日本百名山を擁する丹沢山ですが、色々な登山ルートがあるので、飽きずに登ることが出来たりします。
今回ご紹介する登山ルートは「丹沢三峰ルート」になるのですが、名前の通りきついピーク3つが連なる(正確には4つ)タフなフートになっております。
暖かくなると丹沢名物のヤマビルが活発活動する登山ルートになるので私は登らないのですが、地形的に霧氷が綺麗に見えるので積雪期によく出没していたりします。
今回は、丹沢山への登山ルートの1つである「丹沢三峰ルート」について解説したいと思います!
- 丹沢三峰ルートから登山した経緯について
- 丹沢三峰ルートのトイレと登山口、駐車場の詳細
- 丹沢三峰ルートから高畑山登山の様子
- 丹沢三峰ルート核心部「金冷シ」の登山コースについて
- 丹沢三峰ルートの霧氷の森について
- 丹沢山と霧氷の森について
- 丹沢三峰ルートで塔ノ岳登山について
- 丹沢の河津桜の宴について
- 丹沢三峰ルートの登山ルート・標高差・コースタイム詳細
- まとめ
丹沢三峰ルートから登山した経緯について
毎年12月から4月頃まで仕事が繁忙期なもので、登山に行ける日が少ないのですが、たまたま凪の日がありまして、天気も良さそうなので何処に行くかと思案に明け暮れました。
結果、考えるのが面倒臭くなり、勝手知ったる丹沢山へ登ろうと思い、登山前日がシッカリとした冷たい雨だったこともあり、路面の凍結を恐れて公共交通機関を使って宮ヶ瀬湖から丹沢三峰ルートを使う事にしました。
結果、バスでアクセスしたのが大正解でして、丹沢三峰ルートの登山口がある幹線道路はモリモリ凍結していてノーマルタイヤでは進めない状況でした。
標高400mくらいで積雪がある状況ながら、季節は何時の間にか3月に突入していることもありまして、もしかすると丹沢山へのもう1つのメジャー登山ルートである「大倉尾根」の登山口の河津桜が綺麗かもしれないな~っと思い、霧氷とセットで楽しむべく出没した感じです。
丹沢三峰ルートは、想像以上に積雪が深く、かなり難儀したのですが、霧氷がとても綺麗で癒しの時間になりました♡
そんな感じで今回は、霧氷と河津桜目当てに出没した丹沢三峰ルートについて書いていきたいと思います!
なずは丹沢三峰ルートで丹沢山、塔ノ岳への登山中に撮影した登山動画になります!

上記写真を押すと、YouTubeで動画を観ることが出来ますので、丹沢三峰ルートの霧氷の様子や、河津桜の宴を堪能していただけたらと思います!
丹沢三峰ルートのトイレと登山口、駐車場の詳細
こちらが丹沢三峰ルートから登山する際によく利用している公衆トイレになります。
何故か、グーグルマップには記載がないのですが、「宮の平バス停」から厚木方面に戻った所にあります。
こちらが公衆トイレになるのですが、非常に綺麗に管理されているのおすすめになります。
丹沢三峰ルートから登山する際は、トイレ、自動販売機がある「宮ヶ瀬バス停」を起点にする方も多いと思います。
ただ、宮の平バス停の方がバス料金も若干安く、トイレ、自販機販売機もあるのでこちらをよく利用してます。
こちらが宮の平バス停になります。
次の「三叉路バス停」が丹沢三峰ルート登山口に一番近いバス停になるのですが、トイレが付近にありませんので注意して下さい。
そしてこちらが丹沢三峰ルートの登山口になります。
三叉路バス停からヤビツ峠の方に5分ほど歩くと登山口が見えてきます。
三叉路バス停から直接丹沢三峰ルートに至るショートカットもあるのですが、少し分かり難いので、こちらがおすすめです!
なお、丹沢三峰ルートの登山口周辺に無料駐車場はありません。
平日は「宮ヶ瀬園地(ダム公園)」の駐車場は無料ですが、週末は有料になっております。
丹沢三峰ルートから高畑山登山の様子
そんな感じで丹沢三峰ルートから丹沢山を目指して登山スタートしたいと思います。
登山口から暫く急登が続きます。
なお、丹沢三峰ルートから丹沢山までの距離は約11kmになりまして、コースタイムは6~8時間ほどでタフなコースになります。
積雪期は、更に厳しい登山コースになりますので、丹沢山に届かず途中の「本間ノ頭(東峰)」で撤退する登山者がいるほどになります。
丹沢三峰ルートの最初のピークである高畑山を目指して登って行くと、相州アルプスが見えてきました!
あちらも雪が積もっていてとても綺麗でした!
きっと、アッチからコッチを眺めている山ガールがいるんでしょうね~☆彡
私の輝きにクラクラしていることでしょう!
え?輝きと言うよりは生物化学兵器なみの臭さである登山靴の臭いにクラクラしているんだよ!ですと!?
大正解!!
寒さに負けずに私の登山靴は大発酵中です☆彡
過発酵な下半身を振り絞り、新雪に涙目になりながら登って行くと開けたピークが見えてきました。
丹沢三峰ルートの序盤の雪の量になります。
歩いている登山者も少なく、高畑山への登山ルートは私がファーストでした。
私の過発酵な足跡と共に高畑山の山頂に到着です!
カツラ?みたいな積雪が印象的だった高畑山の山頂になります!
ここから丹沢三峰ルートに再度合流するルートが地味に分かり難いので、積雪がある時は注意して下さいね!
丹沢三峰ルート核心部「金冷シ」の登山コースについて
高畑山の山頂から丹沢三峰ルートに合流すると、更に積雪がモッコリとなりました。
いや~凄い雪の量ですね・・・。
丹沢三峰ルートの中でも一番の核心部が、こちらの「金冷シ」周辺になります。
名前の通り金玉が冷えるルートとなりまして、鎖がついているものの、雪が深く今回も難儀しました。
新雪と岩場、氷のミックスが非常に滑り、危ない所でした。
雪が積もっていると金冷シの周辺の崖の様子が見えないので怖さが半減するのですが、それでも滑落すると「さようなら~♪」になってしまうと思います。
そして金冷シを過ぎて直ぐの所にある第二の試練になります。
右手の迂回道は崩壊して使えないので、階段を直登していきます。
ここもよく滑るので要注意です!
丹沢三峰ルートの霧氷の森について
金冷シの難所を過ぎると一気に霧氷が見えてきました!
今回は、標高1,000m前後から霧氷がお出ましとなりました。
丹沢三峰ルートの霧氷は、やっぱり最高ですよね!
何時までも見ていられる霧氷の森でございます。
この景色を見たかったのです☆彡
霧氷と言ったら青空は欠かせないですよね!
しかしながら、段々と雲が広がってきて微妙な天候になってきました。
きつい登りをこなすと、丹沢三峰ルートに鎮座する本間ノ頭に到着しました。
丹沢三峰ルートは、意外とベンチが少なく休憩できるスポットがありません。
本間ノ頭にはベンチが有るのですが、テンピュールの枕のような状況に休憩するのを諦めました(笑)
本間ノ頭から丹沢山を目指そうとすると青空が戻ってきたので、やはりここで昼食をとる事にしました。
本間ノ頭で食べた半額うなぎ弁当になります♡
鰻が「フグの薄造り」な感じで、日本の技術力の素晴らしさを再確認しました(涙)
薄い鰻でも味わい豊で心が満足な時間になりました♡
ただ、立ち食いになってしまい、全然休めませんでした・・・。
鰻の薄造りを堪能し丹沢山を目指していくと霧氷が更にモリモリになってきました。
丹沢三峰ルートは、名前の通りビークが連なっている関係で、アップダウンがキツイです。
雪が多く梯子も歩き易く滑落寸前になる事がしばしばでした。
丹沢山の山頂に近づくにつれて積雪が更にモッコリになってきました。
それでも、綺麗な霧氷が見れると足取りが若干、軽くなりました。
丹沢三峰の一角である円山木ノ頭に到着です!
目指す丹沢山山頂まで残り2.5kmでございます。
徐々に雲がモリモリになってしまい、蛭ヶ岳の姿を見ることは出来ませんでした。
ぼちぼち丹沢三峰ルートのゴールが見えてきた瞬間です!
無事に丹沢三峰ルートのゴール地点である丹沢山に到着です!
見えている小屋が通年営業している「みやま山荘」になります。
丹沢山と霧氷の森について
丹沢三峰ルートを攻略したものの、深い雪で足腰とヒゲがガタガタなもので(?)、丹沢山の山頂で休憩する事にしました。
丹沢山の山頂も凄い雪でした。
なんだかスキー場のような景色ですよね。
みやま山荘のツララの様子になります。
これが刺さったら「オジサンの串揚げ丹沢の森の妖精仕立て」てなメニューが出来そうですよね(笑)
丹沢山の山頂をウロウロしていると、綺麗な霧氷がモリモリありました!
丹沢三峰ルートの霧氷とはちょっと違う感じですね。
そしてこちらが丹沢山の山頂になります。
雪が多いと、また違った雰囲気になりますよね~
丹沢の山頂も美しい霧氷の森になってまして、心を奪われてしまいました。
色々な季節毎に丹沢山へ登ってますが、やはり冬の霧氷の季節が一番美しく好きですね~♡
丹沢山の樹氷の森から眺める塔ノ岳のお姿になります!
アッチも雪がモッコリですね~♪
今シーズン最初で最後のベストコンディションだった丹沢山の霧氷でございます♡
この景色を見たかったのです!!
嫌な事が多い毎日ですが、こんな景色を見せてくれる自然が大好きです♡
今回は登りませんでしたが、次回は丹沢山の先に鎮座する丹沢最高峰の蛭ヶ岳へ登りたいですね~
丹沢三峰ルートで塔ノ岳登山について
引き続き丹沢三峰ルートから塔ノ岳への登山について書いていきたいと思まます!
丹沢山の霧氷の森を抜けると丹沢大山のお姿が見えてきました。
いや~アッチも雪が深そうですね~
丹沢三峰よりは凶悪ではないすが、丹沢表尾根もアップダウンが連続するので積雪があると難儀するコースになります。
今回登らなかった不動ノ峰の景色を見ながら塔ノ岳を目指します!
丹沢三峰と同じくアヒル三兄弟が鎮座しておりました!って、三兄弟どころの騒ぎではないですよね!!
暇を持て余していたのか、それとも何かに憑りつかれていたのか真相は闇のままでございます(笑)
そんな感じで塔ノ岳の山頂に到着です!
丹沢三峰ルートを使うと、やっぱり遠く険しいコースでした。
それにしても塔ノ岳の山頂から眺める丹沢表尾根がとても綺麗でした!
遠くに見えてるお山が蛭ヶ岳、手前が不動ノ峰になります。
丹沢の霧氷の絶景に「不動のオジサン」になってしまった瞬間でした☆彡
何度来ても塔ノ岳は素晴らしいですね!
丹沢の河津桜の宴について
塔ノ岳からの景色を堪能した所で、丹沢三峰ルートのゴール地点である大倉バス停を目指して下山したいと思います!
登山者が多い大倉尾根ですので、圧雪されていた非常によく滑りました。
ここはチェーンスパイク、軽アイゼンが必須です。
ちなみに塔ノ岳山頂付近の気温が3度前後でした。
陽が傾いてくるとやっぱり寒くなってきました。
無の境地で大倉尾根を下り、丹沢三峰ルートのゴール地点に到着しました!
時間もあるので、本日の2つ目のメインディッシュである戸沢公園の河津桜を鑑賞したいと思います!
こちらが戸沢公園(大倉バス停付近)で咲いている河津桜になります!
丁度満開で「絶好調!」な感じの宴となっておりました♡
丹沢の霧氷と河津桜をダブルで楽しめるお得な一日になりました!
山の上は真冬の様相でしたが、下界は春が訪れていて、不思議な感覚に包まれた河津桜の宴でございました。
そんな感じで今回の丹沢三峰ルートでの登山の詳細に移りたいと思います。
丹沢三峰ルートの登山ルート・標高差・コースタイム詳細
こちらが今回登山をした丹沢三峰ルートの登山ルートと標高差の地図になります。
登山をした日は、3月9日なりまして、写真の通り終日積雪のある中での登山となりました。
また、標高差の地図の通り、丹沢三峰ルートあダラダラと標高を挙げ行き、標高1,000から本間ノ頭までが急登が続きます。
また、名前の通り数多くのピークが連なっておりますので、積雪期はかなり大変な登山になります。
そしてこちらが今回登山をした丹沢三峰ルートで登山した時のコースタイムになります!
丹沢三峰ルート登山口(三叉路登山口) 8:38 → 9:13 高畑山 → 11:18 本間ノ頭 11:28 → 11:45 円山木ノ頭 → 12:08 太礼ノ頭 → 12:19 瀬戸沢ノ頭 → 13:24 丹沢山 13:42 → 14:18 塔ノ岳 14:35 → 14:47 花立山荘 → 16:19 大倉バス停
丹沢三峰ルート登山口から丹沢山の山頂でのコースタイムが約5時間ほどでした。
無雪期と比べると、1~2時間ほど時間が多く掛かってますので、なるべく早く出発したい所ですが、バスの関係で9時近くのスタートになってしまうのが微妙な所だと思います。
まとめ
今回も綺麗な霧氷を見れて大満足な1日になったものの、やはり積雪期の丹沢三峰ルートは大変だな~っと改めて感じました。
積雪期は、歩く登山者も少なく、降雪直後はノートレースになる事も多いので、十分注意して入山してください。
季節的に最後の降雪かな?っと思われますが、気温が上がると山ビルが活動を再開しますので、丹沢三峰ルートの旬はボチボチ終わる時期になります。
紅葉も綺麗なルートですので、また季節を変えて丹沢三峰ルートを歩きたいな~っと考えております!
去年の丹沢三峰ルートの登山の記事になります!
霧氷がとても綺麗なタイミングに登山することが出来、こちらも絶好調な1日になりました!
前日に大雪が降り、独りでラッセルしながら丹沢三峰ルートで丹沢山を目指した時の記事になります。
過去で一番の積雪量に悶絶した1日になりました。