アオヒゲ危機一髪♪ 樽の中身は何だろう!?

登山と写真撮影が大好きな「自称爽やかなオジサン」の登山ブログです。

ランドネ倒産で廃刊?アウトドア系出版社の枻出版社(えいしゅっぱんしゃ)破綻に思う事。

ランドネ倒産記事

※時事通信より出典

 

 

ランドネ倒産(枻出版社破綻)について

登山を始め、アウトドア系の書籍は数多ありますが、その中でも「ランドネ」は歴史も古く、愛読者が多いと思います。

 

ランドネに登場する山男、山ガールを見ながら「私も仲間に入れて欲しい!」と、切に願うほど、お洒落な内容がモリモリの雑誌ですよね!

 

本屋さんや図書館に行くと、登山雑誌を手に取ることが多いのですが、その時にランドネも一緒に読むことが多かったのですが、先日、東京地裁へ民事再生法の手続きに入ったそうです。

 

ついにランドネも倒産ですか!!!

 

と、このニュースに触れた時に大変驚いてしまいました。

 

当初、「ランドネ」はランドネというか会社が運営しているのだと思ったのですが、遡ってい行きますと「枻出版社(えいしゅっぱんしゃ)」が大元になるそうです。

 

結構大きな倒産騒ぎになりまして、他社でも追随してランドネ(枻出版社)の破綻について取り上げておりました。

 

会社の倒産情報と言えば「東京商工リサーチ」になりますが、そちらでもランドネの倒産について載せられてましたので、取り上げてみたいと思います!

 

エイ出版社倒産記事

※東京商工リサーチより出典

 

私は、経理の仕事をしているのですが、取引先が倒産しないか等の与信管理で東京商工リサーチを利用することがあるのですが、今回のランドネの倒産についても詳しく載せられておりました!

 

登山を始め、アウトドア好きにとってのバイブルと呼んでも良いランドネですが、今回は出版元の倒産について掘り下げてみたいと思います!

 

 

アウトドア系出版社である枻出版社の倒産の状況と理由について

上述しておりますが、アウトドア系出版社である枻出版社が倒産したと書きましたが、正確には「民事再生法の申請」になりますので、正式には倒産し会社が無くなった訳ではありません。

 

そ~は言っても会社が破綻しているのは事実になりまして、手続きとしてあるのが「会社更生法」と「民事再生法」になります。

 

今回、枻出版社は、民事再生法を選択したとの報道ですが、会社更生法とは違い、経営者が全て退任するようなことはありません。

 

本来、経営陣は、株主の代わりに会社の経営を担っている訳ですので、会社が倒産した時は責任を取って辞任するのが筋だと思われます。

 

しかし、枻出版社の現経営陣がどうされるのかまでは記載はありませんでした。

 

また、会社が破綻した時の手続きとしてあるのが「再建型」と「清算型」の2つになります。

 

名前の通り、会社を継続しながら(再建させながら)借金などを返済していくのが「再建型」、事業の継続を諦め、会社の資産や負債など全て清算して終了させるやり方が「精算型」の破綻手続きになります。

 

こちらについても記載がないので分かりませんが、民事再生法を選択している点を考慮すると、「再建型」を選ぶのではないかな~と思っております。

 

今後、債権放棄や借金等の減額交渉がまとまれば、引き続き出版社として事業の継続はされていくと思われます。

 

アウトドア系以外にも、結構専門的な書籍を出版している会社になりますので、専門的な人材が必要なんだろうと推測しております。

 

事業を再生するためにも、ある程度は旧経営陣が引き続き経営を担うことも必要なのかも知れませんよね。

 

そして、ランドネの本体である枻出版社の倒産の規模になりますが、負債総額は約58億円になるそうです。

 

「負債」という言葉が大嫌いな私なのですが、この金額が丸々借金という訳ではございません。

 

倒産や破綻のニュースの時に「負債」の金額ばかり取り上げられてしまいますが、本来は「資産」、「純資産(資本)」も一緒に載せないと、あまり意味がありません。

 

先日も「日本の借金(負債)が1200兆円に突入した」したと報道がありましたが、借金を作るのに支出した見合いの「資産」も一緒に考えないと意味のない数字ですし、誤解を招く表現です。

 

話が長くなるので割愛しますが、ランドネの倒産についても負債の金額のみしか記載がないので分かりませんが、実際のインパクトはさらに少ない金額であると思われます。

 

しかい、枻出版社の資本金が1億円になるのですが、負債が58億円となると、やはり「溜め込んじゃったね」~とも感じます。

 

ちなみに会社が倒産する時によく聞く言葉であるのが「債務超過」ですよね。

 

資産・純資産(資本)よりも負債の金額がモリモリになることを「債務超過」と呼ぶのですが、この状態でも会社は倒産しません。

 

会社が倒産する時は「お金が無くなった時」になるのですが、この辺、チョット分かり難いところかもしれませんよね。

※赤字だろうが債務超過だろうがお金さえあれば会社は倒産しません。

 

話を枻出版社の破綻に戻しますが、そもそも倒産してしまった原因は売上高の減少だったそうです。

 

4年ほど前は、約102億円の売上高だったそうですが、直近は冷え込んでしまい約半分の55億円まで低迷していたそうです。

 

やはり、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けたのが倒産の原因になったのは事実だと思います。

 

ランドネは廃刊になるのか!?

 

ここで気になるのが、枻出版社が破綻したことにより、ランドネは廃刊になるのか?ですよね。

 

アウトドア系の雑誌も多いようで少ない感じですので、そこでランドネが廃刊になると情報量が少なくなってしまい痛い話になりますよね~

 

去年の2020年12月に、ランドネを担当している子会社のピークス(株)の全事業を、ドリームインキュベータという会社が100%出資する会社に移譲することが決まっております。

 

それに伴い、枻出版社が破綻する少し前の、2021年2月5日から別の会社がランドネの事業を受け継いでおりますので、廃刊になることはありません。

 

運営会社である枻出版社の倒産騒ぎにより、ランドネが廃刊するのではないかと思ってしまっていたのですが、別会社に引き継がれることを知って、ファンの一人として安堵した感じです。

  

しかしながら、未来については誰もわかりませんので、ランドネ廃刊騒ぎがまた起こっても不思議ではないですよね。

 

登山・キャンプブームが継続中でもありますので、アウトドア系を扱う雑誌や媒体は、ニーズがありそうだとは思うものの、時代に取り残されてしまうと、生き残れないのかもしれませんよね。

 

まとめ

 ランドネが廃刊にならず継続になったのは良かったものの、数年前から続く出版不況に関してましては、一向に出口が見えない状況なだけに油断できませんよね。

 

むしろ、紙での媒体は、更に販売不振に陥り、電子書籍が幅を利かせるような状況が続くような気がしております。

 

YouTubeを始め、ブログやSNS等を見れば、役に立つ情報が無料で閲覧することが出来ますので、出版業界としては、益々苦しい戦いになることが目に見えてますよね。

 

質の高い情報や、差別化を更に進めないと、それこそ「ランドネの廃刊」も将来あり得るかもしれないな~と思ってしまいました。 

 

アウトドア系に限らず、色々なジャンルの出版社が淘汰される未来は、消費者にとって利益になるのかどうか意見が分かれますよね。

 

個人的には、素人が書いた真偽不明な情報が溢れ、世の中全体で情報の陳腐化が更に進んでしまい「正確な情報を抽出する能力」が大事になってきますよね。

 

これからもランドネには、質が高くお洒落な登山、アウトドアライフの提案をし続けて欲しいな~と願わずにはいられませんでした!

 

www.aohigetozan.com

ランドネとはまた違ったアウトドア系の書籍であります「ヤマレコ登山ルート30選」について書いた記事になります!

初心者~中級者向けの登山本になりますので、一回読んでみては如何でしょうか!?