- 天下茶屋から御坂山・清八山・本社ヶ丸登山について
- 天下茶屋のメニュー・休日・営業時間の詳細と登山で利用できる駐車場・トイレの詳細
- 天下茶屋から御坂山までの登山とルートの様子について
- 清八山登山とルートの様子について
- 本社ヶ丸登山とルートの詳細について
- 宝鉱山への下山と登山道の様子について
- 天下茶屋から御坂山・清八山・本社ヶ丸のルート・標高差・コースタイムについて
- まとめ
天下茶屋から御坂山・清八山・本社ヶ丸登山について
今回は、前回の三ツ峠山に引き続きまして、天下茶屋から御坂山・清八山・本社ヶ丸へ登山し、宝鉱山の駐車場へ戻った時の様子について書いていきたいと思います!
久しぶりに御坂山・本社ヶ丸へ登りたくなり、今回登山ルートに組み込んだのですが、あわよくば御坂山塊最高峰の黒岳まで行こうと考えておりました。
しかしながら、日頃の運動不足がたたり、御坂山に着いた頃には既に腰砕け状態になってしまい、泣く泣く清八山・本社ヶ丸へ進み、鉱山の駐車場へ戻った感じです。
一度落ちた体力は、中々戻らないな~と、改めて感じた登山の時間になりました。
また、10年以上出没していない「天下茶屋」の様子も気になっていたので、丁度良いルート設定になったのですが、御坂山までの急登の事をすっかり忘れていて、大変難儀した時間にもなりました。
あまり天下茶屋を起点にして登山をする方も少ないと思いますが、駐車場もありますし、トイレなども整備されているので、意外と使い道があると思います。
前回記載しました三ツ峠山登山口近くにあります無料駐車場や路線バスを使って天下茶屋へアクセスできますので、縦走登山を始め、周回などの起点にすることが出来ると思います!
そんな感じでお忙しい方向けに、今回の天下茶屋から御坂山・清八山・本社ヶ丸登山のルートの様子について撮った動画がこちらになります!

上記写真を押すと、天下茶屋から御坂山~清八峠~本社ヶ丸~宝鉱山駐車場までの登山ルートの様子を確認できると思います!
天下茶屋から河口湖と富士山の景色を見ることが出来るのですが、今回は雲が少し邪魔をしているものの、まずまずの眺望を得ることが出来ました!
また、今回の縦走ルートは、三ツ峠山越しに富士山を見ることが出来ますので、天気が良い日の登山がおすすめです!
そしてこちらが、前回記載した三つ峠山北口登山道の記事になります!
宝鉱山の駐車場から三ツ峠山、天下茶屋の手前までの登山の様子について書いております!
天下茶屋のメニュー・休日・営業時間の詳細と登山で利用できる駐車場・トイレの詳細
こちらが登山の起点として便利な天下茶屋周辺の地図になります!
現在は、国道137号線のトンネルが出来た関係で、天下茶屋に至る県道708号線を利用する方が非常に少なくなっております。
そんな私も御坂道(県道708号線)を利用する事がほぼなくなり、天下茶屋の近くを通ることがなくなってしまいました。
そんな天下茶屋がこちらになります!
写真の左右に駐車場がありまして、30台くらいは停められます。
天下茶屋は、かなり歴史のあるお店になりまして(昭和9年創業)、名物は「ほうとう」になります。
ほうとう以外のメニューにつきましては、お蕎麦やお餅、団子などがありまして、甘酒も地味に美味しいそうです(友人談)
私が好きなのは「キノコほうとう」になるのですが、今回は登山中ということもあって立ち寄ることはしませんでした。
むしろ、かなり混雑していたので、食事となるとだいぶ待たされるかな~と思われる状況でした。
そんな天下茶屋ですが、実は年中無休になってまして、よっぽど雨や雪が強くならないとお休みしない屈強なお店になります(笑)
営業小屋につきましても、毎日10:00~16:00までやってますので、登山やハイキングの昼食として利用するのも良いかなと思います!
そして天下茶屋のお隣に「御坂峠公衆トイレ」がありまして、誰でも自由に利用することが可能です。
また、トイレの近くに「天下茶屋バス停」がありまして、写真の通り駐車場も完備されております。
この駐車場は、天下茶屋とは関係なさそうなので、御坂山・清八山への登山にも使えるかと思います!
天下茶屋から御坂山までの登山とルートの様子について
既に腰砕けな誰かさんですが、天下茶屋を目指して御坂道を登って行きたいと思います!
この周辺に「三ツ峠山登山口バス停」があります。
天下茶屋を目指して歩いていると、頭上に桜が咲いておりました!
こちらは「富士桜」だと思われます。
富士桜は、名前の通り、御坂山塊や富士山周辺に自生する固有の桜になります。
この辺でしか見れない桜なので、お花見出来てラッキーでした♡
御坂道を歩いていくと、よ~やく天下茶屋が見えてきました。
ここまでの道中は、歩道のない舗装路歩きになるのですが、往来する車も少ないので、身の危険はありませんでした。
天下茶屋から見る富士山の景色になります!
よっ!富士山!日本一!!!
ちなみに御坂トンネル(旧道)は、冬季通行止めで閉鎖中でした。
こちらの正式名称は、「御坂隧道」と呼ばれるトンネルになります。
交通量が少ない訳が分かりました(笑)
私の事を嫌っていないことが分かり安堵いたしました(?)
そしてこちらが、天下茶屋周辺の地図になります!
富士山を始め、河口湖等のメジャースポットが多くありますので、観光で訪れても楽しいと思います!
天下茶屋から御坂山(御坂峠)までのルートは、かなりの急登になっております。
まさに、お先真っ暗な感じが良く表現できた写真ですよね(笑)
急坂を登って行くと、ルート上に「太宰治文学碑」があります。
太宰治は、先ほどの天下茶屋に滞在して、執筆していたそうです。
そして、ここから更に急坂になってきます・・・。
あの雲がなければ最高なのですが・・・。
太宰治文学碑は、富士山の景色がとても良いので、天下茶屋へお越しの際は、ここまで登ってみても良いかと思います!
天下茶屋から御坂峠までのルートは、シッカリと整備されているので歩き易いです。
しかし、ひたすら急坂なので、かなり辛い道のりになります・・・。
よ~やく御坂山・清八山との稜線まで登ってくることが出来ました。
こちらが御坂峠になります。
道標のピンクの所に「御坂峠」と記載がありますが、正確には「旧御坂峠」になりますので、こちらは記載間違いです。
ここが御坂峠になります。
同じよう地名が近くにある場合は、正確に書かないと間違いの原因になってしまいますよね。
マジックがあれば「旧」と加筆したかったです(笑)
御坂峠からの富士山と河口湖の景色になります!
急坂で心臓が止まりそうになりましたが、この景色を見て復活致しました!!
綺麗だ~♡
地味に嫌な登りだ~♡
御坂峠から御坂山までは、地味なアップダウンが連続し、コンサバ系の快楽を注入し続けてくれます♡
そんな感じで御坂山の山頂でございます!
だから「御坂峠」ではなく、「旧御坂峠」ですよ!と、道標を見てツッコミたくなってしまいました。
むしろ、私の方が間違っているのかしら!?
御坂山から見る黒岳方面になるのですが、計算すると日没ギリギリの下山になってしまうことが発覚し、今回は進むのを諦めました。
黒岳に行かないと、結構早く下山となってしまうことが分かったもので、御坂山の山頂で長めの休憩とし、以後もユルハイクで進む事に致しました。
それにしても、懐事情の方は全然緩くなく、毎日キツキツに絞殺されそうな苦しい家計状況になっております・・・。
何処かでお金落ちてませんかね?(笑)
清八山登山とルートの様子について
御坂山を堪能したところで、次は清八山・本社ヶ丸へ登山したいと思います!
ノンビリ進み、天下茶屋の分岐まで戻ってきました。
「天下茶屋下山道」と書かれているくらいですので、登りで利用する方は少ないのかもしれませんよね(笑)
逆走するのが大好物なのですみません♡
先ほどと比べ、富士山に雲が多くなってきました。
清八山・本社ヶ丸は、富士山の景色がとても良いお山になるのですが、残念な結果になりそうですね~・・・。
御坂峠から清八山へ進んでいくと、鉄塔の真下に登山ルートが続く箇所があります。
血行が良くなり、下半身中心にギンギンとなってきました!!
鉄塔周辺は、景色が良く隣の尾根が綺麗に見えました!
あちらの尾根が、三ツ峠山の御巣鷹山山頂へ至る登山ルートになってまして、山頂直下は急登でキツイ感じです。
積雪が深い時期に隣の尾根から清八山・三ツ峠山へ登山した時の記事になります。
歩く登山も少なく、積雪期はおすすめしないルートですが、富士山の景色がとても良いので気に入っております!
それにしても、清八山まで地味なアップダウンが連続します。
コンサバ系が好きな私も、チョット嫌になってきました・・・。
「女坂峠」って、素晴らしい名前ですよね~♡
清八さんと八百長君が一斉に女坂峠へ向かうんでしょうね!(?)
色々妄想していると、先ほど悶絶した三ツ峠山の御巣鷹山山頂が見えてきました。
だいぶ歩いてきましたね~
モザイクが濃いいですが、アッチは本社ヶ丸ですね!
まだまだ遠いですね~~
歩いてきた稜線でございます!
一番奥に見えている中央やや左の山が黒岳ですかね。
手前が御坂山ですね。
尖がっているお山が釈迦ヶ岳ですね!
黒岳、釈迦ヶ岳共に、何処かのタイミングで再訪したいです!
白目になりながらも、清八山の山頂に到着しました!
清八山の標高は、1,593mになりまして、写真の通り、秀麗富岳十二景十二番山頂に選ばれております。
おにぎり持ったランニング姿で坊主な中年オジサンが、清八山と相性が良さそうですよね(?)
清八山から南アルプスが綺麗に見えました!
今年は南アルプスへ登りたいですね~
八ヶ岳も綺麗に見えてました!
今日あたり、登っている方が多いんでしょうね~
清八山を堪能したところで、今度は本社ヶ丸を目指したいと思います!
清八山から三ツ峠山へは、150分のコースタイムになりますので、地味に遠いですよね~・・・。
本社ヶ丸登山とルートの詳細について
清八山から本社ヶ丸への登山ルートですが、結構岩場が多く歩き難いです。
鎖やロープもないのでアレですが、手掛かりも豊富なので、それほど難しくありません。
本社ヶ丸から清八山を目指す場合は、下りのルートになるので、滑落に注意が必要かもしれません。
本社ヶ丸への登山道は、展望がかなり良いです!
振り返っての撮影になるのですが、歩いてきた稜線が美しく後ろ髪を引かれてしまいました。
それにしても、岩場が多く歩くのに時間が掛かります。
木陰もないので直射日光がジリジリと攻めてきます。
それにしても本社ヶ丸まで地味に遠いです・・・。
清八山からそれほど離れてしないイメージだったのですが、私の記憶ほど怪しいものはないですよね(笑)
そんな感じで山梨百名山の1つである本社ヶ丸へ到着致しました!
御坂山塊周辺でも嫌われているみたいで、山頂は私一人で貸し切りでした(涙)
そんな本社ヶ丸の標高は、1,630mになります。
清八山と同じく本社ヶ丸も秀麗富嶽十二景十二番山頂に選出しております。
ちなみに秀麗富嶽十二景といいつつ、12座以上(計19座)ありますので、少し分かり難いですよね。
それにしても、本社ヶ丸から見る三ツ峠山が綺麗ですね~!
あの尾根が三つ峠山北口登山道だな!と、白目になっていた時間が愛おしく感じてしまいました!
天気が良いと、本社ヶ丸の山頂から富士山が綺麗に見えるのですが、今日は雲が多く残念な感じでした。
富士山は見えませんでしたが、御坂山塊、天子山塊が見渡せました!
この景色を見ると、縦走したくなってしまいますよね!
宝鉱山への下山と登山道の様子について
時間に余裕がありますが、今日は宝鉱山へ下山したいと思います。
本社ヶ丸の山頂から10分ほど鶴ヶ鳥屋山方面に進むと、こちらの分岐があります。
この分岐の先(鶴ヶ鳥屋山方面)にも宝鉱山へ至る下山道があるのですが、今日は「からかさ岩」がある、こちらのルートを歩きたいと思います。
宝鉱山へ至るこちらのルートは、昭文社山と高原地図では「破線ルート」になっております。
踏み跡は明瞭ですが、急坂が続くので、その辺が影響していると思われます。
こちらが「からかさ岩」かな?と思われますが、プレート等はありませんでした。
ここまで急降下な登山道になってまして、「膝壊しのルート」になっております。
雨が降って道が悪い時は、かなり滑ると思いますので、利用したくないですね。
宝鉱山の駐車場に近づくにつ入れて、ミツバツヅジの花が多くなってきました。
桜も綺麗ですが、ミツバツヅジも美しいですよね~!
モリモリ下山していくと、こちらの鉄塔が見えてきます。
登山ルートは鉄塔の右側になりますので、真っすぐ進まないようにしてください。
踏み跡があるので真っ直ぐ行きたくなってしまいますが、正規ルートは、鉄塔の右側になりますので、注意してください!
登山道から鶴ヶ鳥屋山が見えてきました!
アッチも久しく登ってないので、どこかのタイミングで再訪したいです。
モリモリ下山していくと、怪しげな建物がありました。
「のぞき窓」がありますので、18禁動画の観賞用なのかも知れませんね!(?)
この周辺が「グリーンロッジ」になるのですが、左の建物の裏側の左から(西)下りてきました。
宝鉱山から本社ヶ丸を目指す場合は、右には行かず左(西)になりますので注意してください。
周辺に道標等はありませんでした。
右手がグリーンロッジになりまして、写真左の階段を下りてきました。
宝鉱山から登る場合は、右の建物が目印になります。
よ~やく宝鉱山の駐車場に戻ってきました!
やはり人気がないらしく、車が全然停まってませんね。
そんな感じで今回の三つ峠山北口登山道、天下茶屋から御坂山・清八山・本社ヶ丸登山の詳細は、下記の通りになっております!
天下茶屋から御坂山・清八山・本社ヶ丸のルート・標高差・コースタイムについて
こちらが今回の天下茶屋から清八山・本社ヶ丸登山のルート・標高差、コースタイムの詳細になります!
登山日程:4月10日[日帰り登山]
天 候:晴れ
メンバー:単独
今回歩いたルート上に、積雪や凍結はありませんでした。
本社ヶ丸周辺は、少し険しい岩場歩きになりますので、滑落に注意してください。
そしてこちらが今回の登山ルート、標高差の地図になります!
地図の12km付近が天下茶屋になりまして、御坂山へ登ったのち、清八山・本社ヶ丸へ縦走しております。
標高差の通り、天下茶屋から御坂山までは、結構急登をこなさないといけません。
また、本社ヶ丸から宝鉱山までも、結構な急坂歩きになりますので、膝や腰を痛めないように注意してください。
そしてこちらが今回のコースタイムになります!
三ツ峠登山口バス停 10:21 → 10:32 天下茶屋 10:34 → 10:36 御坂隧道 10:40 → 10:50 御坂峠 → 11:19 御坂山 11:54 → 12:15 御坂峠 12:18 → 12:39 藤野木八丁峠 → 12:44 八丁峠(プレート) 12:46 → 12:58 八丁山 → 13:01 八丁山分岐 → 13:16 清八山 13:19 → 13:22 清八峠 13:23 → 13:45 本社ヶ丸 13:54 → 15:17 宝鉱山バス停
天下茶屋から御坂山まで、約50分のコースタイムになりました。
天下茶屋から御坂山を経由して清八山・本社ヶ丸・宝鉱山の駐車場へ縦走となりますと、ザックリ6、7時間程度のコースタイムで計画すれば、大崩れすることはないかと思います。
体力的に厳しい場合は、天下茶屋・御坂山には行かず、三ツ峠山御巣鷹山から清八山を目指すとかなり時短になると思います!
まとめ
前から歩いてみたかった三つ峠山北口登山道を歩けたのが今回の収穫になりました!
また、久しぶりに天下茶屋から富士山を見れたのも良かった感じです。
今度は天下茶屋で昼食をとるプランで登山出来たら良いな~と考えております。
これからは新緑の季節を迎え、登山シーズンの到来になりますが、今回出没した御坂山塊は、富士山や富士五湖の眺めが良い山が多いので、天気が良い日を狙って登って行きたいと考えております!
御坂山塊の主要な山である、毛無山から十二ヶ岳~金山~節刀ヶ岳~黒岳へ縦走登山をした時の記事になります!
富士山の大展望コースになりますので、良かったら登山の参考にしてみて下さい!