- 丹沢三峰へ登山した経緯について
- 丹沢三峰登山!登山口から本間ノ頭までの霧氷と登山ルート詳細!
- 丹沢三峰円山木ノ頭までの登山とルートの詳細
- 丹沢山への登山と霧氷の様子について
- 丹沢山から塔ノ岳登山と霧氷、下山の様子について
- 丹沢三峰から丹沢山、塔ノ岳登山のルート・標高差・コースタイム詳細
- まとめ
丹沢三峰へ登山した経緯について
季節感が全く異なりますが、今年の3月に仕事の合間を利用して地元の丹沢山塊に鎮座する「丹沢三峰」へ登山してきました!
※2024年3月9日の登山記事になります。
毎年11月~4月中旬くらいまで「繁忙期」なもので、中々登山に行きにくい季節になるのですが、急に「凪」が発生し、急遽休めることが多くあったりします。
その際、色々計画しなくてもサクッと登れる地元の丹沢山塊が便利なもので、足繁く通ってしまうのですが、今回登山をした丹沢三峰は、かなり凶悪な登山道が続き、体力がないとかなり厳しい戦いになってしまいます。
初めて丹沢三峰へ登山をした際は、丹沢山の山頂まで辿り着けず、途中で撤退となりまして、ほろ苦い記憶が残っていたりします。
名前の通り、登山口から丹沢山までの登山道上に3つのピークがあるのが名前の由来になるのですが、登山者泣かせな行程で、丹沢の中でも苦行に満ちたルートの1つだったりします。
しかしながら、地形の影響なのか、寒い時期になりますと登山道は霧氷に覆われ、中々見れない光景が広がるもので、地味に好きなコースでもあったりします。
ただの変態な感じもしなくはないのですが、登山する前日に寒波と大雨の予報があり、きっと素敵な霧氷が見れると思い丹沢三峰へ登った感じになります。
実際に登ってみると、思惑通りの素敵な景色が広がり、苦行ながらも癒しの時間になりました! 今回は、丹沢三峰への登山と霧氷の様子について書いていきたいと思います!
まずは、今回登山をした丹沢三峰への登山ルートと霧氷の様子について撮影した登山動画がこちらになります!
上記写真を押すと登山動画(YouTube)を観ることが出来ますので、積雪期の丹沢三峰登山の参考になれば幸いです!
丹沢三峰登山!登山口から本間ノ頭までの霧氷と登山ルート詳細!
今日は丹沢三峰の霧氷を目当てに宮ヶ瀬湖畔にあります「宮の平バス停」から登山スタートしたいと思います!
諸々考慮すると、終点であります「宮ヶ瀬バス停」までバスでアクセスした方が良いのですが、宮の平バス停の方が料金が少し安く、近くにトイレもあるので丹沢三峰登山には便利だったりします。
こちらが宮の平バス停の近くにあります公衆トイレになります。
少し奥まったところにあるので見つけにくいのですが、綺麗に管理されているトイレで冬季も利用する事が出来ます。
トイレを済ませ、丹沢三峰登山口を目指していきます!
途中に三叉路バス停があるのですが、こちらの方が登山口から近いので便利なものの、トイレが遠いのがネックになります。
こちらが丹沢三峰への登山口になります!
とりあえず、本間ノ頭を目指して頑張りたいと思います!
今回登山をする丹沢三峰でツキノワグマとの遭遇があったそうです。
丹沢にもクマが生息しておりますので、十分注意してください。
登山口から急登が続きますが、この時は全然雪が積もっていない感じでした。
ありゃ!?霧氷は期待外れですかね!?
ところがどっこい、標高が上がるにつれて徐々に雪が増えてきました。
登山道を振り返っての宮ヶ湖方面の景色になります!
見えている仏果山も久しく登っていないので、山ビルが居ない時期に再訪したいです。
丹沢三峰の最初のピークであります高畑山への分岐になります。
巻き道もあるのですが、折角なので登ってみたいと思います!
高畑山の山頂は一面銀世界でした!
いや~丹沢三峰周辺も綺麗だろうな~っと期待が膨らんでしまいます。
そんな感じで高畑山の山頂になります!
ここから本間ノ頭までが地味に長く辛い行程になってきます。
北斜面は雪がモッコリになってきまして、滑落するとチョットヤバい所がチラチラあったりします。
この辺は、昔落石で亡くなった方もいるので要注意です。
特に雪が融ける時期は石が動く時期にもなりますので、頭の片隅に入れておくと安心かもしれません。
丹沢三峰登山の核心部は、やはり金冷シ周辺ですよね。
玉が冷えるような場所があるものの、注意すれば問題ございません。
雪があると非常にイヤらしい感じになる梯子地帯です。
雪がなくても結構滑るので要注意です。
本間ノ頭に近づいてくると、緩やかな登山ルートが続きますが、雪が結構深く歩き難い感じでした。
なんか降ってきたな?っと思い見え上げると霧氷がモリモリと付いてました!
霧氷と言うよりは氷の塊ですね・・・。
前日の雨が強風と相まって急速に凍り付いたんでしょうね~
更に登って行くと霧氷の森になってきました!
青空と相まって非常に綺麗ですよね!!
ここまで霧氷が育っているとは思っていませんでした!!
3月とは思えない景色にニヤニヤがとまりませんでした!!
丹沢三峰を選んで大正解でした♡
急登と積雪に苦しめられながら本間ノ頭を目指して登っている様子になります。
運動不足もあって思いとは裏腹に全く前に進みません(笑)
途中で足を攣りそうになりながらも本間ノ頭に到着しました!
本間ノ頭の標高は1,344.9mになりまして、低山ながら雪がある時期はかなりきついです。
本間ノ頭の山頂にありますベンチなのですが、「雪布団」な感じになっておりました・・・。
腹も減ったので、本間ノ頭で一本入れたいと思います。
本間ノ頭の雪布団の上で食べた山飯になります。
寒い時期はサクッと食べれる山飯が便利ですよね~~
風が強くて寒く、お湯が沸くまで遭難しそうになりました・・・。
本間ノ頭周辺からの大山の景色になります!
雪化粧した大山の姿も綺麗ですよね!
本間ノ頭のバリエーションルートであります南東尾根を歩く方がいたみたいで踏み跡が残ってました。
本間ノ頭を堪能したところで、丹沢三峰登山を再開したいと思います!
丹沢三峰円山木ノ頭までの登山とルートの詳細
本間ノ頭から丹沢三峰の1角をなす円山木ノ頭の道中も霧氷がモリモリでした!
霧氷と木漏れ日の登山道がとても美しく、足が止まってしまいました。
霧氷がシャンデリアの様に光を反射し、クルクルとおどろりたくなる衝動を抑えるのが大変でした(笑)
霧氷を楽しみながら進んで行くと丹沢三峰の一座であります円山木ノ頭に到着です!
円山木ノ頭の標高は、1,360mになるのですが、アップダウンが結構強烈で足の筋肉を壊しにかかってくる感じです。
円山木ノ頭周辺から丹沢山塊最高峰の蛭ヶ岳を見ることが出来ます!
円山木ノ頭南東尾根を歩いている登山者入るのかな~っと思ったのですが、そちら方面の踏み跡はありませんでした。
ま~バリエーションルートですので、そうそういませんよね(笑)
円山木ノ頭周辺も霧氷?樹氷が凄く、風も強かったもので、こんな刃がモリモリ落ちてきて怖かったです。
いや~これが頭に刺さったらと思うと・・・。
殺しにかかっているよな~っと思いつつ、上を見ながら丹沢山を目指すことにしました。
丹沢山への登山と霧氷の様子について
円山木ノ頭から丹沢山を目指してして登って行くと、丹沢三峰の一座であります太礼ノ頭に到着しました。
ここまで来れば目指す丹沢山をあと少しです!
丹沢山周辺も霧氷が美しく、青空とのコラボレーションに足が止まってしまいます。
木漏れ日と霧氷のコラボにやられてしまいました!!
霧氷の時期の丹沢三峰登山は極悪非道な登山ルートながらも絶景が広がります♡
モリモリ進んで行くと、丹沢山へのメジャールートであります塩水橋方面との分岐が見えてきました。
意外な事に、塩水橋方面の踏み跡はありませんでした。
雪化粧が美しい大山でございます!
アッチも霧氷が凄い事になってそうですよね。
そんな感じでお目当ての丹沢山山頂でございます!
「天使の梯子」が出てますね~♪
真っ白に染まる丹沢山みやま山荘です!
流石丹沢!ってな感じに宿泊者が多く混んでました。
分身の術を使うお地蔵さまになります。
綺麗に脱皮?してますね(笑)
前日はかなり荒れたんでしょうね~~
天使の梯子と富士山の景色になります!
丹沢山から眺める富士山は絶景でございます♡
丹沢山から眺める塔ノ岳になります!
アッチも霧氷が凄い事になってそうですね~
丹沢山から塔ノ岳登山と霧氷、下山の様子について
丹沢山から塔ノ岳を目指して登山スタートしたいと思います!
丹沢山の霧氷が凄い事になってますが、塔ノ岳も更に凄そうですね~
塔ノ岳へ目指し進んで行くと、やはり雪が深く霧氷の森となっておりました。
いや~3月とは思えない積雪量ですね~
竜ヶ馬場からの大山の景色になります!
いや~だいぶ近づいてきましたね!
そんな感じで塔ノ岳山頂に到着です!
一気に登山者が増えて活気にあふれておりました。
丹沢表尾根も凄い積雪でした。
丹座三峰と同様に霧氷が凄そうですね~~
秦野、小田原、真鶴方面の景色になります!
空気が澄んでいるので景色が本当に綺麗です!!
時間もあるので塔ノ岳山頂で休憩する事にしました。
富士山を眺めながらの休憩は、本当に贅沢ですよね~☆彡
名残惜しいですが、ぼちぼち塔ノ岳山頂から下山を開始したいと思います!
登山者が多い大倉尾根ですので、登山ルートが圧雪されていてよく滑り滑り落ちました(笑)
日陰になると更によく滑り、滑り落ちました(笑)
いや~アイゼン持ってくれば良かったですね。
滑るのは私の「オヤジギャグ」だけで十分なのですが・・・。
標高600mくらいで雪が無くなり、後は快適な下山となりました!
そんな感じで、今回の丹沢三峰から丹沢山、塔ノ岳への登山の詳細に移りたいと思います。
丹沢三峰から丹沢山、塔ノ岳登山のルート・標高差・コースタイム詳細
こちらが今回登山をした丹沢三峰から丹沢山、塔ノ岳登山のルートと標高差の地図になります。
登山をした日は、3月9日なりまして、快晴も風が強くかなり寒い1日でした。
また、標高差の地図の通り、丹沢三峰の登山口であります三叉路から本間ノ頭までが急坂が続きルートも長いので大変キツイ区間になっております。
本間ノ頭以降も、アップダウン連続しますので、積雪がある時期はモリモリと体力を削られてしまいます。
そしてこちらが今回登山をした丹沢三峰から丹沢山、塔ノ岳登山のコースタイムになります!
三叉路バス停 8:06 → 8:43 御殿森 → 9:18 高畑山 → 11:36 本間ノ頭 11:44 → 12:02 円山木ノ頭 → 12:23 太礼ノ頭 12:36 → 13:14 みやま山荘 13:15 → 13:19 丹沢山 13:33 → 14:05 塔ノ岳 14:57 → 15:18 花立山荘 15:31 → 16:53 大倉バス停
登山口であります三叉路バス停から丹沢三峰を経由して丹沢山山頂までのコースタイムが約5時間になりました。
丹沢三峰の一座になります本間ノ頭で昼食をとっております。
バスの関係で早くスタートが出来ないのも、丹沢三峰への登山の難しさに影響していると思ってます。
丹沢山経由で塔ノ岳へ登山をし、大倉バス停下山を含めると、コースタイムは9時間前後になりますので、丹沢登山の中でも、かなりハードな部類に入るコース設定になります。
まとめ
上述の通り、丹沢三峰は条件が揃うと非常に綺麗な霧氷が育ち、苦悶の時間を喜びに変えてくれる良いルートだと思ってます。
しかしながら、工程が長く、特に本間ノ頭までは急登が続くので、体力がないとなかなか厳しかったりします。
また、暖かくなると、丹沢三峰の登山口(三叉路)から標高1,000m前後までは山ビルの生息域になりますので、対策が必要となります。
霧氷が見れる時期は、山ビルも冬眠しているので大丈夫ですが、4月~11月にかけて丹沢三峰へ登山する際は十分注意してください。
更に暑くなってくると低山である丹沢への登山は、水の消費が増えて重量も増して体力的にキツイので、また涼しくなったら再訪したいな~っと考えております!
宮ヶ瀬湖から丹沢三峰へ登山をした時の記事になります!
積雪期に丹沢バリエーションルートの1つであります「栂立尾根」を使って丹沢三峰へ登山した時の様子になります!
霧氷の時期に丹沢三峰へ登山した時の様子になります!
気象条件が合えば、綺麗な霧氷を高確率で見ることが出来ます!!