八ヶ岳の麓にありますJR清里駅周辺は、観光地として有名ですよね!
雄大な八ヶ岳の景色を求め、数多くの観光客が訪れる人気スポットでありますが、JR清里駅駅から比較的簡単に登れる名山としてあるのが今回ご紹介する「飯盛山」になります。
なかなかユニークな名前をした飯盛山ですが、今回は横尾山から縦走して登った時の様子について解説したいと思います!
- 飯盛山へ登山した経緯と読み方について
- 飯盛山登山!木賊ノ頭と槍、三ッツ沢ノ頭(丸山)の登山ルート詳細
- 大盛山登山と登山ルート、山頂からの景色の詳細
- 飯盛山ハイキングコースと山頂からの景色について
- 飯盛山の駐車場とJR清里駅までの下山の様子について
- 飯盛山の登山ルート・標高差・コースタイム詳細
- まとめ
飯盛山へ登山した経緯と読み方について
前回の山梨百名山最後の1座である横尾山への登山に引き続きまして、最後の区間である清里駅までの縦走について書いていきたいと思います!
西沢渓谷から入山し、甲武信ヶ岳でテント泊で1泊、大弛小屋でも1泊し、その勢いで横尾山まで登った感じですが、何だかんだで今回で最終回となります!
も~若くないな~と感じることが増えてきたのですが、最近は2泊3日くらいのテント泊縦走が体力的にも精神的にも丁度よいな~っと思うようになってきました。
そんな2泊3日のテント泊縦走ながら、最終日の距離がえげつなく、藪道もあったりと、我ながらなんでこんなドMな計画を立てたんだと飯盛山の山頂に着いて思ってしまいました。
そんな苦しい縦走になりながらも、前々から未踏区間であった小川山から信州峠を経由して横尾山、飯盛山へ登山したかったもので、念願叶って嬉しい一日にもなりました。
ちなみに「飯盛山」の読み方になりますが、「飯盛山」と書いて「めしもりやま」と読みます。
飯盛山のお隣には「大盛山」もありまして、なんだかふざけた山名だな~っと思ってしまったのですが、その山容を見ると妙に納得してしまいました。
GWにテント泊縦走した内容も今回で最後になりますが、飯盛山への登山について書いていきたいと思います!
飯盛山への登山に移る前に、前回登った小川山から松ネッコ、信州峠を経由して横尾山(山梨百名山コンプリート)へ縦走した時の様子を書いた記事になります!
そしてこちらが飯盛山へ登山中に撮影した登山動画になります!

上記写真を押すと、YouTubeで動画を観ることが出来ますので、飯盛山を始め、金峰山、大日岩、小川山、横尾山への登山ルートの様子と美しい奥秩父の景色を堪能していただけたらと思います!
飯盛山登山!木賊ノ頭と槍、三ッツ沢ノ頭(丸山)の登山ルート詳細
山梨百名山達成を喜んだ横尾山の山頂になります!
少し休んだところで目指す飯盛山を目指して登山再開したいと思います!
横尾山から飯盛山までの登山ルートは、「破線ルート」になっておりまして、全体的に少し分かり難くなります。
横尾山からの南アルプスの景色になります!
何度見ても素敵な風景ですよね~♡
そんな感じで飯盛山を目指したいと思います!
横尾山から一気に高度を下げていきます。
写真の通り、踏み後も不鮮明なコースになっておりました。
まずは、飯盛山への辛い登り返しのある木賊ノ頭を目指したいと思います。
正面に見えているのが木賊ノ頭になります。
それほどアップダウンがなさそうに見えますが、実際はかなり下り、モリモリ登り返しします。
そして、こんなアップダウンが飯盛山の山頂まで続きます・・・
横尾山から飯盛山への登山道のランドマークと呼んでよい「豆腐岩」が鎮座しておりました。
豆腐岩というよりは妖怪の「ヌリカベ」のような出で立ちでした。
徐々に日が暮れてきたので、なんだか人肌寂しい時間帯だったのですが、豆腐岩とイチャイチャ出来て素敵な日間になりました♡
密着するのも大好きですが、触れるか触れないかくらいの微妙なタッチも好きな誰かさんでした(?)
優しいタッチとフレンチ・キスをしてしまった木賊ノ頭でした。
どちらかというと、「頭」ではなく「木賊ノ口」に改名して欲しい気持ちが強まったのですが、「ノロ」とも読めるので、お腹痛くなるとアレなのでそのままでお願いします!(?)
よく分からない感情が芽生えた木賊ノ頭からの景色になります!
いや~~飯盛山の山頂まで見たくないアップダウンが連続していて、「絶望ノ頭」に改名して欲しいと思ってしまいました。
左側のモッコリが、目指す「槍」になるかと思われます。
この辺は土地勘が全くないので、「私は誰?」状態に突入してしまいました(笑)
とりあえず、体力、脚力をモッコリ消費することが確定しているな~っと思ってしまった感じです。
悲鳴から狂気に変わった辺りで、前から登ってみたかった「槍」に到着しました。
潔い名前である「槍」ですが、個人的には「槍衾」の方が防御力が高くおすすめですね(?)
槍衾を知らない山ガールに説明しますと、ギリシャ帝国が最強だった理由の1つになります「ファランクス陣形」みたいな感じです!って、余計わからんか。
ま~壁に耳あり障子に目あり!っと思って頂いて大丈夫です(???)
よく分からない「槍」を過ぎると目指す飯盛山の山頂と八ヶ岳が綺麗に見える所がありました!
徐々に飯盛山への稜線の全容が分かってきたものの、あまりにもアップダウンと距離が長くうんざりしてきました・・・。
飯盛山の雄大な景色を眺めながら激急登をこなすと、三ッツ沢ノ頭(丸山)に辿り着くことが出来ました。
木賊ノ頭、槍と言い、かなりハードプレイを強いる三ッツ沢ノ頭(丸山)への登山となりました・・・。
そんな三ッツ沢ノ頭(丸山)の標高は、1,664.7mになります。
日が傾いてくると、徐々に冷えてきましたね・・・。
三ッツ沢ノ頭(丸山)からの飯盛山の景色になります!
大分近づいてきているものの、私のライフは既に尽きようとしております・・・
キラリーでしたっけ?ダイスキー♡でしたっけ?そんな魔法を山ガールにかけて欲しいです(?)
大盛山登山と登山ルート、山頂からの景色の詳細
ライフというよりは、水が切れそうな状況ですが、飯盛山の手前にあります大盛山を目指して登山再開したいと思います。
三ッツ沢ノ頭(丸山)からはフェンスの横に通っている登山道を登っていきます。
相変わらず踏み後が不明瞭ですが、定期的にピンクテープが付いているので、大盛山まで迷うことはありませんでした。
大盛山の手前に鎮座するモッコリになるのですが、右手に柵がありまして、そちらに綺麗な登山道が付いています。
何故か内側(柵の左側)に入ってしまい、登山道が見えているのに藪道を歩く羽目になりました。
分かり難い説明になるのですが、三ッツ沢ノ頭(丸山)から大盛山へ登る場合は、柵が出てきたら右手に入いるようにし、絶えず左手に柵がある状態で登っていくと正規の登山道となります。
結構、笹が深く歩きにくいですし、ダニも居そうだな~っと思える状況でしたので、登山道を歩くようにしてください。
ちなみにこの写真は、途中で柵を越して登山道に戻った様子になります。
よ~~やく目指す大盛山の山頂が見えてきました!
想像以上に雄大な景色に、ライフがマイナスながらも足取りが少し軽くなってきました。
「気分は足軽大将!」てな感じで大盛山を目指したいと思います!
横尾山から何とか大盛山まで歩くことが出来ました・・・。
いや~~ここまで本当に遠かった・・・。
そんな大盛山の標高は、1,650mになります。
普段は登山者で大盛り上がりしている大盛山なのですが、到着した時間が遅かった関係で、山頂を独り占めすることが出来ました。
こちらは、大盛山の山頂からの景色になります!
八ヶ岳の景色が素晴らしく、何故か涙が流れてしまい感極まって「エイドリアーン!!」っと叫んでしまいました(嘘)
それにしても風が冷たくて寒く、私の下半身は残念ながら「大盛山」にはなりませんでした(?)
そんなモッコリ山が不発になった大盛山ですが、飯盛山まではとても近いので、この勢いで登山を再開したいと思います!
飯盛山ハイキングコースと山頂からの景色について
大盛山と山頂直下には、飯盛山ハイキングコースの看板が立っておりました。
飯盛山は、色々なハイキングコースが整備されてますので、時間や負荷などを勘案してコース取りできるのも魅力の1つになります!
私みたいに大弛小屋から飯盛山を目指す登山者も少ないですよね(笑)
そしてこちらが今回のテント泊縦走の最後のピークになります飯盛山になります。
山名の通り、「日本昔話盛り」のようなご飯の大盛具合のようなお姿が印象的ですよね!
大盛山から飯盛山までは、こんな感じの距離感、アップダウンになります。
それほど距離も離れていないので、是非、大盛山、飯盛山の両方を登ってみて下さい。
横尾山方面を振り返っての写真になります。
飯盛山から横尾山も十分縦走できる距離だと思います。
ただ、横尾山の登山口であります信州峠は、交通の便が悪いので、飯盛山からの場合は、ピストン登山になってしまいますよね。
それにしても八ヶ岳の景色が素晴らしいですね!
左が権現岳、八ヶ岳キレットから中央やや右が赤岳ですかね。
八ヶ岳キレットから赤岳、権現岳へ登山した時の記事になりますので、良かったら参考にしてみてください!
アッチは・・・入笠山でしょうかね!?
南アルプスか?
むしろ私は誰だ?っと思ってしまいました。
何度も書きますが、も~私のライフはこの時0になってましたので、何もかも考えられない時間帯でした。
意識を取り戻すとそこにはモッコリ、モッコリ~♪ではなく、飯盛山がチン座しておりました。
さ~~弱い裏筋(?)の方から山頂を攻めたいと思います!!
大盛山と飯盛山のコルには、平沢登山口への分岐がありました。
下山するJR清里駅は、平沢登山口方面になりますので、飯盛山はピストンする形になります。
そんな感じで今回の2泊3日奥秩父主脈縦走路の最後の一座である飯盛山の山頂に到着です!
飯盛山の標高は、大盛山よりも低く1,643mになります。
よ~~やくここまで来たか~・・・っと、安堵で一杯になりました。
やはり飯盛山の山頂も私だけの貸し切り状態でした。
ボチボチ日没が迫っているので、後ろ髪ひかれますがJR清里駅を目指したいと思います。
飯盛山の山頂から歩いてきた稜線の景色になります。
中央奥が木賊ノ頭、ギリギリ横尾山の山頂が見えてますね。
右奥の山が金峰山だと思われます。
あの裏からスタートし、飯盛山まで良く歩いてきたな~っと他人事のように思ってしまいました。
飯盛山からの景色も見納めでございます。
さ~暗くなる前に清里駅へ下山したいと思います。
飯盛山の駐車場とJR清里駅までの下山の様子について
飯盛山の山頂から先ほどの平沢登山口方面に下山すると、歩き易い登山道となりました。
飯盛山の山頂からJR清里駅までは4.5kmほどの道のりになります。
下山道を進んで行くと東屋が見えてきます。
JR清里駅は、このまま右手に進むのですが、東屋の裏側からもルートがありますので、ま~気分次第でしょうかね。
東屋の直ぐ近くには、清里駅への分岐があります。
このまま左折せず真っ直ぐ林道を進むことが出来るのですが、時間が掛かるので、道標の通り進みたいと思います。
雰囲気の良い登山道を下って行くと、飯盛山の登山口が見えてきます。
なお、こちらの登山口の直ぐ隣に飯盛山の登山で使える駐車場があります。
なお、ロッヂ飯盛山の敷地にある有料駐車場になっておりまして、登山仲間の情報ですと、1日500円になるそうです。
駐車場には、トイレ(ロッヂ飯盛山のを使用)もありますので、飯盛山、大盛山への登山の拠点として便利だと思います。
こちらが飯盛山登山南口駐車場周辺の地図になります。
ロッヂ飯盛山を目指してアクセスしてください!
結構、広い駐車場ですので、満車で駐車できない事は少ないと思います!
2泊3日のテント泊をした影響か、無性にジャンキーなものを食べたくなってしまい、ついつい買ってしまいました。
修行僧のような生活を送っていたもので胃が受け付けず、景気よく食べ進んだものの、途中から気持ち悪くなってしまった誰かさんでした。
それでも下界の食事ってやっぱり美味しいですよね♡
長い長い一日になりましたが、なんとか無事にJR清里駅に辿り着くことが出来ました。
なんだか嬉しさ半分、寂しさ半分だった電車の待ち時間になりました。
そんな感じで今回の飯盛山への登山の詳細に移りたいと思います。
飯盛山の登山ルート・標高差・コースタイム詳細
こちらが今回登山をした横尾山から飯盛山へ縦走した登山のルートと標高差の地図になります。
登山をした日は、5月5日になりまして、日中は気温が上昇し、横尾山の山頂周辺でだいぶ水不足となり、飯盛山まで厳しい登山になりました。
また、標高差の地図の通り、横尾山(42km付近)から飯盛山(50km付近)までは地味にキツイアップダウンが連続します。
また登るのね~っと悲鳴にも似た嫌味(?)を連発した飯盛山への登山だったのですが、距離も結構ありますので、時間に余裕をもって臨んでいただけたらと思います。
そしてこちらが今回登山をした飯盛山へ登山した時のコースタイムになります!
横尾山 14:28 → 15:06 木賊ノ頭 → 15:46 槍 → 15:58 三ッツ沢ノ頭(丸山) → 17:15 平盛山 → 17:24 飯盛山 → 18:11 飯盛山登山口 → 18:38 清里駅
横尾山から飯盛山の山頂までのコースタイムが約3時間ほどでした。
横尾山から飯盛山までの距離が約8km前後になるのですが、アップダウンが連続する登山ルートになる事から、思いのほか時間が掛かってしまいました。
飯盛山からJR清里駅までも下り基調ながら1時間ほどコースタイムで掛かってしまいました。
先人達の記録を読むと、清里駅から飯盛山、大盛山を経由して野辺山まで縦走する方が多い感じです。
飯盛山だけの登山でも十分楽しめますが、も~少しMな刺激が欲しい方は、野辺山まで縦走することをおすすめいたします!
まとめ
欲を言えば当初計画していたJR奥多摩駅から入山し、今回下山したJR清里駅まで縦走したかったのですが、大弛小屋からのアップダウンと小川山以降の藪道を考えると、2日間ほど短縮となり、体力の消耗の少ない中で縦走できて、ある意味よかったと感じております。
疲れがたまっている中、飯盛山経由で清里駅までの登山は、多分、途中で足が攣ってしまい非常にまずい状況になったかもしれないな~っと、下山後の疲労具合に思ってしまいました。
今回歩いてみて感じたのは、やはり大弛小屋ではなく、金峰山の先にある大日小屋でテント泊が計画的には正解で、多分、今回のコースタイムより2~3時間ほど早く下山できると思います。
藪道が好きなテント泊縦走者にとっては、今回の小川山~松ネッコ~横尾山~飯盛山~清里駅のルートは、歩いてみたいコースだと思いますので、是非、チャレンジしてみて下さい!
そんな感じで山梨百名山コンプリートし、目標を達成してしまったので、今後どうしようかな~っと思っている状況です。
最近登っていないエリアを攻めようかな~っと思いつつ、英気を養って次回の山行に臨みたいと考えております!
今回の登山とは逆コースになります瑞牆山荘から奥多摩駅への3泊4日奥秩父主脈テント泊縦走について書いた記事になりますので、良かったら参考にしてみてください!