- 尾上製作所ミニかまどを購入した経緯について
- ミニかまどのサイズ・重さ・パーツの詳細
- ミニかまどの使い方・組み立て方の詳細について
- ミニかまどにアルコールストーブは使えるのか?使い方について
- ミニかまどで薪を使う時の使い方・セットの仕方について
- 尾上製作所のミニかまどのバリ取りについて
- ミニかまどを登山、キャンプで使ったレビューとスタッキングについて
- まとめ
尾上製作所ミニかまどを購入した経緯について
そうだ!キャンプ、登山で使えるかまどを買おう!
物欲の神様が舞い降りてしまったものの、そんな都合の良いかまどなんて売っているのかしら?と思いながら調べてみると、「尾上製作所」という日本のメーカーから「ミニかまど」と言う商品が発売されている事を知りました。
何故、かまどが欲しくなったかと申しますと、美味しいご飯をキャンプ、登山で炊いてみたいという熱い想いからになります。
美味しいお米を炊くなら「かまど」が必要だな!っといった安易な発想から尾上製作所のミニかまどに辿り着いたのですが、妙に気になってしまい衝動買いしてしまった1品になります!
衝動買いながらも、結果的に買って大正解だったミニかまどなのですが、値段が安いわりによくできた商品でして、かなり使い勝手が良くおすすめでございます!
去年からソロキャンプを楽しむようになったのですが、焚火台を使うには時間がない時や、後片付けが面倒な時、ちょっとお湯を沸かしたいんだけどガスバーナーだと雰囲気が台無しだな~と思う場面が多々ありました。
また、寒い朝の暖房器具として小さな焚火台があると便利だろうな~っと思うことがありまして、ミニ焚火台についても探しておりました。
ミニかまどを購入した結果、「ミニ焚火台は買わなくて良いかも!?」となり、結果的に高い焚火台を購入しなくて済んだので、かなりコストを抑えることが出来た感じです!
今回は、登山の火器としても使用でき、ソロキャンプから2人位に重宝する野上製作所のミニかまどについて掘り下げてみたいと思います!
特に燃料となる薪を始め固形燃料やアルコールストーブが使えるのか?についても触れていきたいと思います!
ミニかまどのサイズ・重さ・パーツの詳細
こちらが衝動買いしてしまった尾上製作所のミニかまどになります。
安心の日本製になってまして、粗悪な外国製と違って精巧に作られたかまどになります。
上記写真を押すと、尾上製作所ミニかまどを使った時の様子を撮った短い動画を観ることが出来ます!
アルコールストーブを使ったバージョンの内容ですので、良かったら参考にしてみて下さい!
注文すると、こんな梱包で届いたのですが、なんだか「ミニかまど」ってネーミングが可愛いですよね(笑)
私も「ミニ好き」なもので、ついつい女性にお願いして着てもらう事があったりします(?)
え~・・・気になるミニかまどのサイズになりますが、 高さが11.5cm、幅が12.5cm、奥行きが同じく12.5cmになっております。
気になる重さは300gになってまして、キャンプは勿論の事、登山の火器として持ち運びができる重量になります。
重さが500gを超えてくると登山で使うのには微妙かな~と感じてしまう方が多いと思います。
先日、2,000m峰の雪山登山でミニかまどを持って行ったのですが、重量に関しては全然気になりませんでした。
また、後述しますが、薪、アルコールストーブを使用してミニかまどを使う場合は、付属品の「ホルダー(五徳)」は使いませので、更に軽量化することが出来ます。
※ザックリ50gは軽量化できます。
ミニかまどの収納の様子がこちらになります!
名前の通り、かなりのミニサイズになりますので、収納を邪魔しないのもメリットになるかと思います。
こちらはミニかまどを組み立てた状態になりまして、350mlの缶とメスティンとサイズ感を比較したものになります。
写真からかなり小さいことが分かるかと思います。
また、ミニかまどのスタッキングになりますが、スノーピークのケトルと相性が良いので、そちらについても触れたいと思います。
ミニかまどの使い方・組み立て方の詳細について
軽量かつコンパクトでも、組み立て方や使い方が分からない方も多いと思いますので、実際に行なってみたいと思います!
こちらが尾上製作所のミニかまどの部品一覧になります。
細々とした感じではありますが、組み立て方、使い方ともに特に難しい事はございません。
まず、こちらがミニかまどの土台になります受け皿になります。
こちらに燃料の薪やアルコールストーブをセットする感じです。
次にこちらのカバーをセットします。
さらにもう1つカバーをセットしますと、ほぼミニかまどは完成になります!
ミニかまどを組み立てた状態です。
下の四角形の所から追加の燃料(薪など)をくべていきます。
四角形の隙間からアルコールストーブを出し入れできませんの、その辺は注意かなと思います。
受け皿のサイズも広いので、ほぼ全てのアルコールストーブを使うことが出来ると思います!
そしてこちらがミニかまどの五徳部分になります。
ミニかまどの燃料を薪にするか、それともアルコールストーブ、固形燃料にするかによって、組み立て方が少し変わってきます。
五徳につきましては、何パターンか組み立て方があるのですが、大きな物をミニかまどに載せる場合は、写真のようにセットしていきます。
固形燃料や薪をミニかまどの燃料に使う場合は、こちらのホルダー(五徳)もセットいたします。
こんな感じにミニかまどの内側にセットしまして使う場合と、更に一段高い場所でセットする2パターンがあります。
※アルコールストーブを使う場合は、この五徳は使用しません。
固形燃料を使う場合は、こちらの「固形燃料用受け」をセットします。
※薪、アルコールストーブを燃料にする場合は、こちらは使用しません。
こんな感じに固形燃料用受けをセットします。
先ほどの五徳をミニかまどにセットします。
こちらで固形燃料を使う場合のミニかまどが完成になります!
あとは固形燃料に火を点ければOKになります!
折角なので組み立て方ミニかまどにメスティンを置いてみたいと思います!
メスティンを置いてみたのですが、五徳が広すぎて安定しないので、セットを少し変えたいと思います!
五徳を外向きから内向きに替えることが出来ますので、乗せるアイテムの大きさによって使い分けられるので非常に便利です!
ミニかまどの内側五徳バージョンの完成でございます!!!
五徳の爪を内側に向けた事により安定性が増してますね!
もともとムチムチな体形をしたミニかまどですので、ある程度の重さにも耐えられると思います!
ミニかまどにアルコールストーブは使えるのか?使い方について
固形燃料が使えるならアルコールストーブも大丈夫なのか気になりますよね!?
上述してます通り、アルコールストーブも問題なくミニかまどで使用することが出来ます。
こちらは、愛用しているエバニューのアルコールストーブになります!
実際に尾上製作所のミニかまどにセットして使ってみたいと思います!
まず、固形燃料を使う場合にセットした、内側のホルダー(五徳)は使わないので外す必要があります。
五徳の上にアルコールストーブを置いてしまうと、高さが出てしまうので、鍋やケトルを乗せると安定性に欠けてしまいます。
そんな感じで内側のホルダー(五徳)を外して写真のような状態にします。
ミニかまどにアルコールストーブを置いた状態です。
先ほどの下部にあります四角形の窓からアルコールを注げませんので、この状態でセットする必要があります。
あとは上部に五徳をセットして火を点ければアルコールストーブが使える状態になります。
ミニかまどは空気の対流を考えられて作られたアイテムですので、燃焼効率が良く、アルコールストーブとの相性も抜群です!
風の影響を受けやすいアルコールストーブですが、ミニかまどにセットすれば風防として使えます。
薪を始め、アルコール、固形燃料と燃料を変えても使えるのが尾上製作所のミニかまどの大きなメリットだ感じました。
ミニかまどの組み立て方や使い方、収納の仕方は、説明書が付属されてきますので安心です!
ミニかまどで薪を使う時の使い方・セットの仕方について
固形燃料、アルコールストーブに続き巻いて、ミニかまどで薪を使う時の使い方・セットの仕方について書いていきたいと思います。
固形燃料を使う時にセットしたホルダーを、こんな感じにミニかまどの上部に置きます。
そこに五徳の爪をセットしていきます。
丸い穴ではなく、ホルダーの枠の中に五徳の爪をセットしていきます。
ミニかまどで薪を燃料として使う時のセットの完成図がこちらになります!
固形燃料、アルコールストーブとセットの仕方はほぼ同じですので、難しい事はございません!
薪を燃料として使っても、五徳が広く安定してますので、安全に調理等が出来るようになっております!
ミニかまどを上記のように組み立てたうえ使っていくのですが、実戦に投入する前に行って欲しいのが「バリ取り」になります。
尾上製作所のミニかまどのバリ取りについて
日本のメーカーである尾上製作所のミニかまどですが、残念ながら鋭利な「バリ」が結構ありますので、怪我の防止にサウンドペーパーで軽くこすって角を滑らかにする必要があります。
バリ取りで用意するのは、こちらのサウンドペーパー(紙やすり)になります。
100均でも売ってますので、直ぐに手に入ると思いますし、サウンドペーパーの粗さも適当で大丈夫です。
※細目のサウンドペーパーが無難かもです。
少し観にくいのですが、表面が凸凹してまして、結構鋭利になっている個所があったりします。
説明書には「手袋してミニかまどを使用してください」と記載がありますので、ある意味納得な感じでした。
バリはあるものの、サウンドペーパーを使えば簡単に滑らかになります。
時間にして10分程でミニかまどのバリ取りは完了しました。
手袋を使う前提ならばバリ取りは不要ですが、安心して使いたい方はサウンドペーパーを使って微調整する事をおすすめいたします。
ミニかまどを登山、キャンプで使ったレビューとスタッキングについて
それでは実際に登山、キャンプで尾上製作所のミニかまどを使ったレビューとスタッキングについて書いてみたいと思います!
まず、ミニかまどには専用のケースが付属してきます。
結構シッカリとしたケースで驚きました。
先日、東京都の最高峰であります雲取山(標高2,017m)の山頂でミニかまどを使ってお湯を沸かしてみました。
使用したケトルにつきましては、スノーピークNO.1ケトルになりまして、熱源はアルコールストーブになります。
ミニかまどの安定感が際立ってますよね!!
まさか山の山頂でかまどを使ってお湯を沸かす日が来るとは夢にも思いませんでした!!
燃料効率が良いかまどになりますので、アルコールは少なめでセットしてみました。
気温がマイナス5度前後の環境だったのですが、500mlのお湯が6分で沸きました!
いや~燃料効率が良い事は知っていたのですが、ここまで良いとは驚きでした!
この寒い時期ですとアルコールストーブは使い物にならない事が多いのですが、ミニかまどとコラボレーションなら問題ありませんでした!
そしてミニかまどのスタッキングになりますが、今回使用しましたスノーピークケトルNO.1ならスッポリと入れて持ち運ぶことが出来ます!
ただ、蓋が閉まらずなので・・。
スノーピークケトルNO.1は、ガスバーナー、アルコールストーブは勿論の事、焚火にも使える頑丈なステンレス製ケトルになりますので、薪を使用するミニかまどとの相性も抜群だと感じております!
尾上製作所のミニかまどは、登山で十分使える事が分かったので、使う頻度がかなり多くなりそうです!
登山道周辺は薪が豊富ですので、これを燃料として使えるのがミニかまどの大きな魅力だと思っております!
燃料切れがないのは、遭難対策、防寒対策(ビバーク)としてもかなり有効だと思っております。
アルコールストーブでの利用に引き続きまして、今度は豊富に落ちている薪を使ってお湯を沸かしてみたいと思います!
環境を考慮して、ミニテーブルの上で焚き火を楽しんでみたいと思います!
山には大量の燃料が眠っております!
これを使わないのは勿体ない!!!
ちなみにこの薪(小枝など)の量で10分前後の火力になります。
500mlのお湯を沸かすには丁度良い薪の量だと思います。
落葉松の落ち葉を着火剤として使用し、小枝を燃やしている状態です!
何度も書きますが、かまどは燃焼効率が良いので、着火すれば一気に燃え広がり高火力になります。
火力が安定するまでは煙が立ち込めてきます。
私は若い頃から「雨雲、虫、煙」に好かれているのですが、今回も愛されている事を再確認できる時間になりました(涙)
それにしても火力が強くガンガン薪が燃え尽きていきます・・・。
小枝とは言え侮れない火力でございます・・・。
いや~10分間の燃料ですと、OD缶なら100円分の燃料の節約になるな~とほくそ笑んでしまいました(笑)
貧乏登山愛好家にとっては、この100円の燃料代節約は大きいですよね!!
「かまど」ですので、少しレトロっぽく撮ってみました!
いや~焚き火が楽しいです!!
ミニかまど最高!!!
「も~Kamadoにぞっこんだ!!」
と、叫んでしまいました!
ちなみに「Kamado」と書いて「かまど」とは読みません。
私は「かまドゥー」と呼んでおります。
かまドゥーと叫びながらお米炊いているオジサンがいましたら、間違いなく私なので、梅干し持参で遊びに来て下さい!
ミニかまどで炊いた熱々の銀シャリをプレゼントしたいと思います♡
勿論、女性限定ですよ♡
固形燃料、アルコールストーブとは違った楽しさがあるミニかまどでした!
今度、鉢巻とふんどし姿でフーフー言いながらミニかまどと闘いたいですね!(?)
アルコールストーブの時にも感じましたが、あっと言う間にお湯が沸き驚いてしまいました!
やっぱり、風の対流や燃料効率などを考えたデザインの賜物なんでしょうね~
登山やキャンプでかまどを使うのって、なんだか新鮮ですよね!
そこら辺に落ちている薪や小枝がお金に見えてきました(笑)
「もっと燃やしたい」という気持ちを抑えるのが大変でした!
これがきっと「恋」ってやつなんでしょうね(笑)
いや、ただ節約したいだけか♡
高火力ながら、ミニかまどの強度もかなり優秀で、変形したりはしませんでした。
今回ミニテーブルを使用しましたが、周辺に燃えやすい物がなければ地面に置いても大丈夫かな~と思います。
ブッシュクラフタ―の気分を味わいたくて、意味もなく枝を使ってケトルの蓋を開けてみました(笑)
目玉のオヤジが浸かっていたら嫌だな~と妄想していたのですが、杞憂だった瞬間でした♡
大量の薪(小枝)をミニかまどに投入したのですが、やはり燃焼効率が良いので綺麗に燃え尽きてくれました。
燃え尽きた灰の処分ですが、その辺に捨てると山火事の原因になり得ますので、私は「火消し袋」を持参して対応しました。
高温になる炭などを入れることが出来る袋になるのですが、軽量・コンパクトになるので、登山やキャンプに重宝しております!
キャンプで愛用してます火消し袋ZENについて書いたレビュー記事になります!
ミニかまどを使う時にも便利ですのでおすすめです!
薪を使うと、どうしてもススが付いてしまいます。
道具を汚したくない場合は、アルコールストーブや固形燃料を使用した方が良いかと思います!
私はミニかまどを使い倒そうと思っているので、ガンガン薪を使って経年変化を楽しみたいと考えてます!
まとめ
まさか持ち運びができる竈が売られていることにビックリしたのですが、実際に使っていると非常に良く出来た商品で、更に驚かされてしまいました。
固形燃料も使えますし、アルコールストーブの防風としても利用出来ますので、色々な楽しみ方が出来るのも尾上製作所のミニかまどの特徴だと思います。
日本製という事もありまして、作りもシッカリしてますので、末永く使えると考えております。
耐久性につきましては、使用頻度にもよるかと思いますので、何か不具合があればこちらの記事に加筆していきたいと思っております。
軽量コンパクトなかまどですので、是非、登山やキャンプに使ってみてください!
値段も安いのでおすすめですよ!!