地域によって違うのですが、私が住む神奈川県は、やはり夏場に落雷が多い感じです。

 

 

関東の宇都宮と北陸の金沢の月別の雷の日数の平均値

※気象庁より出典

 

こちらは、関東の宇都宮と、北陸金沢の月別雷の日数の平均値になるのですが、季節によってだいぶ雷の頻度が違いますよね。

 

関東圏は、やはりGWから9月いっぱいまで雷が多いですが、日本海側にあります金沢は、夏場も多いものの、天候が荒れやすい冬場に落雷が多い傾向になります。

 

落雷は、登山愛好家にとって生死を分ける怖い自然現象なだけに、日頃から十分注意を払っていると思います。

 

特に夏場の14時以降の森林限界(おおよそ標高2,500m以上)を越えた稜線歩きは、雷との戦いと言っても過言ではないですよね。

 

何故かと申しますと、木も生えていない稜線上で雷雲に遭遇しますと、逃げる所がなく、雷は高い所へ落ちる性質がありますので、自分自身が恰好の的になってしまうからです。

 

 

登山中の遭難事故原因の詳細落雷事故件数

※警察庁より出典

 

こちらは、登山中の遭難事故原因の詳細になりますが、道迷いや滑落と比較しますと、落雷事故はそれほど多くはありませんが、威力が威力なだけに、命を奪われてしまう確率が非常に高いです。

 

特に印象的だったのが、私の地元丹沢山塊での落雷事故になります。

 

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こちらの記事で詳しく書いてますが、丹沢山塊の鍋割山の山頂で落雷が発生し、登山者1名がなくなる事故が身近な所で発生しております。

 

また、落雷が直接関係しなくても、悪天候の原因になりますので、雷雲を甘く見てはいけませんよね。

 

雨の降る中の登山は、本当に危険ですので、出来る事なら避けたいものですよね!

 

そんな怖い雷ですが、今回は「雷から身を守る方法」と落雷を防ぐ呪文の1つである「くわばらくわばら」について掘り下げたいと思います!

 

皆様、「くわばらくわばら」って言葉を知ってますでしょうか?

 

若い人達には馴染みがない言葉だと思いますし、使う事も少ないかと思います。

 

しかしながら、この「くわばらくわばら」には非常に面白い意味がありますので、そちらについても触れながら登山中の雷対策について書いてみたいと思います!

 

菅原道真と雷の関係と怨念について!学問の神様・雷神・農耕神

菅原道真公と雷の関係

※Wikipediaより出典

 

まず、「くわばらくわばら」の意味を語る前に、非常に関係がある人物が藤原道真公になります。

 

歴史があまり好きではない方でも、上記写真の人物である菅原道真公の名前は聞いたことがあるかと思います。

 

藤原道真は、「学問の神様」として有名ですので、受験の時の神頼みとしてお世話になった方も多いのではないでしょうか!?

 

学問の神様でもある藤原道真は、非常に優秀な方で、時の権力者である宇多天皇に才能を認められ右大臣の位まで昇りつめたエリートになります。

 

右大臣は、現代で言うと「内閣副総理」と同じ高位になります!

 

しかし、何処の世界でも共通しますが、その活躍を面白く思わない人間(藤原時平等)の妬みを買い、謀反を計画(昌泰の変)したとして、九州の太宰府に左遷となり、そちらで無念の死を遂げた方になります。

 

左遷と言っても右大臣まで昇りつめた人物に対する仕打ちにしては酷いもので、その日の食事にも困るような貧困を味わうほどでした。

 

そんな事もあって、憤死したあとは怨霊(雷神)として当時の都が置かれていた京都で暴れまわり、雷電や竜巻で都を壊しまくった凄い方になります!

 

この雷神としての活躍は凄まじく、まさに勇者だけが唱える事が出来る「ギガデイン(雷を使った攻撃呪文)」を連発し、京都在住の貴族達を落雷で命をモリモリ奪った猛者が藤原道真になります!

 

落雷(ギガデイン)だけでは物足らず、今度は疫病を使って京都市中を苦しめ、多くの貴族を根絶やしにしようとするほど怨念の塊だったのですが、流石に不味いと思い、福岡県の太宰府天満宮に藤原道真を祀り、高位を授け、ようやく怒りを鎮めることに成功した経緯があります。

 

現在は、雷神としてではなく、天満天神として信仰の対象になっておりますし、学問の神、農耕の神様として藤原道真は親しまれているのですが、この時に暴れっぷりの中で「くわばらくわばら」という呪文が生まれました。

 

それでは、落雷を防ぐ「くわばらくわばら」について堀り下げてみたいと思います!

 

 

落雷から身を守る方法「くわばらくわばら」の呪文と意味について

最初に書きますと、この「くわばらくわばら」の呪文は、迷信ですので、本当に困っているものの手立てがない時の最後の神頼み的な意味合いになります。

 

ですので、この「くわばらくわばら」の呪文を唱えても、落雷から身を守れるかどうかは運次第です!

 

しかし、「くわばらくわばら」の呪文を唱えたことにより、少しでも運が上がれば儲けものですので、最後の手段として頭の片隅に入れて頂けたら幸いです!

 

そんな「くわばらくわばら」の呪文ですが、雷神として暴れまわった上記の藤原道真公と関係します。

 

太宰府に左遷となり、憤死した藤原道真は雷神と化し、その祟りとして雷、竜巻、疫病を都で発生させ多くの被害が出たのですが、何故かある地域だけはその災難を免れることが出来ました。

 

その地名が「桑原(くわばら)」になります。

 

この桑原地区だけは、何故か雷落ちず、みな無事だったそうです。

 

何故、桑原だけ雷が落ちなかったのか!?

 

実は、この桑原は、かつて藤原道真公の所領(領地)があった地区と言われ、その為、落雷が起きなかったのではないかと言われております。

 

こちらの話には諸説あるのですが、藤原道真公の所領ではなく、生まれ育った故郷が桑原であるといった話もあります。

 

あんなに猛威を奮った落雷が、何故か「桑原」だけは無傷だったことで、それが雷除けのおまじないとして各地に広まり「くわばら、くわばら」と唱えるようになったと言われております。

 

また、こちらは伝承になるのですが、こんな雷神の話もあったりします。

 

雷神が農家の井戸に落ちてしまい、そこを農夫にふたをされてしまったとき、雷神が「自分は桑の木が嫌いなので、『桑原』と唱えたなら二度と落ちない」と誓い、井戸から出して貰い天に帰った。

 

という伝説もありますので、落雷を避けるための呪文として「くわばらくわばら」と唱えれば大丈夫!といった俗信が広がった経緯もあります。

 

そんな「くわばらくわばら」の呪文から、「桑の木にも落雷を防ぐ力がある」と認識され、家の庭に植える方もいたそうです。

 

そんな経緯もあって、落雷を防ぎ、災難から身を守る言葉として「くわばらくわばら」が使われることになりました。

 

あくまでも落雷を防ぐための、おまじないとしての言葉になりますが、「くわばらくわばら」の語源を知るとまた違った印象になりますよね!

 

藤原道真公が、学問の神様になる前は、雷神だった事を知った時は、かなり驚いた記憶が残っております。

 

個人的には、嫌な場面を目撃すると「くわばらくわばら、触らぬ神に祟りなし」と、使う事が多かったのですが、落雷から身を守る呪文であることを知ってからは、登山で使う事が多くなりました。

  

また、「くわばらくわばら」の類語としてあるのが、「鶴亀鶴亀(つるかめつるかめ)」と、「南無阿弥陀仏」ですかね!

 

南無阿弥陀仏は、幽霊や悪霊、心霊現象に遭遇した時に、ついつい仏様に助けを求めて唱えてしまいますが、意味的には「くわばらくわばら」と同じようなものになりますよね!

 

また、鶴亀鶴亀は、最近あまり聞かない言葉ですが、こちらは不吉な物を目撃したり、見たり聞いたりした後の厄落とし(縁起直し)として使う言霊になります。

 

鶴と亀は長寿で縁起がいいとされる動物ですので、それにあやかって運気を上げる呪文になるのですが、古来から信じられてきた言葉なだけに重みが違いますよね!

 

もし、雷雲に遭遇し、絶体絶命のピンチの時に、この3つの呪文を唱えれば、もしかすると命を落雷を防げるかもしれませんので、覚えておくと良いかもしれません。

 

なんだかんだ言っても、最後は神頼みですからね!

 

しかしながら、雷をバックに山の稜線で

 

「くわばらくわばら」からの「鶴亀鶴亀!」最後は「南無阿弥陀仏だ!」

 

と、叫んでいると、薄気味悪い新興宗教の修行中の様ですよね(笑)

 

助けるべきなのか、それとも信じる者は救われるのか定かではないですが、とりあえず、距離をとって観察したい存在ですよね!

 

 

雷から身を守る安全な場所と方法は!?

不運にも、雷に遭遇してしまった場合、何処へ逃げたら良いのか迷ってしまいますよね!?

 

上述してます通り、雷は、高い物体に落ちる性質があります。

 

街中なら鉄筋コンクリート造りの頑丈な建物の中や、自動車の中などは安全な場所なのですが、そのような物が無い海や山だと逃げる所が無いのが実情になります。

 

一番の落雷対策は、雨雲が発生しやすい時間帯(14時以降)や地形の所には行かない!になるのですが、それも中々難しいですよね。

 

それでも登山中に雷に遭遇してしまった場合は、出来るだけ姿勢を低く保ち、出来たら岩陰などに身を隠すのが有効になります。

 

また、大きな木があれば、そこから4、5mほど離れた所(45度以上の角度見上げられる場所)にしゃがみ込んで留まるのも、安全な場所になりますので落雷対策に有効になります。

 

この時、木から2m以内に近づくと、雷が落ちてきた場合、自分の方へ移ってしまう危険があるので、必ず4、5m離れることが重要になります。

 

凄い雷雨であっても、20~30分で雲は移動しますので、それまでの間、「くわばらくわばら」と「鶴亀鶴亀」、「南無阿弥陀仏」の3重奏で乗り切ってください!

 

 ベルトなどの金属を外したほうが良いと考える方がいるみたいですが、上述してます通り、雷は高い所へ落ちる性質がありますので、これはあまり意味がないそうです。

 

金属を外す時間があるならば、体を隠せる安全な場所を探すのに使うか、「くわばらくわばら」と「鶴亀鶴亀」、「南無阿弥陀仏」の合唱時間に使ったほうが良いのではないかと思います!

 

まとめ

雷と藤原道真公、「くわばらくわばら」との関係を知ると、また違った印象になりますよね!

 

雷から身を守る方法は、色々とありますが、科学的根拠はないものの、先人達の知恵である「くわばらくわばら」に最後は頼ってみるのも良いかもしれません!

 

我が国は、昔から自然災害が多く、先人たちの苦労は計り知れないものがありますよね。

 

新型コロナや大雨による洪水も頻繁しておりますので、もしかすると、藤原道真公が現状の不甲斐ない日本に対して怒っているのかな?と、不謹慎ながら思ってしまいました。

 

自然を恐れ、命の危険があったとしても、それを神様と結び付け敬った先人達ですが、その必死さを我々も見習わなければならない部分がありますよね。

 

「くわばらくわばら」ではないですが、災難から逃げることも重要ですが、自然の力を甘くみず、共存し上手く利用する事も大事だよなと思っております。

 

言葉には、1つ1つ力が宿り、それが言霊になります。

 

プラス思考の言葉を意識的に使えば、それが言霊となり良い方向に進むと私は信じております。

 

想定外なことが色々と起きている時こそ前向きな姿勢が大事でよね!

 

これ以上、自然災害が発生しないことを祈りつつ、今日はこの辺で失礼します!

 

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