バスやタクシーで簡単に3,000m付近までアクセス出来るので、老若男女問わず数多くのハイカーが押し寄せる乗鞍岳ですが、今回は非常に厳しいルートであった平湯尾根歩きが終わり、山頂である剣ヶ峰を目指して登った続きについて解説していきたいと思います!
- 乗鞍岳への登山とライチョウについて
- 大黒岳・畳平までの乗鞍岳登山コースの詳細!
- 乗鞍岳肩ノ小屋までの登山コースとトイレの詳細
- 乗鞍岳剣ヶ峰への登山コースと山頂からの景色について
- 乗鞍岳のライチョウと乗鞍岳山頂小屋から畳平バスターミナルまでの様子について
- 乗鞍岳登山コース・標高差・コースタイム詳細
- まとめ
乗鞍岳への登山とライチョウについて
前回に引き続きまして、日本百名山の1つである乗鞍岳への登山について書いていきたいと思います!
乗鞍岳の山頂は、360度見渡せる絶景が待っているのですが、天気が良いと日本百名山を48座見渡せる展望地としても有名だったりします。
「48」と聞くと、なにかのアイドルグループを連想してしまいますが、私の場合は「AOH48」な感じです。
え?アホー48ってなにざます!?ですと!
シャラップ―!!
アホーではないです!「AOH48です!」
何やら思い入れが強い感じではありますが、
「A(あ)、O(お)H(ひげ)48回剃っても青いままでダメでした」
の略だったりします。
なんのこっちゃー!ってな感じですが、話を乗鞍岳に戻しますが、火山がおります複雑な地形や、数多くの高山植物が咲き乱れるので、登山者以外にも観光客や野鳥愛好家も訪れる人気スポットになります。
今回は運がい良いことに、乗鞍岳でライチョウを見る事が出来ました!
乗鞍岳のライチョウは、最高峰である剣ヶ峰を始め、周囲のピークにも点在しているのですが、特に目撃しやすいのが大黒岳になるそうです。
一緒に乗鞍岳へ登山したイチタマさんは、ライチョウ目当てに大黒岳へ進み、我々は剣ヶ峰を目指して畳平のバスターミナルで再度合流する感じになります。
乗鞍岳の登山口であります畳平からは、少し歩きにくい登山道が続くのですが、今回は剣ヶ峰への登山の様子について書いていきたいと思います!
乗鞍岳の山頂からの景色やライチョウの写真を多めに載せながら解説していきたいと思います!
まずは前回歩いた平湯尾根から乗鞍岳の硫黄岳付近までの登山について書いた記事がこちらになります。
そして今回登山をした乗鞍岳で撮影した登山動画がこちらになります!
上記写真を押すとYouTubeで乗鞍岳への登山の様子を観ることが出来ます!
クラシックルートである平湯尾根の様子や乗鞍岳最高峰である剣ヶ峰からの景色や出会えたライチョウの様子、コマクサのお花など撮ってますので、良かったら参考にしてみてください!
大黒岳・畳平までの乗鞍岳登山コースの詳細!
前回の平湯尾根から登る場合は、乗鞍岳硫黄岳(乗鞍スカイライン)まで来れば、暫くの間は平坦な舗装路歩きになります。
畳平までバスでアクセスすると、この辺からの景色を見ることはないと思われますので、ある意味貴重な時間になりました。
私たちが乗鞍岳に登った時は、畳平~平湯バスターミナルまで通行止めになっていたので、安心して乗鞍スカイラインを歩く事が出来ました!
ヒッチハイクしていたのですが、車が来ないのは当然ですよね(笑)
それにしても素晴らしい景色でございます!
大黒岳の登山口に近づくと、コマクサの群落があちこちにありました!
天気も悪くなってきたので、ライチョウに会いたいな~っと思いつつ、畳平を目指して進みたいと思います!
この辺が桔梗ヶ原になります。
左のシルエットがマグロ状態であったシュンさん、右側が煮るなり焼くなり愛撫するなり好きにせー!っと叫んでいたイチタマさんになります。
コマクサの群落が多いので、この時期は大黒岳と絡めて訪れてみても良いかも知れません!
暫く進むと大黒岳の登山口が見えてきました。
ここでイチタマさんとお別れし、乗鞍岳最高峰である剣ヶ峰を目指して進みたいと思います!
ちなみに大黒岳から畳平へは、コースタイムで1時間程度になります。
大黒岳の山頂には、休憩できる東屋?石部屋?があるのですが、ライチョウも多いもののクマの出没も多発しているエリアになりますので注意が必要です。
大黒岳から更に進むとゲートが見えてきました。
なんだか「悪い事をした気分」に浸ってしまいました(笑)
ゲートを潜った先にあるのが鶴ヶ池になります。
畳平へ進む場合は、こちらを右折になるのですが、我々は乗鞍岳最高峰である剣ヶ峰を目指すので左に進みます。
遠くに見えている一番下のルートが畳平へ至る登山コースで、山腹につけらている登山道は、剣ヶ峰方面のルートになります。
それにしても鶴ヶ池と富士見岳のコラボが美しいですね!
鶴ヶ池の対岸に見えているのが、バスターミナルがある畳平になります。
乗鞍岳へ登頂した後、こちらの畳平へ戻ってきます。
乗鞍岳肩ノ小屋までの登山コースとトイレの詳細
そんな感じで乗鞍岳の山頂を目指して登山スタートでございます!
まずは、乗鞍岳肩ノ小屋を目指したいと思います!
乗鞍岳の登山コースにもコマクサが多く咲き乱れておりました!
いや~可愛いですよね!
まるで私の幼少期の様な天使の姿でした♡(???)
振り返っての畳平方面の景色になります!
中央に見えているのが畳平の御花畑の散策路になります。
正面に見えているモッコリが魔王岳になります。
魔王と聞くと焼酎を飲みたくなってしまいますよね♡
肩ノ小屋への登山コース上からは、不消ヶ池が綺麗に見えました!
結構迫力のある残雪が残っておりました。
肩ノ小屋に近づくと、お目当ての乗鞍岳剣ヶ峰が見えてきました!
乗鞍岳の残雪で山スキーを楽しんでいる方が数多くいました!
こちらが乗鞍岳の大雪渓になります。
私はウインタースポーツはやらないのですが、普段から「オヤジギャグ」で数多くの若者の前で滑っているので、も~十分でございます(?)
先ほどまで乗鞍岳には厚い雲がかかっていたのですが、なんだかスッキリフェイスになっておりました!
こりゃ~山頂からの景色に期待が持てますね♡
そんな感じでこちらが乗鞍岳の肩の小屋になります!
宿泊する事が出来ますし、登山者で結構賑やかでした。
そしてこちらが売店がある「お休処峰」になります。
こちらも肩の小屋が経営しております。
ラーメンやうどん、お菓子や飲み物などを販売しているので、乗鞍岳の休憩に最適です。
そして肩ノ小屋から歩いて3分くらいの所に綺麗な「乗鞍岳肩の小屋公衆トイレ」があります。
こちらは無料で利用出来るトイレになりまして、ここから乗鞍岳山頂まではトイレがありませんので注意して下さい。
肩ノ小屋から見る乗鞍岳の山頂の景色になります。
さ~もう1本頑張りますかね!
乗鞍岳剣ヶ峰への登山コースと山頂からの景色について
こちらが肩ノ小屋の目の前にあります乗鞍岳剣ヶ峰への登山口になります。
ここか一気に登山らしいコースになっていきます。
歩き難いガレガレ地帯が続く登山コースを登って行きます。
登山者も多く、道も狭いので意外と時間が掛かりました。
少し登れば登山コースから権現池と雪山岳が見えてきます。
権現池は、乗鞍岳の山小屋の水源として使われている為、立ち入り禁止になっております。
入ってはいけないと思うと、妙に気になってしまいますよね(笑)
どんな味がするお水なのか興味津々な時間となりました。
ちなみに私は「公害防止管理者水質」の保持者なもので、「水処理」についてはかなり煩いですよ(笑)
「煩いのは笑顔だけにして下さい。」っと、手前のシュンさんと奥のオオヤマさんに叱られてしまいました(笑)
シュンさん、オオヤマさんの後頭部を見ながら乗鞍岳の剣ヶ峰を目指したいと思います。
山頂直下に見えている建物が乗鞍岳頂上小屋になります。
ヒーヒー言いながら、あと少しで乗鞍岳の山頂でございます。
いや~・・・平湯尾根から登る乗鞍岳は極悪ですね~~
鳥居を潜ればそこは神聖な剣ヶ峰の領域になります。
そんな感じで乗鞍岳最高峰であります剣ヶ峰の山頂に到着です!
乗鞍岳の標高は、3,026mになります。
剣ヶ峰には、乗鞍本宮本殿が鎮座してまして、お札やお守りを購入することが出来ます。
シュンさんは、有り金全部ツッコんで大人買いするそうです!(噓)
剣ヶ峰の山頂から見る大日岳(奥ノ院)の景色になります!
あちら方面は、入山禁止になっております。
笑顔が素敵なシュンさんです!
好きな言葉は「指圧の心は親心」だそうです(笑)
それにしても乗鞍岳の山頂からの景色が素晴らしく、見入ってしまい足が動きません!
むしろ、平湯尾根の疲れで体が動かない!っが正解になります(笑)
しかしながら、段々と邪悪な乙女心な感じの天候になってきました。
あんまり乗鞍岳の山頂で長居は禁物になってきましたね~
乗鞍岳のライチョウと乗鞍岳山頂小屋から畳平バスターミナルまでの様子について
名残惜しいですが、乗鞍岳最高峰剣ヶ峰から畳平へ下山したいと思います!
畳平へ戻る途中、折角なので乗鞍岳頂上小屋に寄ってみました。
小屋の前に結界?こっくりさん?のような物が張られておりました。
アオヒゲ封じですかね!?
気持ちビリビリしてきました♡(???)
こちらが乗鞍岳頂上小屋の外観になるのですが、Tシャツやタオルの販売に力を入れている感じでした。
ジュースやお茶などの販売もしてますので、乗鞍岳の登頂の休憩に最適な山小屋になります。
あとは無心で畳平バスターミナルへ戻るのみでございます!
下山コースも足場が悪く浮石が多いので捻挫や落石に要注意になります。
後は消火試合だな~っと思っていると、乗鞍岳に生息しているライチョウがお姿を見せてくれました!
石の模様と同化していて老眼に苦しむ私にとっては辛いライチョウの時間になりました(笑)
ちなみにライチョウは、肩ノ小屋から少し登った登山コース上に5,6羽ほどいました。
いや~乗鞍岳でライチョウに会えるとは思わず感激しちゃいました♡
こんな過酷な環境にも負けず頑張っている姿に自然と涙が流れてしまいました(嘘)
相当昔になりますが「ライチョウは旨い!」と、登山の師匠が言っておりました。
天然記念物になりますので、今は駄目ですが、昔は合法だったみたいです。
どんな味がするんだろう!?っと思いながら畳平バスターミナルに戻ってきました。
も~天気がかなりヤバい状況で、もやもや~のさま~ずな感じでした(?)
こちらが乗鞍バスターミナルになります。
レストランやお土産屋さんもありますので、乗鞍岳の記念の品を買うのもアリですね!
それにしてもバス待ちの行列が凄いですよね・・・。
ちなみに乗鞍岳のシャトルバスは、混雑していても増便されるので、必ず座ることが出来ます。
長いくねくね道を1時間ほどかけて進むので、安全対策で乗客は必ず座らせるよう配慮するそうです。
ちなみにバスは1時間に1本ある感じですので、時刻表を確認してから登山すると良いかと思います。
そしてこちらがバスターミナルの隣にある乗鞍観光センターになります。
乗鞍岳の情報(お花の開花状況や熊の出没情報など)がモリモリありますので、登山する前に寄ってみる事をおすすめいたします!
そんな感じで、今回の乗鞍岳への登山の詳細に移りたいと思います。
乗鞍岳登山コース・標高差・コースタイム詳細
こちらが今回登山をした乗鞍岳への登山コースと標高差の地図になります。
登山をした日は、7月27日なりまして、畳平につくと風が強く曇りがちな天候も相まって、かなりひんやりとしてました。
また、標高差の地図の通り、15km地点にあります畳平から乗鞍岳最高峰である剣ヶ峰までダラダラと登る感じになります。
特に山頂直下は大きな岩場やがれ場が多いので、転倒や落石に注意してください!
そしてこちらが今回登山をした乗鞍岳への登山のコースタイムになります!
硫黄岳登山口 11:24 → 11:44 大黒岳登山口 → 12:27 不消ヶ池 → 12:45 肩ノ小屋 12:48 → 12:56 乗鞍肩の小屋公衆トイレ → 13:29 乗鞍岳頂上小屋 13:38 → 13:50 乗鞍岳 14:01 → 14:26 剣ヶ峰口 → 14:52 乗鞍畳平バスターミナル
畳平から乗鞍岳の山頂までのコースタイムが約2時間になりました。
乗鞍肩の小屋に売店と公衆トイレがありまして、乗鞍岳頂上小屋にもグッズの販売が有るので、そちらをノンビリ見ながらの行程になります。
帰りはバスを利用したのですが、バスターミナルのある畳平までの往復で考えると、コースタイム4時間前後見れば、乗鞍岳を満喫できると思います!
まとめ
乗鞍岳の山頂から下山の際にライチョウを見れてラッキーでした!
午後から天気が崩れるという予報だったもので、山頂からの景色は見れないと思っていたのですが、いざ到着すると晴れ間ものぞき平湯尾根から登った苦労が実った瞬間になりました。
比較的簡単に登れる乗鞍岳ですが、それでも過酷な環境である3,000m峰になりますので、終始油断なきよう臨んでいただけたらと思います!
紅葉の時期に乗鞍岳へ登山した時の様子になります!
平湯尾根ではなくバスで畳平までアクセスし登山したのですが、景色と紅葉が素晴らしく忘れられない時間になりました!