関東近辺で日帰りロング登山の1つとして名高いコースとしてあるのが「丹沢主脈縦走路」だと思います。
登山を始めた頃は、こんな長くてきついルートを日帰りで歩けるわけがない!っと思ったのが今でも記憶に残っております。
丹沢主脈縦走は、昭文社の山と高原地図からしますと1泊2日で歩くのが標準になるのですが、今回は丹沢の紅葉とダイヤモンド富士を狙って日帰りで挑戦してみました!
アップダウンが強烈で最後の方はバテバテになってしまったのですが、日帰りで縦走した丹沢主脈縦走路について解説していきたいと思います!
- 丹沢主脈縦走日帰り登山をした経緯と難易度について
- 紅葉の宮ヶ瀬湖から焼山までの丹沢主脈縦走日帰り登山の詳細!
- 黍殻避難小屋と姫路までの丹沢主脈縦走日帰り登山の様子
- 紅葉の丹沢主脈縦走日帰り登山!蛭ヶ岳までの登山の様子
- 丹沢主脈縦走日帰り登山!丹沢山、塔ノ岳から大倉への縦走の様子
- 丹沢主脈縦走日帰り登山の難易度と登山ルート・標高差・コースタイム詳細
- まとめ
丹沢主脈縦走日帰り登山をした経緯と難易度について
秋になりますと丹沢の紅葉を見るのが楽しみの1つになるのですが、何処から入山するか迷いに迷ってしまいました。
神奈川県在住なもので、丹沢山塊の登山口へのアクセスはかなり簡単なのですが、いつも利用している大倉登山口から蛭ヶ岳への登山も芸がないなと感じ、別のルートで歩こうと計画しました。
時期的に裏丹沢(道志方面)の紅葉が綺麗そうだったので、久しく歩いていない焼山から入山して、日帰りで丹沢主脈縦走を楽しむことに致しました。
また、天気が良いと10月20日前後は、塔ノ岳の山頂から「ダイヤモンド富士」を見ることが出来るので、それと絡めてみることにしました。
16時位に塔ノ岳山頂に到着!というアバウトな計画で丹沢主脈縦走日帰り登山を計画したのですが、紅葉が美しく、静かな山歩きを楽しむことが出来ました。
そんな丹沢主脈縦走日帰り登山の難易度ですが、まずは歩く距離が30kmを越してきます。
利用する登山口にもよるのですが、アップダウンのある登山道を30km登るのは、かなり何度が高いプレイになります。
また、ルート上に水場はあるものの、裏丹沢方面から入山の場合、最高峰である蛭ヶ岳まで登らないと山小屋がないのも難易度が高い部分かな~っと思います。
何かトラブルがあっても、序盤は山小屋の力を借りることが出来ませんので、何か異変を感じたならば自分で何とかしなければなりません。
紅葉も綺麗で静かな登山を楽しめますが、裏を返すと丹沢主脈縦走の焼山登山口~蛭ヶ岳までは、登山者が少なく何かあっても登山者の助けを借りられない場合もありますので、その点も注意が必要だと思っております。
そんな感じで今回は、登山初心者にとっては難易度の高い丹沢主脈縦走日帰り登山について書いていきたいと思います!
縦走登山に移る前に、まずは紅葉の丹沢主脈縦走日帰り登山中に撮影した登山動画になります!
上記写真を押すと、YouTubeで紅葉の丹沢主脈縦走日帰り登山の動画を観ることが出来ます!
丹沢主脈縦走路の様子や美しい紅葉の景色を堪能していただけたらと思います!
紅葉の宮ヶ瀬湖から焼山までの丹沢主脈縦走日帰り登山の詳細!
今回の丹沢主脈縦走日帰り登山の出発地点であります宮ヶ瀬湖バス停になります。
宮ヶ瀬湖バス停の直ぐ横に綺麗な公衆トイレがあります。
自動販売機などもありますので、登山の起点になります!
天気がイマイチですが、宮ヶ瀬湖周辺の様子になります。
まだ時間が早いので、観光客はほぼいませんでした。
宮ヶ瀬湖周辺の紅葉の様子になります!
少し時期が早く、ほんのり色づいている状態でした。
紅葉の最盛期はとても綺麗なのでおすすめでございます!
宮ヶ瀬の紅葉を満喫しながら舗装路を歩き、やっとのことで丹沢主脈縦走路の登山口であります焼山登山口に辿り着けました。
途中で雨が降ってきて、なんだか寒いですね~~
西野々にあります焼山登山口の道標になります。
丹沢主脈縦走路の登山口は、先ほどのバス停の所と、もう少し山梨側へ歩いた所の2ヶ所から登ることが出来ます。
西野々の公衆トイレの案内になります。ここから黍殻避難小屋までトイレはありませんので、注意してください!
西野々の公衆トイレを過ぎると林道のゲートが見えてきます。
少し開けにくいですが、丹沢主脈縦走路の最高峰である蛭ヶ岳を目指して登山スタートしたいと思います!
この辺でヤマビルが数匹いて驚きました。
10月の下旬近くでもヤマビルが活動しているので、丹沢主脈縦走をする場合は要注意になります!
ヤマビルに怯えながら焼山を目指して登山したいと思います!
天気がイマイチなので、登山者が全然いませんでした。
むしろ、私が来ることを察して逃げ回っているんでしょうかね!?(笑)
無の境地で登っていくと、丹沢主脈縦走日帰り登山の最初のピークである焼山の山頂に到着しました!
焼山の山頂には、こんな立派な展望台が設置されているのですが、何故か立ち入り禁止になっておりました。
周囲に大木が多く、景色もよく見れないので、ま~登れなくても大勢に影響はない感じでした。
景色の悪い焼山を堪能しつつ、姫次を目指して丹沢主脈縦走日帰り登山を再開したいと思います!
黍殻避難小屋と姫路までの丹沢主脈縦走日帰り登山の様子
焼山から休憩できる黍殻避難小屋を目指して進んでいくと、美味しそうなキノコがモリモリ出ておりました!
最近元気がないので、大笑いしたいな~っと思いつつ、これを食べると丹沢主脈縦走日帰り登山が地獄になると思い、食べるのは思いとどまりました!
焼山から少し登ると丹沢主脈縦走路の中でもかなり地味地味な黍殻山に辿り着けました!
黍殻山の山頂から直ぐの所に黍殻避難小屋がありますので、そちらで昼飯にしたいと思います。
黍殻避難小屋の目の前の原っぱになります。
ベンチもあるので、こちらで休憩も良いかもしれません。
そんな感じで久しぶりに訪れた黍殻避難小屋で昼飯休憩をしたいと思います!
黍殻避難小屋で食べた貧乏セットになります!
やっぱり風がないだけでも暖かく、かなり快適に過ごせました。
私の段ボール御殿よりも住みやすいので、近々引っ越したいと思います!(?)
そしてこちらが黍殻避難小屋のトイレになります。
紙は捨てられませんので、持ち帰る必要がありますが、それでも山の中にトイレがあるのはありがたいですよね。
黍殻避難小屋から姫次を目指して進んでいくと、丹沢三峰が綺麗に見えてきました!
あちらも久しく登っていないので、何処かのタイミングで歩きたいですね~
丹沢主脈縦走路の中でも、この木道付近がお気に入りだったりします。
流石に大倉目指して日帰り登山をする登山者は皆無らしく、全く人気がありませんでした。
丹沢主脈縦走路から棒ノ木丸への分岐になります。
バリエーションルートになりますが、紅葉が美しく、雰囲気も良いので来年あたり歩きたいと考えております。
姫次に近づくにつれ、丹沢主脈縦走路の紅葉が色づいてきました!
そしてこちらが丹沢主脈縦走路上にあります「東海自然歩道最高標高地点」になります。
リストラになったら、高尾から大阪まで歩きたいな~っと考えております。
そんな感じで姫次に到着です!
姫次から見える蛭ヶ岳のお姿がとても邪悪で、あれを登るのか~~っと思うと、ため息がコトコト煮込んだ飴色になってきました(???)
姫次で少し休憩し、丹沢主脈縦走日帰り登山の最高峰である蛭ヶ岳を目指して進みたいと思います!
紅葉の丹沢主脈縦走日帰り登山!蛭ヶ岳までの登山の様子
蛭ヶ岳を目指して進んでいくと、大室山の景色がとても綺麗でした!
あっちからこっちを見ている登山者は・・・この時間だといないかな~
水場のあるの原小屋平になります。
工事関係者のプレハブ小屋と資材が置かれていたので、工事するんでしょうね。
ちなみに原小屋平の水場は、大腸菌の影響で煮沸しないと危ないので注意してください。
蛭ヶ岳を目指して進んでいくと、紅葉がだいぶ色づいておりました!
丹沢主脈縦走日帰り登山は、色々な地点の紅葉の色づき具合を楽しめるので、地味に面白いです。
下界とは全然違う色づき具合ですよね。
モリモリ進んでいくと、地蔵平に到着できました!
さ~蛭ヶ岳まで残り2kmでございます。
ここから激急登が始まります・・・。
丹沢主脈縦走路は、樹林帯が多いものの、時々檜洞丸方面の景色を眺めることが出来ます。
あっちも久しく登っていないので、紅葉目当てで出没したいですね~
それにしても紅葉が美しくウットリが止まりませんでした♡
ウットリからゲッソリになった瞬間です☆彡
この辺でだいぶ足腰から悲鳴が聞こえてきました・・・。
それにしても天気が良く、丹沢山塊を思う存分堪能することが出来ました!
蛭ヶ岳から振り返ると、先ほどまでいた黍殻山、焼山方面が綺麗に見えてました!
紅葉のトンネルだった丹沢主脈縦走路でした!
それにしても登山者が全然いませんね~
一瞬ですが、蛭ヶ岳から富士山の景色を見ることが出来ました!
恥ずかしいのか、全体を見せてくれませんでしたが、そんなチラリズムが大好物です♡
そんな感じで丹沢主脈縦走日帰り登山の最高峰である蛭ヶ岳に到着です!
写真の通り、山頂を貸し切ることが出来ました!
蛭ヶ岳の山頂からの丹沢主脈縦走路の景色になります。
丹沢山、塔ノ岳と控えているので、今から恐ろしいですね。
蛭ヶ岳から見るユーシン渓谷の様子になります!
あっちも久しく登っていないので、来年行きたいですね!
今回の丹沢主脈縦走日帰り登山のスタート地点である宮ヶ瀬湖が中央に見えてますね!
いや~だいぶ歩いてきましたね!
先日宿泊した蛭ヶ岳山荘になります。
今日は週末なのに宿泊者は少ない感じでした。
丹沢主脈縦走日帰り登山!丹沢山、塔ノ岳から大倉への縦走の様子
蛭ヶ岳への登山に引き続きましては、丹沢主脈縦走日帰り登山の丹沢山、塔ノ岳への縦走について書いていきたいと思います!
このルートもアップダウンが激しく、中々の難易度になります。
丹沢主脈縦走日帰り登山のルートの中でも一番の核心部になるのが、こちらの鬼ヶ岩の鎖場になります。
それほど危険ではないですが、落石、滑落に要注意になります。
鬼ヶ岩からの蛭ヶ岳の景色が素敵でした♡
そしてこちらが紅葉と蛭ヶ岳とのコラボになります!
丹沢主脈縦走路の中でも、この辺の紅葉が一番綺麗でした!
休憩しようか迷った不動の峰休憩所になります。
リニューアルして、とても綺麗な小屋になったものの、宿泊はできません!
きついアップダウンをこなすと、丹沢山の山頂で通年営業している「みやま山荘」が見えてきました!
蛭ヶ岳山荘と同じく、今日は宿泊者が少ない感じでした。
ここのところ丹沢山に来ていなかったせいか、だいぶボロボロになっていて驚いてしまいました。
それだけ過酷な環境なんでしょうね。
丹沢山からの景色に足が止まってしまいました。
いや~これだから丹沢主脈縦走はやめられませんね!
今回の丹沢主脈縦走日帰り登山の目的の1つが塔ノ岳からのダイヤモンド富士をみること!なもので、竜ヶ馬場で大山を眺めながら時間調整してみました。
実は同じ目的で塔ノ岳へ登山している山仲間がいまして、ここで休憩しなければ逢えた感じでした。
いや~事前に知っていれば・・・ですが、また機会作って一杯やりたいですね!
時間調整したものの、なんだか冷えてしまい塔ノ岳山頂を目指してみました。
いや~お金があれば山小屋で優雅に休憩できるのですが、底辺を彷徨うキモイおじさんは、ベンチで寒さに凍える事しかできませぬ・・・(涙)
あれ?思っていた景色と違うのですが・・・。
これってダイヤモンド富士?とは言えないような・・・・
神々しい感じではありますが、とりあえず塔ノ岳山頂に到着です!
綺麗な夕焼けになってきましたが、嫌な雲がモリモリありますね~
夜景は見えそうですが、ダイヤモンド富士は・・・
ちなみに塔ノ岳山頂の気温は0度でした。
寒い訳ですね~^
寒い中、塔ノ岳山頂でダイヤモンド富士を見ようとが粘ってみたいのですが、これが限界でした。
丹沢主脈縦走日帰り登山の苦労は報われませんでしたが、それでも満足感がモッコリでございます!
天気が良いと、塔ノ岳山頂からこんなダイヤモンド富士を見る事が出来ます!
結局、雨も降りそうな感じになってきたので早々に大倉へ下山しました!
久しぶりにナイトハイクになりましたが、ま~慣れたルートなので問題はありませんでした。
大倉は、結構遅くまでバスがあるので遅くなっても帰れますし、最寄り駅まで歩ける距離なので、その辺も安心感があったりします。
そんな感じで今回の丹沢主脈縦走日帰り登山の詳細に移りたいと思います。
丹沢主脈縦走日帰り登山の難易度と登山ルート・標高差・コースタイム詳細
こちらが今回登山をしたジャンダルム登山のルートと標高差の地図になります。
登山した日は、10月20日なりまして、丹沢主脈縦走路の登山口であります焼山登山口周辺には、まだヤマビルが活動してました。
また、丹沢主脈縦走路の標高1,500m付近が紅葉が一番旬な感じで、カラマツはまだ早い状況でした。
そして標高差の地図の通り、蛭ヶ岳までアップダウンが続き、非常に難易度の高いルートが続きます。
技術的には難しい所はほぼないのですが、やはり体力勝負になりますので、日頃からトレーニングをしていないと、丹沢主脈縦走日帰り登山は非常に手ごわいと思います。
個人的に辛く感じたのは、蛭ヶ岳から丹沢山への登り返しと、塔ノ岳からの大倉への下山のルートになります。
アップダウンを繰り返した足腰には難易度の高い下山の時間になりました(笑)
そしてこちらが今回登山をした丹沢主脈縦走日帰り登山のコースタイムになります!
宮ヶ瀬バス停 7:47 → 9:34 焼山登山口バス停 → 9:44 西野々バス停 → 11:02 焼山 → 11:33 黍殻山 → 12:01 黍殻避難小屋 12:30 → 13:00 姫次 → 14:07 蛭ヶ岳 14:19 → 15:10 丹沢山 → 15:25 竜ヶ馬場休憩所 15:47 → 16:18 塔ノ岳 16:30 → 17:14 堀山の家 → 18:23 大倉バス停
宮ヶ瀬湖から丹沢主脈縦走日帰り登山の最高峰である蛭ヶ岳までのコースタイムが約7時間ほどでした。
宮ヶ瀬湖から丹沢主脈縦走路の登山口である焼山登山口まで2時間掛かってますので、それを考えると7時間は仕方がないかな~っと考えております。。
本来なら、宿泊できる蛭ヶ岳山荘で1泊すべき時間ではあるのですが、塔ノ岳でダイヤモンド富士を見る関係で、そのまま大倉を目指して進んだ感じです。
蛭ヶ岳から下山した大倉までのコースタイムが約5時間でしたので、丹沢主脈縦走日帰り登山は、延べ12時間のコースタイムとなりました。
1日12時間の山行は、中々の難易度になりますので、無理せず山小屋に宿泊がおすすめになります!
まとめ
久しぶりの丹沢主脈縦走日帰り登山だったのですが、姫次周辺のカラマツの紅葉がまだ早く、そちらを楽しめなかったのが心残りになりました。
しかしながら、蛭ヶ岳山頂からの景色を始め、丹沢主脈縦走上の紅葉が綺麗に色づき、癒しの登山になりました!
時間的にも登山者のピークからズレていた関係で、非常に静かな山歩きを楽しめたのも良かった点になります。
丹沢主脈縦走は、どうしても焼山登山口へのアクセスが難点になるのでアレですが、また宮ヶ瀬湖を起点にして再訪したいな~っと考えております!
丹沢の冬の名物である霧氷を眺めながら丹沢主脈を日帰り縦走した時の登山記事になります!
積雪気に丹沢主脈縦走路を日帰り登山した時の記事になります!