- 丹沢表尾根縦走コースと霧氷について
- 丹沢表尾根三ノ塔までの縦走とルートの詳細
- 三ノ塔~烏尾山~行者ヶ岳丹沢表尾根縦走とコースの様子について
- 丹沢表尾根縦走コース塔ノ岳までの霧氷と登山とルートの詳細
- 丹沢表尾根縦走コースのルート・標高差・コースタイム詳細
- まとめ
丹沢表尾根縦走コースと霧氷について
登り初めとして例年丹沢山塊に行くことが多いのですが、今年は久しぶりに丹沢表尾根縦走コースから塔ノ岳を目指し、丹沢山、丹沢三峰ルートで宮ヶ瀬湖まで歩いてきました!
当ブログで知り合ったアイゼンさんから
「丹沢の霧氷が最高だよ~ムヒョー!!!」
と、ご連絡を頂き(?)、檜洞丸か大菩薩嶺、雲取山で迷っていたのですが、今回はご紹介にあやかりまして丹沢山周辺に落ち着いた感じです!
丹沢の霧氷が綺麗との事で、「コースをどうするか?」となったのですが、この辺は勝手知ったるマイホームですので、無難に丹沢表尾根縦走コースを選んだ感じです。
そもそも「何故、丹沢山塊に霧氷が良く出来るのか?」になるのですが、これは風と地形が影響しております。
丹沢山塊は、直ぐ近くに相模湾がある関係で、湿った風が山塊にぶつかり、霧(雨)が出やすい地形をしております。
水蒸気を含んだか空気(風)が木にぶつかり、低温も相まって霧氷を形成するのですが、丹沢表尾根縦走コースは南斜面で風が強く、霧氷が出来やすい環境になります。
逆に樹林帯で風が弱い所は霧氷が出来にくいのですが、今回登山をした丹沢表尾根や塔ノ岳、丹沢山は霧氷が出来る条件が揃っているみたいで非常に綺麗な景色を見せてくれます!
丹沢表尾根縦走コースを選んだ結果、文句なしの霧氷の景色を見ることが出来たのですが、登山仲間の情報と言うのはやっぱり有り難い!と思ってしまった1日になりました。
むしろ、丹沢表尾根と聞いてもピン♪とこない方も多いと思いますが、二ノ塔、三ノ塔、烏尾山、行者ヶ岳、新大日、塔ノ岳の尾根の総称として呼ばれております。
個人的には、塔ノ岳から大丸、小丸、鍋割山、雨山、檜岳、伊勢沢ノ頭、高松山までが丹沢表尾根ではないのか?と思っていたりします。
ただ、大丸、小丸、鍋割山は「鍋割山稜」、雨山、檜岳、伊勢沢ノ頭は「檜岳山稜」と尾根に別の名前がついてますので、やはり塔ノ岳までが「丹沢表尾根」になるのが正解なんでしょうね。
丹沢表尾根について熱く語ってしまいましたが、そんな感じで「新年あけましておめでとうございます登山」で1月2日に歩いた丹沢表尾から塔ノ岳、丹沢山への登山について書いていきたいと思います!

まず始めに今回登山をした三ノ塔から塔ノ岳、丹沢山、宮ヶ瀬湖までの登山の様子を撮った登山動画になります。
上記写真を押すと4分ほどの動画(YouTube)を観ることが出来ますので、丹沢表尾根の登山と霧氷の様子が伝われば幸いです!
丹沢表尾根三ノ塔までの縦走とルートの詳細
2022年初登りで丹沢山塊の登山基地であります大倉バス停(大倉)に来ました!
電車とバスを乗り継いできたのですが、始発にも関わらず120%くらいの混雑でゲッソリしました。
「120%天然娘が乗っていれば良いのに・・・」と思ってしまったのですが、120%天然娘ってなんざんすかね?
120%天然娘ってなんざんすか分からぬまま、丹沢表尾根を目指して三ノ塔へ向かいたいと思います!
大倉バス停の直ぐ近くにあります、こちらの吊り橋を渡って対岸へ向かいます。
初日の出ならぬ「2日の出」になります。
なんと読むのか私にも分かりませんが(ふつかので?)、とにかく綺麗でした☆彡
対岸に渡り林道を歩いて行くと「三ノ塔尾根コースNO1」に至りました。
ここから登山道コースと林道コースがあるのですが、辛さはどっちもどっちなので、その日の気分で良いかと思います。
個人的には「山道コース」の方が少しきついような気がします。
登山道コースと林道コースが合流する地点に三ノ塔への登山口(三ノ塔尾根)があります。
ゲートがありますが、こちらが「牛首」という場所になります。
「牛首」って中々凄い名前ですよね~
焼肉店のメニューに載っていても、中々注文できないですよね~・・。
タレか塩か?と聞かれたら困ってしまいます。
どうせなら塩かも?と思っていたら相模湾が綺麗に見えてきました!
神々しい「2日の出」でございます。
三ノ塔までは所々塔ノ岳や丹沢表尾根方面の景色が見れるのですが・・・
アボーンな感じですが、気を取り直して三ノ塔を目指したいと思います!
三ノ塔までは、こんな感じの歩き難いルートが多いです。
ダラダラと急登も続き、かなり体力を削り取っていきます。
ただ、尾根一本道ですので(林道と交差しますが)、ルートも明瞭ですので、道迷いはないのではないかと思います。
よ~~やく長くて急登な三ノ塔尾根を攻略し、三ノ塔の頂上と休憩小屋が見えてきました!
三ノ塔~烏尾山~行者ヶ岳丹沢表尾根縦走とコースの様子について
三ノ塔の山頂から登ってきた三ノ塔尾根(左側)と正面が大倉尾根の景色になります!
モヤモヤ~で、さまーずな景色ですね~・・・。
これから向かう丹沢表尾根の景色になります!
中央右手に見えているのが烏尾山になります。
三ノ塔から見る大山になります!
曇ってますが、今日あたり初詣と絡めて大山登山をされている登山者が多いでしょうね!
丹沢表尾根は、霧氷も素晴らしいのですが、相模湾の景色が絶景になります!
薄っすらですが、江ノ島も見えてますね!
三ノ塔の頂上には、最近リニューアルした「三ノ塔休憩所」があって、快適に休憩することが出来ます。
トイレもあるのですが、12月~3月までは冬季使用禁止になっていますので、注意してください。
ちなみに丹沢表尾根に鎮座する「三ノ塔」ですが、名前の由来やマイナールートについては、こちらの記事を参照ください!
天気が良いと、こんな絶景の丹沢表尾根を見ることが出来ます!
丹沢表尾根の一角をなす烏尾山ですが、「ガス尾山」になっちゃってますね・・・。
丹沢表尾根の守り神と呼んでも過言ではない三ノ塔のお地蔵様になります。
私も手編みのマフラーが欲しいですね・・・。
むしろ、ワンカップ大関の方に目が行ってしまった誰かさんでした(笑)
三ノ塔の激下りをこなし振り返ると先ほどまでいた山頂が綺麗に見えました!
地形的な影響か、三ノ塔周辺で霧氷を見た事ってあまりありません。
風向きなども影響するんでしょうね。
こちらが三ノ塔から烏尾山の激下りになります。
丹沢表尾根縦走コースにおいても、結構ヤンチャな区間だと思います。
そんな感じで丹沢表尾根縦走コース上で営業している烏尾山荘でございます。
今日は営業してませんでした。ってか、結構休業する日が多いみたいですね。
烏尾山から見る相模湾の景色になります!
真鶴半島が綺麗に見えてますね~
丹沢表尾根縦走コースのゴール地点である塔ノ岳まであと3.1kmの道のりだそうです。
地味に長いですね・・・。
この分岐から戸沢の方に下山する事も出来ます。
烏尾山から見る行者ヶ岳方面の景色になります。
標高1,300mより上は雲の中ですね・・・。
行者ヶ岳の鎖場は登山者で混雑していたので写真撮影する暇がなく・・。
振り返っての行者ヶ岳になります。
丹沢表尾根縦走コースで一番の核心部が行者ヶ岳の鎖場になります。
9時くらいまで雪が降っていたもので、岩場に着雪があり、結構滑って怖かったです。
崩壊が激しい登山コースの区間になります。
丹沢表尾根も崩壊が進んでいますので、いつか通れなくなる日もあるかも知れませんよね。
手前が行者ヶ岳、奥に三ノ塔が見えてますね!
その奥に見えるのが相模湾ですね!
丹沢表尾根縦走コースは、本当に景色が素晴らしいです!
丹沢表尾根縦走コース塔ノ岳までの霧氷と登山とルートの詳細
行者ヶ岳から少し登ると、昔営業していた書策小屋の跡地が見えてきます。
写真奥に「書策新道」という廃道ルートがあるのですが、そちらにつきましては、下記記事で詳しく書いてますので、良かったら参考にしてみてください!
危ないルートですので、登山初心者は利用しないでくださいね!
雄大な丹沢表尾根でございます!
塔ノ岳を目指して登って行くと新大日に到着です!
山の名前と言うよりは、大学の名前にありそうですよね(笑)
新大日の山頂に鎮座する新大日茶屋になるのですが、も~廃墟と化してますね・・・。
トタンが散らばっていて危ないです。
今年の冬は持たないかもしれませんね。
知らなかったのですが、新大日から長尾尾根、札掛方面は通行止めになってました。
塩水橋周辺も林道崩壊で通行止めですし、札掛方面は八方塞がりですね。
ここまでの丹沢表尾根には霧氷が殆どなかったのですが新大日周辺からチラチラとお姿を現してくれました!
うわ~~丹沢の霧氷でございます!
綺麗ですね!!!
丹沢表尾根縦走コース上の営業小屋である「木ノ又小屋」になります。
素泊まりも出来ますし、名物がコーヒーになります。
飲んだ事はないのですが、縦走中に立ち寄る登山者が地味に多いです。
塔ノ岳を目指して進むと、更に霧氷が広がってきました!
いや~青空が欲しいですね・・。
霧氷なんだか曇り空なんだか分からない景色ですよね!
この霧氷の森を歩きたかったのです!
丹沢の霧氷は、まさに旬を迎えてますね!!
歩いても歩いても霧氷がお出迎えしてくれました!
霧氷の切れ間から見る相模湾方面の景色になります!
風が強く、滅茶苦茶寒いです・・・。
薄っすらと奥に見えているのが目指す塔ノ岳になります。
こんなグレーな景色も悪くないですよね!
塔ノ岳山頂が霧氷で埋め尽くされておりました!
凄い景色ですねよね!!!
振り返っての丹沢表尾根の霧氷の景色になります!
も~ニヤニヤが止まりませんでした♡
丹沢表尾根は、ツツジの名勝にもなるのですが、冬の時期は霧氷の名勝ですよね!
塔ノ岳山頂直下の丹沢表尾根の景色になります!
霧氷が尾根を覆いつくしておりますよね!
奥に見えるのが大山になります!
そんな感じで丹沢表尾根縦走コースの最終地点であります塔ノ岳山頂でございます!
塔ノ岳山頂から見る鍋割山稜方面になります!
鍋割山も霧氷がチラチラありそうですね!
天気が良いと正面に富士山が見えるのですが・・・。
ま~丹沢表尾根縦走コースの霧氷を見れてだけでも良しとですね!
塔ノ岳山頂はマイルドな人混みでした。
風が強く、非常に寒いです。
時々晴れ間もあって、霧氷と青空のコントラストを楽しむ事も出来ました!
丹沢表尾根縦走コースのオアシス的な存在である尊仏山荘です!
結構、多くの登山者が休憩してました。
そんな感じで丹沢表尾根縦走コースが終わった所で、今回の登山のルート図や標高差、コースタイムについて書いていきたいと思います
丹沢表尾根縦走コースのルート・標高差・コースタイム詳細
こちらが今回縦走した丹沢表尾根の登山ルート図になります!
大倉バス停から丹沢表尾を縦走し塔ノ岳山頂までは、距離にして約10km前後の行程になります。
宮ヶ瀬湖まで縦走しますと、約25kmになりますので、この時期でも日帰り登山で十分狙える感じになります。
今回は時間の関係で蛭ヶ岳には行きませんでしたが、そちらピストンして宮ヶ瀬湖まで縦走するとなると、日没との戦いになりそうですね。
そしてこちらが今回の丹沢表尾根縦走コースのコースタイムになります!
大倉バス停 7:14 → 7:31 三ノ塔尾根道入口 7:34 → 8:01 牛首 8:04 → 9:03 三ノ塔 9:09 → 9:13 三ノ塔地蔵菩薩 → 9:27 烏尾山荘 9:30 → 9:31 烏尾山 → 9:43 行者ヶ岳 9:47 → 9:48 行者の鎖場 9:52 → 9:55 政次郎ノ頭 9:57 → 10:02 書策新道分岐 → 10:10 新大日茶屋 10:15 → 10:24 木ノ又小屋 → 10:45 塔ノ岳
出発地点である大倉バス停から塔ノ岳山頂山まで、約3時間30分のコースタイムになりました。
15:30頃、宮ヶ瀬湖に到着したいな~とぼんやり考えていたのですが、逆算すると11時頃の到着で予定していたので、ほぼ計画通りになりました。
記載の通り、丹沢表尾根縦走コースは、アップダウンが連続し、鎖場などもありますので、ペース配分を間違わないようにしてください。
地味にキツイ縦走コースですので、適度に休憩取りながら登って頂けたらなと思います!
ちなみに春に歩いた丹沢表尾根縦の記事がこちらになりますので、ルートやコースタイムの参考になれば幸いです。
まとめ
丹沢の霧氷がとても綺麗で最高でした♡
人気のある大倉尾根に比べ、丹沢表尾根縦走コースは、距離が少し長くアップダウンが連続することから歩く方も若干少ないので、静かな山歩きが出来たのも良かった限りです!
大倉尾根も霧氷が綺麗なコースですが、丹沢表尾根の方が見所が多くお気に入りだったりします。
同じく塔ノ岳から丹沢山のルート上も霧氷が綺麗な所になるのですが、そちらは次回後編で載せていきたいと思います!
後編で歩いた丹沢登山と丹沢三峰ルートについて書いた記事になります!
丹沢表尾根縦走コースと同様、丹沢山周辺の霧氷の景色にウットリが止まりませんでした!
夏の丹沢表尾根を歩いた時の記録になります!
非常に暑いので、夏の登山は要注意になります!!