
暖かくなってくると熊の出没に注意が必要になってきますよね。
今年も日本各地に猛威を振るう可能性が高いですが、敵を知ることは大きな脅威の減少にとても有効だったりします。
今回は、知っているようで意外に知らない「熊の嫌いな匂いと好きな匂い」について解説したいと思います!
- 熊の嫌いな匂いと好きな匂いのまとめについて
- 熊の嫌いな臭い「カプサイシン」と使うタイミングについて
- 熊の嫌いな匂い「線香」と「火薬の臭い」と使うタイミングについて
- 熊の嫌いな匂い「ミント」と「木酢液」の使うタイミングについて
- 熊の好きな匂い「ペンキ・香水・ガソリン・整髪料」について
- 熊の好きな匂い「ぬか漬け」について
- 熊の好きな匂い「肉や魚と腐敗臭」について
- まとめ
熊の嫌いな匂いと好きな匂いのまとめについて
登山歴が無駄に長いもので、山の中で熊と遭遇したことが何度もあるのですが、その中でも去年、テント泊縦走した北海道に生息するヒグマの大きさに非常に驚かされてしまいました。
10日間ほど滞在したのですが、その中で2回ほどヒグマと遭遇し、そのうちの1回は結構なニアピンになりまして、強い獣臭が立ち込め、私の本能が「やばい、今すぐ逃げよ!」と言っているような恐怖が襲う時間になりました。
数年前から熊の出没が増えたこともありまして、熊除けグッズを購入し、色々な対策をして臨んだテント泊縦走だったものの、付け焼き刃であることを痛感してしまいました。
そんな経緯もありまして、熊に対する知識は深めようと考えたのですが、「嗅覚が良い」の部分に引っかかり「そ~言えば熊の嫌いな臭いと好きな臭いを知れば近づけない方法になるかも!?」っと思い調べてみることにしました。
熊に直接聞いた訳ではないので、眉唾物の話もあったのですが、それでも熊の被害を減らすためにも知っておいて損にはなりませんので、今回「熊の嫌いな匂いと好きな匂い」についてまとめたいと思います!
熊の嫌いな臭い「カプサイシン」と使うタイミングについて

熊が嫌いな臭いとして代表的なものとしてあるのが「カプサイシン」になります。
「熊撃退スプレー」は、カプサイシンが主成分になるのですが、使用実績も豊富でして、それだけ熊が嫌がる臭いであることが分かるかと思います。
カプサイシンは、トウガラシに含まれている辛み成分の1つになるのですが、「辛党」な方ではなくとも比較的認知度が高いですよね!

こちらは熊が嫌いな臭いであるカプサイシンの化学式(分子構造)になるのですが、化学の知識が皆無な私からすると「ただのゲジゲジ」にしか見えません(笑)

とくにこの部分は「困った顔」にしか見えず、確かにこれなら「熊が嫌いな臭い」であることを確信できた感じになります(???)
なんだか今回の記事は勉強になることがモリモリな感じではありますが(?)、カプサイシンは非常に強い刺激臭がするため、恒常的に熊を近づけない方法としての使用は難しいのがネックになります。
カプサイシンは、熊や獣を含め、人間も嫌いな臭いになりますが、使うタイミングとしましては、やはり「熊除けスプレー」などの短時間かつ一撃必殺な熊対策グッズとし限定的になるかと思います。
数年前に秋田県でクマに襲われタケノコ採りに来ていた方がお亡くなりになる事故(十和利山熊襲撃事件)がありましたが、その前後には熊の護身用として「練がらしのチューブ(100均等で売っている黄色いチューブ)」を持参していた方が多かったそうです。
熊が苦手な辛子を体に塗れば襲われないと思い持参していたそうですが、実際は塗る時間もないと思われ、事故も起きてますので、熊対策としては有効ではない感じですよね。
命を守る大事な保険として考えれば、少し高価ですがヒグマにも効果のある熊撃退スプレーがベストかな~っと思っております。
熊撃退スプレーについて詳しく書いた記事になります!
クマに襲われても撃退できる数少ない手段になりますので、よかったら参考にしてみてください!
熊の嫌いな匂い「線香」と「火薬の臭い」と使うタイミングについて
熊の出没や人的被害が多く、ここ1、2年で知名度が高くなってきたのが「熊(獣)除け線香」になります。
名前の通り、獣を近づけない為に開発された線香になりまして、基本的に「蚊取り線香」と同じようなグッズになります。
ただ、蚊取り線香と違うのは、野外での使用に特化している関係で煙が出る量が多く、原料には先ほどの「カプサイシン」が使われており、非常に刺激的な煙で熊を近づけないようにします。
主にシカやイノシシ等の獣除けとして開発されたのですが、現在は熊にも効果があると実証されておりまして、「熊を近づけない方法」として注目されております。
今後、「熊除け線香」として知名度が上がっていくのではいかな~っと思っているのですが、使いどころがやや難しいのが難点になります。
上述の通り、カプサイシンの刺激臭を含む煙をまき散らす関係で、熊除け線香を携帯することが出来ません。
ガスマスクプレイが好きな方なら問題のですが、熊除け線香を焚きながら登山やキャンプは難しい状況です。
ただ、使うタイミングとしましては、熊の出没が多いエリアや郊外等、人里へ熊を侵入させない手段として注目に値すると思っております。
それこそ田舎のゴミ捨て場とかに設置するのも有効かも知れません。
天気や風向きなどの影響を受けるものの、熊を始め、獣に有効な線香ですし、値段も手頃ですので、熊の出没に警戒している方は、1つ常備していると安心だと思います。
また、熊が嫌いな匂いとして有目なのが「火薬の臭い」になります。
「火薬の臭い」と書くと少し言葉足らずになるのですが、正確に書くと「猟師が発砲する鉄砲」に熊が怯えていた名残になります。
昔は猟師が山に入り大きな音がする鉄砲で大規模な山狩りを行い、熊などを狩っておりましたが、その際、周囲には火薬の臭いが残り、それが自分の生命を脅かす危険な臭いであると学習してきたからになります。
残念ながら現在は猟師さんが減ってしまい、火薬の臭い=身の危険が迫っている(近づいちゃいかん)と学習している熊が減ってきていると言われておりますが、それでも狩猟を続けている地域なら熊を近づけない方法としては有効であると考えております。

登山する際、こちらの爆竹を持参しているのですが、大きな音もしますし、熊が嫌いな火薬の臭いがシッカリと周辺に立ち込めますので、心強いアイテムだったりします。
ただ、爆竹単品を使うと音がいまいち小さいので、ここ数年ほど「熊おどし」を使うようにしております!
こちらの記事で「熊おどし」について詳細に書いてますので、よかったら参考にしてみてください!
熊の嫌いな匂い「ミント」と「木酢液」の使うタイミングについて
熊の嫌いな臭いの1つと言われているのが「薄荷(ミント)」があったりします。
辛子の成分であるカプサイシンと同様、ミントの匂いも刺激が強いですよね。
ただ、ミントの匂いも強すぎると使うタイミングが難しく、熊を近づけない方法としては弱いかな~っと思っております。
熊の嫌いな匂いとして強力ならば、「ミント入りの熊撃退スプレー」が発売されてもおかしくないですが、今のところそんな話は耳に入ってませんしね。
熊を近づけないと言うよりは、「嫌がってくれればラッキー」くらい思った方が安全だと思います。
そしてミントと同様に、木酢液の匂いも熊を近づけない方法として有効であるといった話があります。
木酢液の匂いを知らない方も多いと思いますが、獣や害虫などの忌避剤として使われ、何とも言えない燻製の様な臭いがします。
数年ほど前に私の勤め先で「アライグマ」が出没するようになった時期があったのですが、その際、木酢液を塀沿いに散布したところ寄り付かなくなった実績があります。
同じ熊(アライグマは熊ではない)であるヒグマやツキノワグマに対しても木酢液は有効であると言われておりますが、持続性が弱く匂いが拡散してしまうのがネックになります。
嗅覚に優れる熊ならば、嫌いな匂いの1つとして言われてる燻製臭がする木酢液の方がミントよりも効果があると思っているのですが、それでも「近づかなければラッキー」くらいに考えた方が良いかな~っと思っております。
なお、木酢液には「土壌改良剤」としての効果も期待できますので、使う場所としては畑や家庭の庭などが良いかと思います!
ミントなどの天然ハーブを使って自作の虫除けを作ることが出来ます!
自作で熊除けハーブスプレーを作るのは難しそうですが、虫除けなら簡単ですので参考にしてみてください!
熊の好きな匂い「ペンキ・香水・ガソリン・整髪料」について

熊の嫌いな匂いに引き続きまして、今度は「熊が好きな匂い」についてまとめたいと思います!
登山をしていると、真新しい道標が獣によって壊されている姿を1回は見たことがあるかと思います。
かじられた様な生々しい傷が残る道標を見ると「熊の仕業か!」っとゾッとしてしまうのですが、この原因の1つとしてあるのが「熊はペンキなどの塗料の匂いが好き」になります。
何故、好きな匂いであるかになりますが、ペンキなどの塗料を始め、車用のワックスや香水、ガソリン、整髪料などにも多く含まれている揮発性の「エステル類」が熊の嗅覚を刺激して近づいてくると言われております。

エステルと言っても分かりにくいので、熊の好きな匂いの原因である「一般エステル類の化学式(構造式)」を載せたいと思います!
私は無類の「エステル好き」と公言しているのですが、簡単に書くとアルコールと酸などの化合物になります。
毎晩ヤケ酒をしている私の胃袋の中では、強制的にエステルが合成されていると信じているのですが、何故かこみ上げてくるのは胃酸しかないのが気になっております(笑)
え~・・・荒れた生活の様子はこの辺にし、まじまじと見ていると、なんとなく「右下に進むのが正解」な感じの構造式ではありますが(?)、色々とエステル類が含まれた商品がありますので、熊が多く出没する地域に登山する場合は、要注意になります。
アルコールは水によく溶けるので、これからお世話になる日焼け止めにもエステル類が多く含まれておりますし、臭い対策として香水を使っている登山愛好家も多いと思います。
知らずに「熊を近づける方法」を駆使している状態になりますので、熊対策としては避けた方が良い匂いになります。
ペンキを塗った後に整髪料で髪形をシッカリ整い、ガソリンを満タンにしてから登山口に向かい、日焼け止めと香水をたっぷり塗って入山すれば、熊からすれば「餌が来た!」っとなってしまいます。
熊が出没する地域では、ペンキで塗装をする時期を冬眠の時期にするなども有効かと考えます。
また、塗料やガソリン、灯油などを外において管理している場合は、臭いが漏れない対策が熊を近づけない方法として有効ですので、是非、実践してみてください!
熊の好きな匂い「ぬか漬け」について

熊は雑食になりますので、基本、何でも食べるのですが、意外にもぬか漬けの匂いが好きになります。
私もぬか漬けが好きなので、熊に対して親近感が沸いてしまったのですが、保存の絡みもあって納屋や涼しい土間などで置いている方も多いと思います。
ぬか漬けの匂いは、結構強いので、嗅覚の良い熊なら保管場所が直ぐ分かってしまいます。
熊を近づけない方法として匂いの強い食材を家の周りに保管しない事も重要になります。
特に柿などの果実も甘い匂いを放ちますので、ダラダラ収穫しない、それこそ伐採してしまうなどの対策も有効になります。
熊の好きな匂い「肉や魚と腐敗臭」について
熊は雑食になりますので、木の実や果実だけではなく、肉や魚も餌として食べていたりします。
また、熊は「森の掃除屋」と呼ばれておりまして、動物の死骸なども積極的に食べて森が汚れないようにしていたりします。
ここ数年ほど全国的に問題になっているシカやイノシシの増加ですが、死骸が多くなれば、それだけ熊の出番が増え、近年、肉食の傾向が強い個体が増えております。
肉食の傾向が強くなると、熊の気性が荒くなると言われており、人を襲う熊が増え遠因ではないかといった説もあったりします。
腐敗臭などの強い匂い全般に熊は興味を惹かれますので、登山中に動物の死骸を見つけた場合は、熊の出没に注意が必要だったりします。
カラスなどの鳥が一箇所に集まっている場所は、動物の死骸がある目安になりますので、鳥の行動から推測して近づかない!っというのも熊から身を守る上で重要だったりします。
ただ、私の場合、じっくりコトコトと炒めた玉葱の様な色をしたドブ臭い口臭がしているのと、足元は「生物化学兵器」と遜色のない腐敗臭が絶えずしていますので、熊にとっては「歩く餌」として格好の獲物だよな~っと思っております。
エステル好きでもありますし、ブログ名を「エステル危機一髪♪あの腐敗臭は何だろう!?」に変更しようか真剣に考えている今日この頃です。
私の未来は明るいものになるのか。
それとも、エステルと腐敗臭によって道半ばにして熊の餌になってしまうのか・・・
興味が尽きない感じであります!
まとめ
熊を近づけない方法として、「熊の嫌いな匂い」と「好きな匂い」についてまとめてみましたが、熊対策として何かの参考になれば幸いです。
熊は非常に優れた嗅覚を持っておりまして、匂いをかぎ取る嗅細胞の数は、人間の2,000倍以上、犬よりも優れていると言われています。
私も「金の匂い」にはとても敏感なので、熊に負ける気がしないのですが、それでも日頃からチョットした対策によって防げる熊の事故も多いと思います。
今年も熊の出没が多いと思われますので、皆様も十分注意していただけたらと思います!
熊対策についてまとめた記事になります!
熊を近づけない方法をしても完璧な対策は難しいので、命を守る行動の参考になれば幸いです!
