- つつじ新道から檜洞丸・蛭ヶ岳(丹沢主稜縦走)登山について
- つつじ新道登山口(檜洞丸登山口)へのアクセス・駐車場・水場・トイレについて
- つつじ新道からゴーラ沢出合・檜洞丸登山とルート・紅葉の様子
- 蛭ヶ岳目指して丹沢主稜縦走の様子と紅葉の状況について
- ツツジ新道から檜洞丸・蛭ヶ岳への登山ルート・標高差・コースタイム
- まとめ
つつじ新道から檜洞丸・蛭ヶ岳(丹沢主稜縦走)登山について
久しぶりにつつじ新道から檜洞丸・蛭ヶ岳への丹沢主稜縦走をしてきました。
今回の丹沢主稜縦走のお目当ては「ダイヤモンド富士」と「塔ノ岳山頂からの夜景」になりまして、その辺を加味した計画で登山に臨みました。
先日、当ブログのオフ会で仲良くなった仲間と一緒にダイヤモンド富士と塔ノ岳山頂からの夜景を堪能すべく計画をしたのですが、台風の関係で延期になってしまいました。
リベンジは来年だな~と思っていたところ、急遽、土曜日が休めることになったもので、思い立ったが吉日な感じに登ることにいたしました。
計算上、ダイヤモンド富士が見える場所が丹沢山の山頂周辺になりますので、塔ノ岳山頂から鑑賞するよりも更に下山に時間が掛かってしまいます。
丹沢主稜縦走(主脈)のゴール地点である大倉バス停の最終バスの時刻が20:30頃(土日祝の場合)ですので、それに間に合うように下山しなければなりません。
色々計算すると、単独でないと最終バスに間に合わないと判断したのですが、やはり丹沢山から見るダイヤモンド富士は、時間的に厳しいものが多くゲッソリになりました。
丹沢山からのダイヤモンド富士や、塔ノ岳山頂からの夜景については後編で触れますが、前編の丹沢主稜縦走も、中々骨の折れる展開になりました。
体力が低下している私にとっては、檜洞丸~蛭ヶ岳の区間が鬼門な感じになったのですが、天候が悪い中でも紅葉が美しく、登山者も少なく心の洗濯に丁度良い時間になりました。
そんな感じで前置きが長くなりましたが、つつじ新道から丹沢主稜縦走をした時の様子に移らせていただきます!
こんな檜洞丸・蛭ヶ岳登山の時間になりました!
そんな感じでお忙しい方向けに、今回のつつじ新道から丹沢主稜縦走の登山のダイジェスト動画?がこちらになります!

上記写真を押すと、ツツジ新道から檜洞丸~蛭ヶ岳と、丹沢山からのダイヤモンド富士、塔ノ岳山頂からの夜景の動画を観る事が出来ます!
丹沢主稜縦走の雰囲気や、ダイヤモンド富士、塔ノ岳山頂からの夜景の良さが上手く伝われば幸いです。
つつじ新道登山口(檜洞丸登山口)へのアクセス・駐車場・水場・トイレについて
こちらは、つつじ新道登山口の拠点になる、西丹沢ビジターセンター(旧西丹沢自然教室)になります。
入口左手にトイレがありまして、通年利用可能です。
登山ポストも入口にありますので、登山をする前に忘れずに提出してください。
注意すべき点としてあるのは、「水場」になります。
西丹沢ビジターセンターには、水場がありませんので、持参する必要があります。
※有料で販売しております。
周辺に自動販売機がありますので、最悪そちらで準備することが可能ですが、冬季は販売中止になりますので注意が必要です。
正面に見えているバスで西丹沢ビジターセンターまでアクセスしました。
つつじ新道の登山口は、写真を見て左手に5分前後進んだ所にあります。
つつじ新道へのアクセスに便利なのがバスになります。
今回の丹沢主稜縦走の場合、バスでのアクセスが必須ですので、詳細を記載したいと思います。
今回、小田急新松田駅7:30発のバスに乗り、西丹沢ビジターセンターに8:45頃到着しました。
バスの料金は、1,210円(IC利用可能です。)になります。
西丹沢ビジターセンターへ行くバスの始発は、7:20発になるのですが、登山者の利用が多くその便に乗れず、次の7:30に乗車しました。
※小田急新松田駅に7:00頃到着したのですが、始発バスに乗れませんでした。
コロナ禍とはいえ、紅葉の時期はバスも混雑しますので、早めに到着するようにしてください。
また、駐車場になりますが、上記写真の右手の道沿いと、西丹沢ビジターセンター内に無料の駐車場がありまして、約50台くらい駐車可能です。
時々警察の取締りがありますので、駐車場以外に停めるのは控えた方が良いと思います。
駐車場が満車の場合、有料にはなりますが、周辺のキャンプ場で駐車することが可能ですので、罰金を払うことを考えたら安いと思います。
また、つつじ新道の登山口周辺には、駐車するスペースはありませんので、そちたも注意してください。
つつじ新道からゴーラ沢出合・檜洞丸登山とルート・紅葉の様子
西丹沢ビジターセンターから500mの所にあります「つつじ新道」の入口になります。
つつじ新道から檜洞丸の山頂まで4.8kmの道のりになります。
そんな感じで丹沢主稜縦走のスタートでございます!
つつじ新道は、最初は急登で始まります。
尾根に乗ってしまえば、ゴーラ沢まで平坦な道が続きます。
つつじ新道は、新緑・紅葉の時期は非常に綺麗なルートになりますのでおすすめです!
そして、登山道の名前の通り「ツツジ」が咲く頃は、美しいお花の道になりますので、格別でございます!
つつじ新道を檜洞丸目指して進んでいくと、目の前に川が見てきます。
こちらがゴーラ沢出合になりまして、渡渉ポイントになります。
川が増水していると渡渉できませんので注意して下さい。
つつじ新道は、ゴーラ沢を渡渉して写真左奥にルートが続きます。
こちらがゴーラ沢出合のつつじ新道の入口になります。
改めまして、丹沢主稜縦走のスタートでございます。
ゴーラ沢出合のつつじ新道入口付近は、非常に急登になってまして、大好きな白目ポイントになります。
ま~丹沢主稜縦走は、こんな急登が連続しますので、檜洞丸への登頂に手こずってしまうと、体力・時間的に完歩が難しいかな~と思います。
よ~やくつつじ新道の紅葉がお見えです!
秋ですね~~
あれ?「今日は快晴です♡」と、太股をチラチラさせながら叫んでいたお天気おねーさんですが、あれは幻だったんでしょうか!?
太股ばかり薄目で眺めていたので、観る所を間違えちゃいましたかね!?
それにしても、つつじ新道は地味に急登が続き、段々と目玉がこぼれそうになってしまいます。
よく整備されてますが、檜洞丸から下山する時は注意が必要です。
標高1,000m越してくるとつつじ新道の紅葉が良い感じの所が多くなってきます。
檜洞丸周山頂周辺の紅葉が楽しみですね~!!
登山道周辺は、ツツジの木がモリモリ植わっておりますので、そちらの紅葉も良い感じでした!
春になりますと、つつじ新道は、ミツバツヅジ・シロヤシオがモリモリ咲きますので、それを目当てに登山者でごった返してしまいます。
綺麗なのですが、人が多い所が苦手な私なもので、足が全然向きませぬ。
よ~やく檜洞丸方面のガスが晴れてきました!!
丹沢バリエーションルートの1つである大笄南西尾根が正面に見えてきました!
大笄南西尾根も、自然林が多いルートですので、新緑・紅葉の季節は綺麗だと思います!
丹沢主稜縦走に華を添えてくれました!
「つつじ新道」から「もみじ新道」へ改名しても良いかもしれませんよね!
そしてまた丹沢主稜縦走路は、ガスガスになったとさ・・・。
ガスガスの中の登山も雰囲気が良くて嫌いではない誰かさんでございます。
きっと、心に闇を抱えているからでしょうね(笑)
檜洞丸の山頂に近づいてくると、紅葉が良い感じに燃えておりました!!
青空が欲しいですよね~
快晴です♡と、太股チラチラしていたあの時間は、一体何だったんでしょうかね!?
つつじ新道をモリモリ登っていくと、石棚山稜と合流いたしました。
ここまで来れば、檜洞丸の山頂も近いです!
石棚山稜も紅葉が綺麗なのでおすすめルートになります!
3年前に丹沢主稜縦走した時の記事になります!
石棚山から玄倉へ縦走した時の記事になりますので、檜洞丸への登山の参考になれば幸いです!
つつじ新道と石棚山稜の分岐から先は、至福の木道歩きになります!
ガスガスでござんす♪ですが、雰囲気は良いですよね~
天然のモザイクの時間に、何故かドキドキしてしまいました(笑)
お~神よ・・・!!
我に祝福を・・・
世の中に平安を・・・
アオヒゲのオジサンに愛情を・・・
祈りは通じず、ガスガスの世界を強制的にエンジョイすることになりました!
登山者も少なく、静かで癒しの登山の時間でございます!
檜洞丸山頂に到着すると、一瞬、青空が見えたのですが長く続かず・・・
中々の焦らし上手なプレイに、きっと床の方も上手いんだろうな~と、妄想してしまいました(笑)
色々な妄想をしながら、お目当ての檜洞丸の山頂に到着でございます!
檜洞丸の標高は、1,601mになりまして、流石に寒いです!!
檜洞丸山頂の様子になるのですが、結構な人数の登山者が休憩しておりました。
暗黙の了解なのか、見事にソーシャルディスタンスがとれておりました!
例年ですと、紅葉の時期の檜洞丸は、非常に混雑しますので、だいぶ登山者が少ないな~と感じてしまいました。


つつじ新道を攻略したお祝いに、見切り品30%引きのいなり寿司セットを檜洞丸の山頂で食べたいと思います!
お稲荷さんが2つあると、何故かニヤケてしまう誰かさんです♡
山ガールが頬張って食べる姿をジックリ見たいものでよね!!!
檜洞丸の山頂から蛭ヶ岳方面に下って行くと青ヶ岳山荘が見えてきます。
こちらに有料の公衆トイレ(100円)がありまして、利用可能でした。
青ヶ岳山荘の料金表になります。
本日はお休みだったみたいで、小屋に誰もいませんでした。
青ヶ岳山荘の詳細は、こちらの記事で書いてますので、参考にしてみてください!
青ヶ岳山荘・姫次・袖平山・風巻ノ頭登山!丹沢の山小屋と檜洞丸~蛭ヶ岳周回(後編)
蛭ヶ岳目指して丹沢主稜縦走の様子と紅葉の状況について
天気が全然好転しませんが、蛭ヶ岳を目指して丹沢主稜縦走を再スタートしたいと思います!
檜洞丸の山頂直下は、登山道が少し分かり難い箇所があります。
歩いている方が少ないんでしょうね~
嫌いな景色ではないですが、好きにもなれない景色ですよね(笑)
そろそろ青空と山ガールのアレが見たいですね~
檜洞丸から蛭ヶ岳への登山道周辺は、標高が高いこともあって紅葉の色付きが進んでおりました!
登山者も少なくとても静かでございます!
例年、この時期の丹沢主稜縦走路は、紅葉目当てに登山者が多いんですけどね~
青空が欲しいところですが、むしろ、徐々に天候が悪化してきて雨が降る始末で・・・
紅葉を見ると、なぜか気持ちが落ち込んでしまいます・・・。
やっぱり、山ガールのアレが見たいですね♡って、アレが謎ですよね?(笑)
蛭ヶ岳を目指して丹沢主稜縦走をしていると、源蔵尾根の入口が左手に見えてきます。
源蔵尾根も、歩く登山者が少ないので、人間嫌いな方におすすめなルートになります!
丹沢主稜縦走の疲労から、クラクラしてきました・・・
元気だったら「出初式」のプレイをするところですが、今日は勘弁してやるぜ!(?)
丹沢主稜縦走の中でも数少ない水場が、こちらの神ノ川乗越になります。
道標の裏側へ5~10分ほど進むと水場があります。
枯れることはないですが、周辺が少し汚いので、水場として利用するのは非常時のみかな?と思っております。
それにしても蛭ヶ岳への道のりは、紅葉する木々が多く圧巻でございます!
ま~今回の丹沢主稜縦走は、終始グレーの世界で紅葉の様子がいまいち良く分からない感じですけどね・・・(涙)
今回のつつじ新道から丹沢主稜縦走で、核心部の1つとして挙げられるのは、こちらの木道になります。
雨で濡れている上に、落ち葉も相まって非常に滑りやすく、滑り落ちた誰かさんでございます。
濡れて良いのは女性だけですよね~・・・(?)
地味に急な登り坂をこなすと臼ヶ岳になります。
ここから蛭ヶ岳まで1.9kmもあります。
ここからの道のりが、丹沢主稜縦走の中でも一番のハード箇所になります。
こんな感じに木が倒れていて、通せんぼしてくる憎い縦走路だったりします。
新型コロナウイルスの影響で、丹沢主稜縦走をする登山者が少なかったんでしょうね~
踏み跡がかなり薄くなっておりました。
蛭ヶ岳への登山といえば、やはりこちらの鎖場ですよね!
雨で岩が濡れていて滑りやすく、結構難儀しました。
鎖場と藪の見事なコンビネーションプレイに、おじさんドキドキの連続でした♡
いや~チクチクする藪が多く、Mな乙女心を持ち合わせていないと辛い道のりだと思います。
木道が見えてくると、蛭ヶ岳山頂はもう直ぐでございます!
よ~~やく蛭ヶ岳山頂に到着でございます!
山頂に山ガールいないかな~と妄想していたのですが、残念ながらガスしかありませんでした。
蛭ヶ岳の山頂は、丹沢主稜縦走路と丹沢主脈縦走路の合流地点になります。
ロマン溢れる場所でございます!
丹沢最高峰である蛭ヶ岳の標高は、1,672mになります。
神奈川県の最高地点にもなるのですが、山頂からの景色が素晴らしく、是非、訪れて欲しいスポットになります!
蛭ヶ岳の山頂付近に鎮座しております、通年営業小屋の蛭ヶ岳山荘です。
10人くらい宿泊者がいるみたいで、建屋の中で盛り上がっておりました。
きっと、私の悪口を言っているんでしょうね(笑)
ネガティブな感情をいつも抱えていますので、お許しください!
ツツジ新道から檜洞丸・蛭ヶ岳への登山ルート・標高差・コースタイム
前編の様子はこの辺にしまして、こちらが今回のツツジ新道から檜洞丸・蛭ヶ岳への丹沢主稜縦走登山の詳細になります!
登山日程:10月24日[日帰り登山]
天 候:午前中曇りのち小雨
メンバー:単独
標高1,000mを越してくると肌寒い感じでした。
そろそろ防寒対策が必要な時期だと思います!
ツツジ新道の紅葉は、標高1,500m前後が見頃な感じでした。
そしてこちらが今回のツツジ新道から丹沢主稜縦走のルート、標高差の地図になります!
地図の通り、前編はツツジ新道から入山し、ゴーラ沢出合を経由して檜洞丸~臼ヶ岳~蛭ヶ岳までのルートになります!
ツツジ新道から檜洞丸まで急登が続き、蛭ヶ岳までも標高差が結構ありますので、中々ハードな道のりになります。
個人的には、丹沢主脈縦走よりも、丹沢主稜縦走の方が、標高差がモリモリで体力的にハードだと感じております。
そしてこちらが今回のコースタイムになります!
ツツジ新道入口 9:12 → 9:42 ゴーラ沢出合 9:43 → 10:17 展望台→ 11:02 ツツジ新道・石棚山稜分岐 → 11:14 檜洞丸 11:30 → 11:32 青ヶ岳山荘 → 12:01 源蔵尾根下降点 → 12:04 金山谷乗越 → 12:26 神ノ川乗越 12:29 → 12:51 臼ヶ岳 12:58 → 13:17 ミカゲ沢ノ頭 → 13:58 蛭ヶ岳
バスの関係上、登山口であるツツジ新道への到着が9時頃になってしまうのが、丹沢主稜縦走のネックの1つだと思います。
コースタイムは甘めに設定した方が良いかもしれません。
まとめ
ブランクが長かったせいか、ゴーラ沢出合いで体力が底をつき「勇気ある撤退」を真剣に考えてしまいました。
ゴーラ沢から進につれて天候もどんどん悪化し、「ドン・キホーテな展開だな。」と、訳の分からない思考となり、ここでも「勇気ある撤退」を考えてしまいました。
後ろ向きなパワーが全開な丹沢主稜縦走のスタートでしたが、天の神様は、しっかりと私の徳行を見て下さっていたことが分かる展開になりました!
檜洞丸、蛭ヶ岳の山頂の時のような絶望的な状況から一変する後編は、次回に続きます!
丹沢主稜縦走から丹沢主脈縦走で蛭ヶ岳、丹沢山でダイヤモンド富士、塔ノ岳で夜景を堪能した後編の記事がこちらになります!
山ガール2人と共に丹沢主稜日帰り縦走をしてきた時の様子になります!
女性でも丹沢主稜を日帰りで登山出来ますが、ナイトハイクになりますので、その点注意が必要です!