登山やテント泊をしている時に気になるのが気温だったりしますよね。
冬の登山ですと「いや~寒いな~今の気温って何度なんだろう?」っとなりますし、夏の登山ですと「うげ~~暑すぎるんだけど・・今の気温は・・・知らない方が良いか♡」と、なったりしますよね!
これから蒸し暑くなりますと、神経遣うのが「熱中症対策」になるかと思いますが、その際、発病の因子になる気温と湿度の把握がとても重要になってきます。
今回は、持っていると地味に便利な登山用温度計(湿度計付き)について解説しつつおすすめグッズについて触れたいと思います!
- 登山温度計と湿度計を購入した経緯について
- 登山温度計(湿度計内臓モデル)DRETECのサイズと重量、電池、計測範囲の詳細
- おすすめのdretec(ドリテック)登山用ポータブル温湿度計のサイズと重量、機能の詳細
- 登山温度計の使い方と電池交換、時刻合わせと精度について
- 温度・湿度が測れると熱中症対策になる>理由と(WBGT)について
- 登山温度計レビュー!気温、湿度が測れると便利だと感じた理由について
- 標高と風速の気温との関係と「3の法則」について
- まとめ
登山温度計と湿度計を購入した経緯について
青々としした口の周りに留まらず体毛もフサフサなのが影響してか、若い頃は、冬の登山でも半袖で平気だったのですが、最近は加齢の影響か、直ぐ体が冷えてしまい老いを感じるようになりました。
「老いてなお盛ん」を合言葉に日頃からギラギラするようにしているのですが、そんな眩しくて弾ける笑顔は過去のもので、最近は寒さに震えて山ガールのウケを狙っている場合ではない感じです。
老化と共に体温調整が上手くいかなくなるのは知っていたもので、「いつの間にかそんな歳になったんだな~」っと思いつつ、若くないので登山中の気温や湿度を把握しておくとリスク低減になるのではないかと思うようになりました。
「腹時計」には自信があるものの、気温や湿度に関しては全く把握していなかったもので、去年から「登山用温度計(湿度計)」を導入して、マメに確認するようにいたしました。
自分が感じている温度と湿度が可視化されると、我慢できる気温帯がある程度分かるようになりますので、登山する山の予想気温からウエアのチョイスが簡単に出来て地味に便利だったりします。
これから蒸し暑くなってくると熱中症対策が必須になりますが、今の温度と湿度をしっかり把握出来ればマメに休憩を入れたり水分補給をしたりと対策が打ちやすくなったりします。
そんな思いもあって登山温度計、湿度計を購入したいと感じ時間を掛けて調べたのですが、思いのほか色々なメーカーから発売されていて迷いに迷ってしまいました。
先人達の口コミ・レビューなどを参考に選んだのですが、今回は購入した登山温度計(湿度計内臓)についてレビューしたいと思います!
特に気になるのが値段や精度になるかと思いますので、その辺も触れながらレビューしていきたいと思います!
登山温度計(湿度計内臓モデル)DRETECのサイズと重量、電池、計測範囲の詳細
こちらが先人達の口コミ・レビューを参考に購入したDRETECの登山温度計(湿度計内臓モデル)になります!
非常にシンプルな作りをしている登山用温度計になるのですが、気になるのがサイズと重量になりますよね!?
1gでも荷物を軽くして登山したいので、どうしても重量が気になってしまったもので、その辺は選ぶ際にこだわってみました。
まず、購入した登山温度計のサイズの方は、縦幅3.6cm、横幅7cm、厚み1.6cmになりまして、重量は25g(電池含まず)と非常に軽量になっております。
DRETECの登山温度計を購入すると、温度計本体とボタン電池が付属されておりました。
使用する電池は、リチウム電池になりまして、型番はCR2032になります。
電池は1個になりまして、電池寿命は約1年になります。
また、温度計で計測できる範囲は、▲9.9度~50度になりまして、5秒間隔で測定してくれる優れ物になります!
厳冬期の登山の場合、▲10度以上の冷え込みもあり得ますので、その点だけ注意してください!
なお、計測出来ない温度の場合は、何も表示されないだけでしたので、特に壊れるわけではなさそうです。
そしてこちらの登山温度計を購入する際に迷ったモデルがこちらになります!
おすすめのdretec(ドリテック)登山用ポータブル温湿度計のサイズと重量、機能の詳細
こちらが登山用温度計を購入する際に迷ったdretec(ドリテック)のポータブル温湿度計になります!
何処のメーカーも似たようなデザインが多かったのですが、微妙にサイズや重量、機能が異なっている感じです。
そんな迷ったモデルであるdretec(ドリテック)登山温度計のサイズですが、縦幅3cm、横幅6.4cm、厚み1.4cmになりまして、重量は17g(電池含まず)とこちらも非常に軽量になっております。
こちらの登山用温度計は、私が購入したグッズよりも測定間隔が少し悪く、5秒ほど遅い10秒間隔で温湿度を表示してくれます。
特筆すべき点としましては、熱中症警告機能付きになっておりまして、後述する「熱中症になりやすい環境」であるかをアラーム音で教えてくれる優れ物になります!
熱中症の警戒レベルを「危険」、「厳重警戒」、「警戒」、「注意」の4段階で知らせてくれるので、登山中のアクシデントを予防できる温湿計になります。
音で危険度を教えてくれますので、ベビーカーやお年寄り用の杖にぶら下げておくと安心かもしれません。
なお、アラーム音が煩い場合は、ON/OFFスイッチで切り替え可能なので、その辺も安心です。
性能的には大差がないので迷ったのですが、私の場合は「時計機能」が欲しかったので選びませんでした。
値段も少し割高なのですが、あとはデザインの好みなどになるかな~っと思います!
登山温度計の使い方と電池交換、時刻合わせと精度について
続きましては、登山温度計の使い方と電池校の仕方、精度について書いていきたいと思います!
こちらが温度計の裏側の様子になります。
OPEN、CLOSEと記載されているところに電池をセットします。
また、下の3つのボタンは、時刻合わせで使用します。
今回購入した登山温度計には、時計の機能もありまして、時間を確認できるようになっております。
温度計、湿度計のみの機能が多いのですが、購入した温度計には「時計の機能」があるので、便利だろうな~っと思い購入した経緯があったりします。
そんな時計機能で必須な時刻合わせは、「SETボタン」を押して、▲と▼ボタンで時刻、分を調整していきます。
同じ時刻合わせで使用した「SETボタン」を押しますと、5秒間点灯しますので、夜間でも画面が確認できるようになっております!
くどいですが、こちらが登山温度計で使用するボタン電池になります。
ボタン電池の型番は「CR2032」になりますので、電池交換する際は、こちらを購入してください!
登山用温度計の裏側をこんな感じに回すとボタン電池を入れる部分が露出されます。
ボタン電池の入れ方は、型番などが表示されている部分を表にします。
電池の向きを間違えると、電源が入りませんので注意してください!
後は電池の蓋を回してロックすれば終了となります。
ロック部分に溝がありますので、1年玉や10円玉を使うと簡単に開閉出来るのでおすすめです!
登山用温度計の使い方と言っても、電池交換と時刻合わせくらいしか操作はありませんので、それほど難しいことは無いと思います!
なお、自国の精度も悪くなく、1ヶ月1分ほどズレた感じでした。
湿度の方は確認していないのですが、温度の精度も上々で、他の温度計とほぼ大差はありませんでした。
温度・湿度が測れると熱中症対策になる>理由と(WBGT)について
※日本生気象学会より引用
おすすめの登山温度計グッズに引き続きまして、なぜ、温度・湿度が測れると熱中症対策になるか!?の理由について解説したいと思います!
上記の表は、WBGT(室内用)と呼ばれている熱中症の危険度を数値化したものになります。
WBGTは、熱中症対策の基本になっておりまして、こちらを基にして野外活動の制限や、適切な冷房の仕様を促すなど行われております。
表の意味を説明しますと、横軸が「湿度」、縦軸が「温度」になっているのですが、それが交わる所を数値化し、危険度が分かるようになっております。
温度、湿度が交わる箇所が「31以上」になる場合は、運動は中止すべき環境(熱中症危険)になります。
具体的に書きますと温度31度、湿度95%の環境の場合は、適切に冷房を使用し運動してはならない!となります。
熱中症対策とましては、気温を確認する事も重要ですが、湿度もシッカリと把握しないと、本当の意味での対策にはなりません。
個人的には気温30度以上、湿度70%以上から熱中症の警戒をするようにしているんどえすが(特に団体登山の場合)、年齢や体力、体調によっても異なりますので、その点は臨機応変に対応が必要になります。
このことから、普段からWBGTを意識するためにも、気温と湿度の把握がとても重要であることがお分かりになるかと思います。
今回購入した登山温度計には、湿度計もついてますし、軽量・コンパクトな設計なので、持ち運びも出来て熱中症対策グッズとして優秀だと感じております!
何度も書きますが、温度の把握だけでは熱中症対策にはなりませんので、湿度が測れるグッズが必要で、とても重要になります!
登山温度計レビュー!気温、湿度が測れると便利だと感じた理由について
続きましては、実際に購入した登山温度計を使った上で感じた事をレビューしていきたいと思います!
特に気になるのが「気温、湿度が測れると便利だと感じた理由」になるかな~っと思いますので、その辺についても触れたいと思います!
そんな感じで登山に行かない時は、部屋の温湿計になっているのですが、上記のWBGT的にはアウト!な感じで驚きました(笑)
朝の7時でこの気温、湿度ですと、昼になると「地獄」が待っている事が直ぐに想像出来ちゃいますよね・・・。
貧乏をこじらせているもので、お金を気にせず思う存分冷房を使えるようになりたいな~っと、ヒッソリと祈りを捧げている今日この頃になります(笑)
そしてこちらが実際に登山中に使用している温度計の様子になります!
ループが付いておりまして、登山用ザックに括り付けられるようになっているので、色々な場所に設置できて重宝しております。
ちなみに使用しているザックは、グレゴリー35Lスタウトになります!
機能的で使いやすく、愛用している登山ザックになります。
ちなみにこんな感じにザックに括り付けて気温、湿度を把握するようにしております。
ループはマジックテープになっているので、何処でも引っかけることが出来ますし、結構、粘着力が強いので外れる心配もない感じです。
表示されている気温26度、湿度91%ですと、WBGTでは「25」に該当しますので、「熱中症に注意」になります。
気温26度ですと、熱中症に対して無警戒になりがちですが、湿度が分かると「気をつけうよう!」っとなりますよね。
そしてこちらは違う日の登山中の気温と湿度になります。
朝の7時前で気温が約30度、湿度も約70%ですのでWBGTでは「熱中症に警戒」となります。
朝の7時でこれですので、登山中は適度に休憩し、水の補給が大事だな~っと思わされた瞬間になりました。
やはり登山中に気温と湿度を把握できると、意気込みというか、熱中症のリスクを事前に察知できるのが便利というか、安心面に大きく寄与しているな~っと思いました。
そして登山温度計を使用する際に注意が必要なのが、直射日光に当たると正確に計測できません。
こんな感じに「光合成」させても有機物は発生しませんので、注意してください(?)
また、光の当たる角度によって液晶が見ずらいこともありました。
使って感じたレビューとしては、登山温度計のお値段的に「非光沢液晶(ノングレア液晶)」が使用されていないと思われ、少し見難いので、その辺は改善して欲しいな~っと思いました。
こちらはキャンプ中に吊るして気温、湿度を測定している様子になります。
手前で輝いているランタンは、テント泊でもよく使って入りお気に入りのHEXARUL1.5充電式LEDライトになるのですが、その奥に攣らされているのが登山用温度計になります。
上述の通り、時計機能も付いてますし、バックライトも点灯しますので、ランタンなどの明かりが無くても時刻を確認できて重宝しております。
時計の代わりに使えるのが、地味に便利だったりしております。
そしてこちらが厳冬期にテント泊した時の気温と湿度になります。
19時のテント内の気温が既にマイナス2度になってまして、結局、明け方にはマイナス7度前後まで冷え込みました。
残念ながら、この時は湿度計が上手く作動せず、計測することが出来ませんでした。
使用環境にもよるかと思いますが、寒い所では湿度計が上手く作動しないと思った方がよいかと思います。
ちなみに購入した登山温度計は、防水性能もよく、多少の雨でもビクともしませんでした!
防水性能は、IPX4相当になりますので、登山での使用では必要十分だと思ってます。
登山やキャンプで使用して感じた事をレビューしますと、重量も軽いですし、時計機能もあるので、色々なシーンで活躍してくれるグッズだと感じました。
熱中症対策の他にも、湿度が低いと風邪やインフルエンザに感染するリスクが高くなりますので、その対策にも使うことが出来ます。
特に湿度が50%を下回ってきますと、適切に加湿が必要となってきますので、その際の判断材料としても使用していたりします。
温度計、湿度計は、熱中症対策、風邪予防にも使えますので、一家に一台導入をおすすめいたします!
標高と風速の気温との関係と「3の法則」について
登山温度計を使って気温を把握することが容易になりますが、科学的に標高と風速が影響している事が分かっていますので、登山の知識として知っておくと色々な場面で重宝します。
標高、風速と気温との関係を纏めると、こんな感じになります!
- 標高 100m標高が高くなると気温が0.6度低下する
- 風速 1m/s風速が強くなると体感温度が1度低下する
- 紫外線 1,000m標高が高くなると下界より10%強くなる
標高、風速との気温の関係性については、ご存知の方も多いと思いますが、登山中気になる紫外線(日焼け)も相関関係があるので載せてみました。
ちなみに「3の法則」もありまして、登山での遭難や災害時に覚えておくと助かることもあるかと思いますので、そちらも触れたいと思います!
- 3分 酸素がない状況で生きられる時間
- 3時間 体温保持が出来ない状況で生きていられる時間
- 3日 水が無くても生きていられる期間
- 3週間 食料が無くても生きていられる期間
「3の法則」、「3・3・3・3の法則」と呼ばれているものになるので、何処かで聞いたことがあるかと思います。
特に「3時間」のところが今回の温度、湿度と関係があったりします。
熱中症、低体温症を発症した場合、重症度にもよりますが、いかに3時間以内に適切な治療を開始できるかが重要になったりします。
ちなみに私の「3・3・3・3・3の法則」は、こんな感じになります!
- 3分 カップラーメン、早く出来ないかな~
- 30分 上司の説教を我慢できる時間
- 3時間 山ガールと夜の運動会で頑張れる時間
- 3日 18禁のDVDが無くても生きていられる期間
- 3週間 アオヒゲから黒ヒゲに昇格する期間
おあとがよろしいようで(笑)
まとめ
登山用温度計は、「あれば便利だけど敢えて必要ないかな~」と思っている方が多いと思います。
特に「ウルトラライト」を目指している登山者にとっては、荷物が重くなるので不要なグッズになるかと思います。
しかしながら、客観的に自分が置かれている環境を把握する上では、温度計、湿度計が必要ですし、それが自分の身を守ることにも繋がると思います。
特に我慢できる寒さ、暑さを数値で把握することは、色々な場面で便利になります。
登山行く前に悩む「どんな服装で行こうかな~」ってな時の1つの判断材料にもなりますしね。
ウエアの調整や、シュラフの耐寒温度などを把握する上では、気温の把握は重要になると思いますので、温度計を登山の装備に追加することをおすすめいたします!
過酷な環境にさらされる温度計の耐久性能については、使用し続けないと分かりませんので、何か不具合が出てきましたら、こちらの記事に加筆していきたいと思います!
これから蒸し暑くなりますと怖いのが熱中症、脱水症状になりますよね。
簡単に自分の体の状況を把握できる「「5秒で分かる自己診断方法」について書いてますので、良かったら参考にしてみてください!
熱中症対策としてスポーツドリンクを購入している方が多いと思いますが、実は自作することが出来ます。
自分好みの味付けにもできますし、添加物を減らすことが出来ますので、自分の健康に注意を払っている方におすすめな記事になります!