アオヒゲ危機一髪♪ 樽の中身は何だろう!?

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西御殿岩と黒槐山登山!笠取山から奥秩父主脈縦走路周回!

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西御殿岩から富士山の景色 

テント泊縦走の1つの登竜門と呼んで良い「奥秩父主脈縦走路」ですが、奥多摩駅から瑞牆山荘までの約80kmを縦走中に「寄りたいけど面倒臭い」ピークとして君臨するのが「西御殿岩」と「黒槐山」になるかと思います。

 

どちらも地味に縦走路から外れているのですが、奥多摩駅、瑞牆山荘のどちらからスタートしても一番疲労が蓄積する区間に西御殿岩と黒槐山がある関係でスルーしがちかと思います。

 

今回は、行きたいけど面倒臭いジレンマの塊と呼んで良い西御殿岩と黒槐山への登山について解説したいと思います!

 

 

西御殿岩と黒槐山へ登山した経緯

前回の笠取山へのテント泊の続きになるのですが、笠取小屋を起点にして唐松尾山へ行くか、それとも甲武信ヶ岳へ縦走するかで悩みに悩んでしまいました。

 

両山とも狙える位置にテント泊したので、「後はその時の気分と山ガールの密度かな?」っと思い笠取山を目指した感じです。

 

しかしながら、人間は「緩い方に気持ちが傾く」、「綺麗なお姉さんは好きですか?」とは言ったもので、寒い中テント泊していると「山ガールも居ないし楽な唐松尾山へ登って帰ろう」っとなってしまいました。

 

若い頃は、モリモリ歩かなきゃ自分らしくない!っと思っていたものの、加齢の影響か、徐々に怠け癖がついてしまっている今日この頃です。

 

そんな感じでキツイ甲武信ヶ岳は止めて唐松尾山を目指したのですが、今まで登りたいけど機会がなかった妖艶な名前の黒槐山と、展望が素晴らしい西御殿岩も絡めて登山しようと思い実行に移しました。

 

そんな感じで今回は、地味で寄りにくいけど良いお山である西御殿岩と黒槐山の登山について書いていきたいと思います!

 

まずはテント泊した笠取山テント泊について書いた記事がこちらになります。

 

www.aohigetozan.com

道の駅みとみから出発し、雁峠、分水嶺を経由して笠取山へ登山・テント泊した時の様子について書いた記事になります!

 

そしてこちらが西御殿岩と黒槐山へ登山中に撮影した登山動画になります!

 

上記写真を押すと、YouTubeで動画を観ることが出来ますので、笠取小屋から西御殿岩と黒槐山の登山ルートの様子と美しい奥秩父の景色を堪能していただけたらと思います!

 

黒槐山、笠取山への登山ルートと展望の詳細!

笠取山テントの中の気温

なんだか冷えるな~っと思い気温を確認すると、テントの中の気温が約1度でした。

 

山ガールの温もりが欲しいな~っと思いつつ、アッチもこっちも奮い立たせて黒槐山と西御殿岩を目指して登山の準備を始めたいと思います。

 

 

黒槐山の前衛である笠取山へ登山開始の様子

また、テントに戻ってくるので着の身着のまま登山スタートしました!

 

まずは黒槐山の前衛?である笠取山へ登りたいと思います!

 

 

奥秩父主脈縦走路心臓に悪い急坂

寝起きの心臓には大変悪い急坂が永遠に続きます・・・。

 

いや~笠取山は好きなのですが、この坂は好きになれませんね~

 

 

奥秩父主脈縦走路から見る富士山の景色

笠取山の山頂に近づくと、邪悪な感じの富士山が見えてきました。

 

 

大菩薩嶺遠望の様子

左のピークが大菩薩嶺になります。

 

近いようで遠い登山ルートですよね!

 

 

奥秩父の最高峰である北奥千丈ヶ岳

そして右のピークが奥秩父の最高峰である北奥千丈ヶ岳になります。

 

アッチも邪悪な感じの景色になっておりました。

 

 

黒槐山の手前にある笠取山

心臓が止まりかけたところで、黒槐山の手前にあります笠取山に到着となりました!

 

 

笠取山は双耳峰

笠取山は双耳峰になりまして、こちらが東峰になります。

 

先ほどの西峰の方が、展望が良い感じになります。

 

ただ、風を遮るものがないので、非常に寒いです。

 

 

黒槐山への登山

よっ!富士山!!日本一!!

 

黒槐山への登山の景気づけになる絶景でした♡

 

ただ、どんより曇り空よりもスカッとした青空が欲しいですね~

 

 

笠取山から黒槐山への登山ルートの様子

笠取山から黒槐山への登山ルートは、刈払いされていない所が多く、かなり藪な感じになっておりました。

 

黒槐山周辺は、歩く登山者も少ないんでしょうね~

 

 

奥秩父主脈縦走路は黒槐山を巻くように登山ルートが付けられている様子

奥秩父主脈縦走路は、黒槐山を巻くように登山ルートが付けられているので、歩きやすそうなところから無理やり取り付きました。

 

嫌よ嫌よは好きのうち♡の精神で黒槐山を攻めていくと、綺麗な日の出タイムになりました!

 

 

黒槐山の頂上

だだっ広い場所に出ると、そこが黒槐山の頂上でした!

 

いや~初めての黒槐山なのですが、立派な山頂プレートがあって驚きました!!

 

 

黒槐山の標高は2,024m

黒槐山を愛する登山者が多いのか、山頂には山頂プレートがあちこちに掲げられておりました!

 

そんな黒槐山の標高は、意外と高く2,024mになります。

 

2024年と同じ標高で「年山」になりますので、そんなことも影響して、テント泊を兼ねて黒槐山へ登った感じです。

 

無計画な登山ながら、この辺はシッカリと抑えていたんですよ♡

 

 

黒槐山への登頂記念の様子

年山である黒槐山への登頂記念として、山頂で「謎飯」を食べてみました。

 

昨晩作った朝飯になるのですが、朝から気まずい雰囲気になったのは見ての通りになります(笑)

 

ちなみに「猫まんま」ではなく「謎飯」ですので、山ガールの皆様は、間違わないようにしてください!!

 

 

黒槐山から西御殿岩を目指して奥秩父主脈縦走路へ復帰した様子

謎飯を食べたのち、黒槐山から西御殿岩を目指して奥秩父主脈縦走路へ復帰した様子になります。

 

こちらが黒槐山への登山ルートの分岐になりまして、薄っすらですが踏み後がありまして、テープもまかれて分かるようになっておりました。

 

ただ、黒槐山へ登るつもりがないと、道標もありませんので、綺麗にスルーしちゃうと思います。

 

西御殿岩登山と奥秩父主脈縦走路周回の登山ルート詳細

西御殿岩への登山ルートから綺麗な富士山

黒槐山から西御殿岩を目指して進んでいくと、登山ルートから綺麗な富士山が見えてきました。

 

朝の邪悪な姿がマイルドになってきましたね~☆彡

 

 

西御殿岩からの日の出

益々マイルドになってきた日の出の様子になります!

 

もしかして、今日はツンデレですかね!?

 

 

唐松尾山の標高は2,109.3m

「ご安全に!」っと書かれていた唐松尾山になります!

 

本日の最高峰になりまして、唐松尾山の標高は2,109.3mになります。

 

標高が高いので、黒槐山よりも格段と寒かったです・・・。

 

雲取山よりも標高が高いのに、地味で目立たない不遇の山の1つですよね。

 

 

右が正規の奥秩父主脈縦走路登山ルート

そんな不遇の山ら西御殿岩を目指して進んで行くと、登山道が2つに分かれます。

 

右が正規の登山ルート(奥秩父主脈縦走路)になるのですが、西御殿岩へ行く場合は左の踏み跡へ進むと標高差が小さく楽だったりします。

 

ただ、バリエーションルートですので、ご利用の際は計画的に!

 

 

西御殿岩の岩場のルート

西御殿岩か!?っと思ってしまうような岩場のルートが続きます。

 

この辺は、滑落要注意です。

 

 

西御殿岩直下の岩場も滑落要注意箇所

西御殿岩直下の岩場も滑落要注意箇所になります。

 

岩場を登るよりは、写真左のハイマツ帯を進んだ方が楽ですし安全です。

 

 

西御殿岩に到着の様子

そんな感じでお目当ての西御殿岩に到着です!

 

立派な山頂プレートもありまして、西御殿岩の標高は2,075mになります!

 

 

西御殿岩からの富士山方面の景色

西御殿岩からの富士山方面の景色になります!

 

いや~絶好調ですね♡

 

 

西御殿岩からの槐山、笠取山方面の景色

黒槐山、笠取山方面の景色になります!

 

奥に見える北奥仙丈ヶ岳方面は、邪悪な雲がモリモリですね。

 

 

西御殿岩から眺める和名倉山方面の景色

西御殿岩から眺める和名倉山方面の景色になります!

 

久しく和名倉山にも登っていないので、今年は何処かで行きたいですね~

 

 

西御殿岩から見たかった景色

雲がドンドンなくなり富士山の景色が更に素晴らしくなってきました!

 

この景色を西御殿岩から見たかったのです!

 

 

西御殿岩から眺める奥秩父主脈縦走路

西御殿岩から眺める奥秩父主脈縦走路になります。

 

手前が飛龍山ですね。

 

 

黒エンジュ経由でテントを張っている笠取小屋へ戻る様子

西御殿岩からの景色を堪能した所で、黒エンジュ経由でテントを張っている笠取小屋へ戻りたいと思います!

 

 

西御殿岩から荒れた登山路

西御殿岩からの雄大な景色が一変し、自然の力をモリモリ感じられる登山ルートが続きます。

 

 

西御殿岩、唐松尾山の巻き道

西御殿岩、唐松尾山の巻き道になるのですが、アップダウンはマイルドなものの、滑落すると洒落にならない所もあったりします。

 

 

黒エンジュ

モリモリすすむと黒エンジュに到着しました。

 

この辺まで来ますと、美しい森の中に登山ルートが続き開放的な気分に浸れます!

 

 

西御殿岩から笠取小屋へ戻った時の天気

西御殿岩から笠取小屋へ戻ると、一面は銀世界になっておりました。

 

途中から凄い雪が降ってきまして、短時間で一気に積もってしまいました。

 

 

雪に埋もれた自分のテント

マイスイートホームも雪が積もり寒々しい感じなっておりました。

 

「お帰り~♡」と、山ガールが出迎えてくれるシチュエーションが欲しいですよね(笑)

 

 

テントの中で昼食の様子

西御殿岩から腹が減って死にそうだったもので、テントについたら直ぐ昼飯の準備に写りました。

 

 

西御殿岩と黒槐山登山で食べた昼食

今日の昼ごはんは焼そばだよ♡

 

そ~いえば「UFO仮面ヤキソバン」とかいましたよね~

 

「アオヒゲビーム」や「アオヒゲボンバー」とか必殺技があって、子供心に憧れを抱き、いつの間にか本格的な泥棒ヒゲとなりました。

 

 

西御殿岩と黒槐山登山から下山の様子

何の話をしているのかよく分かりませんが、テントを徹取し、下山を開始すると天気が回復していました。

 

 

北奥仙丈ヶ岳方面は雪雲に包まれていた

この界隈の天気は良くなったものの、北奥仙丈ヶ岳方面は雪雲に包まれておりました。

 

天気が良いものの気温が低く風が冷たくて非常に冷えてきました。

 

 

西御殿岩と黒槐山下山中もチラチラと粉雪が舞っていた様子

下山中もチラチラと粉雪が舞い雰囲気格段に良くなってきました!

 

それにしても登山者が全然いなくて誰とも会いませんでした。

 

 

西御殿岩と黒槐山下山中の沢のツララ

沢にはツララがモリモリでした!

 

寒い訳ですね~

 

 

道の駅みとみへ下山した様子

天気が急転してビビってしまいましたが、無事に車を駐車した道の駅みとみに戻ってくることが出来ました!

 

そんな感じで今回の西御殿岩と黒槐山への登山の詳細に移りたいと思います。

 

西御殿岩と黒槐山登山!登山ルート・標高差・コースタイム詳細

西御殿岩と黒槐山登山ルート・標高差・コースタイム

西御殿岩と黒槐山への登山ルートと標高差の地図詳細

こちらが今回登山をした西御殿岩と黒槐山への登山のルートと標高差の地図になります。

 

登山をした日は、12月7日なりまして、起床時の気温がマイナス2度と非常に冷え込みました。

 

登山した笠取山は、山頂付近は風を防ぐ木々がありませんので、こちらも非常に寒く花鼻水が駄々洩れになってしまいました。

 

また、標高差の地図の通り、西御殿岩と黒槐山は、きつい急坂はないものの、小さなアップダウンが多いので、意外と体力、筋力を削り取ってきます。

 

ただ、エスケープルートは豊富なので、その時の体力、気力次第でフレキシブルに対応できるのも魅力の1つかなと思います。

 

そしてこちらが今回登山をした西御殿岩と黒槐山へ登山した時のコースタイムになります!

 

笠取小屋 6:14 → 6:45 笠取山 → 7:23 黒槐山 → 8:11 唐松尾山 → 8:53 西御殿岩 → 9:17 山ノ神土 → 12:50 笠取小屋 → 13:50 小さな分水嶺 → 13:58 雁峠 → 16:04 道の駅みとみ

 

笠取小屋から黒槐山山頂までのコースタイムが約1時間ほどでした。

 

黒槐山から西御殿岩へのコースタイムは、約2時間でしたので、トータルで3時間前後で縦走できる計算になります。

 

笠取小屋を起点にすれば、往復7時間くらいで西御殿岩と黒槐山へ縦走できますので、テント泊なら十分狙えるコースタイムになります。

 

まとめ

今まで未踏だった黒槐山へ登れたのと併せて朝の天気からして展望が微妙かな~っと思っていた西御殿岩からの雲取山、和名倉山の景色が素晴らしく、急に思い立った計画ながら満足度の高い登山となりました。

 

しかしながら、山の天気は変わりやすく、途中から雪が本降りになりまして、景色が一変し驚かされてしまいました。

 

どんな山でも装備に抜かりなく、色々な状況を楽しめるくらいで臨まないと命の危険があるな~っと感じた時間になりました。

 

西御殿岩、黒槐山周辺は、新緑と紅葉が美しい所ですので、また、季節を変えて再訪したいなと考えております。

 

www.aohigetozan.com

今回幻に終わった笠取山から古礼山、甲武信ヶ岳へ登山した時の記事になります!

西御殿岩と黒槐山への登山と比べて、アップダウンがエグイので、中々厳しい登山になります。