八ヶ岳には名峰が多くファンが多い山域ですよね。
八ヶ岳に足繫く通っている登山仲間がいるのですが、北部と南部では山容が異なっていて、非常に面白いとよく言っております。
私も同感で、南部の方が急峻で、北部の方が森と苔が広がる山域かな~っと思っております。
そんな八ヶ岳ですが、今回は北部の名山である蓼科山への登山について解説したいと思います!
登山する上で気になるのが駐車場やトイレ、登山ルートになるかと思いますので、その辺も触れながら書いていきたいと思います!
- 蓼科山へ登山した経緯について
- 蓼科山7合目駐車場のトイレと水場、混雑の詳細について
- 蓼科山登山!夢の平キャンプ場から御泉水自然園までの登山ルート詳細
- 蓼科牧場ゴンドラリフト駅から蓼科山7合目までの登山ルートの詳細
- 蓼科山登山!蓼科山荘までの登山ルートの詳細
- 蓼科山登山!蓼科山頂ヒュッテまでの登山ルートの詳細
- 蓼科山山頂と蓼科神社奥宮の詳細
- 蓼科山登山のルート・標高差・コースタイム詳細
- まとめ
蓼科山へ登山した経緯について
そこそこ長いお休みをGWに取れることになりまして、何処の山に行こうかと悩む日々でした。
当初、大好きな奈良の大峯奥駆道(熊野古道)に行こうかと考えたのですが、思い立ったのが少し遅く、深夜バスなどの予約が上手くいかず断念いたしました。
GWですと、北アルプス、南アルプスは雪が深いので荷が重いな~っと考え、奥秩父の瑞牆山・金峰山から奥多摩駅を目指す「奥秩父主脈縦走」を考えたのですが、奥多摩小屋が廃止になった関係でテント泊縦走するには日程的に厳しい状況でした。
そんな感じでどうしたものかと考えている、登山、キャンプ仲間から八ヶ岳の「夢の平キャンプ場が安くて静かでおすすめ!」ってな話を頂きました。
夢の平キャンプ場について調べてみると、確かに料金も安く、蓼科山や霧ヶ峰(車山)等への登山の拠点にするには申し分のない立地でした。
こりゃ~蓼科山が私を呼んでいるな~っと勝手に解釈し登ってみる事に致しました!
それほど雪は積もっていないと思っていたのですが、実際に登ってみるとかなりツルツルする箇所もあって難儀したのですが、久しぶりの八ヶ岳を思う存分満喫することが出来ました!
そんな感じで今回はGWに登山をした蓼科山について書いていきたいと思います!
蓼科山の詳細に移る前に、今回撮影した登山動画がこちらになります!
そして上記写真を押すと登山動画(YouTube)を観ることが出来ます!
蓼科山と一緒に登った北横岳への登山の様子について撮ってますので、参考になれば幸いです!
蓼科山7合目駐車場のトイレと水場、混雑の詳細について
こちらが蓼科山への登山で利用出来る「蓼科山七合目駐車場」周辺の地図になります。
蓼科山への登山口は、複数あるのですが、7合目登山口は標高も高く、駐車場やトイレが完備されているので人気があったりします。
こちらが蓼科山七合目駐車場の様子になります。
7時くらいに到着したのですが、ほぼ満車で駐車できるスペースはありませんでした。
7合目登山口、トイレが目の前にある好立地な場所になりますので、非常に混雑する駐車場になります。
少し下るのですが、こちらが蓼科山七合目駐車場の「第2駐車場」になります。
こちらも7時頃の混雑の様子になるのですが、ほぼ空きがない状況でした。
週末に利用を考えている場合、7時前に駐車場に到着しないと満車で停められない事が想定されます。
そしてこちらが蓼科山七合目駐車場のトイレになります!
非常に綺麗に管理されていて、紙もモリモリでした!
ただ、トイレの周辺には水場はなく、自動販売機もありませんので、持参する必要があります。
蓼科山登山!夢の平キャンプ場から御泉水自然園までの登山ルート詳細
こちらが蓼科山への登山の拠点として利用した夢の平キャンプ場になります。
平地が少ないですが、料金が安く必要最低限の設備は整ってますので、普段からテント泊をしている私にとっては天国の様なキャンプ場でした。
夢の平キャンプ場については、こちらの記事で詳しく書いてますので、良かったら参考にしてみてください!
蓼科山への登山に備えて朝からモリモリ食べてしまった誰かさんになります(笑)
朝から塩ラーメンって、最高の時間ですよね♡
腹ごしらえをした後、とりあえず蓼科山登山口であります7合目を目指して夢の平キャンプ場からスタートしました!
キャンプ場から少し登ると、翌日登山をする霧ヶ峰方面と女神湖が綺麗に見えました!
北アルプスの景色にウットリが止まりませんでした!!
大キレットに槍ヶ岳も見えてますね♡
夢の平キャンプ場の少し上の地点から御泉水自然園に至る登山ルートが整備されております。
御泉水自然園には、蓼科山ゴンドラリフト駅がありまして、そこから7合目登山口は歩いて15分ほどの道のりになります。
モリモリ登って行くと、御泉水自然園ビジターセンターとゴンドラ駅の分岐になりました。
蓼科山7合目登山口へのルートは、右手(ゴンドラリフト駅)になります。
御泉水自然園は、散策できるように色々なルートがありました!
時間があれば散策したかったのですが、先を目指したいと思います。
ただ、一部ですが御泉水自然園内を歩ける感じです。
八ヶ岳らしい水と苔の世界に私のアオヒゲも苔むした感じになってきました(笑)
木道って、なんでテンションが上がるんでしょうかね!?
何か悪いことをしたら「木道攻め」で快楽を注入して欲しいですね!(?)
御泉水自然園内を進むと一気に景色が開けてきます。
あの山は何だろう?っと考えながら蓼科牧場ゴンドラリフト駅を目指してみました。
蓼科牧場ゴンドラリフト駅から蓼科山7合目までの登山ルートの詳細
こちらは蓼科牧場ゴンドラリフト駅のトイレになります。
利用しませんでしたが、とても綺麗なトイレでした。
そしてこちらが蓼科牧場ゴンドラリフト駅になります。
夢の平キャンプ場からここまで結構登るので、体力を温存したい方は、こちらのゴンドラリフトを利用した方が良いかもしれません。
蓼科牧場ゴンドラリフト駅から蓼科山7合目登山口まで1kmの道のりになります。
蓼科牧場ゴンドラリフト駅から雰囲気の良い登山道を進んで行くと、何回か車道と交差します。
8月20日にクマの出没があったそうです。
蓼科山は、ツキノワグマの生息域ですので、十分注意して下さい!
そんな感じで、よ~~やく蓼科山7合目登山口に到着出来ました。
蓼科牧場ゴンドラリフト駅からアクセスすることが出来ますので、車がなくても公共交通機関を利用して蓼科山へ登山することが出来ます!
蓼科山登山!蓼科山荘までの登山ルートの詳細
それでは7合目登山口から蓼科山を目指して登山スタートしたいと思います!
途中にありました「馬返し」になります。
この辺から登山ルートが一気に急になってきます。
ここが「天狗の露地」になります。
特になんもなかったのですが、きっと天狗の世界では「濡れ場」なんでしょうね。
私も混ぜて欲しいものですが、赤提灯な赤ちゃんが産まれてしまうとチョット・・・
色々な妄想に華を咲かせた時間だったのですが、蓼科山荘まで道が結構悪いです。
この辺は浮石が多く、落石と転倒に要注意です!
蓼科山荘に近づくにつれ積雪と凍結が酷くなってきました。
アイゼンがなくとも登れる感じですが、GWに蓼科山へ登山する場合は、下りの事を考えると必ず用意する必要があります。
うん?こんな山の上でバザーでも開催しているのか?っと頓珍漢な事をブツブツ呟いていた誰かさんでした。
こちらは、蓼科山荘で発売していた登山グッズ等になります!
結構、色々な物品を販売してました。
また、軽アイゼンの販売やレンタルも行っておりました。
レンタルアイゼンの料金は、1,500円でしたので、持参がおすすめでございます。
そんな感じで、こちらが蓼科山荘になります!
Tシャツの販売を前面に押し出していた感じでした(笑)
蓼科山荘のトイレは、写真左手にありまして、宿泊者以外は200円でした。
なお、蓼科山荘には水場はないのですが、食べ物やコーラ、ビール等の販売はありました。
宿泊は、事前予約制になっております。
蓼科山登山!蓼科山頂ヒュッテまでの登山ルートの詳細
蓼科山荘で少し休憩した後、蓼科山山頂を目指して登山スタートでございます!
蓼科山荘から蓼科山頂上ヒュッテまでの登山ルートは、更に凍結が酷くアイゼンがないと厳しい状態でした。
岩場と凍結のミックスで非常に歩き難かったです・・。
標高が上がるにつれ積雪と凍結がモッコリでした。
ここで滑落すると岩に激突し大怪我は免れない感じですね。
森林限界を超えると一気に景色が開けてきました!
アッチは奥秩父方面でしょうかね!?
前掛山方面の景色になります。
今回は歩かない計画なのですが、妙に気になるルートでございます。
樹林帯を抜けると、日当たりの良い岩場歩きになります。
雨などで濡れていると嫌らしい場所になると思います。
それにしても八ヶ岳らしい景色が広がりテンションマックスになってきました!
八ヶ岳南部の山々になります。
中央に見えているのが主峰赤岳ですね。
そんな感じで、こちらが蓼科山頂ヒュッテになります。
お休みだったみたいで静まり返っておりました。
こちらが蓼科山頂ヒュッテのトイレになります。
料金は200円になります。
小屋の周辺にはベンチが数多く設置されているので、休憩するのに丁度良い感じでした。
蓼科山山頂と蓼科神社奥宮の詳細
それでは蓼科山の山頂に向かいたいと思います。
蓼科山頂ヒュッテから山頂までは目と鼻の距離になります。
山小屋から少し登れば、蓼科山の山頂に到着です!
蓼科山の山頂からの赤岳、硫黄岳、阿弥陀岳の景色になります!
アッチも登ってみたくなってしまいました♡
蓼科山の山頂から眺める南アルプスの景色も絶品でございます!
そしてこちらが蓼科神社奥宮になります。
丁度、蓼科山の山頂の中央に鎮座してました。
それにしても日本とは思えない景色ですよね!
蓼科山らしい荒々しい山頂でした。
蓼科山の山頂から西がに進むと山座同定プレートが設置されてました。
蓼科山の山頂からは、360度の絶景を堪能することが出来ます!
アッチは中央アルプスですかね。
いや~雪をいただく中央アルプスも素敵ですよね!
アッチは御嶽山ですね!
去年、紅葉の時期に登山をしたのですが、最高の時間を過ごすことが出来ました!
それにしても南アルプスの津波の様な山並みに圧倒されてしまいました!
今年こそは白峰三山縦走したいな~っと考えていた時間帯でした。
そんな感じでお盆休みにテント泊縦走したのですが、そちらにつきましては何処かで記事にしたいと思います!
右手に見えているのが仙丈ヶ岳ですかね。
仙丈ヶ岳も久しく登っていないので、何処かで出没したいですね。
蓼科山の山頂から白樺湖が綺麗に見えました!
翌日、白樺湖から八島湿原、車山へ登山するので今から楽しみですね♡
北アルプスの山並みが美しく、息が止まって白目になってしまいました(笑)
GWですし、数多くの登山者が登っているんでしょうね~
さ~蓼科山の山頂からの景色もこれで見納めでございます。
一旦、蓼科山荘まで下山して北横岳を目指したいと思います!
蓼科山荘まで舞い戻り、天祥寺原経由で北横岳へ登りたいと思います!
そんな感じで長くなってしまったので、北横岳への登山については次回にさせていただきます!
続きましては、蓼科山登山の詳細に移りたいと思います!
蓼科山登山のルート・標高差・コースタイム詳細
こちらが今回登山をした蓼科山への登山ルートと標高差の地図になります。
登山をした日は、5月3日なりまして、快晴も風が冷たく寒い1日になりました。
標高差の地図の通り、夢の平キャンプ場から蓼科山7合目登山口まではダラダラとした登りですが、蓼科山荘から急登が始まり一気に白目になる感じです。
距離にしまして約9km前後ですので、夢の平キャンプ場から十分日帰り登山を楽しめます。
そしてこちらが今回登山をした蓼科山へのコースタイムになります!
夢の平キャンプ場 5:41 → 6:23 御泉水自然園ビジターセンター → 6:43 ゴンドラリフト頂上駅 6:53 → 6:58 蓼科山7合目登山口 → 7:07 馬返し → 7:43 将軍平 → 8:05 蓼科山頂ヒュッテ 8:07 → 8:08 蓼科山 8:11 → 8:16 蓼科山展望盤 8:21 → 8:40 蓼科山荘 → 9:19 天祥寺原分岐
夢の平キャンプ場から蓼科山の山頂までのコースタイムが約3時間になりました。
蓼科7合目登山口から山頂までのコースタイムが、約1時間になりますので、登山初心の方も安心して歩ける登山ルートだと思います。
まとめ
凍結がモリモリだったのが誤算だったのですが、それでも蓼科山の山頂からの景色にかなり癒されました!
上述の通り、7合目登山口から入山すれば、比較的簡単に山頂まで辿り着くことが出来ますので、おすすめでございます。
そんな感じで次回は蓼科山から北横岳への登山について書いていきたいと思います!
蓼科山から北横岳へ登山した続きの記事になります!